位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

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 アンケート2番が圧倒的に多いですね・・・。個人的には2番4番1番の横並び辺りかなと思っていましたが・・・。幾ら初めてと言ってもパワーバランスの加減が上手く行ってない証拠ですね。・・・そこそこはっちゃけてもいいんですかね・・・?


第十八話:深い闇は這いより捕える

 お昼の警報騒ぎが起きて委員長が飯田くんに決まった次の日、午前の授業を終え午後のヒーロー基礎学が始まった。

 

 「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見る事になった」

 「はい!今日は何するんですか!」

 「災害水害なんでもござれ、レスキュー訓練だ」

 

 なるほど、救助活動では何が起きるかわからない。そのために幾らオールマイトとは言え新人だ、フォローの為に人員を増やすという事か。・・・相澤先生もカードを、今回の授業内容であるRESCUEと書かれたものを持っている。ヒーロー基礎学の際の必須アイテムなのかな・・・。

 少しにぎやかになる教室を相澤先生の一言で静まり返る、それを確認し相澤先生が説明を続ける。今回コスチュームの着用は自由、訓練場はバスに乗って移動すると告げた後は退出、それにつられたかのように全員が動き出す。当然俺もコスチュームを着用して挑むつもりだ。・・・あ、障子くん何時もありがとう。

 

 「1-A集合!バスの席順でスムーズに行くよう、番号順で二列に並ぼう!!」

 

 ホイッスルを吹かせ飯田くんがみんなを指揮する。・・・うん、やっぱり人柄的に問題はなかったみたいだ。でも・・・バスの横中央にも扉があるって事は・・・。

 

 「くそうっ、こういうタイプだったか・・・」

 

 バスは旅行などに使われる席が沢山あるタイプではなく、路線バスなどのタイプだった。・・・あぁ、委員長だからと張り切って空回りしてしまったのか・・・。一部のクラスメイトが飯田くんを慰めていると梅雨ちゃんと緑谷くんが話している。

 

 「緑谷ちゃんの個性、オールマイトに似てるわ」

 「うぇっ!?そっそうかな?」

 「待てよ梅雨ちゃん、オールマイトは怪我しねぇぞ。似て非なるアレだぜ」

 

 そこから切島くんが自らの個性が地味だと不満を漏らし、それを緑谷くんはプロでも十分活躍できるカッコいい個性と褒め、そこから派手な個性という話になり爆豪くんと轟くんが話題に上がる。しかし爆豪くんは発言から人気が出ないと弄られ、本人はそれを否定するも付き合いの浅さで酷い性格がしっかり認識されてる事に凄いと弄られた。

 

 「地味って言やぁ回精の個性も、見た目が地味だがある意味派手だよな」

 「そう?」

 「個性使ってねぇとは言え、俺ですら全部繋げたら振り回せねぇぞその鉄扇。それを振り回すってどんな事になってんだよ」

 「筋肉、と、骨の、密度が、凄く、高い、んだって。だから、力、持ちです」

 「すっげぇなぁ、俺も個性使えば振り回せるんだが・・・デメリットがなぁ」

 「後、実は、奥の手、もある、んです」

 「おっ?必殺技とかそういうのか?いいよなぁ、俺もなんか武器でも要望してみっかなぁ」

 「・・・デメ、リット、の時に、大変、になり、そう」

 「そうなんだよなぁ・・・。はぁ・・・」

 「もう着くぞ、いい加減にしとけ」

 「「「はいっ」」」「はァい」

 

 相澤先生の一声で一斉に返事を返すみんな。・・・いい具合に教育されてるなぁ。そしてバスはドーム状の施設に到着した。そこには宇宙服の様な恰好をした人が立っていた。彼が恐らく相澤先生の言っていたもう一人なのだろう。

 

 「皆さん、待ってましたよ。早速中に入りましょう」

 「「「よろしくお願いします!!」」」

 

 マスクのせいで少し響いて聞こえる声、しかし聞こえづらいという訳ではない。緑谷くんが彼、スペースヒーロー13号の解説をし麗日さんが大ファンだと興奮気味に語る。他の生徒も彼についてはよく知っているのか騒めいていた。災害救助のエキスパートに災害救助を学ぶ、無駄には出来ないと気を引き締めた。

 

 「すっげぇ・・・!USJかよぉ!!」

 「水難事故、土砂災害、火災、暴風、エトセトラ。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名もウソの災害や事故ルーム、略してU S J !!

 

 クラスメイトが固まった、俺もまんまとは思わなかったので固まっている。・・・しかし、僕が作った演習場、か・・・。つまりこの中は実際の災害と大差ないと考えていいだろう。最高峰と言われる所以はこういうところにあるのかと納得していると、相澤先生が13号先生にオールマイト先生は?と聞いていた。それに13号先生が通勤の際にギリギリまで活動してしまい仮眠室で休んでいるとのこと。それを聞いた相澤先生が不合理の極みと言い表した。

 

 「仕方ない、始めるか」

 「えー、始める前にお小言を一つ、二つ、三つ四つ・・・」

 (((増えるっ!)))

 

 そこから始まったのは13号先生の個性についての心構え、自らの個性は簡単に人を殺せてしまう、生徒の中にもそういった個性を持った人もいるだろう。体力テストで自分たちがどれくらい出来るのかを知り、戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを知った。しかしこの授業ではそういった力ある個性を人を助けるために役立てる。それを学んでいってほしい。

 

 その言葉に大半のクラスメイトが13号先生を称賛した。しかし俺は心構えを聞いて一人考え込む。

 俺の個性の元───獣人種の力は人を簡単に殺せる、特に血壊をしたら移動する際の衝撃波ですら人を殺せるだろう。ある程度元と比べると弱体化されているとは言えそれでも獣人種、正直に言って絶対にやらないが、血壊ありならクラスメイトを、一部の雄英の教員でさえ()()()()()()()()()()()。その現実から目を逸らしたつもりは無いが、13号先生の言葉で少し怖くなってしまう。当たり前だ、倫理観に関しては未だ前世のまま変わっていない。誰だって拳から伝わる人の骨が折れる感触や他人の血液の暖かさを好きになれる訳がない、好きになれるとしたら狂人か異常者だ。だが俺はヒーローを目指すって決めたんだ、好きになれなくても慣れなければいけない。

 その為にも、と考えていると()()()()()()。USJの明かりが消えたのか薄暗い。だがそれだけではない、獣人種の、動物としての本能が教えてくれる。悪意が来たぞ、と。

 

 「っ一塊になって動くな!13号、生徒を守れ」

 「なんだありゃ?また入試んときみたいにもう始まってるぞパターンか?」

 「動くなっ!・・・あれは、ヴィランだ」

 

 クラスメイトたちが息を呑む、当たり前だ。遠目でヴィランが暴れているところを見たことはあっても目の前で暴れられるのは見たことが無い者ばかりだろう。それにヴィランが続々と増えていく、こんな数が暴れるなら自分たち生徒にすら被害が出るだろう。何より。

 

 (みんな、血壊の時間はどれくらい?)

 〈最近溜めてばかりー〉〈10分は行けるんじゃないー?〉〈獣狼怖いの?大丈夫ー?〉

 (怖いけど大丈夫、本格的に不味いのは手だらけの奴とモヤの奴だ)

 

 そう、最初に現れた黒いモヤと次に現れた手だらけの奴の悪意が凄まじい。・・・もしも、テロ事件を経験していなければ恐怖で動けなくなっていた。遠目からでもそう認識できる程度に、だがそれで終わらなかった。モヤの奥から大柄な上半身を()()()()()の様な物で覆われ、頭に至っては異形型なのか口が嘴の様に伸び、脳みそを露出させている。なんだあいつは、アレはダメと何かが語り掛ける。

 

 「相澤、先生。手の奴、と、モヤの、奴も、だけど、脳みそ、を、気を付け、て」

 「・・・わかった、13号、避難開始。学校に電話と───」

 

 相澤先生がこちらを見て、何かを感じ取ってくれたのだろう。忠告を聞いてくれた。そこから13号先生と上鳴くんに指示をだす。しかし緑谷くんが相澤先生が何をするかわかったのだろう、止めに入るが。

 

 「一芸だけじゃヒーローは務まらん」

 

 13号先生に後は任せ、相澤先生がヴィラン達に一人突撃する。13号先生の指示に従い入口から脱出しようと移動を開始した、が。

 

 「逃がしませんよ。初めまして我々はヴィラン連合、僭越ながら───」

 

 主犯格の一人と思われるモヤは自分たちをヴィラン連合と名乗る。そしてオールマイト殺害のために今日は来たという事。その発言に一部のクラスメイトが唖然とする、当然だ。平和の象徴と謳われたほどの人物を殺しに来たと言ったのだ。しかし前の方に居た二人は───爆豪くんと切島くんは違ったようだ。モヤに一瞬で距離を詰め攻撃を加える、しかし。

 

 「危ない危ない、生徒といえど優秀なヒーローの卵」

 「だめだ!どきなさい二人とも!!」

 「私の役目は、あなた達を散らして、嬲り殺す事!!」

 

 黒いモヤが広がりみんなを包む、予想通りならこのモヤで移動させることが出来るのだろう。何人かが纏めて飛ばされている中で一人だけで飛ばされそうになっているのを感覚が捉えたと同時に駆け出す。そして何とか間に合ったようでその一人、尾白くんと一緒に燃え盛る街中に飛ばされた。




 一応活動報告になんで唐突にこんなアンケートを取ったのか書いておきました。気になった方は見てくれると嬉しいです。三日坊主になってましたね、ごめんなさい。

獣狼の個性ですが、強化できるとしたらします?

  • このまま他と一緒に強くなる
  • もっと強くてもいいんじゃない?
  • 寧ろ弱くした方がいいんじゃ?
  • 原作キャラが不当に扱われなきゃいい
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