戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達   作:のうち

39 / 46
第47話

10日後、修理されたライブ会場。

当日リハーサル終了後の楽屋にて

 

緒川「リハーサル、いい感じでしたね。」

パチパチパチ。

 

緒川「トニー・グレイザー氏。」

 

トニー・グレイザー「なかなか保留にしていた件でのお返事がいただけなかったもので、直接、交渉に伺わせていただきました。いやはや、ミスゾンボルトのこと、大変残念でした。」

 

緒川「ええ、ありがとうございます。社長もいまだICUから出ることは出来ませんが

Mr.グレイザー。移籍の件については正式に・・・。翼さん?」

 

翼「もう少し時間をいただけませんか?」

 

トニー・グレイザー「つまり、考えが変わりつつある、と?」

 

翼「・・・。」

 

トニー・グレイザー「そうですね。今の君が出す答えであれば是非聞かせていただきたい。

今夜のライブ、楽しみにしていますよ。」

 

翼「・・・・。」

会場には多くの観客が集まって来ました。

そんな中、響は一人走っていました。

 

響「せっかくチケットもらったのに・・・開演に遅れそう。」

電話が鳴りました。

 

響「っ!はい、響です。」

 

弦十郎『ノイズの出現パターンを検知した。今、ミヤコとエクセレンが現場に急行している。翼や奏にはこれから連絡を・・・。』

 

響「師匠!」

 

弦十郎『どうした?』

 

響「現場には私一人でお願いします。今日の翼さんは自分の戦いに望んで欲しいんです。

あの会場で最後まで歌い切って欲しいんです。」

 

弦十郎『っ!』

 

響「お願いします。」

 

弦十郎『やれるのか?』

 

響「はい!」

 

いよいよ翼のステージが始まる。

観客の歓声が上がる。

銃撃。

巨大なノイズ。

響は・・・。

急いで現場に急行。

ステージでは、翼の曲が流れ始める。

現場で戦っていたのはクリスでした。

大量のノイズ。

 

クリス「っ!」

 

クリス

「うわぁっ!!」

吹き飛ばされるクリス。

 

 

再び、ノイズの砲撃!

倒れているクリスに迫る。

響が登場!

 

クリス「っ!?」

 

右手のバンカーを伸ばす響。右手に力を集中して・・・。

突撃!イズの間を縦横無尽に駆け巡り・・・。

一気に殲滅!

響の後ろに巨大ノイズが!

 

砲撃!

 

響「っ!!」

クリスの援護射撃。

クリス「貸し借りは無しだ!」

 

響「っ・・・。」

 

 

ノイズの砲撃!

響はジャンプして躱す。

右手のバンカーを伸ばして。

 

響「たあああああああっ!!」

 

面を思いっきり殴る。

地面を伝ったエネルギーがノイズを蹴散らし、

大型ノイズをよろめかせる。

 

また右手のバンカーを伸ばす。

 

響「うううううう・・・!」

もっと伸ばす!

 

クリスの援護射撃。

 

巨大ノイズに向かってジャンプ。

振りかぶって・・・パンチ!

巨大ノイズを貫く!

翼の復帰ライブは無事に終わりました。

観客は大歓声を上げる。

響も無事にノイズを倒せました。

そして現場に到着したエクセレンやミヤコも参戦し、着々と残りのノイズを残滅していくのだった。

 

翼「ありがとう、皆!今日は思いっきり歌を歌って、気持ちよかったの。」

 

トニー・グレイザーは真剣な目で見ている。

 

翼「こんな想いは久しぶり。忘れていた。でも思い出した。私はこんなにも歌が好きだったんだ。聞いてくれる皆の前で歌うのが大好きなんだ。もう知ってるかもしれないけど、海の向こうで歌ってみないかってオファーが来ている。

自分が何のために歌うのか、ずっと迷ってたんだけど・・・。今の私は、もっとたくさんの人に歌を聞いてもらいたいと思っている。

言葉は通じなくても歌で伝えられることがあるのなら。

世界中の人に私の歌を聞いてもらいたい。」

観客は大歓声をあげる。

未来も拍手していました。

 

翼「私の歌が誰かの助けになると信じて皆に向けて歌い続けてきた。だけどこれからは皆の中に自分も加えて歌って行きたい。だって私はこんなにも歌が好きなのだから。たったひとつのワガママだから、聞いてほしい。許してほしい。」

 

奏『許すさ。当たり前だろ。』

とその声がスピーカーから聞こえる。

翼「っ!?」

その声に驚きが隠せないとステージの昇降機から奏が現れる。

 

奏「スペシャルゲストさ、お前の旅立ちを祝うために、ツヴァイウィング一日限りの復活だ!」

と曲の前奏が流れる。

 

 

観客は翼の名前を叫んで応援してくれる。

翼の目から涙が零れる・・・。

 

翼「ありがとう・・・。」と翼と奏は月光のフリューゲルを歌うのだった。

 

 

緒川「Mr.ブレイザー。」

 

トニー・グレイザー「君か。少し早いが今夜は引き上げさせてもらうよ。これから忙しくなりそうだからね。」

 

緒川「っ!風鳴翼の夢を、よろしくお願い致します!」

 

トニー・グレイザー「ハハハハハ・・・。」

 

 

路地裏のゴミ箱を蹴り飛ばすクリス。

 

クリス「あいつは敵だぞ・・・! なのにどうして助けちまった!?う、フィーネ・・・。ちくしょう・・・!」

自分でも自分の行動がわからず、がっくりと膝を折るクリス。




今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
 宜しければアンケートのご協力や感想をいただけたら幸いです。

小説の今後について

  • シリーズ毎に作品を分ける。
  • 章分けして1つの作品で続ける。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。