戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達 作:のうち
フィーネの住む洋館
森の中に銃を持った男たちが、
潜んでいました。
そこにいた了子はなにかの作業をしている。
銃を持った男たちがドアの前を陣取る。
了子「っ!!」
窓からも銃を持った男たちが侵入してくる。
了子「なっ!?きゃあっ!!」
倒れる了子。
リーダーらしき男。「手前勝手が過ぎたな。聖遺物に関するデータは我々が活用させてもらおう。」
了子「掠める準備が出来たら、あとは用無しってわけね。徹底しているわ・・・。」
どう見ても致命傷。
リーダーらしき男「ふん。」
了子は傷口に手を当て、その手が光り傷をいやす。
了子「あああああっ!それもわざと痕跡を残して立ち回るあたりが、品性下劣な米国政府いや、このイヤらしい手口はケネス・ギャレットの仕業か。」
リーダーらしき男「くっ!」
了子「ブラックアートの深淵を、覗いてすらもいない青二才のアンクルサムが・・・。」
リーダーらしき男「撃てッ!」
血が飛び散る。
その頃、リディアン地下の二課本部開発室にてレモンとマリオンはつい最近になって二課のノイズ退治の際に現れた二機の凶鳥、ヒュッケバインについて話し合っていた。
レモン「それで、マリオン、あの特機型ヒュッケバインについてどう思う?」
ラドム「そうですわね。特機型のほとんどがかつて、対ノイズ兵器として試作機が開発されたアーマー、パーソナルトルーパー、ゲシュペンストの発展型として設計、開発が予定されていたものがシンフォギア技術の大当によって頓挫してしまったものを特機型開発の際にサルベージされたものを修正し、シンフォギアの改良型として組み込まれたのは貴女も存じていると思います。」
レモン「ええ、そのゲシュペンストと開発に伴ってモーションパターン作成のために国連軍に召集された特殊部隊、特殊戦技教導隊の出身のゼルマのおかげでデータを開示してもらえたんだから」
ラドム「ええ、その当時、私はゲシュペンストを開発したマオ社の開発チームにいたのです。」
レモン「・・・・・」
ラドム「そして、ゲシュペンストの開発がひと段落すると、そのノウハウを用いた新型PTの開発がマオ社では進められていましたの。」
レモン「それが・・・ヒュッケバイン」
ラドム「その通りですわ。ヒュッケバインにはゲシュペンストの動力として使われた核融合ジェネレーターよりも出力の強いプラズマジェネレーターの搭載が予定されていました。ですが、突然、国連の上層部から、遺跡から発見されたLOT技術によって制作されたブラックホールエンジンの搭載した試験機としてヒュッケバインにそれを搭載するようにとの機密指令が下されたのです。
この基となったゲシュペンストの試作機と同様に三機のヒュッケバインが制作されていた内の2機にブラックホールエンジンが搭載され型式番号にⅬ、Rがつけられて区別され、私達はその搭載型Rをつかって運用試験を行っていたのですが、ある日の海上プラントでの起動実験にてブラックホールエンジンの暴走事故が起きてその海上プラントは壊滅的な被害を負ったの。ヒュッケバインプロジェクトはその責任を負わされる形で凍結になり、無事だった搭載型Lは封印となったのよ。」
レモン「それじゃあ、特機型開発の時にヒュッケバインのデータのほとんどが閲覧不能だったのは」
ラドム「まあ、そういうことなのでしょうね。」
レモン「でも、それなら、あの赤いヒュッケバインはいったい何なの?」
ラドム「わからないですわ。今回の騒動で確認された2機のヒュッケバインは私がマオ社にいたときにはなかったものですわ。それに黒いほうには丁寧に装着者のデータをロックする機能がつけられていた上に、バイザーで顔もよく判別することはかないませんでしたし」
レモン「たしか、黒いほうの存在はゼルマの戦闘データのログで存在が確認されていただけ、聖遺物の反応自体はあの黒いほうからは完治されなかったしね。」
ラドム「ですので、私、マオ社のほうに伺って、あのヒュッケバインについて聞いてみます。しばらく本部を離れますので奏者たちのギアの面倒はお願いしますわね。」
レモン「ええ、了解。行ってらっしゃい。お土産楽しみにしてるわね。」
とその言葉を背にマリオン・ラドムは開発室から出ていくのだった。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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今回は原作10話の冒頭とこの世界のOG世界の技術やPTについての解説回という形にしました。設定については無印編終了後に世界観や技術についての設定を掲載したいと思います。
小説の今後について
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シリーズ毎に作品を分ける。
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章分けして1つの作品で続ける。