りゅうおうのおしごと!RTA 最年少タイトル奪取チャート 作:ぺたんこ
清滝一門はファミリーみたいなもんやしなRTA、はーじまーるよー。
前回は無事に、清滝師匠に取り入ったところから。ホモちゃんも家族が増えたみたいで、嬉しいダルルォ!?
そういう訳で、これからも一ヶ月に一回ほど清滝師匠の家に行きます。ホモちゃんはメンタルが弱いので、しっかり大人に頼って伸びてもらいましょう。
清滝師匠の金言は、それだけでメンタル値を上昇させてくれます。桂香さんも将棋に関わることでは、時折デバフを掛けてきますが、上手くいったらこちらもメンタルを強固なものにしてくれます(原作の釈迦堂女流名跡との対局みたいに)
清滝親子は、二人揃って精神的に頼りになる一門の誇りです。まぁ、基本はロリ王の下で特訓が第一なのですが。
では、今日も今日とでロリ王の部屋に突撃しま~す。そういう訳で、加速開始(3倍速)
さて、ひたすらホモちゃんとロリ王が(盤上で)絡み合ってる間に、ロリ王特訓について説明致しましょう。
ロリ王特訓は、最初の内は駒落ちでの対局と詰将棋しか選べません。ですが、ロリ王との絆が高まったり、ホモちゃんの経験値が上がってくると、また別の選択が出来たりイベントフラグが発生したりします。
例えば、一門研究会、棋士室での検討など、ロリ王特訓で出来ることが増えます。
イベントなどは、行動範囲にゴキゲンの湯が追加されるなどして、捌きのマエストロこと生石玉将のところで、振り飛車を教えてもらえたりします。
まぁ、ホモちゃんは四間に振るとガバリのアーティストと化すので、原則行く必要はありません。
ん? 3倍速が等速に戻りましたね(予定調和)
「萌ちゃん、今日は出かけるよ」
はい、イベントです。
いつも通りロリ王の家に行くと、ロリ王は似非ベレー帽を被り、財布をポケットに突っ込んで立ってました。見た目の風貌的には、今からゲーセンに行くイキリ中学生そのものです。
”おで、かけ?”
「うん、今日は新世界の方まで行こうと思ってる」
新世界……あ(察し)
天衣ちゃんイベントで印象深いあそこですね、間違いない。
”お金、持ってきてない、です”
「お金は俺が出すし、心配しなくていいよ」
分岐の中の一つに、あそこで経験値を稼ぐチャートもありますし、まま、ええわ。
そういう訳で、出かけましょう。因みにここで拒否すると、ロリ王のテンションが下がるだけで、何時ものロリ王特訓に戻ります。好感度が下がらない、ロリコンの鏡がよ。
それはさておき、到着です(ゲーム特有のキングクリムゾン)
目の前には、ガラス張りの将棋道場。はい、皆様ご存知『双玉クラブ』です。プレイヤーの中では、真剣ゼミと呼ばれているB級戦法の聖地ですね。
「今日はここで将棋を指してもらうよ」
”八一先生と、指したらダメ、ですか?”
「今回は、ここにいる人達と指して欲しい」
”……分かり、ました”
ここまで来て、ロリ王と将棋を指す意味は無いですからね、しょうがないね。ホモちゃんには悪いですが、こちらの注文に従ってもらいましょう。そういう訳で、ほらいくどー(入店)
「子供2枚でお願いします」
クソ無愛想な席主に金を払いましたが、周りを見てホモちゃんビビり散らかしてますね。
ボロくヤニ臭い店内、平然と舌打ちが聞こえ、中には持ち駒を手に隠したまま見せないおっさんの姿も。一部では、相振り飛車を指してる爺さん達が、居飛車をボロクソに罵倒しながら指してますからね、会館通いのホモちゃん的には世紀末そのものでしょう。
”……八一、先生”
「指してきなさい」
”……はい”
「それと、これ。これを対局する時に、相手に見せなさい」
”チョコ、レート?”
「チョコの包み紙だ。中身は……チョコみたいなものだから、気にしなくていい。負けたら、それを相手の人に渡すんだ」
”??? 分かり、ました?”
「うん、それじゃ、いってらっしゃい」
チョコの包み、大きさが丁度500円玉くらいですね(すっとぼけ)
無知プレイですね、間違いない。まぁ、真剣すると聞いたら、ホモちゃんの場合、メンタルをそれだけで崩しそうですからね。このまま、知らない方が幸せなのかもしれません。
では奥の方に行って……お、いました。
アロハシャツを着ている、バーコードハゲのオッサンです。今回は、このオッサンでホモちゃんを鍛えます。すいませへぇぇ~ん!
”あ、の……お願いします”
ホモちゃんがチョコの包みを見せると、オッサンに舌打ちされましたが、座れと促されました。この時点でホモちゃんにデバフが掛かってますが、ご安心を。
圧倒的なスピード感で、何回も指す内にそんなの忘れるから。ん? 何回もって言葉、気になります?
まま、そう焦んないで、このままご覧ください。
「3切れだ」
”……え?”
「何だ、問題あるのか?」
”……ない、です”
「なら、俺が先手番だ」
さっきからポンポン、振り駒もせずに決めてますね。お前一番態度悪いって言われてるぞ。
ま、知っててホモちゃんの相手をさせるのですが。因みに3切れとは、3分切れ負け将棋の事で、持ち時間3分を使い切ったら負けという、スタイリッシュアクション将棋のことです。
では、対局開始!
”よろしく、お願いします”
「フンッ」
ホモちゃんの挨拶も、平然と無視してきますね。将棋指しの屑が、この野郎……。
ホモちゃんがチェスクロックを押すと同時に、オッサンは飛車先を突いて、ホモちゃんも間髪空けずに角道を開けます。更に飛車先を伸ばされ、ホモちゃんも角を3三に上げて、ここまで来ると角換わりか力戦居飛車の将棋になる感じですね……普通ならば。
ですが、普通に指しやがらないのが、この双玉クラブの常連客の特徴。2六飛と、ふわりと飛車を浮きました。
”縦歩、取り?”
ホモちゃんも訝しげながら、4二銀と上がります。3六飛と回られて、一歩掠め取られても、仕方ないという後手番横歩取りの精神ですね。
ですが、今回はホモちゃんの読み通りに進まない将棋です。関係ねぇんだよ、そんなの! と言わんばかりに、オッサンは9六歩と突きました。
……皆様方の中に、唐突に頭痛が覚えた方がいらっしゃったら、法廷まで申し立ててください。はい、恐らくはご想像の通りです。ホモちゃんが飛車先を突くと同時に、オッサンは9七角と上がりました。
”何、これ……”
それから手数が続いて、オッサンはある意味で異形の陣形を取ってます。はい、被害にあった方は中々忘れられないであろう、アヒル囲いの時間がやって来ました。
ホモちゃんも、この陣形には思わず絶句。この囲いは、金銀を薄く自陣に広げて、駒台にある駒達を打ち込ませない様にする陣形です。
一言で言えば隙きのない陣形ですが、逆に言えば攻撃意欲に乏しく、相手が攻撃してくるか隙を見せるまで手待ちする待機戦術です。
なので、普通の将棋ならば、理想的な攻撃陣を引いた相手に潰される悲しき囲いなのです……が、3分切れ負けになってくると話は別です。特に初見では、どこから手を付けたら分からず、この様になります。
”じ、時間が、たりない!”
陣形が膨張し、陣地ごと相手に突撃しているホモちゃんですが、残り時間は後10秒です。局面的には、圧倒的にホモちゃんが有利に見えますが、相手は30秒ほど時間を残しており、即詰みもないので、もうこれは仕方がない状況です。
アヒルのオッサンが指したところで、チェスクロックがピーと甲高い音を出します。ホモちゃん、無残な時間切れです。
だからこんなんじゃ将棋になんねぇんだよ(棒読み)
「遅いなぁ、嬢ちゃん」
オッサン、渾身のドヤ顔です。
初見刈り、3切れ、アヒルと揃い、危ないクスリに手を出してます。お陰で、プレイヤー間では似非トンパ呼ばわりされています。
”……もう一回、お願いします”
取り敢えず、今日はこの人に勝てるまで何回も挑戦します。何でかって? この人が一番ここで、メンタル値を鍛えてくれるからです(遠い目)
ホモちゃんも、結構頭に来てるみたいで、将棋盤にのめり込んでますね。将棋は冷静さを失った方が負けるのですが……それも経験になりますから続行します。
…………
……
はい、負けました。
半ギレ気味のホモちゃんは穴熊に潜りましたが……ホモちゃんが穴熊指してもガバるだけだろ、いい加減にしろ!
続けて3局目。
…………
……
今回のホモちゃんは矢倉でしたが、こっちもやっぱりガバって詰ませ損ねました。
ミスが多すぎんだよね、それ一番言われてるから(憤怒)
あのぉ、まーだ時間掛かりそうですかね~?
流石にそろそろ勝って貰わないと、時間の収拾がが付かなくなります。
なので大きく深呼吸して、吐いて、そう。
ロリ王の事を考えて、良し。
冷静になりましたし、4度目の正直で行きましょう。2度あるガバは3度あるとも言いますが、多分4回も続かないと信じて。
…………
……
じゃあ今までのちかえしをたっぷりとさせて貰おうじゃないか(勝勢)
はい、無事にグイグイと敵陣に食い込み、時間もほぼ互角で既に勝ってるようなものです。ホモちゃんのノータイム指しが炸裂している時点で、もう読み切ってるといっても過言ではないでしょう。
「クソッ」
アヒルのオッサンは駒を投じて、無言でチョコの包みをこっちに投げてきました。無事に勝利することが出来ましたね、良かったよかった。
まぁ、このおじさん自体は、天衣ちゃんが相手にしたパンサーと比べると大分格落ちな相手なので、勝てて当然な勝負ではあります。
では、何故負け続けたのかというと、慣れない3切れでの闘いであることと、見慣れない陣形だったということです。ホモちゃんは相手を詰まそうとするけど、オッサンの方は切れ負け狙い。同じルールでの闘いではなかったから、噛み合ってなかったというのが真相ですね。
最終的に、ホモちゃんの目が慣れて、どこを攻めれば良いのか分かってきたので、無事に勝てたようです。
大駒を捌かない、耕すように前進しながら、早指しで勢いよく指す。適応さえできれば、後は何とかなるものです。
「中々、才能あるじゃねえか、クソガキ」
”オジサンは、凄く楽しくない将棋、でした”
「ッケ、とっとと家に帰っちまえ」
はい、無事に勝てたので、今日はここまでと……おっと?
LEVEL UP!
メンタル クソザコナメクジ→ざーこ♡ に変化しました。
やったぜ。
将棋の内容に夢中になってたので、その他の事が気にならなくなる。いい傾向です、このまま盤外戦術に強くなって欲しいものですね。
では、改めまして、レベルアップもしたので、今日はここまでとします。
ご視聴ありがとうございました。
「お疲れ様、萌ちゃん」
「はい、疲れ、ました……」
双玉クラブからの帰り道。八一お兄ちゃんと一緒に歩くだけで、不思議と足が軽い気がする。
あんまり、歩いたりするのは得意じゃないから、少し不思議な感覚。寒いからと繋いだ手が温かくて、もしかしたらそのお陰かも知れない。
八一お兄ちゃんの手、不思議な棋譜を紡ぐ魔法の手。だから、心がこんなにポカポカするのかもしれません。八一お兄ちゃんの手は素敵です、誰よりも暖かく感じるから。
「それにしても、アヒル使い相手に結構苦戦したね。もしかして、見るのは初めてだった?」
「初めて、でした。変な格好で、落ち着くまで、大変、でした。多分、変態さん? だと思います」
「そっか、ネット将棋とかで、ああいう人と当たったことはないかな?」
「早石田なら、沢山指したことは、あります」
「まぁ、3切れあまり指さないなら、そういうもんか」
こうして、八一お兄ちゃんと将棋の話をするのが楽しい。好きなお話を、憧れの人と出来るのは、凄く幸せなこと。最近知った、大切なこと。
「八一先生、は指したこと、あります?」
「アヒルを? あー、姉弟子に無理やり指させられた事なら、ちょっとだけ。切れ負けすると、耳元で呪詛を吐くから無茶苦茶怖かったなぁ」
「そう、ですか」
嬉しそうに、懐かしそうに、姉弟子と口にする八一お兄ちゃん。
どこかが、チクッとする。でも、笑ってる八一お兄ちゃんは、好き、だから。嫌じゃないけど、ちょっとだけ苦しい。
「うん? 萌ちゃん、どうかした?」
ギュッと、八一お兄ちゃんの手を握っていた。
温かい、誰よりも熱い手。将棋盤の上で、情熱を生み出す神様みたいな手。でも、今だけは、将棋の手でも、空先生の手でもない。
私が握ってる、私と手を繋いでくれてる、二人の手。
「八一お兄ちゃんの手、温かい、です」
「もう10月も後半だからなぁ。そろそろ、防寒着とか用意しないと」
「今は、大丈夫、です」
「こらこら、風邪を引いたら教えてあげられないだろうに」
「気を付け、ます」
何時までも、今日みたいな日が続きますように。
どこかの神様に、届くか分からないお祈りをした日。お家に着いた時、何となく、手を洗いたくなかった。
解説
双玉クラブ:りゅうおうのおしごと! 原作でも出てくる、天衣ちゃんが修行した店。通称、真剣(師がいる)ゼミ。
妙にガラが悪い連中が揃って居るが、将棋の腕前は尖ってて強い。ゲーム的には、あらゆるB級戦法の経験値を得られる店として重宝されている。
元ネタは恐らく、新世界にある三桂クラブ。遠目でしか見たこと無いが、人の良さそうなご老人ばかりが多い印象のお店だった。一回指しに行ってから小説の方を書こうと思ったが、コロナウィルスのせいでご破産に。
チョコレートの包み:未成年の八一が、煙草の箱を持ってると犯罪になるからね、しょうがないね。中身は……平べったくて丸いものが入ってます(目逸らし)
真剣:お金を掛けて指す勝負のこと。昔は大金を掛けて、将棋指しが骨肉の争いを繰り広げたとか(そういう人達を、真剣師と呼ぶ)。将棋連盟や公的機関の賭博取締により、昭和時代後半にはほぼ真剣師は壊滅している。真剣師から、プロ棋士に転向した人も存在する。
アヒル囲い:ウォーズ3切れで時々見かける、左右に駒を展開して手待ちをし、隙をみて大駒を交換し、相手の陣地に打ち込む作戦。原則切れ負け狙いの人に負けたら、凄く悔しい。
但し、10切れで見かけたら要注意。切れ負け狙いじゃなくのに普通に強く、なんだこのおっさん!? と驚愕する羽目になる。10切れで、わざわざ切れ負け作戦するはず無いって話ですね(白目)
ウォーズで遭遇した事があるのは、3二飛からフォームチェンジするのと、一間飛車からトランスフォームするの。
縦歩取り:ひねり飛車と公式では言われてるらしい、相掛かりのバリエーションの一つ。角道を開けるために突いた3四の歩を略奪する戦法。時折、そこから三間飛車にモードチェンジしている棋譜も見かける。
アヒルのオッサン:ぶっちゃけ強さはアマ2段ほど。そこまで強くないモブ……だが、その戦法はウォーズ3切れで被害にあった諸兄に頭痛を与え、一躍名物モブと化した。最初の表記はアヒルオジサンだったが、明らかに別人と間違えられかねないので、アヒルのオッサンという表記になった。
九頭竜八一:チラチラとホモちゃんの将棋を覗いてたので、その行動的に恐らくホモ。今度ここに来た時は、もう少し強い相手と指して欲しいと考えている。
ホモちゃん:アヒルを初めてみた感想は、アヒルのオッサンバレーダンサーが踊り狂ってるという感じて、見た目のアレさにドン引きしていた。八一のことになると、ポエミーロマンチックな思考に切り替わってしまう不具合を抱えている。
手洗いうがいは、ちゃんとしなくてはならない(戒め)
エイプリルフールのおまけ
姉弟子を攻略するRTA、はーじまーるよー。
計測開始は「はじめから」を選択してから、姉弟子と付き合えたところで計測終了。プレイヤーキャラクターは、問答無用で九頭竜八一の一択です。
はーい、よーいスタート(棒読み)
はい、OPが終了して、始まりましたね。開始地点は清滝邸、姉弟子の誕生日である9月9日からです。
では、ここで問答無用に、八一にビールを飲ませましょう(外道)
酔った勢いが、一番強いですからね、仕方ないです。
見つけました、ビール!ビール! 早速飲みます、じっとしてたら桂香さんに見つかって、すごい叱られますからね(1敗)
冷えてるか~?
「冷たいけど……苦い」
バッチェ冷えてましたね、良し(確信犯)。
このまま、姉弟子の元へ向かいます。お、見つけました。おーい、姉弟子ー。
「姉弟子、聞いて欲しいことがあるんです!」
「何? 誕生日プレゼント?」
「はい、誕生日です」
「? 八一、何か変だけど……」
「姉弟子、好きです! 俺が誕生日プレゼントです!」
お前の事が好きだったんだよ!(迫真)
「!? か、からかってるのっ? ぶちこりょすじょ、われぇ」
「本気です!」
酒を飲んでる八一は無敵です。
おらっ、落ちろ!
「っんん!?」
「銀子ちゃん、綺麗……」
「ば、ばか!」
落ちたな(確信)
二人は幸せなキスをして終了です。
「何で、こんなこと……」
「急に、姉弟子が好きって気持ちが、止まらなくて」
「……分かった、浮気したら殺すから」
やったぜ。
無事に付き合う事ができましたね。
ここでタイマーストップ。
タイムは3分きっかり、姉弟子はチキンラーメン並みです。女騎士より早く、即落ちしましたね。本編はガバ塗れなのに、こんなところで好タイム出さなくて良いから(良心)
この二人は相性が抜群なので、一度付き合うと、別れる事はありません。
二人の愛が世界を救うと信じて、ご視聴ありがとうございました!