原作一話一話毎の後日談を主に書いてるだけなので、回想みたいなのはちゃっちゃと済ませちゃってます。
どシリアスさせてる暇があるならイチャコラさせる主義なので、どんなに暗い話(響の腕むしゃむしゃされ話)だったとしても後日談はめっちゃ内容の無いクリスちゃんとのイチャイチャ話になるのでご注意を。
「ただいま……」
6唱目.雪音クリス帰宅
「おかえりー」
「……ん」
俺が来ているという事にもはや何も言わなくなったクリス。良く言えば受け入れてくれたんだろうし、悪く言えば諦められたということだろう。
もし後者だったらそれはそれで寂しい。
「晩飯出来てるぞ」
「おう、ありがと」
否、もしかしなくても今日のクリスは疲れている。それは今日一日、本部からモニター越しに見ていた俺だからこそ分かる。
歌姫マリアと風鳴翼の夢のコラボステージだった今日この日、まさかの歌姫マリアが世界に宣戦布告。
しかも私たちは"フィーネ"ですと名乗った挙句、ステージ上ですっぽんぽんからの黒いガングニールと来たもんだ。
これがたった一日で起きた事だと思うと胃が痛くなる。
「……はぁ」
「クリス……」
でもそれ以上に痛くしてるのはクリス達装者だよな。響とクリスに至っては、聖遺物"ソロモンの杖"の輸送護衛もやってる訳だし、その後で急に装者同士で戦う羽目になったのだから無理もない。
「……今日の飯は?」
「今日は疲れてるであろうクリスのために俺特製ハンバーグを作っておいたぞ!」
「……!」
ふふふ、やはりどんなに疲れていようとクリスはクリスだな。
いや、決してチョロインだぜっ! とかは思ってないよ。本当に。
前に一度作った時、目を輝かせながら食ってくれてたの思い出して作ってみたが、予想通り喜んでくれてるようだ。
なんで分かるかって? なぜならテーブルで待ってるクリスのアホ毛がメトロノームみたいに揺れてるからな。
「はい、お待ち」
「おお!」
持っていくと、クリスは即座に食いついた。よく食べるのはいい事だ。
……まぁ、しかし……その、やっぱり汚いな。
でもそこもまた可愛いし、てか口元にソース付いちゃってるし、
「なぁ……今日の「その前にだ」……? なんだよ」
「口元。付いてるぞ」
「あ? 別にこんなの……」
袖で拭こうとした所を俺はしっかりと止めに入る。
「あぁ、ダメダメ。綺麗な服が汚れるから止めろって、ほら拭いてやるから」
と、言っても傍にティッシュがある訳でもハンカチがある訳でも無い。
……仕方ない。ええいままよ。
「────っ!?!?!?」
人差し指をクリスの口元に近づけて、
「……よし、取れた」
ソースを掬って、パクリ。
「ん、なかなか良い感じだな。流石俺のソース」
「────お、おま……おま」
壊れたおしゃべり熊人形みたいな喋り方だな。熊よりも可愛いクリスだが、何を伝えたいのか分かりずらいな。
「どうしたクリス?」
……なーんちゃって! 実は気づいてますとも。
ソースを取ってやってそれを舐めるという行為を行う前から、クリスがこんな感じのリアクションをしてくれるって確信してたから!
でも、想像以上に真っ赤っかになってプルプルしてるなー。
「────ほんとばか……女たらしのド変態野郎……」
「惜しい。女たらしの前に"注意、クリスに対してのみ"が抜けてる。その場合、"女たらし"じゃなくて"クリスたらし"になるんだけどな」
「は、はぁ!?」
「あと俺がド変態野郎なのはクリスが可愛いのが悪い」
「なんであたしが悪い事になるんだよっ!? ……ああ、もう! ……お前と話してると真面目に考えてたのが馬鹿馬鹿しくなってくる……」
「でも嫌じゃないだろ?」
「……(ぷいっ)」
いつもの頂きました。
こうして、クリスは黙々と拓真のハンバーグを食べて満足し、お風呂に入って眠ったのでした。
「ちなみにクリスのお風呂シーンは無いからな!」
「────堂々と入ってこようとすんじゃねぇ!! (バチンッ)」
「ぐふっ……(吐血)」
クリス「……はぁ」
クリス(?)「ただいま、って言ったら、おかえり、って帰って来る日常がこんなに幸せなんて思ってなかった……なんだかんだ言ってもあいつには感謝してるんだ……いつも美味しい暖かい飯も作ってくれるし、あたしはあとどれだけあいつに恩を返さなきゃ行けないんだか……」
クリス「おい、まて」
クリス(?)「やっぱりあいつも男……だからな。よくあたしのむn……」
クリス「あたしの心の声みたいに勝手にナレーションしてんじゃねぇよっ!」
クリス(?)「げっ!? クリスちゃん!? やばっ、逃げろぉー!」
クリス「待ちやがれこのバカァー!!」
未来「……クリスの声マネ上手いなー響」
脚本 小日向未来
雪音クリス(心の声)役 立花響
雪音クリス役 雪音クリス