代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。   作:イエローケーキ兵器設計局

57 / 76
サブタイトル
『贖罪』


1万人救済計画-2

 

 

『ミーミルを発見!』

「了解。交戦する。ウォートホッグ(イボイノシシ)は地上を耕せ。」

『了解。』

 

 一時間近く飛行して敵のパトロールを発見。それは殲滅にかかった時のことであった。

 

 代理人が継ぎ接ぎだらけの機体(パッチワークみたい…)が、蒼いオーラ(もはや殺気)を纏って突撃していく。おかしいな?さっきまで単機だった筈なのになんで3機に増えてるんだ?

 

「鋼玉を発見。耕せるか?」

『了解。』

30mmの調子はとても良い。低速回転も高速回転もしっかりと動いている。…少し前に故障していたはずなのだが。

『消えろ!』

指示通り、鋼玉を耕し、返す手で石英の群れを物言わぬ石にしていく。

「こっちは終わった。そっちは?」

『こちらも完了。』

「了解。進むよ。電池残量は大丈夫?」

『問題ない。』

一つ変わったことがある。機関が電気エンジンになったのである。詳しい話はあまり聞いていないが空中給油を無制限に受けられるようにと、この部隊はその改造を受けているらしい。

「残量が一時間を切ったら教えてくれよ。給電するから。」

『了解了解。』

あんたは心配性のオカンかと思いながら返答する。

 

空中給電は代理人がドローグ(ホース)を伸ばし、こっち側がプローブ(パイプ)を出して接続、給電するプローブアンドドローグ方式である。

 

 

一方基地では…

 

「どうする…」

『流石に私が本当の姉だ!そして君は元弟だ!なんて言えるか、と言われると…』

「言えない…」

『だねー。』

「あんなに可愛かったあの子が今じゃ女の子に…それも妹…」

『それもありとか言わないでよ?』

「いやー…」

『ちょっと…あれでも私の弟よ。』

「それはわかってるけどさ…」

「あのー…この会話、私が聞いていて大丈夫なのでしょうか?」

『「あ…」』

「す、すいません…」

メ、メシアさん…いらしたんですね…

『いつから…』

「留守番頼むよのあたりから…です…」

『どうする?』

「どうします?」

「…本人に言わなくていいんですか?」

『え?』

「本人は気づいているかもしれませんよ?わざわざコルセアさんではなくインベーダーさん、貴女をご指名なさったのですし。」

『うーん…弟なのに全く掴めない…』

 

 

他方では…

先輩(ニューマ)が懲罰部隊に…』

代理人(ホルニッセ)、大丈夫ですか?」

『…うん…大丈夫。』

「明らかに顔が青いですね…医療班(メディック)を呼びます。」

『大丈夫だって…』

「ならなぜあのとき、たかがDOLLS(単なる兵器)吐き捨てたDOLLS(ニューマとか)が懲罰部隊に送られたことを知って体調を悪くなさっているのですか?」

『…知らないよ。ほっといてよ。』

「…逃げる事も時には必要です。ですが、今ではない。代理人、貴女が逃げ続ける限り先輩の影はいつまでも追いかけてきますよ。ほら…あそこに……え?」

『うるさいな…ほうっ……は?』

 

「あーーうん…なんかごめん…」

「だから言ったじゃないですか!補給の為でも立ち寄るのは駄目だって!」

 

何か外で言い合っている人影2つ。片方はおそらくコルセア(F4U系列)か…ネズミ代理人(ニューマコーニオシス)だろう…そして相手は…誰だろう?

 

 

新しく着任してほしい架空DOLLS募集

  • オイ車(極東重鋼)
  • T-95GMC(星屑連邦)
  • T-35(赤色10月同盟)
  • それ以外で…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。