位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

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 下手に描写してボロが出る前にどんどん進めていきます。


第十一話:狭き門に挑む者

 早朝の肌寒さと薄暗さの中走る。今日は大事な日でこんな事をしている場合ではないかもしれないが、逆にやらないと落ち着かないので何時もの様に走り、公園に付く。と同時に()()()()()()()()()()()()()───俺とそっくりな髪型と顔立ちで、神主さんが着ている衣装の袴を各々が赤色、青色、緑色で区別した和服を着た───が3人現れた。

 

 〈融合に問題なしー〉〈体も問題なしー〉〈我らの備蓄も問題なしー〉

 「うん、ありがとう。甘いの、後で、上げるね」

 〈わーい〉〈獣狼さすがー〉〈これがあるからやめられねぇぜー〉

 

 小人たちは感謝を述べた後、胸の辺りにするりと()()()()()。彼らは中学2年夏の事件の時に現れた精霊たちであり、現れてからずっと眠りっぱなしであったが中学3年、春の始業式から帰宅すると自室に置いた小さいクッションの上で眠っていた精霊たちが目覚めた。・・・このまま眠りっぱなしではないかと不安ではあったが、目覚めてよかった。

 彼らに何故眠りっぱなしだったのか聞いたところ。なんでも血壊の精霊を暴走させて強化する方法はやはり体に負荷がかかる代物で、しかも幼少の時は発動してすぐ終わったからまだしも今回は2~3分とは言え発動した。更にそこへ今まで俺が精霊を認識出来ていなかったから精霊への備蓄・・・つまりエネルギーがギリギリだったのに、俺の為に失われるはずのエネルギーを彼らの備蓄で何とか補ったが血壊で備蓄が底をつきかけて眠り続けていたそうだ。話を聞きすぐに感謝と謝罪を行い、俺に何かできる事は無いかと聞いたところ。

 

 〈それならー〉〈甘いものー〉〈パフェがいいねぇー〉

 

 と言ったかと思うと胸の辺りにふよふよと浮かび上がり、そして俺の中に入っていった。ビックリして服を脱いで確認すると胸の中央・・・心臓の真上辺りに今までは無かった赤い模様───細い線で円が描かれ、円の中には丸まったキツネの様な物が描かれていた───が現れていた。すると突然頭に響いてくる声が聞こえてくる。

 

 〈出発ー〉〈甘いのが無ければー〉〈お肉でもいいぞー〉

 「!これ、どう、なってる?」

 〈我らは物に干渉できぬー〉〈でも獣狼に宿ればー〉〈干渉出来るのさー〉

 「つまり、これで、俺が、食べれば、いいの?」

 〈そういうことー〉〈宿っている間はー〉〈エネルギーだけがこっちに来れるー〉

 「エネルギー、だけ?」

 〈食べたものはなくならないー〉〈エネルギーを貰うか否か選べるー〉〈味もわかるから良いの頂戴ー〉

 「わかった、相談、してくる」

 

 そして、お母さんに精霊が起きた事、胸の模様や精霊が宿る事、そこから物に干渉できないから代わりにエネルギー補給をしたいため甘いのを沢山食べなければいけないと言うと。お母さんはしょうがないわねと言い和菓子や洋菓子を用意してくれた。どうやら精霊ごとに好みが違うらしく、食べ比べをすると良いとの事。結果、どうやら洋菓子を気に入った様だ。・・・お肉も食べてみたものの、好評ではあったが胃に溜まるのであまり良くないという結果に落ち着いた。ちなみに、お母さんは精霊が右手に宿っており、白い小さい人型が三角形を作っていた。

 

 ここからが忙しかった。個性の更新の為何が出来るかを再検査されたものの、精霊は検査機では精霊が測定できず、しかし確かに存在しているが目に見えて何かが出来る訳でもない。という事で前と変わらず獣人だそうだ。・・・だったら検査しなくてもよかったのでは?と思ったが、こういったところでちゃんと調べておくのは悪くないという事でしょうがないと諦めた。

 

 家の中でなら出てきても良いが、外に出るときは必ず融合───宿っている部位に戻る時に精霊が言っていた。───を行う事と、味を楽しむのは良いがエネルギーは勝手に持って行かないというルールを決めたところ快諾。聞いてみると今回は特別沢山必要なだけで、ちゃんと認識出来てる今ならちょっともらうだけで普通に過ごす分には問題ないとのこと、しかし血壊を使うのならそこそこ寄越せと言われた。

 

 変わらなかった事もあれば変わった事もある。先生の自粛期間が終わりヒーロー活動に戻ったからだ。先生は最後に訓練メニューと武器の扱い方とその練習道具をプレゼントしてくれた。・・・本当に最後まで先生には頭の下がる。ここまで期待されたんだ、しっかりヒーローにならなければいけないな。

 

 中学3年は妖目や快心さんと同じクラスになり、何だかんだ一緒で嬉しかった。・・・でも、快心さんあの事件から色々距離感間違えてるよなぁ。ペット扱いはもういいとしてもちょっと近すぎる・・・。

 とまぁ、中学3年は2年の時よりも妖目や快心さんの繋がりで他の人と関わることが多くなった。お陰で毎日が楽しかった。

 

 今の時間は午前6時、家に帰って準備をしなくちゃな。と運動を切り上げて家に帰ると少し時間をかけて汗を流し朝食を取る。

 

 「獣狼ちゃん、いつもより気合が入っているわね?」

 「うん、大事な、日だから、ね」

 「うむ!良い事だ!お父さんも研究発表のある日はいつもよりも───」

 

 お父さんの声をいつも通り聞き流し、食事を終え部屋に戻る。中学の制服に着替えると体操着を用意し筆記用具がちゃんと使える状態なのを確認した後、カバンの中に体操着を詰めた後に筆記用具を入れた。カバンの中には既に受験票が入っており準備は完了だ。財布とスマホも忘れずに制服の内ポケットに入れた後玄関に向かう。

 

 「獣狼ちゃん、行ってらっしゃい」

 「行って、きます」

 

 今日は大事な日、雄英高校ヒーロー科の入試日であり想いに向かって更に一歩進む日だ。




 次は入試、つまり原作入りですね!正直結構長くてダレてるのではないかと不安ですが頑張って書いていきます。

 キャラ設定も少し更新しました。よろしければ見て行ってください。

獣狼のコスチュームはどうします?

  • 和風
  • 中華風
  • 両方を合わせたものに
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