代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。   作:イエローケーキ兵器設計局

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 それは飛行中の出来事。後に帝国急行と呼ばれるこの事変には裏があったのであった。

ニューマの飛行空母形態のサイズを変更します。
全長8m→5m
全幅15m→9m
全高3m→2m
以上のようになります。修正していきます。


黒十字帝国学連襲撃事件-1

 指揮官(代理人)が前に出る…最悪(DOLLS)が飛び出ないとな…復活できる可能性がある者とできない者の差はかなり大きい。かつて砂漠の狐(ロンメル)と呼ばれた男は確かに前線で指揮を采った。しかも彼は人間だった。しかし相手が違う。災獣(リセッター)に慈悲なんてものはない。どちらかといえばDOLLS(厄介な方)を攻撃する…程度の傾向でしかないのだから。

 ただ正直、Ⅲ号代理人に丸投げしたい感もあった。しかしそれでⅢ号代理人がやられてしまっては困る。真性の代理人(人間)は希少なのだ。昔は『DOLLS(兵士)はポッドから、ARMS(武器)は災獣から、代理人(指揮官)は墜落現場から生えてくる』と言われていたらしいが…もう数十年は前の事。今となっては代理人は希少な存在だったりする。

 

 

 飛行中に一人、脳内地図を見ながらヒト(らしき生物)の会話を聞く。

「それと、整備班にパンツァーファウストと、九七式自動砲の用意をするように言っといてくれ」

「…司令官が前線に出すぎるのは良くないのでは?」

「俺には絶縁層を破る能力があるんだ、本当に危ないなら俺も戦うっていうだけだ…」

「その言葉、信じますよ」

「あぁ、信じてくれ」

 ああ…あんまり前に出てこられると危ないんだよね…照準がブレるというか…FCS(射撃管制装置)が人間を撃たないように角度にロックを掛けてしまうんだよね…だからうちの子達はプログラムを少し変えてあるんだけど…最悪人越しに撃てるように。まあ撃たないだろうけれど。誤射防止のプログラムの存在自体知らないだろうし。

『20mmとパンツァーファウストの弾も用意しておかないとな〜…』

 九七式自動砲は見たことがある…と言っても記憶だけだが。触ったこともある。記憶だけだが。そして…

『よっこらしょ…それなりにおっもいねー…』

複製もできる。まあ違うものを用意したけど。

『2.8cmが2cmに…兵站部泣かせだねぇ…』

 2.8cm sPzB41はかの国(旧ドイツ)で開発された重対戦車ライフル(軽対戦車砲)であって口径漸減砲(ゲルリッヒ砲)という部類のゲテモノ兵器で、今回テスト用に複製してみたわけだけど…元が120kgか…さらに軽量化したら50kgまで減っちゃったよ…相変わらずARMS側にマウントしないと使い勝手が悪いけど。

 

『うーん…おっ…』

回避。その一言が私の命運を変えた気がする。

(頭の横を何かが超音速(実弾か?)で通過する音)

左に軽くバンクしながら旋回したら頭の横を何かが高速で通ったようだ。ということは…人間側に裏切り者が?右。

(さっきまで頭があった所をまた何かが超音速(実弾か。)で通り抜ける音)

ああ、うん、裏切り者(整備会をぶっ潰す会とか?)がいるな。そう確信した。

『総員起床!時間だ!即時発艦せよ!』

ああ…Ⅲ号代理人、味方のフリして近づいてくる『人間』に気をつけてくれよ…

『作戦に参加している全てのDOLLS、人間(兵站、指揮その他諸々)に通告する。不審な人物、DOLLSを発見次第通報されたし。友軍に裏切り者がいる可能性がある。』

 マウスに口頭(無線)ではなくデータ(有線での送信)で情報を送る。

 本来誰にも言うべきではないだろうが、部下と人間を守るためにはそうするしかないように思えた。




 ニューマは人間側に裏切り者が居る可能性を考える、(人間の)Ⅲ号代理人はどう思うのだろうか?

少し修正しました。

会話シーンはこちらから…
https://syosetu.org/novel/221891/42.html

新しく着任してほしい架空DOLLS募集

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