戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達 作:のうち
カデインギルの発射をクリスの決死の妨害により、月の完全な破壊は免れたのであったがこの出来事は奏者たちの精神にけして小さくない傷跡を残した。
響「うっ・・・うっ・・・うぅ・・・・。」
フィーネ「・・・・。」
響「うぅっ・・・。そんな・・・。せっかく仲良くなれたのに・・・。こんなのイヤだよ・・・。嘘だよ・・・。」
ドクン!
響「もっとたくさん話したかった・・・。 ケンカすることも、今より仲良くなることも出来ないんだよ・・・!」
ドクン!
響「クリスちゃん、夢があるって・・・。でも私、クリスちゃんの夢聞けてないままだよ・・・。」
フィーネ「自分を殺して月への直撃を阻止したか・・・。ハッ。無駄なことを。」
響「っ!!」
フィーネ「見た夢も叶えられないとは、とんだグズだな。」
ドクン!
翼「笑ったのか・・・。命を燃やして大切な物を守り抜くことを!」
奏「・・・翼」
翼「お前は無駄とせせら笑ったか!?」
ドクン!
響「それが・・・!」
翼「っ!?」
響「夢ごと命を・・・。握りつぶした奴の言うことかぁぁぁぁっ!!!」
響の胸の内をどす黒い気持ちが支配する
響「あああああああっ!!」
響は暴走を起こした。
フィーネ「ハッ。」
異形な姿へ変貌した響を見て、声も出ない二課の職員たち。
未来「響・・・?」
創世「あれ、本当にビッキーなの・・・?」
響「ぐるるるるる・・・・!」
奏「響! おい、響!」
フィーネ「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ。制御出来ない力に・・・。やがて意識が塗り固められていく。」
フィーネのその言葉にとある日に了子に言われた言葉を思い出す。
了子『響ちゃんの心臓にあるガングニールの破片が前より体組織と融合してるみたいなの。
驚異的な回復力とエネルギーは、そのせいかもね。』
奏「まさかお前、響を使って実験を?」
フィーネ「実験を行っていたのは立花だけではない。見てみたいとは思わんか?ガングニールに侵食されて、人としての機能が損なわれていく様を。」
翼「お前はそのつもりで立花を! 奏を!」
奏「響!!」
響「があああああっ!!」
響の攻撃はフィーネに防がれる。
フィーネのムチで弾き飛ばされる響。
翼「立花!!」
フィーネ「もはや人に非ず。人の形をした、ただの破壊衝動。」
響「があああああっ!!」
響の攻撃をバリアーを張って防ぐ。しかし、響はバリアを破り、フィーネに襲いかかる。
ズドーン!!響の拳がフィーネにあたる。
そして顔をつかむと
響「があああああっ!!」
顔から胸にかけて真っ二つに引き裂かれるフィーネ。
フィーネ「フフ。」
だがフィーネの体は何ともなかったように修復される。
翼「っ!?」
響「はあ、はあ、はあ・・・。」
翼「もうよせ、立花!これ以上は聖遺物との融合を促進させるばかりだ!」
翼の声に、明らかに敵意を向けてくる響。
翼「っ!?」
響「があああああっ!!」
攻撃してくる響を奏が斬艦刀の腹の部分で吹き飛ばす。
響「ぐるるる・・・!」
翼「立花!」
響「ぐるるる・・・!」
未来「どうしちゃったの響!? 元に戻って!」
弓美「もう終わりだよ、私たち・・・。」
未来「えっ?」
弓美「学園もメチャメチャになって、響もおかしくなって・・・。」
未来「終わりじゃない。響だって私たちを守るために・・・。」
弓美「あれが私たちを守る姿なの!?」
響「ぐるるるるる・・・・!」
未来「私は響を信じる。」
弓美「ひっく・・・。私だって響を信じたいよ。この状況を何とかなるって信じたい。でも・・・でも・・・!」
詩織「板場さん・・・。」
弓美「もうイヤだよ! 誰か何とかしてよ! 怖いよ・・・。死にたくないよ! 助けてよ! 響!!」
翼「くっ!」
パリーン。響の攻撃で翼の計都羅豪剣が折れる。
翼「はあ、はあ・・・。」
響「・・・。」
フィーネ「ハハハ!どうだ? 立花響と刃を交えた感想は?」
奏「くっ!」
フィーネ「お前の望みであったな。」
翼「人の在り方すら捨て去ったか!」
フィーネ「私と1つになったネフシュタンの再生能力だ。面白かろう。」
奏「黙れ!」
フィーネ「!」
奏「そして聞け!、我が名は奏!、奏・A・ゾンボルト、不死身の化生と魔塔を断つ剣なり!」
と斬艦刀の切っ先を突きつける。
フィーネ「フフフ、ならばやってみせろ!」とフィーネは指を鳴らす。
カ・ディンギルが再びエネルギーの充填を開始する。
翼「まさか!?」
フィーネ「そう驚くな。カ・ディンギルがいかに最強最大の兵器だとしても、 ただの一撃で終わってしまうのであれば兵器としては欠陥品。必要あるかぎり何発でも撃ち放てる。その為にエネルギー炉心には不滅の刃デュランダルを取り付けてある。
それは尽きることのない無限の心臓なのだ。」
翼「だが。」
フィーネ「ん?」
翼「お前を倒せばカ・ディンギルを動かす者は居なくなる。」
響「ぐるる・・・!」
翼「立花・・・。」
自我を失った響。
翼はそんな響をまっすぐに見つめる。
フィーネ「フー・・・。」
翼「立花・・・。私はカ・ディンギルを止める。だから・・・。」
響「ぐるる・・・。」
翼に襲い掛かってくる響。
フィーネ「?」
響の渾身のパンチが、奏が止めに入ろうとするが翼に炸裂!
奏「翼・・・」
その瞬間、翼は響を抱きしめる。
フィーネ「っ!?」
奏「っ・・・!」
翼「これは、束ねて繋げる力のはずだろ?」
響の手から血が滴り落ちる・・・。
優しく抱きしめる翼。
翼のギアの小手から区内ダークロックが出て来る。
小刀を手で受け止め、響の影に刺す。
影縫い
翼「立花。奏から継いだ力を、そんな風に使わないでくれ。」
響の目から涙が流れ落ちる。
奏「翼・・・、お前」
翼「奏、立花を頼む。」
フィーネ「・・・。」
翼「待たせたぞ。」
フィーネ「どこまでも剣ということか。」
翼「折れて死んでも、明日に人として歌うために!風鳴翼が魂を込めるのは剣ばかりでないと知れ!」
フィーネ「人の世界が剣を受け入れることなどありはしない!」
フィーネはムチを伸ばして攻撃!翼はジャンプして避ける。
そして翼は高らかに歌う。
計都羅豪剣 五黄殺
フィーネのムチとぶつかりあって・・・爆発。フィーネがムチを伸ばしてくるが翼はその下へ潜り込む
フィーネ「なっ!?」
そのまま接近して、思いっきり振りかぶった一撃!
フィーネ「があっ!!」
カ・ディンギルに思いっきりめり込むフィーネ。
剣を元の大きさに戻す。
ジャンプ!剣を投げる!その剣が巨大化!
天ノ逆鱗
フィーネ「っ!!」
3重のバリアを展開するフィーネ。3重のバリアは貫けない。
しかし、巨大化した剣を足場にして・・・。
フィーネ「ちぃっ!」
炎鳥極翔斬
フィーネ「始めから狙いはカ・ディンギルか!!」
ムチを伸ばしてくるフィーネ。カ・ディンギルに向かって飛ぶ翼。
フィーネのムチが追いかけてくる。必死に逃げるが・・・。
翼「くっ・・・。」
ムチが翼を捉える。
奏「翼!」
翼(やはり・・・私では・・・。)
そのとき、上空を黒雲が覆い、雷がカディンギルに直撃する。
そして光によってくらんだ視力が回復し、そこにいたのは巨大な龍と虎だった。
フィーネ「なっ!?、超機人だと、馬鹿な何故、あれが」
そして二体は咆哮をあげる。そして攻撃を仕掛ける二体、その攻撃によりカディンギルが倒壊する。
響「・・・・夢に出てきた龍と虎」
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後のOGキャラの扱いについて
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男は全員TS(爺ちゃんキャラ除く)
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一部の性別はそのまま