戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達 作:のうち
弦十郎達は二課の本部から脱出し、リディアン地下のシェルターへと逃れてきていた
弦十郎「防衛大臣の殺害手引と、デュランダルの狂言強奪。そして本部にカモフラージュして建造されたカ・ディンギル。俺たちは全て櫻井了子の手の平の上で踊らされてきた・・・。」
緒川「イチイバルの紛失を始め、他にも疑わしい暗躍はありそうですね。」
弦十郎「それでも同じ時間を過ごしてきたんだ。その全てが嘘だったとは、俺には・・・。」
緒川「っ・・・。」
弦十郎「甘いのはわかっている・・・。性分だ。」
レモン「こんな時にラドムがマオ社に戻っていたのは幸いだったとしか言えないわね。」
弦十郎「ああ、まさか所属不明の特機の情報収集のためにマオ社にいっているときにこんなことになるとは」
レモン「でも今は地上の様子を確認することが最優先よ。モニターをどうにかできればいいんだけど」
一方、地上では
響「嘘ですよね? そんなの嘘ですよね?だって了子さん、私を守ってくれました。」
フィーネ「あれはデュランダルを守っただけのこと。希少な完全状態の聖遺物だからね。」
響「嘘ですよ。了子さんがフィーネと言うのなら、じゃあ、本当の了子さんは?」
フィーネ「櫻井了子の肉体は、先だって食い尽くされた。いえ、意識は12年前に死んだと言っていい。超先史文明期の巫女フィーネは、遺伝子に己が意識を刻印し・・・。自身の血を引く者がアウフバッヘン波形に接触した際、
その身にフィーネとしての記憶、能力が再起動する機能を施していたのだ。12年前、風鳴翼が偶然引き起こした天羽々斬の覚醒は。同時に、実験に立ち会った櫻井了子の内に眠る意識を目覚めさせた。その目覚めし意識こそが、私。」
響「あなたが了子さんを塗りつぶして・・・。」
翼「まるで過去から蘇る亡霊!」
フィーネ「フフフ。フィーネとして覚醒したのは私一人ではない。歴史に記される偉人。英雄。
世界中に散った私たちはパラダイムシフトと呼ばれる技術の大きな転換期にいつも立ち会ってきた。」
翼「っ! シンフォギアシステム・・・!」
フィーネ「そのような玩具、為政者からコストを捻出するための福受品に過ぎぬ。余計な茶々が入ったせいでプロトタイプや特機型などといううれしい誤算までついてきたわけだが」
翼「お前の戯れに、師匠は命を散らせたのか!?」
クリス「あたしを拾ったり、アメリカの連中とつるんでいたのもそいつが理由かよ!?」
フィーネ「そう・・・全てはカ・ディンギルのため!その為にわざわざ黒い竜巻を協力させるのにずいぶん苦労させられたものだ。まあ、そのかいあってか、ゼルマという厄介な剣を壊すことが出来たがな。」
奏「ふ・・、ふざけるな!、お前、ゼル母さんをどこにやった。」
フィーネ「ああ、あいつのことなど知るか、処分はトロイエの連中に任せたからな。今頃は・・・・、フフフ、どうなっていることやら、安心しろ死んでいるに生きているにしろお前たちがここで死ぬことに変わりはないのだからな。」
避難民「何だこの揺れは!?」
弓美「このままじゃ、私たちも死んじゃうよ・・・。もうイヤだよ!」
何かが学園の地下からせり上がってくる。
二課本部内部も変形し、
エレベーターシャフトに謎の機械が現れる。
3人「わああああっ!!」
友里「司令! こちらです!」
弦十郎(了子くん・・・。)
フィーネの後ろにエレベーターシャフトが伸びてくる。
響「っ!?」
フィーネ「これこそが、地より屹立し天にも届く一撃を放つ・・・。荷電粒子砲カ・ディンギル!」
クリス「カ・ディンギル! こいつでバラバラになった世界が1つになると?」
フィーネ「ああ! 今宵の月を穿つことによってな!」
響「月を?」
翼「穿つと言ったのか?」
クリス「何でさ!?」
フィーネ「私はただ、あの御方と並びたかった・・・。その為にあの御方へと届く塔を心あるものに建てようとした・・・。だが、あの御方は人の身が同じ高みに至ることを許しはしなかった・・・。あの御方の怒りを買い雷帝に塔が砕かれたばかりか・・・。人類が交わす言葉まで砕かれる。果てしなき罰・・・。バラルの呪詛をかけられてしまったのだ。月が何故古来より不和の象徴と伝えられてきたか・・・。それは!月こそがバラルの呪詛の源だからだ!!人類の相互理解を妨げるこの呪いを! 月を破壊することで解いてくれる!そして再び世界を1つに束ねる!」
カ・ディンギルの内部が光り始め、
エネルギーチャージが開始される。
クリス「呪いを解く!? それはお前が世界を支配するってことなのか?安い! 安さが爆発しすぎてる!」
フィーネ「永遠を生きる私が余人に歩みを止められることなどあり得ない。」
響&翼&クリス&奏「っ!!」
4人同時に変身シーン。
一方地下ではエレベーターシャフトの変動により先ほどまでいたシェルターが崩れてしまい民間人のいる区画へと移動してきていた。
詩織「小日向さん!」
未来「良かった・・・。皆良かった・・・。」
藤尭「この区画の電力は生きているようです!」
緒川「他を調べてきます!」
創世「ヒナ、この人たちは?」
未来「うん・・・あのね・・・。」
弦十郎「我々は特異災害対策機動部。一連の事態の収束にあたっている。」
弓美「それって、政府の・・・。」
藤尭「モニターの再接続完了。こちらから操作出来そうです。」
モニターに響たちの姿が映る。
未来「あっ!? 響!」
3人「えっ!?」
とほかの三人もモニターをのぞき込む。
未来「それに、あの時のクリスも・・・?」
モニターにフィーネの姿が映る。
レモン「これが・・・?」
友里「了子さん?」
弓美「どうなってるの? こんなのまるでアニメじゃない・・・。」
創世「ヒナはビッキーのこと知ってたの?」
未来「・・・・。」
創世「前にヒナとビッキーがケンカしたのって・・・。そっか、これに関係することなのね。」
未来「ごめん・・・。」
地上ではクリスがスプリットミサイルを放つが
フィーネ「ふん!」
ミサイルは全て迎撃されてしまう。
クリスは翼と奏の方を見る。
翼と奏は頷き、
響も三人の様子を見て察する。
煙の中から飛び出す三人。
響がフィーネに蹴りかかる。フィーネには軽く避けられてしまうが・・・。
突然ジャンプ!
一瞬、虚を突く。その瞬間に翼と奏が走り込む。
カキーン!
フィーネはムチを剣のようにして、鍔迫り合い。
と、思ったらムチに戻して翼の剣を絡め取る。
剣を飛ばされてしまう。
フィーネの反撃をバク転して躱す翼。
そのまま地面に手をついて、
回転!
奏も斬艦刀で切りかかる
フィーネもムチを回転させて攻撃を防ぐ。
フィーネ「はっ!?」
響「たああああっ!!」
響の攻撃を防ぐフィーネ。
フィーネ「フッ。・・・・ん?」
クリス「おめーは、こっちだ!!」
クリスは背部ミサイルラックから2機のミサイルを発射する。
フィーネは躱すが、ミサイルはずっと追いかけていく。
クリス「スナイプ!」
その間に、もう一発のミサイルをカ・ディンギルに向ける。
フィーネ「チッ!」
クリス「デストロイ!!」
フィーネ「させるか!!」
ミサイルは迎撃されてしまう。
フィーネ「もう一発は!?」
もう一発は、カ・ディンギルの上へ向かって飛んでいました。
そのミサイルにはクリス自身が乗っていました。
響「クリスちゃん!?」
奏「何のつもりだ!?」
フィーネ「ちっ!?だが、足掻いたところで所詮玩具!カ・ディンギルの発射を止めることなど!」
クリス「Gatrandis babel ziggurat edenal
フィーネ
「っ!?」
翼「この歌・・・まさか!?」
クリス「Emustolronzen fine el baral zizzl」
響「絶唱!?」
ミサイルから飛び降りたクリス。
クリス「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl」
クリスの手にはブラックホールキャノンを構える。
カ・ディンギルのエネルギーが最大にまで溜まる。
クリスも、エネルギーを溜める。
カ・ディンギル発射!
絶唱を発動!
二つのビームがぶつかり合う。
響&翼「あ・・・。」
フィーネ「一点収束!押しとどめているだと!?」
しかし、クリスのブラックホールキャノンの砲身にヒビが入る。
クリス(ずっとあたしは、パパとママのことが大好きだった・・・。だから二人の夢を引き継ぐんだ・・・。パパとママの代わりに平和を掴んでみせる・・・。)
しかし、クリスのビームは少しずつ押されてしまう。
クリス(あたしの歌は・・・。)
ブラックホールキャノンの爆発と荷電粒子砲に飲み込まれるクリス。
クリス(その為に・・・!)とクリスはその爆発の最中に更に引き金を引く
荷電粒子砲は月への軌道をずらしたのであった。
響&翼「あ・・・・。」
月の一部が砕ける。
フィーネ「仕留めそこねた!?僅かに逸らされたのか!?」
空から光り輝くものが落ちてくる。
響&翼「あっ!!」
ボロボロのクリス。
弦十郎「っ・・・!」
未来「っ・・・。」
翼「っ・・・!」
響「っ・・・。」
クリスは森の中に落ちる。
響「あ・・・あ・・・・あああああああっ!!」
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回で原作一期11話が終了しました。次回以降最終回の話からエピローグへと移ります。
感想やアンケートもよろしければよろしくお願いします。
今後のOGキャラの扱いについて
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男は全員TS(爺ちゃんキャラ除く)
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一部の性別はそのまま