位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

17 / 70
 原作の戦闘、上手く書けるか気合を入れつつ書いていきます。

 ちなみに組み合わせは10面ダイスをころころりと。ダイスの女神様は絶対です。ただ切島くんを選んだのは飯田くんから見て足りないところを補う為です。最適解は八百万さんですが、選ばなかったのは純粋に出来る事が未知数であの場で聞くのも憚られる、という理由が。


第十六話:意地を通す戦闘訓練

 ヴィランチームがビルの中に入っていく、ここから核兵器の配置決めとその後の5分間で突入が始まる。時間はありそうだが手早く個性とやれる事を緑谷くんと麗日さんに情報を共有しあう。そこから相手チームの個性をわかる範囲で上げていく。

 爆豪くんは手のひらから爆破、飯田くんはふくらはぎからエンジンの様な物で加速、切島くんだけは全員個性把握テストの時に確認出来ておらず、しかしヒーローコスチュームから見て近距離型ではないかと緑谷くんの提言もあり、俺が最初に音で索敵した後誰が誰を対処するかを決めるが出来る限り核兵器に触れる事で勝利することとなった。理由は二人の個性のデメリット、緑谷くんは使った場所がバキバキになり麗日さんは使いすぎると酔いが酷くなりそのまま、なので出来る限りの短期決戦が望ましかった。

 その後、ビルの見取り図を見て覚えている際に二人の会話からやはり爆豪くんと緑谷くんの二人は短くて中学からの知り合いであろうと判断できた。緑谷くんが気合を入れていると麗日さんが緑谷くんを応援し、俺も彼に頑張れと言葉少なくだが応援した。そこでタイミングよくオールマイトの放送で訓練の始まりが知らされた。

 

 早速音である程度の場所を把握しようとするが。

 

 「・・・ごめん、無理だ。爆発、音で、わから、ない」

 「爆発・・・?じゃあそこに行けば」

 「移動、してる。恐らく、奇襲、目的」

 「多分かっちゃんだ・・・。汗が出る程かっちゃんの爆発は強くなるから」

 「こう、なると、目視、しか、無いね」

 

 索敵を封じられ、1階の窓から侵入することに。見取り図を見てわかっていたがこのビルは死角が多いし、何より。

 

 「・・・音が、反響、してる。奇襲、に、気づくの、遅れ、そう」

 「そっか、壁に凹凸が少ないし何より壁が多いんだ。その分広いところは広いけどそれ以外が狭く入り組んでいるからよく反響しちゃうのか」

 「しょうがないね、地道でも頑張って探していこ!」

 

 一番大切な索敵を封じられ、少し落ち込むがそれでも出来ない訳ではない。俺が先頭でその少し後に緑谷くん、麗日さんの順で進んでいく。1階では爆発音もそこまでしないので音の索敵を行い、いない事が早い段階で分かった為、早々に2階に上がる。しかし上がって少しすると爆発の音が止んだ、その事と共に警戒することを伝え曲がり角に通路に人がいない事を確認した後に少し進むと焦げ臭いニオイが()()()()()()()()。咄嗟に振り返り二人に伝えようとするがそこには既に大きく右手を振りかぶっていた爆豪くんがいた。緑谷くんが麗日さんを庇い後ろに飛ぶと同時に大きな爆発音。鉄扇をすぐさま手に持ち煙の中に居る爆豪くんに奇襲を仕掛けるため、まっすぐ向かうが。

 

 「わかってんだよォ!クソ犬がァ!!」

 「っ!?まずっ」

 

 既にこちらに手を向けていた爆豪くんの爆発を避ける為に後ろに大きく跳ぶ、爆発でダメージを受ける事はなかったが二人と離されてしまった。・・・予想よりも判断が冷静だ。下手に突っ込むとこの狭い空間じゃ爆発の餌食だな。でもどうやって音もせずに上から・・・。そこで気づいた。鉄パイプが爆豪くんの近くに転がっている、つまり爆発の個性を使って飛び上がった後、長さからして鉄パイプを壁に体を押し付け上の方で固定するためのつっかえ棒にしたのか?予想以上に頭が回る事に更に警戒していると爆豪くんが二人・・・恐らく緑谷くんを狙って走る。

 

 「中断されねぇ程度にぶっ飛ばしてやらぁぁぁぁぁ!!」

 

 それに緑谷くんは反応、爆豪くんの殴りを受け止め逆に背負い投げを決める。爆豪くんを投げた興奮からか緑谷くんが硬直しつつも語る。・・・やはりあまりいい関係ではなかったようだ。しかしそれにしては名前をあだ名で呼び合う仲・・・幼馴染か?

 

 「いつまでも、雑魚で出来損ないの木偶じゃないぞ・・・!かっちゃん、僕は!頑張れって感じのデクだ!!

 「デクゥ・・・ビビりながらよぉ・・・そういうところがぁ、ムカつくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 今だ、鉄扇を腰にある太いパーツと細いパーツの内、納刀する様に右手の鉄扇と()()()()()()()()()()()。そして抜刀する様に抜けば扇子でいうところの親骨部分が延長される。そのまま麗日さんの隣を抜け、爆豪くんに後ろから奇襲を仕掛ける、狙うは腕のパーツをそこそこの力での横なぎ。しかし。

 

 「っチッ!!」

 

 こちらをちらりと確認しすぐさま爆発で上に逃げ、緑谷くんの上を通る。ついでとばかりに爆風でこちらの勢いを潰しにかかる。・・・まただ、爆豪くんはかなり怒っていると判断していい状況、なのにこちらを冷静に対処してくる。

 

 「黙って守備してろぉ!!ムカついてんだよォ俺はァ!!!」

 「っ!麗日さん!回精くん!行って!!」

 「よそ見に手助けもいらねぇってかァ?余裕だなァ!」

 

 爆豪くんの言葉と共に爆発の勢いのついた蹴り。しかし緑谷くんはそれを防御すると同時に確保テープを足に巻き付ける。爆豪くんはそれに反応し緑谷くんを爆破しようとするも大きく右に跳び込む事で緑谷くんはそれを回避。・・・幼馴染だからこそ、動きが分かるという訳か・・・。なら下手に介入して時間を稼がれるよりも、ここを任せて核兵器を確保した方が良いな。

 

 「麗日、さん。行こう。彼が、足止め、してる、間に」

 「う、うん!わかった!」

 

 そして俺たちは緑谷くんを置いて走り出すと同時に鉄扇に取り付けたパーツを戻し、元の状態に戻した後また白衣と帯に差し込む。少なくても一人は核兵器の防衛を行っているだろう。その音を拾わなければ・・・。っ!微かに物を動かす音、位置的には上層。麗日さんに教えそのまま向かう。すると扉の開いた部屋があった為に中を確認してみればビンゴ、核兵器と飯田くん、切島くんが居た。二人とも核兵器に視線が向いていた為そのまま音を立てずに部屋に侵入、手前の二つ並んでいる柱に一人ずつ隠れ様子を伺う。

 

 「爆豪くんはナチュラルに悪いが、今回の訓練では的を射ているわけだ・・・。しかし、俺が選んでしまったばっかりに切島くんには迷惑をかける。本当にすまない」

 「別に問題ねーよ、ちょっとは予想してたのもあるが二人いりゃ何とかなるだろ」

 「ありがとう切島くん。そう言ってもらえるだけでかなり助かるよ」

 

 ・・・飯田くんはどうやら自分の選択をかなり気にしていたようだ。しかしそこで終われば級友たちの美談で終わったのだが、何故そちらに話が飛んだのか。

 

 「俺はぁぁぁ!!至極悪いぞぉぉぉぉぉ!!」

 「俺もぉぉぉ!!悪い奴だぞぉぉぉぉぉ!!」

 「ぼふぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 ・・・二人は、真面目にやってるんだろうなぁ・・・。音だけで状況判断してたので顔を出していなかったが、麗日さんが笑ってしまい、二人に気づかれた。・・・うん、話を聞いてなかったら笑っていたかもしれない。しかしこれは良い状況だ、麗日さんが気づかれているが注目はそちらに行っている。このまま隠れて隙を伺おう。・・・ちょっと目線をこっちに送らないでくれ、と向こうを指さす。

 しかし飯田くんは気づいていないようで一人で来ることに驚いていたものの、彼女対策をばっちり行っていたとのこと。フロア内を全部片づける事で。・・・あの時の物音ってこれかぁ・・・。所々こう、育ちの良さみたいなのが出てきている。

 

 「デクくん、ゴメン。飯田くんたちに見つかっちゃった、今じりじりと追い詰められてる」

 「うぇへっへっへ、俺は悪いぞぉぉぉ」

 「俺も、悪いぞぉぉぉ」

 「5階の、真ん中フロア」

 

 なんだろうなぁ・・・気合入れてたのに気が抜ける・・・。少ししょぼくれていると、突然連鎖的に聞こえる爆発音と共に轟音。そしてビル自体が振動している。確実に何か不味い攻撃を爆豪くんが行った事に慌てて通信を入れようとするも、まだ気づかれていないメリットを捨てる訳にはいかないと抑える。

 しかし流石に飯田くんは無視できなかったようで通信で爆豪くんに呼び掛けている。そこをチャンスと麗日さんが走り出すが、二人はそれを阻止しようと走り出す。だがその前に麗日さんが自らの個性で大きく跳びあがり、核兵器を確保するかと思われたが飯田くんが反応。個性による加速で麗日さんを追い越し、核兵器を持ったまま入口の近くまで戻ってくる。チャンスだ。飯田くんが麗日さんに自らの勝ち筋を言っている間に触る!

 

 「させねぇ、よ!!」

 「っ!?ぐっ!」

 「!?回精くん!隠れていたのか!!」

 「わりぃな!麗日がそっちの柱を気にしてたからもしかしてって思ってたんだ!このまま時間いっぱいまで相手してもらうぜ!」

 「くっ、そぉ!」

 

 相手の拳を受けて止まってしまう。不味い、相手のリーチに捉えられた。相手の連続攻撃をかわしつつも核兵器を確保できないかと様子を伺うと同時に通信が入る。

 

 「させねぇよ!!」

 「ちっ!」

 「ようやく武器を抜いたな、鉄扇とは中々イカすチョイスじゃねぇか」

 「ありがと、でも、それだけ、じゃない!」

 「っ!うぉっ!?伸びた!?」

 

 切島くんが一瞬の隙をつき攻撃してくるが、間一髪で鉄扇で防御、しかしその際金属同士がこすれる音と腕が変形していたために素手での防御は不味いと判断。鉄扇で受け流しつつ、隙をつき右手の鉄扇を細いパーツと組み合わせ抜刀と同時に切島くんに叩き込むが、金属同士がぶつかりあう音と硬い何かを殴った感触。どうやら体を好きな部分好きなタイミングで硬化出来る様だ。しかし切島くんは衝撃で後ろに後ずさり、飯田くんの近くに合流する形になった。これで離れた、作戦通りに窓際の麗日さんに合流する。

 

 『行くぞッ!二人とも!!』

 「はいっ!」

 「っ!」

 

 一瞬の判断で右手の鉄扇を太いパーツに差し込む。そして帯の留め具を外すと延長された親骨に地紙が付いたかのように巨大な鉄扇と化す。そしてそれを広げ来るであろう被害を抑える為防御態勢を取る。

 

 部屋の真ん中の床が()()()()()。それを柱にしがみついて耐えていた麗日さんは天井が壊れた際に取れた柱を個性で持ち上げ、吹き上がってきたがれきをボールに見立て柱をフルスイング(彗星ホームランを)する。飯田くんの冷静な突っ込みが入るがボールは止まらず、飯田くんはがれきを防ぐために防御していた。その隙をつき麗日さんが自らを浮かび上がらせて大穴を飛び越え、核兵器を確保しようとするが。

 

 「させねぇ!!」

 「こっち、もね!!」

 「うぉっ!回精の鉄扇か!?」

 

 硬化してがれきを防いだのだろう、切島くんが麗日さんを妨害しようとするが開いた鉄扇を投げつける事で地紙の部分が床に刺さり切島くんの行く手に立ちはだかった。そして遮るものもなく、麗日さんが核兵器を確保することでタイムアップと共にオールマイトの声で俺たちの勝利判定が下された。




 ・・・大体原作通りですね・・・。この戦い、原作でかなり大事なところなので大きすぎる変化は無しです。

 Q.爆豪に獣狼の攻撃よけられてるじゃん
 A.彼に把握テストの時に目を付けられましたね

 Q.弱体してるとは言え獣人種の身体能力でさっさと逃げれば?
 A.連続攻撃をされている中、不用意に動けば攻撃を食らうと判断しました。しかし核兵器の様子を伺う事を出来る身体能力差はあります。

 以上、今考えられる来るであろう疑問と言い訳でした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。