位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

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 原作入った途端に文字数が増えるぅ!もうちょっと上手く出来ないものかと悩むこの頃。

 獣狼のコス考えてたら長文になってしまった・・・。でも○○というキャラの○○の衣装です!なんて使いたくなかったので許してください。


第十五話:自らの願いを形にする一歩

 相澤先生の個性把握テストから次の日。除籍も先生の自由と初日から受難を用意してきた雄英だが、流石に教師全員がプロヒーローでも多少個性的ではあるものの授業は普通であった。・・・特にプレゼント・マイク先生の英語が受験時のテンションを知っているため時々思い出したかのようにテンションを上げている以外、一番普通だった事は恐らくクラス全員の総意だろう。

 午前の授業が終わる。食堂で食事をする為に移動していると前の方で緑谷くんに飯田くんと明るそうな雰囲気の女子が居た。ご相伴にあずかろうと声をかける。

 

 「三人、とも、食堂?」

 「む!回精くんか、お昼は食堂に行こうと約束していたんだ。君も食堂に?」

 「うん、俺も、食堂。ついて、行って、いい?」

 「あたしは大丈夫だよ、デクくんは?」

 「う、うん!僕も大丈夫」

 「ありがと、俺は、回精、獣狼。よろしく」

 「あたしは麗日(うららか) お茶子(おちゃこ)です。よろしくね!」

 「僕は緑谷 出久。よろしく、回精くん」

 「ぼっ・・・俺は飯田 天哉。回精くん、よろしく頼む」

 

 よかった、やっぱり優しい人たちだ。特に飯田くんは何かあった時に助けてくれるから仲良くしておかねば、という打算も微妙に入っているがそれでも仲良くしておきたい人たちだったので声をかけた。

 食堂ではプロヒーローのランチラッシュが食事を用意しているのでヒーロー好きの緑谷くんが感動し、麗日さんが名前通り麗かな表情をし、飯田くんも流石にここでもプロヒーローがいるとは思っていなかったのか唖然としていた。俺はランチラッシュの「白米に落ち着く」にサムズアップを返し、目の前のステーキを手早く切り分け口に運んだ。・・・600グラムのステーキを持ってきたときには体格とのギャップに3人とも驚いていたが、午後の授業の為に力を発揮したいから、というと納得していた。

 

 食事も終わり、午後の授業が始まる時間。全員がクラスで席に着きながらも少し落ち着きがない。当然だ、何故なら午後の授業は───。

 

 「わーーたーーしーーがーー・・・普通にドアから来たぁぁぁぁぁ!

 「「「「おぉぉぉぉぉぉ・・・!」」」」

 

 ヒーロー基礎学、ヒーローを目指す者達がこの授業に落ち着いていられる訳がなく、更に平和の象徴とも言われるオールマイトに授業を見てもらう事にクラス内の緊張が一気に興奮へと変わっていく。妙に角ばった動きのオールマイトは教壇に移動すると、腰に手を当てたポーズをとりつつ自分の担当がヒーロー基礎学でありヒーローの素地を作るために様々な訓練を行う科目、一番単位数が多いとも紹介した後こちらに背を向け一気に振り返りつつ手に持ったカードを見せてくる。カードに書いてあるのはBATTLE、戦闘訓練であった。

 オールマイト先生が力を籠め、壁に勢いよく指をさすと壁がせり上がってくる。そこには21人分の数字が描かれた箱が入っており、一つ一つの箱がスーツケース程の大きさがある。その箱には一人一人個性や要望を送り、それに沿ったヒーローコスチュームが入っているからだ、全員が歓声を上げる。

 

 「着替えたら順次、グラウンドベータに集まるんだ!」

 

 その声と共に各々が行動を開始する。俺も自分の出席番号である7番の箱を取ろうとするが。

 

 「・・・届か、ない」

 「これでいいのか?」

 「!障子、くん。ありがと」

 「ッ!?案外重いのが入ってるんだな・・・」

 「うん、俺に、必要、な武器。無いと、リーチが、ね・・・」

 

 腕を横に伸ばすと納得したのかそれ以上は聞かないでくれる。ホント障子くん気遣い出来るイケメンじゃん・・・。彼から07と書かれた箱を受け取り、更衣室に向かう。・・・しかし、そこで悲劇が待ち受けているとは誰も予想できなかったのだ・・・。いや予想できるかよこんな事態。

 

 

~~~~~

 

 

 「恰好から入るってのも、大切なことだぜ!少年少女!自覚するのだ、今日から自分はヒーローなんだと!!」

 

 オールマイトの声が聞こえる。あぁそうだ、自分は今日からヒーローだ!・・・それはそれとしてちょっと、心が折れそう。

 

 「いいじゃないかみんな・・・!カッコいいぜぇ!」

 

 ・・・あ、目を逸らされた。トップヒーローに目を逸らされる(匙を投げられる)事にショックを受け、そんな雰囲気を感じたのか尾白くんやあまり接点のなかった瀬呂くんが話しかけてくれる。

 

 「まさか、意見の半分を無視されるなんてね・・・」

 「あー・・・まぁ、ドンマイ?でもすっげぇにあってると思うぜ?」

 「瀬呂くん、その言葉は追いうちだって・・・!」

 「あ、」

 

 心が折れそうだ。耳が伏せられ尻尾が下がる。まさか要望の、男性服、洋風、鉄扇を装備、手足の防具の中から鉄扇を装備と防具以外無視されるって・・・!

 

 衣装はまさかの和風、そこはまだいい。まずは衣装の一番下に割と体にぴっちりな肩から手の甲を覆われた青い布製の手甲(てっこう)にその上から布と金属製で出来た和風な籠手を両腕に着け、真っ白な生地に赤い模様と赤い桜が刺繍された白衣(はくえ)───右腕の袖が切り取られ代わりに肩マントの様に布が存在する。───を上に着る。マントや袖が動かしづらそうだったが動かしてみるとかなり邪魔にならなかったのが微妙に腹立たしい。

 

 下は袴に限りなく見える物で袴と違いどちらかというと洋服の下───白色で様々な曲線、恐らく水の流れを表しているのだろう。───とここだけであったら問題ない。・・・色が赤で丈が膝上じゃなければな!!袴を短パンに改造したかのようなものになっていたが、一応これで洋服って言い切るつもりなのか?遠目から見たらどうあがいても袴だし、着方も袴だったぞこれ。

 

 デザイナーの暴走は止まらない。なんと帯まで寄越してきた。しかも帯に鉄扇を装備するところがあるので余計にたちが悪い。この帯の結び方まで指定されており、指定以外だと創意工夫が必要になる事は明らかだった為に仕方なく付ける。結果、背中に蝶結びをした帯───紫色に金色の雲が刺繍されている───と、全てつけ終わると帯の両横側、腰辺りに丁度鉄扇の()()()を4つ付けることが出来るので装着する。出会った時より()()()()()()()()()()()()()()()の鉄扇本体は右手に持つものは白衣に、左手は帯に差し込む。・・・よく見ると鉄扇に服に差し込むためのパーツがついていた・・・。

 

 最後に籠手と同系統の脛当てと赤と白で彩られたキツネの面を頭に斜めに付けて着終わった。これどうあがいても改造巫女服じゃん。周りも落ち込んでいるのに気づいたのか、視線に哀れみが込められている。

 最初見たときこれ時間かかるだろって思ったけど、所々こうすると良いという風に折り目や目立たない様に線が入っていて飯田くんと同じくらいで着終わったのだ。・・・こっちが送り返さない様に不満点を潰してる・・・?体格をほぼ全て把握されてるのか・・・?

 

 そんな恐怖を感じているとオールマイトの授業が始まる様で意識を切り替える。訓練の内容は屋内での戦闘、屋外よりも屋内の方が凶悪なヴィランが潜む。その対処を想定した訓練のようだ。気になったクラスメイトから一気に質問され思わずカンペを見ながら説明するオールマイト。状況設定はヴィラン2名が核兵器をビルの何処かに隠し、ヒーロー2名がそれを追い詰める。ヒーローはヴィランの確保か核兵器の確保、この場合は触ればいいらしい。ヴィランはヒーローを捕まえるか時間切れで勝利となる。コンビと対戦相手はクジで行う、これに飯田くんが適当なのかと指摘すると緑谷くんが見知らぬ誰かと組むのもプロヒーローにある事と返すと飯田くんは謝罪、オールマイトは早くやろうと急かす。が。

 

 「先生、一人、余る」

 「あぁ、回精少年だね?大丈夫!クジには一つジョーカーがあり、その人だけもう一度引いてもらい一組だけ3人チームになってもらう!しかし3人だと相手も不利だ、そこで相手のチームも一人。終わった者から手助けを得られるって寸法さ!選ばれた者は場合によってはヒーロー、ヴィラン共に経験できるチャンスだぞぉ!」

 

 その言葉に生徒の大半が盛り上がりつつも、クジを引くことに。・・・オールマイト先生?なんで疑問形だったんですかね・・・?みんながクジを引いていく。そして最後に俺の番だが・・・。

 

 「oh...まさか最後がジョーカーとは・・・。ではこのままチームのクジを引くといい」

 「・・・はい、チームは・・・A、です」

 「OK!ではチームAは麗日少女、緑谷少年、回精少年の3人チームだ!」

 「そしてぇ!最初の対戦相手は~~・・・こいつだぁ!!」

 

 クラスメイトの空気が固まる。こちらに見える様に突き出されたオールマイトの手には黒色のDと白色のAがあったからだ。オールマイトも疑問に思いつつも掴んだボールを確認すると固まってしまう。オールマイトは決まりが悪そうに他の生徒たちに提案する。

 

 「あ~・・・まさか最初にひいちゃうとはね・・・。悪いが今回は終わってないチームから選んでもらう事になる。勿論この後の戦う事を考えれば断ってくれても構わないが・・・。出来れば断らないで上げてね?」

 「問題ありませんわ。様々な状況、つまり個性を把握されている疲労がある等の危機的状況に対応する。これもまた訓練ですわ」

 「そっ、そうだとも八百万少女!フォローありがとうね!!」

 「ではAトリオがヒーロー!Dコンビのヴィランは誰か一人、新たな仲間を選ぶといい!」

 

 彼女の一言によって周りの空気がやる気に溢れる。オールマイトはそれに続きもう一人、選ばせるが。

 

 「ンなもん必要ねぇよオールマイトォ!相手の三人の内一人はクソナードだ!後は丸顔にクソ犬、俺一人でも充分だ!!」

 「んな!?爆豪くん!これは訓練なんだぞ!!誰か一人選ばなければいけない!それになんだその呼び方は!?同じクラスの仲間に失礼ではないか!!」

 「あァ!?うるっせぇんだよクソ眼鏡がぁ!!」

 「待ちたまえ爆豪少年!今回は飯田少年が言ったように訓練、例え必要ないと判断しても誰か一人選んでもらうぞ」

 「・・・チッ!勝手に決めてろクソ眼鏡!!」

 

 そう言うともう話は終わったと飯田くんを無視する爆豪くん。・・・これ飯田くんが不憫だなぁ・・・。

 

 「なっ!?・・・あぁもう仕方がない。ではすまないが力を貸してくれないか?切島くん」

 「おっ!いいぜぇ!一回の訓練が二回も出来るんだ!男らしく、不利な状況でも乗り越えてやる!!」

 「ありがとう、切島くん。君の力があれば心強い」

 「では、Dチームは爆豪少年、飯田少年、切島少年のトリオに決定だ!他の者はモニタールームに向かってくれ」

 「「「「はいっ!」」」」

 

 オールマイトからヴィランチームが先に入ってセッティング、その5分後にヒーローチームがスタートする。という説明が入りその後ヴィランチームにヴィランの思考を学ぶ事、これはほぼ実戦であり怪我を恐れずに戦う事、しかし度が過ぎると止める事を説明していた。しかし途中から爆豪くんが緑谷くんを睨んでいた。その目には言い知れぬ何か、見下し?・・・の様な物を感じる。・・・爆豪くん、個性把握テストでも緑谷くんに突っかかってたし、何か軋轢の様なものでもあるのか・・・?チーム分けには不満が無いが、この対戦カードは少し危険な感じがした。




 えーっと、はい。切島くんがJとDの掛け持ちです。頑張って描写して酷い事にならない様にしますが、恐らく時間がかかるのでご容赦ください。

 僕アカのキャラって喋らせてるととっても楽しいですね、ちゃんとキャラが立っていて面白いです。一部が難しいですが、それでも割とノリノリで書いてたり。
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