代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 作:イエローケーキ兵器設計局
『プルトニウムダウン』
墜落地点
『いてて…酷い不時着だった。これじゃ初の被撃墜じゃないか。』
何とか錐揉みから脱出できたものの周囲の環境音から察するにかなり奥地に墜落したと思われた。
『ん?……隠れたほうが良さそうだな。』
全壊したARMSをパージして身軽になりたいところだが既存のものより機密情報が詰まったこのARMSをそのまま捨てるわけにはいかず爆破処分できそうなタイミングを探るしかなかった。
無線機は…使えない。落下の衝撃で故障したんだろう。もしくはジャミングか…いずれにせよ連絡は不可能。救援はあり得ないわけだ。うーむ…どうするか…
『取り敢えず武器でも作っておくか…うーんまずまずだな。』
このなんとなくで作った武器が後で作戦の成功不成功を左右するとはこの時思わなかった。
一方、作戦空域では…
『
代理人が撃墜された…ということは………指揮権は
『警戒を続けて!また飛んでくるかもしれない!』
代理人が落ちていったのはかなりの奥地。錐揉みから回復したものの水平飛行を続けざるを得ずに落ちていったのだろう。
「了解!」
「はは…もう一人の代理人さんが…私のせいで…ははは…」
『
「…何よ?」
『代理人が墜ちたのはお前のせいだ。』
「…わかってるわよ。」
『だから生きて帰れ。生産レーン上で説教されたくなかったらな。』
「……。ええ。」
戦闘狂全員に言えるわけではないし、馬鹿にするつもりは毛頭ないが、
『天使が踏むを恐れる場所へ愚者は飛び込む…らしいですね?それなら私達は愚者なのでしょう。代理人が一番の愚者でしたし。』
"Fool rush in where angels fear to tread"という言い回しがある。"Fool"は愚者、"tread"は踏む…この場合、天使は人間、愚者は私達だろう。
『
『代理人、ニューマが、
いつか狙われるとはわかっていた。前線よりは後ろに居たとはいえ被弾するリスクの高い兵種、いつかやられるかもしれないとは薄々感じていた。でも、心のどこかで無事作戦終了まで避け続けてくれると信じていた。
「な…それは本当か!?あの火球は
『今はチャーリー1が代理人代理として指揮を采っているようです。』
動揺は隠すもの。動揺が伝わればそこから伝播してしまう。再生できるからとはいえ泣くのは作戦が終わってからで良い。
場所が代わってまた墜落地点。
『あれは…あれが共生種か。』
共生種の姿がかろうじて残った建物の影から映る。今まで対空攻撃は確認されていなかったが今回、対空用の狙撃能力を得たらしい。手持ちの武器は
『あとはこの竹を炙って炭化させたナイフだけか…』
声に出さずに呟く。あの共生種をどうやって始末するか…頭の中はそれだけだった。
実はシュトゥーカって仲間の喪失とか結構気にするタイプなのでは…?(本来守るべき存在が…とか)
新しく着任してほしい架空DOLLS募集
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それ以外で…