位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

27 / 70
 実は一つにまとめようとしましたが、二つに分ける事になりました。純粋に長すぎですね。前のも合わせて一つのつもりだったんですけどね・・・。

 各試合が割と短めなのはあんまりやり過ぎるとダレそうっていうのがあります。それでもどういった試合展開だったかは書いています。原作と違う組み合わせではちょっと長めに、といった具合にですね。

 なので今回はちょっと短いです。・・・最初の辺りはこのくらいだったんですよね。


第二十六話:初戦の終わり、そして次の戦いへ

 『アユゥレディ・・・スタァァァァトォ!!』

 

 開始すぐ切島くんが硬化を使い速攻を仕掛けてきた常闇くんのダークシャドウと殴り合っている、だがこのままでは埒が明かないと判断したのだろう。ダークシャドウの殴りを避けて一瞬でダークシャドウを追い抜く、そのまま常闇くんに走る。

 

 「うぉぉぉぉおおお!!!」

 「ダークシャドウ!!」

 〈アイヨ!!〉

 「ぐぅ!?おぉぉぉぉ!!」

 

 後少しで常闇くんに触れると言うところでダークシャドウの後ろからの攻撃に対処しきれずに地面に抑え込まれる。だが切島くんも負けておらずそれに対抗し立ち上がろうとしている。

 

 『切島が常闇の個性に取り押さえられるも気合と根性で立ち上がったァ!!』

 「くっ!させるか!!ダークシャドウ!包みこめ!!」

 〈動クンジャネェ!!〉

 「うぉぉぉぉ!?」

 『何とか根性で立ち上がった切島ァ!!だがダークシャドウに包み込まれてしまう!!』

 「切島くん、動けそう?」

 「ぐぅぅぅぅぅぅぅ・・・!ダメだ・・・動けません・・・」

 『切島くん行動不能!常闇くんの勝利です!!』

 『この戦い、どちらも勝機があったが切島は勝ちを急ぎ過ぎて焦ったな』

 「クッソー!後少しだったんだがよぉ!でもいい勝負だったぜ常闇!!」

 「あぁ、正直間に合わなかったらこちらがやられていただろう。良い戦いだった、切島」

 『両者試合終了後にお互いの健闘を称え硬く握手をするゥ!!』

 

 次の第七試合へのインターバルの間に常闇くんと切島くんが席に戻ってきたのでみんなが二人を称える。その言葉に切島くんは次は勝つと意気込み、常闇くんがまた勝たせてもらうと意気込んでいた。

 

 『第七試合、スタァァトォ!!』

 「A組ばっかりに調子乗らせる訳にはいかねぇんだよォ!!」

 「爆豪くんの件に関しては申し訳ないと思っている!だがこの試合負けるつもりはない!」

 

 鉄哲くんのスティールを警戒したのかスピードで翻弄する飯田くん。それに対し鉄哲くんは下手に動けば相手の思うつぼと判断、じっと見極める事に。

 

 『飯田がスピードで鉄哲を翻弄するも、鉄哲はじっと待ち構える姿勢だァ!!』

 「ぐぅ・・・そこだぁぁぁ!!」

 『鉄哲が動き出すゥ!飯田はそれを大きく体制を伏せて回避ィ!!』

 『いや、アレは回避じゃない』

 「う、おおお、おおおおおおおお!!レシプロ、バァーストォ!!」

 『なんと飯田ァ!鉄哲を両肩に担いだァ!!そのまま超高速で移動し場外に鉄哲を投げたァァ!!』

 『第七試合、飯田くんの勝利!!』

 『鉄哲も焦ったな、もっと冷静に判断できるようになればチャンスはあったな』

 「くっそぉぉぉぉぉぉ!!」

 「鉄哲くん、爆豪くんの件だが本人ではないものの謝罪させてほしい。アレは決してA組の総意ではないと」

 「あぁ・・・、わかった!その謝罪を受け取る!!」

 『おぉっと!?飯田が爆豪の宣誓の事で謝って鉄哲がそれを受け取ったァ!!真面目かァ!!』

 

 そんな事もありつつ終わった第七試合、途中で控室に向かった麗日さんにそれを追いかけた緑谷くん。・・・正直、かなり不安だ。爆豪くんは騎馬戦で完膚なきまでの一位と言った、つまり誰が相手でも油断せず倒しつくすという事。だとしたら麗日さんの勝利は恐らく絶望的、それでも俺はきっと二人を見続けなければいけないだろう。同じクラスの仲間として、友達として。

 

 『さぁ第八試合、麗日対爆豪、スタァァァトォ!!!』

 

 そこからは一方的だった。突撃する麗日さんを爆破で吹っ飛ばす爆豪くん。爆煙でよく見えないが麗日さんは何度も突撃している、しかしその声からは気力の衰えを感じないので無謀な突撃と言うわけではなさそうだ。だが観客からは違って見えたようだ、無謀な突撃、ヒーロー志望なら早く場外に出して終わらせろ、ブーイングが鳴り響く。

 

 「かっ、回精くん!お、落ち着いて」

 「緑谷、くん。だいじょぶ、俺が、二人の、戦い、を、邪魔する、訳には、いかない」

 〈獣狼しんこきゅー〉〈備蓄がガリガリ削られるぅー〉〈落ち着いてー〉

 

 よく見れば手に模様が表れつつある、恐らくは髪の毛も赤く染まりつつあるだろう。このブーイングに対して感情が大きく揺らされているからか。しかしそこで相澤先生の声が響くプロ何年目だ、素面で言っているなら帰って別の仕事を探せと。爆豪が相手を認めているから油断できねぇんだと。・・・その言葉に気持ちが落ち着く、手の模様も溶け込む様に消えて行った。

 

 「ごめん、迷惑、かけた」

 〈我らの仲じゃないかー〉〈獣狼は仲間思いー〉〈だから我らは手を貸すのだー〉

 「ううん、大丈夫だよ、気にしないで」

 

 そして試合は動き出す、麗日さんは爆豪くんの爆破を利用してがれきを個性で浮かべていた。個性を解除しがれきを降らせると同時に麗日さんも走り出す、しかしその際に自分に個性を使ったせいで爆豪くんの想像以上の爆破に吹き飛ばされてしまう。まだ諦めずに立ち上がるも倒れてしまう、ミッドナイト先生が麗日さんを確認し。

 

 『第八試合、勝者、爆豪くん!!』

 『一回戦が全て終わったァ!小休憩挟んだら次の戦いが始まるぞォ!!』

 

 マイク先生の声と共に緑谷くんが席を離れる。・・・全然、飲料に手を付けられなかったな。血壊は自分の意思で使った事はあったが()()()()()()()()()()()、こんな事は初めてだ。飲料の蓋を開けフルーツの甘い香りを楽しみつつ口に含む。

 

 (ねぇ、今回勝手に発動しかけたけど何かわかる?)

 〈多分だけどー〉〈慣れて来ちゃったー?〉〈備蓄がなくなりゅー〉

 (そっか・・・、これが続くとどうなると思う?)

 〈・・・わかんないー〉〈我らにもー〉〈不明ー〉

 

 どうなるんだろうなぁ、と思っていると後ろから声を掛けられる。

 

 「なぁ回精、お前のその赤くなるの・・・大丈夫なのか?」

 「尾白、くん。平気、だよ。じゃなきゃ、こんな、丈夫、じゃない、よ」

 「そういえば回精、アンタ精霊を宿してるんだってね」

 「・・・相澤、先生。解説、しちゃった?」

 「「「うん」」」

 「あー・・・うん、居るよ。お母さん、の、個性。獣人、は、お父さん」

 「ッ!?」

 「轟、くん?どうした、の?」

 「いや・・・なんでもねぇ」

 

 恐らく、爆豪くんの戦いの雰囲気を断ち切りたかったのだろう。みんなから色々質問されたが精霊に関しては相澤先生がほぼ言ってしまっていたので身体超強化、血壊についてだが性能やら欠点を言う訳にはいかずはぐらかした。・・・一瞬轟くんから睨まれたが、本人は何でもないという。気にはなったが次の試合に向かう為か轟くんは席を立つ。

 そして、マイク先生の実況で次の試合が始まる事が告げられた。緑谷くん対轟くん、控室での因縁の対決だ。




 という訳で、最後にクラスメイトに獣狼の血壊と精霊が質問されたお話です。

 気づいてる人は気づいていたかもしれませんが、獣狼の個性的に轟くんとはかなり近しいんですよね。両親の力があるという意味では。ただ作者の構想的にまだ似てる点があったりします。

 思い付きで書いてたりしますが、次はしっかり最初から前半後半に分けて二回戦第一試合と第二試合、第三試合と第四試合と言う風に分けようかな、と。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。