戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達 作:のうち
翼「翼です。立花も一緒に居ます。」
弦十郎『ノイズを検知した。相当な数だ。おそらくは未明に検知されていたノイズと関連があるはずだ。』
翼「了解しました。現場に急行します。」
弦十郎『ダメだ!メディカルチェックの結果が出ていない者を出すわけにはいかない。』
翼「ですが!あ・・・。」
翼の手を握る響
響「翼さんは皆を守ってください。だったら私、前だけを向いていられます。」
翼「・・・・。」
一方、クリスは店の外に出ると・・・人が居なくなった商店街へやってきたクリス。
クリス「はあ、はあ、はあ・・・。あたしのせいで関係ない奴らまで・・・うわあああああああああっ!!!
あたしのしたかったのはこんなことじゃない! けど、いつだってあたしのやることは・・・!
いつもいつもいつも・・・! うっ・・・うぅっ・・・。」
泣いているとノイズが周りに集まってくる。
クリス「あたしはここだ。だから・・・。関係ない奴らのところになんて行くんじゃねえっ!」
クリスは叫ぶ。
クリス「Killter・・・。」
ギアを纏おうと詠唱を歌おうとすれば、ノイズに攻撃され邪魔される。
クリス「はっ!?」
クリスが気が付いた時にはノイズがすぐ近くに
弦十郎「ふん!!」
物凄い踏み込みの威力でアスファルトがめくれ上がって壁になり、ノイズの攻撃を防ぐ。
弦十郎「はあっ!!」
さらにアスファルトの壁を拳で貫き破壊する。
破片がノイズに向かって降り注ぐ。
弦十郎「はぁぁぁぁっ!!」
クリス「っ・・・?」
またアスファルトがめくれ上がってノイズの攻撃を防ぐ。
その間に、弦十郎はクリスを抱きかかえて、
ジャンプ!
ビルの上に避難しました。
弦十郎「大丈夫か」
クリス「・・・・。」
弦十郎から離れるクリス。
クリス「Killter ichiival tron」
詠唱を歌いヒュッケバインEXをまとう
クリス「ご覧の通りさ! あたしのことはいいから他の奴らの救助に向かいな!」
弦十郎「だが・・・!」
クリス「こいつらはあたしがまとめて相手してやるって言ってんだよ!」
クリスはフォトンライフルを構える。
クリス「ついてこいノイズども!」
次々と・・・。ノイズを殲滅していくクリス。
弦十郎
(俺は・・・・また、あの子を救えないのか・・・?)
そして響が戦場の近くに来ました。
??「きゃあああっ!!」
響「っ!」
近くで悲鳴が聞こえた。
響は悲鳴が聞こえたビルへ向かいました。
古いビル。
響「誰かっ!? 誰か今・・・!」
響が叫ぶと、ノイズが攻撃してきた。」
攻撃を避けた響。しかし、足場を壊されてしまい・・・。
何とか下に着地。
伸びる触手。
ビルの中にはタコみたいなノイズが居ました。
響「っ・・・。」
響が声を出そうとすると、突然口が塞がれました。
何と! そこに居たのは未来。さっきの悲鳴は未来だったのです。
未来『静かに。アレは大きな音に反応するみたい。』
と打たれたスマホの画面を見せる。
響「っ!」
未来『アレに追いかけられて・・・、ここに逃げ込んだの。』
響(シンフォギアを纏うために詠うと、未来が危ない・・・どうしよう・・・?)
悩む響に、未来はスマホを見せる。
それを見た響も、スマホを取り出して・・・。見せる。未来はスマホを操作して響に見せる。
響「ッ!?」
響が返事を書こうとすると・・・・。
未来は止める。そしてまたスマホを見せる。
響「っ!」
そのとき、響の足が近くの瓦礫にぶつかる。
響&未来
「っ!!」
その音を聞いて、ノイズが反応する。
未来「私、響にひどいことした。今更許してもらおうなんて思ってない。それでも、一緒に居たい。私だって戦いたいんだ。」
響「ダメだよ、未来・・・。」
未来「どう思われようと関係ない。響一人に、背負わせたくないんだ・・」
響「あ・・・。」
未来「私・・・。もう迷わない!!」
未来が叫ぶと、ノイズはその声に反応する。未来は響から離れて走り出す。
響「っ・・・!」
ノイズが攻撃してきても、未来は止まらず走り続ける。未来はそのまま、ビルの外へ逃げて行く。
ノイズも、未来を追いかけていく。
響「Balwisyall nescell gungnir tron」
詠唱を歌い、ガングニールを纏う。
緒川「響さん!」
緒川が響の前に現れる。
響「緒川さん!」
響、緒川の前に着地。
響「緒川さん、民間人の避難を逃げ遅れがいないかをお願いします。」
緒川「響さんは?」
響は何も答えずに飛んでいってしまいました。
響(未来・・・どこ・・・?)
未来『響、聞いて。私が囮になってノイズの気をひくから。その間になんとかして。』
響『ダメだよ! そんなこと未来にはさせられない!』
未来『元陸上部の足だから何とかなる。』
響『何ともならない!』
未来『じゃあ、何とかして。』
響『えっ!?』
未来『危険なのはわかってる。だからお願いしてるの。私の全部を預けられるの響だけなんだから。』
未来「私、響にひどいことした。それでも一緒に居たい。私だって戦いたいんだ。」
響「っ・・・。」
響(戦ってるのは私一人じゃない。シンフォギアで誰かの助けになれると思っていたけど、それは思い上がりだ。
助ける私だけが一生懸命じゃない。助けられる誰かも、一生懸命。本当の人助けは自分一人の力じゃ無理なんだ。
だから、あの日あの時、奏さんは私に生きるのを諦めるなを叫んでいたんだ。
今なら分かる気がする!)
未来「きゃあああっ!!」
響「はっ!?」
未来を発見、ノイズに追いかけられている
ノイズの攻撃が地面を砕き、未来は転んでしまう。
しかし、未来はすぐに立ち上がって、また走り出す。
響(そうだ・・・。私が人を助けたいのは・・・。惨劇を生き残った負い目なんかじゃない!)
歌を歌いながら響の足のパーツが変形。
ワイヤーが伸びる。
響(2年前、奏さんから託されて・・・。私が受け取った!)
着地と同時に・・・・
ワイヤーが戻る。
響(気持ちなんだっ!!)
その反動を利用して、さらに加速してジャンプ!
未来(もう走れない・・・。ここで、終わりなのかな・・・?、ないよね・・・響・・・。けど、まだ響と流れ星を見ていない!)
力を振り絞って、立ち上がる未来。ギリギリでノイズの攻撃を避ける。
ノイズの攻撃で道路が壊れ・・・。
未来「きゃあああっ!!」
響が駆けつける!
拳を振りかぶって・・・。ノイズを貫く!
左手のバンカーを伸ばして後ろに向かって発動!
その反動を利用して空中で方向転換し、未来の元へ。
足のワイヤーを伸ばしてその反動で着地の衝撃を抑える。しかし・・・。
響「うわっ、っと、とととととっ。」
未来「きゃあっ!」
着地点が坂だった為、そのまま下まで滑り落ちてしまう。」
響&未来「あ、痛~~~~。」
お互いに同じ部分をぶつける。
響&未来「あはははは!」
響「かっこよく着地するって難しいんだなー。」
未来「あっちこっち痛くて・・・。でも、生きてるって気がする。ありがとう。響なら絶対に助けに来てくれるって信じてた。」
響「ありがとう。未来なら絶対に最後まで諦めないって信じてた。だって、私の友達だもん。」
未来「うっ・・・ひっく・・・。うわあああん!」
響「うわっ!」
未来「怖かった・・・怖かった・・・。」
響「私も、すごい怖かった・・・。」
未来「私、響が黙っていたことに腹を立てていたんじゃないの。
誰かの役に立ちたいと思っているのは、いつもの響だから。でも、最近は辛いこと苦しいこと、全部背負い込もうとしていたじゃない。
私はそれがたまらなくイヤだった。また響が大きな怪我をするんじゃないかって心配してた。
だけど、それは響を失いたくない私のワガママだ。
そんな気持ちに気づいたのに今までと同じようになんて出来なかった・・・。」
響「未来・・・。それでも未来は私の・・・。う・・・。」
未来「? なに?」
響「はははは、だってさ!髪の毛ボサボサ、涙でグチャグチャ。なのにシリアスなこと言ってるし!」
未来「もう! 響だって似たようなものじゃない!」
響「えっ!? ウソ!? 未来、鏡貸して!」
未来「鏡はないけど、これで撮れば・・・。」
響「あー、もうちょっと! あ。ずれたー。」
未来「撮るよ? 響。」
パシャッと未来が写真をとり、響に見せる。
響「おおおおお! すごいことになってる! これは呪われたレベルだ・・・。」
未来
「私も想像以上だった・・・。」
響&未来
「あははははは!」
そして事後処理が終わり別区画で戦っていた奏やミヤコ、エクセレンたちも集合していた。
緒川「はい。トロンべさんから回収しました。」
未来「ありがとうございます。」
緒川「どうしたしまして。」
響「あの・・・師匠。」
弦十郎「ん!」
響「この子に、また戦ってるところをじっくりばっちり目の当たりにされてしまって・・・。」
未来「違うんです! 私が首を突っ込んでしまったから・・・!」
弦十郎「ふむ・・・。詳細は後で報告書の形で聞く。まあ不可抗力という奴だろう。それに、人命救助の立役者にうるさい小言は言えないだろうよ。」
響「やたっ!」
未来「うん!」
響&未来「イエーィ!」
キキィーーーー!!と現場に車が到着する。
了子「主役は遅れて登場よ。さて、どこから片付けましょうかしらね~。」
皆「・・・・。」
弦十郎「後は頼りがいのある大人たちの出番だ。響くんたちは帰って休んでくれ。」
響&未来「はい。」
未来「あ、あの! 私、避難の途中で友達とはぐれてしまって・・・。雪音クリスと言うんですけど?」
弦十郎「っ!!、害者が出たとの報せも受けていない。その友達とも連絡が取れるようになるだろう。」
未来「良かった・・・。」
弦十郎「・・・・。」
風鳴司令は無言で空を見上げる・・・。
一方クリスは・・・・、
クリス「・・・・」
エルザ「・・・クリスこんなところにいたのか。」
クリス「エルザ、何のようだよ。」
エルザ「いや、今日の宿はどうするつもりかと思ってな。」
クリス「あんたにゃ関係ねぇよ。」
エルザ「そうか・・・。」エルザはコンビニの袋を投げ渡す。
クリス「・・・・、まあありがたくもらっとく。」
とクリスはまた一人でどこかにいってしまいました。
響「おやすみー。」
未来「おやすみなさい。」
響と未来の二人は同じベットに入っていた。
響「くかー。」
未来「えっ!? はやっ!」
響「ふふふー。」
未来「もう・・・!」
響「あははは!」
未来「ひどーい!」
二人の部屋に、新しい写真が飾られました。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回で原作第8話が終了しました。よろしければ感想をよろしくお願いします。