怖かった、生きたかった、だけど心から敬愛していた。
だから。

「なんてこったい」

……死んで目覚めたら、生前すっ飛ばして前世思い出すとか予想外すぎる。
しかも生前の記憶がほとんど前世に上書きされてしまったとか、前世:一般人がどうやってこの世界で生きていけと?

幸いなことに何か不具合があったのか、紅魔郷真っ只中に目覚めたようで騒ぎに便乗して里に溶け込むことが出来た。
傍観者になる?
無理だ、腐っても私は五面ボス。どうあってもあの楽園の素敵な巫女さまに撃退されるだろう。
なら時が来るまで第三者として、敵に少しでもダメージを与える準備でもしようと思う。

人の希望である太子様の復活を早めることを目標に、自衛の努力でもしようかな。
前世を思い出したからか、太子様を心から敬愛することが出来るか、不安だけど。

***

原作より早く復活してしまった物部布都が、前世を思い出して生前がほぼ消去されるという事態に陥りつつも、何とか生きていこうとする話。
その様子を何かに吐き出しながら心の平穏を保とうとしているようです。

***
  01:誰かに聞いて欲しかった目覚め()
  02:紅き陽炎に揺らめいた目覚めの中2014年02月09日(日) 22:29()
  03:始まりの鐘は鳴らず沈黙を保つ2014年02月15日(土) 00:58
  04:霧が晴れたある快晴の後日談()
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総合評価:5738/評価:7.91/話数:14話/更新日時:2024年01月08日(月) 06:00 小説情報