位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

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 チャカチャカと一位から順に42位までランキングを書いていく。ずれた順位分スコアをちゃんと反映させなきゃ・・・!

 一部騎馬を組みなおしてそこからスコアを再計算してきました。とっても疲れたです。もしもで色々なチームに入れたりした結果、彼のチームでもしも万全を期すのなら。という理由でこうなりました。

 ちなみに獣狼は体育祭は初めて、テンション上がってます。


第二十三話:地を駆け空を跳ぶ獣

 障害物競争のランキングが発表され、興奮冷めやらぬまま次の競技の発表が行われた。種目は騎馬戦、2人から4人までの騎馬を組むが42位から5ポイントずつ加算され2位は205ポイントだが、1位は1000万ポイントと言う膨大なポイントに。・・・ひと昔、いやふた昔前ほどのクイズ番組か?ポイント発表時に緑谷くんに周囲の視線が釘付けになるが説明が続く、こちらも個性アリの戦いだが悪質な崩し目的等の行為は一発退場とのこと。15分の交渉タイムを設けられチーム作りが始まった。・・・始まってしまった。

 

 (やばい、どうしよう・・・。俺この手の競技出たことないからどうすればいいの・・・?)

 〈大丈夫ー?〉〈我らがついてるー〉〈獣狼とはズッ友だよー〉

 (うん、ありがとうねみんな。でも今はどうやって他の人と組むかを考えないとね・・・)

 〈我らもぼっちー?〉〈二人組・・・うっ・・・〉〈やめるのです、やめろー〉

 

 やばい、みんな色々固まってる。・・・あ、緑谷くんのところ変に空いてる。なら丁度いいかな、仲もそんなに悪くないし最悪二人でやって俺が緑谷くん担げばいいか。そんな事を考え近づこうとすると。

 

 「テメェはこっちだクソ犬」

 「ぎゃうん」

 

 首根っこを爆豪くんに掴まれそのまま引きずられる。・・・ちょい強引じゃない?そのまま引きずられてると切島くんと瀬呂くんが居た。どうやら爆豪くんのチームらしい。

 

 「扱い、酷い」

 「っるっせぇ、テメェが居りゃこっちの足は完璧なんだよ」

 「あー・・・悪い回精。引き込む様に言ったの俺なんだわ・・・」

 「瀬呂、くん?一応、話は、聞くけど」

 「言った通りだ、テメェのその馬鹿力で騎馬やれって言ってんだよ」

 「俺らは切島の防御に俺の中遠距離、爆豪は爆破で範囲ってなると後は力があって索敵も出来る奴ってなると回精になったってわけ」

 「わりぃな回精、だが勝つためには何が何でもお前を引き込むぜ」

 「んー・・・」

 

 仲の良さで考えれば緑谷くん一択だ、爆豪くんとはあんまり接点がない。しかし損得で考えると爆豪くんなのである。実は血壊のエネルギーがそこまで溜まっていない、なのでお昼まで持てば何とかなる算段は付けているが緑谷くんと組む場合、恐らくだが高確率で血壊を長時間使う事になる。そうなればここで敗退だし何よりさっきの事で緑谷くんをライバル視している自分が居る。・・・ここまで揃ったら答えはわかりきっているな。

 

 「ん、良いよ。足に、なる」

 「・・・マジかよあんな連れてこられ方したのに・・・」

 「・・・実は俺も何か奢ったりすることになるかなって思ってたわ」

 「失礼、な。人を、なんだと、思って、る」

 「あー・・・言われてみれば回精って怒らないよな」

 「そうそう、爆竹みたいに一度爆発すると連続で爆発し続ける爆豪とは真逆だよな」

 「ンだと醤油顔テメェ殺すぞ!!!」

 「ほらこんな感じに」

 「俺も、怒った、りは、するよ?」

 「「うっそだぁー」」

 

 ホント、俺なんだと思われてるんだろうな・・・?怒るときはしっかり怒ると伝えるも中々二人には信じてもらえず、爆豪くんに関しては舌打ちして聞く耳持たぬだ。そして時間が流れて行った。

 

 『それじゃァいよいよ始めるわよ!!』

 『15分のチーム決めと作戦タイムを経て、フィールドに12組の騎馬が揃ったァ!!』

 『・・・中々面白い組み合わせだな・・・』

 『スリィィ!トゥゥ!ワンンン!!スタァァァァァト!!』

 「行くぞォ!!」

 

 爆豪くんの声に合わせて移動を始める。緑谷くんがサポート科からのアイテムを借りてB組の攻撃を躱すが障子だけが騎馬のチームにアイテムの片足を破壊されてしまう。そこをチャンスと思ったのか爆豪くんが飛び緑谷くんに空中の追撃を仕掛けるが常闇くんのダークシャドウで防がれる。

 

 『うぉぉおいおい!!騎馬から離れてんだけどォ!そこんとこ大丈夫なの!?』

 『テクニカルだからアリ、よ!!地面についてたらダメだったけどね』

 「ナイスキャッチ!」

 「チッ!」

 

 時間約半分のところでマイク先生のスコア報告が入るが、接近する足音を耳が捉えた。

 

 「爆豪、くん。前に、倒れて!!」

 「ッ!チィィッ!!」

 「へぇ、やるねぇ。まさか気づかれて反応されるとは思わなかったよ」

 「ッぶねぇなテメェ!!」

 「おぉ、怖い怖い。まるで暴れ牛だね、ただひたすらに目の前の相手に突っ込むことしかできない。あ、これなら猪武者か?でも武者っていうより爆弾だね!猪爆弾なんてどう?君にぴったりだよ?」

 「んだとテメェ・・・!」

 

 そして彼は語る。今回B組は一部を除いて全員で協力しA組一辺倒のムードを引っくり返すと言う、そして更に彼は煽り続ける。

 

 「そうそう!君有名人だよね?なら後で聞かせてよ。ヘドロに捕まった時の感触ってやつを、年に一度ヴィランに襲われる気持ちってのもさぁ」

 「切島ァ・・・!予定変更だァ・・・!」

 「お・・・?ヒィ!?」

 「こいつらァ・・・!全員ぶっ殺すゥ・・・!!」

 

 彼の煽りで爆豪くんが限界ギリギリで切島くんの声で一応冷静だと両手を爆破し対応するが、聞こえる声が全然冷静じゃない。しかし相手も的確だ、爆豪くんの短気さを良く分かっている。そしてヘドロに捕まった、年に一度の単語で恐らくヒーロー科に入る前にヴィランに一度襲われているのだろう。彼の性格的に絶対触れられたくない事だろう、それを触れて更にヴィランに襲われると強調した。うん、めっちゃ怒ってるが大丈夫だろう。彼は変に冷静だ。なので。

 

 「爆豪、くん、相手、潰すぞ」

 「「!?」」

 「いいじゃねェかァ・・・意見が合うなクソ犬ゥ・・・!」

 「俺の、前で、仲間を、侮辱、するとは、いい、度胸」

 「かっ、回精が・・・」

 「切れた・・・つか表情怖すぎ・・・!」

 〈おぉう・・・〉〈獣狼がキレた・・・〉〈ご冥福ー・・・〉

 (大丈夫、ちゃんと手加減して潰す)

 「行くぞォ切島ァ!!」

 

 爆豪くんの掛け声とともに走り出す、一気に距離を詰め爆豪くんが爆破を食らわせようとするが彼はそれを受け流し反対側の手を爆豪くんに向ける。けど遅い。

 

 「シャァッ!」

 「ぐぅっ!?ちぃっ!!」

 「俺の!?チィッ!!クソがァァァァァ!!」

 

 爆豪くんの足を左手だけで支えつつ大きく右側に出て右手を切島くんの肩に乗せ、体を右手で引っ張り彼の手首を蹴り上げる。その際に爆豪くんの体制が崩れるものの騎馬が崩れてないので良しとする。しかし本当につま先に掠る程度しか当たらずに手をカチ上げ、上に向かって爆豪くんと同じ爆破をするだけに終わった。・・・今の当たりじゃ腕がしばらく痛むくらいか。爆豪くんがすぐさま追撃に爆破をするが相手は切島くんと同じ硬化で防ぐ。

 

 「くっ・・・痛いなぁ、これがあったら防げたんだろうなぁ。いい個性だねぇ、僕の方が良いけどさ」

 「コイツ・・・コピーしやがった」

 「正解。まぁ、バカでもわかるよね?」

 

 爆豪くんが更に仕掛けようとするが右側から液体が飛ばされる。どうやらB組らしい、追撃しようとするも切島くんが右足を取られてしまったようだ。仕方ない。

 

 「切島、くん。右足、硬化」

 「なんか嫌な予感がするんだが・・・?」

 「いいから、早く」

 「はっ、はいっ!」

 

 硬化してくれたようだ。これなら心置きなく、切島くんだから大体このくらいまで平気と判断し。右足ごと固まった液体に蹴りを入れた。

 

 「うぉい!回精!右足痺れたんだが!?」

 「これで、動ける」

 「・・・やっべー、回精怒らせねぇ方が良いわ・・・。爆豪よりやべぇ」

 

 この光景に物間と言われた奴は煽ろうとしている途中で口を引きつらせるが、爆豪くんには効いたようだ。爆発で飛びだす、相手の騎馬の個性で空中に壁が出来たようでそれにしがみ付いた、が数発で壊れ2本ハチマキを持って瀬呂くんのテープで戻ってくる。マイク先生の放送で3位にまで戻ってきたようだ。

 

 「これで3位、通過は確実だ」

 「まだだァ!!完膚なきまでの一位じゃなきゃ意味がねェ!!!」

 「少なく、ても、アイツは、潰す」

 「そういうこったァ!!そんで1000万取りに行くゥ!!醤油顔!!」

 「瀬呂だってぇーの!!」

 「クソ犬ゥ!速度上げろ!!」

 「せーの、で、ジャンプ、して、・・・せーの!!」

 

 爆豪くんを肩に膝立ちさせ、ジャンプしたと同時に瀬呂くんと切島くんを掴む。爆豪くんが両手を後ろに構えて瀬呂くんがテープを巻き取る力があれば!!

 

 「血壊!!」

 

 血壊を地面を蹴る一瞬だけ発動させる、出し惜しみは無しだ。見えない壁を張るがパンチで壊れる程度なら問題ないと突っ込む、判断は正しかったようで切島くんが硬化で壁を破り、爆豪くんが最後のハチマキを奪う。もう用はないとばかりに氷に包まれた会場の一角へ向かった。

 

 「氷が邪魔だ、クソ犬!!」

 「人、使い、荒い、ね!!」

 「・・・よく、俺の足無事だったなぁ・・・」

 「一応キレてても力加減はしてくれたって事だろ」

 

 蹴りの一撃で氷に轟音とヒビが走る。もう一撃を食らわせると今度は一部が突破できそうになった。そしてそれを見逃す爆豪くんでもない。

 

 「そ、こ、かぁぁぁぁぁぁ!!」

 『ヘイリスナーたちぃ!20秒を切ったぜぇ!!』

 「1000万は!?半分野郎かぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 「爆豪!勝手に行くな!!」

 

 爆豪くんが緑谷くんチームと轟くんチームに介入する。彼の襲撃に合わせてダークシャドウが轟くんチームに襲い掛かるが上鳴くんの放電で迎撃をするものの爆豪くんはすぐさま瀬呂くんのテープで退避させられていた。

 

 「あぶねぇぞ爆豪!お前が落ちたらこっちは行動不能なんだぞ!」

 「るせェ!今なら問題ねェ!!」

 「あちょ爆豪!!チィッ!俺たちも行くぞ!!」

 『カウントダウン開始だぜぇ!10秒前ェェ!!』

 

 轟くんが棒を八百万さんから受け取りそれを凍らせて迎撃する準備をする。緑谷くんの騎馬も突撃を始めた、なら!

 

 「瀬呂、くん!轟、くんの、武器に!」

 「!あぁ任せろォ!!」

 「!?ちぃっ!」

 「隙を見せたなァ!半分野郎ゥ!!」

 「ックッソォ!!」

 『タイムアァァァァァァァァァプ!!』

 

 爆豪くんがハチマキを一つ奪うと同時にタイムアップ。爆豪くんに駆け寄り結果を確認する、が。

 

 「チックショォォォォォォォ!!」

 『一位ィ!轟チーム!!』

 

 お目当ての1000万ではなく別のチームのポイントだったようだ、流石に今の彼に掛ける言葉は持ち合わせていない。

 

 『二位ィ!爆豪チーム!!三位ィ!てつて・・・あれ!?心操チームゥ!?そして最後の出場チームはァァ・・・四位ィ!緑谷チームゥだぁぁぁ!!以上の四組がァ!最終種目に進出だぁぁぁぁ!!!』

 

 ・・・爆豪くんには悪いが、頑張っても一位が取れないこの状況。とても楽しんでしまっている。

 

 〈獣狼楽しい?嬉しいー?〉〈もう怒ってない?大丈夫ー?〉〈でも獣狼の顔かっこよかった・・・ポッ〉

 (うん、楽しんでるしもう怒ってないよ、後最後どうやって見たの)

 〈冗談ー〉〈楽しんでるならー〉〈僕たちも嬉しいよー〉

 (うん、みんなありがと)

 

 次が最終種目、全力で一位を取りにいかないと・・・!でもその前に血壊使った分回収する必要がある、精霊たちにも上げなくちゃいけないし。そうして俺の次の戦いが始まろうとしていた。




 回精で索敵出来るのでポイントは取られません。ですがそのせいで怒らせるための煽りが少し増えています。

 回精は仲間意識の高い一族です。そんな奴の前で同じクラスメイトで今回だけとは言えチームメイトを態々傷をえぐって広げるような真似をする奴を許すかと言われれば・・・まぁ、無いなと言う事ですね。ちなみに煽りが元のままでも変わりません。

 ・・・これ、一部騎馬を組みなおして再計算した意味が・・・。
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