代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 作:イエローケーキ兵器設計局
Ⅲ号代理人の兄、姉達が災獣の襲撃を受けているころ…
「くそっ!逃げられたか!」
『ええ。』
「あの女何か考えていると思ったが…ったく!」
(目の前の男が執務机を叩く)
『追跡装置も既に信号をロストしています。が…』
「…が?」
『逃げていく輸送機を見たという証言が。座標は…』
「ふむ…まとめて潰せるか?」
『やってみせましょう。』
「頼むよ。
『いえいえそんな…言い過ぎですよ。貴方にも味方はご自身の思っている以上に居ます。では…準備しますので。』
「頼んだよ。」
『失礼しました。』
はぁ……厄介なことになった………あいつに同情した私が馬鹿だった。一芝居打ったらそのまま帰ってこないとかどんな神経しているんだか……いいなぁ…憧れの存在…私にはいないからなぁ…
(端末が振動する音。バイブレーション。)
『うん?緊急連絡かな?』
文面は…
『"我、真理に達せり。"かの者は……息子!?は!?ちょっと待て…落ち着け…息子の顔忘れる母親とか聞いたことない……いやあるけど……見たコト………もあるな。』
『…息子がDOLLSになってて顔が変わってた上に、度重なる実験で記憶が歪み"ツェッペリン"という存在だけ記録に残っていた…と。』
あら、写真だ。
『ふーん…良い顔してるねぇ…橋守とほぼ同じじゃないか。』
『これで男?まじか…言われるまでわかんないわ…』
さて、仕事しないと。
ターゲットは極東の奥地に秘匿された基地。私は
注射器を首筋に刺された時のことを思い出す。吐き気しか無い。
『何が救済だ。死こそ救済ってか?死のない科学なんて、科学じゃないと言うみたいだな…あ、これあいつっぽい。』
『さて…行かないと…プライマーが待ってる。』
寒空の中、一人超低空飛行をする。ツリートップレベルとか目ではない。地表3mを高速で駆け抜けるもはやそれは着地の無いジャンプ飛行。
『ねえ、Ⅲ号代理人君。君は殺してほしい?それとも…あの人を殺してくれる?さもないと、私たち…永遠にこのままだよ?』
そしてヘクトール1体も追加で投入。電柱よりも高い二足歩行の人型殺戮掃討用多目的ロボットである彼らは、思考回路こそとても単純だが確実にターゲットを追い詰めるだろう。
対空用ではないけれど対空も可能ならお得である。
それにしてもこのテレポーテーション技術は傑作だと思う。最も…開発者はもう居ないのだが。
のっしのっしとヘクトールが極東へ向かう。その前を警戒しながらα種(以後黒蟻)が進む。コスト的な関係であんまり引き連れることができなかったんだよねー。そもそも殺人は好きじゃないし。
あと数時間もあれば到着する。きっとⅢ号代理人達は一瞬で片付けるはず。でも、警戒を怠ることはないだろう。
新しく着任してほしい架空DOLLS募集
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オイ車(極東重鋼)
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T-95GMC(星屑連邦)
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T-35(赤色10月同盟)
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それ以外で…