位階序列十四位のヒーローアカデミア   作:生活常備薬第3類

7 / 70
 やぁっとここまで来ました。書きたかった怖がりが、怖い事を怖いと認識しつつも力強く前に進む。最高じゃない?

 前回書いた熱を利用して一気に書き上げるぅ!!こんな深夜投稿で本当にすまない!!


第六話:俺の、最高のヒーロー/回精 獣狼:オリジン

 年下にしか見えない様な同い年の幼馴染は俺のヒーローだ。

 

 幼いころは俺の個性はユニークなものだと思っていた。だから幼稚園の時に頭を取って挨拶をしたら、阿鼻叫喚の泣くわ叫ぶわの大惨事。でも周りからはユニークな奴と見られると信じていたんだ、友達いっぱい出来るんだって。現実は非情だった。俺の個性はバケモノと言われ周りから距離を置かれた。そしてみんなの個性が出現するとみんなでバケモノ退治と俺に個性で攻撃をしてきた。痛かった、辛かった、やめてと言ってもやめてもらえない。いつしかどんどん苛立ちが溜まり、そんな苛立ちを誰かで発散させようと思って、俺をバケモノと呼ばない動物の耳と尻尾を持ったアイツにちょっかいをかけた。

 

 アイツはビビりだった、怖がりだった。ちょっとの事で毛が逆立ち酷いと叫んだりしてひっくり返ったりもした。それを面白がって余計にアイツに悪戯をした。楽しかった。苛立ちが無くなってスッキリした気持ちになれた。

 

 ある時アイツの居る前でまたバケモノ退治をしようとしてきた奴らが居た。でもアイツは連中を言いくるめて止めたのだ。その時になんで止めてくれたのか聞いてみた。そしたら「面白くないだろ、楽しくないだろ」って返された。嬉しかった、アイツだけは俺をバケモノとしてみない。それと同時に「楽しかったら、面白かったらやっていい」と子供特有の歪んだ考えを持ってしまった。・・・あの頃に戻れるならぶんなぐってやりたいよ。そうじゃないだろって。そして俺の悪戯はエスカレートしていって、最後にアイツにトラウマを植え付けてしまった。アイツ、自分は気にしてないって言っているが悪感情とかを急に向けられると体が少し震えるようになっていたのだ。勿論ヴィランを近づけてはいけなかった。体の震えが止まらず、しっかり呼びかけないと動けなくなってしまったのだ。前に一度ヴィランが街中で暴れたときに動かなくなって大変だった。

 

 だから俺はアイツを一人ぼっちにさせないために構い倒した。出来るだけ軽い雰囲気にしてアイツの近くに近寄りやすい雰囲気を作った。こっちは幼馴染だ、アイツの嫌がる事と平気な事の区別はもう十分についている。そして俺の望み通りアイツの周りに笑顔があふれた。嬉しかった、怖がらせるだけじゃなくちゃんと笑わせられるって。

 

 だからさ、俺のヒーロー(獣狼)。最後も笑ってくれよ。快心に引っ張られる獣狼を見て。

 

 目の前に迫る拳にゆっくりと目を閉じた。

 

 

─────

 

 

 こわい、こわい。なんでそんな、かんじょうをもってるの。

 

 おおきなおと、なに? こわい。

 

 こわいかんじょうが、こっちにむいた。やだ、やだ、やだ。

 

 こわいの、まわりからきえた?

 

 だれかがきた、こわくない。あたたかい・・・つたえなきゃ。まだこわいのがいるって。

 

 いや、いや、いや。だめ、あれはだめ。にげる、にげよ?

 

 なんでたちむかうの?あたたかいひとが行っちゃう。

 

 温かい人を置いて行ってしまった・・・あの人も最後は怖がっていた・・・でもそれ以上に温かかった。なんで?

 

 ダメなのが来た、温かい人と戦ってたのとは違う。けどダメだ。あれと戦っちゃダメだ。早く、逃げよう。

 

 叫び声が聞こえる。誰かが向かって行った。でも飛ばされて壁に叩きつけられた。早く逃げなきゃダメだよ。

 

 なんで?妖目どうして?そっちはダメだよ?死んじゃうよ、ダメだよ。

 

 

 妖目が飛ばされる。──それを見ているだけでいいの?

 

 妖目が叩きつけられる。──このまま何もしないの?──いやだ。

 

 妖目が蹴り飛ばされる。──このままだと死んじゃうよ?──いやだ。──現実を見ろ。嫌だと言うだけでは誰かの死は覆らない

 

 妖目が首を掴まれる。──何もできなくていいの?──いやだ。──このままでは妖目は死ぬ。その逃れられない運命から目を逸らすな──死なせたくない。

 

 妖目が此方を向いた。──嫌だ。怖いのは嫌だ。でも目の前で助けられる命が、助けを求める命を見捨てる方が。もっと怖い。──じゃあ、どうする?──もっと速く、もっと強く。手が届かないなら届くまで速く、力が及ばないなら及ぶまで強く。──君は知ってるだろう?力だって前に使えた、さぁもう一度だ──

 

 引っ張られる手を振りほどく、今までありがとう。お陰でもう震えは止まった。快心さんに微笑んで、現実(妖目の死)と向き合う。このまま何もしなければ妖目は死ぬ。あぁ、わかっている。本当に幼い頃、あの時の感覚は今思い出した。自分が獣人種だって思い知ったあの時の、感覚を籠めて──。

 

「血壊」




 「あ!今人質がショッピングモールから解放されたようです!」

 アナウンサーの一言で入口に人々の視線が集中する。その隙を縫って潜入する。

 「・・・悪戯に世間を騒がせる。粛清対象だ・・・」

今回主人公が血壊を行いましたが、それに伴い精霊をどうしようかな。と思いアンケートを出しました。皆さんはどれがいいですか?

  • 見えるしお喋り出来る(パートナー)
  • 見えるだけ、お喋りは母親を通して話せる
  • 血壊した時にアドバイスをくれる
  • 見えないし何となくしかわからない
  • 見えるしお喋り出来るし干渉してくる(愉快
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。