代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。   作:イエローケーキ兵器設計局

41 / 76
サブタイトル…『錆びついた記録』
闇落ち、お涙頂戴的展開注意です。


黒十字帝国学連襲撃事件-2

 

 

「墜ちなかったか…」

代理人(上司)が呟く。手柄を奪われただのもっと予算を回せなど言っているが…言う相手を間違えていると思う。もちろん私達はこの代理人の部下である以上何も言わないが。私、ZSU-57-2(57mm自走対空砲)は考える。どうしてこんな代理人のもとに辿り着いてしまったのだろうかと、この代理人に救いの手を差し伸べる(引導を渡す、改心させる等)者はいないのだろうかと、と。

 

その頃…航空基地では…

 

「なんとかなったっぽい?」

『じゃな。』

謎の襲撃を受けたものの無事、航空基地に到着。今は補給を行っているところである。当初の予定では陸路でポルジェス研修会(マウスの実家)ダムラー・ベルツ学院(暫定的なニューマの実家)に向かう予定だったが、第一撃で道路を破壊(インフラが…)されてしまい、貧弱な脚では通行できないという結論に至ったので…

「で、結局…これか…」

『極東の「独立工兵(火炎放射器兵)」と「狙撃兵(スナイパー)」は…冗談らしいけど、これは本気のようだね…』

五式重戦車(Type 5 Heavy)なるARMSが用意されていた。(道ガタガタなんだよね?)

「ほうほう…小型っていうのはいいねぇ…」

『お主が大型すぎるだけじゃ。妾からするとこっちの方が大型じゃ…。』

一応極東のDOLLSが運用する為に開発された戦車型ARMSの先行量産型なのだが…なぜここに?ましてやなぜ、妾が運用できてるのじゃ?

「改善点の洗い出しの為に運び込まれたらしいですよ。それに、なんか触ったら適合させられるようになっちゃった…まあ必要経費、ってことで。」

 笑いながらニューマが言う。最近笑わなくなってたから新鮮だった。それでもハイライトの無い目は変わらないのう…

 

 

ZSU-57-2視点

「こちらキュクロプス(隻眼の巨人)、救援に来ました。」

暗殺(仲間殺し)に来ましたの違いじゃないのですか?と聞きたくなったが、閉口したままで居るのが安全だから黙っておくことにする。

 この代理人(若い女)は人を殺すことに躊躇しない部類の人間だった…訳ではない。

 どちらかといえば善人な方だった。変わってしまったのは数年前の事。友人(この人も代理人だったらしい)が災獣の襲撃によって戦死したらしいが、自分以外、誰も救援に駆けつけてくれなかったらしい。結果間に合わず前線は瓦解、自分よりも戦果を上げる同僚を逆恨みするようになってしまった…ということがあったらしい(記録を見るに改ざんされた形跡はない)。もう変わることはないのだろうか?(それにしてもなぜこのタイミングで撃つのだろう?)

 

 

????-1視点

 作戦は第一段階は成功だと言える。壁は崩壊したし、基地も一部焦がす事ができた。我らの勝利はまだ遠いが第一段階は間違いなく成功したと言えるであろう。

 

 

????-2視点

 あいつはどこへ行ったのだろう?もう何年前か、何十年、何百年前のことか思い出せないが私を見捨てずに闘ってくれた彼女はどこへ行ったのだろうか?そして、いつかまた会えるだろうか?




新登場
『若い女』(10代後半)
…友人(同僚、幼馴染)を廃都事変時に喪った代理人の成れの果て。彼女を救える者は…居るのだろうか?

新しく着任してほしい架空DOLLS募集

  • オイ車(極東重鋼)
  • T-95GMC(星屑連邦)
  • T-35(赤色10月同盟)
  • それ以外で…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。