戦姫絶唱シンフォギア 聖遺物試験運用部隊の元隊員達 作:のうち
ライブ当日、ゼルマは関係者としてミヤコやエクセレンらとステージ裏に待機しており、有事の際はすぐに動けるように控え、弦十郎達は本部での映像による監視となった。
そしてライブがスタート、2人の歌が会場は盛り上がり、フォニックゲインも最高潮に達している。だがその雰囲気に水を刺すかのようにノイズ警報がなり、ノイズが会場に出現する。
ゼルマ「なんだと、ミヤコ、エクセレン、一般人の避難を急がせろ。
慎二」
緒川「はい、ゼルマ副司令」と緒川が呼びかけに応じるように現れる。ゼルマは懐からlinkerを渡す。
ゼルマ「これを奏に、この実験の為に、ここ最近はlinkerを投与していない。何かの拍子に限界が来るかもしれん。」
緒川「了解です。」と緒川はさっと消える。
ゼルマ「よし、私は2人に先んじて、出撃する。ミヤコ、エクセレンは別名あるまで待機、一般人の警護を頼む。」
ゼルマは舞台へと走り、詠唱し、新たな姿となった相棒を起動させる。
そして舞台では
奏「皆、逃げろ!」
と、ツヴァイウィングの2人が避難指示を出しながら、一般人の避難を開始する。ミヤコやエクセレンの避難誘導によって何とかスムーズに進んでいるように見える。先程、緒川によってlinkerを受け取り、奏も戦闘準備は整った。
奏「翼、いくぞ!」
翼「ええ、今この場に置いて、剣と槍を携えているのは私達2人だけだ。」
翼「Imyuteus amenohabakiri tron」
奏「Croitzal ronzell gungnir zizzl」
と2人は詠唱を唱えて、ギアを纏い、ノイズを倒していく。
ゼルマ「チェスト!」とゼルマ一線がノイズを何割かを倒す。
翼「師匠!」
奏「ゼル母さん」
ゼルマ「奏、翼、エクセレンやミヤコが避難を急がせている。我々の仕事は避難が終わるまでノイズの目をこちらに向けておく。奏、linkerの限界時間を考慮して戦え、限界時間が近くなったら援護に回れ、良いな。」
翼、奏「了解!」
と3人は散開し、ノイズを倒していく。
そして戦い初めてから数分、漸く、一般人の避難が終わろうとしていたその時、観客席の一部が崩れて、1人の逃げ遅れた女の子が落ちてきた。
その子は会場が崩れ、落ちた時、切ったのか所々出血しており、意識も朦朧としているようだ。
ゼルマ達はその子を守るように囲む。そして守っていながら戦うが奏のlinkerの限界時間が近いのか、槍が欠けていた。
それを見たゼルマが倒れている女の子を抱きかかえる。
奏「ゼル母さん、この子は」
ゼルマ「わからない、だが危険なことに変わりはない。奏、お前はlinkerの限界も近い、この子を連れて行ってくれ。」
奏「それじゃあ、ゼル母さんは」
ゼルマ「心配するな。私はこの程度で死ぬ程弱くはないし、翼もいるのだ、あまり心配するな。今のお前の使命はこの子の命を繋ぐことだ。急げ!」
奏「わかった。」と奏はゼルマからその子を受け取り、抱きかかえて戦場を後にする。
翼「師匠、よかったのですか?」
ゼルマ「何、もしあの子の状態を見た時、奏は絶唱でも歌いかねん優しい子だからこそ、心配なのだ。さて翼、我々でこのノイズ共をなんとかするぞ!」
翼「はい!」と2人で歌う
BGM悪を断つ剣
とその歌と共に2人の剣が巨大化していく。
ゼルマ・翼「奥義、斬艦刀、双刃閃!」
と2人の巨大な一閃が会場のノイズ全てを一刀両断したのだ。
ゼルマ「なんとかなったな。翼、よく合わせてくれた。」
翼「いえ、師匠の示現流は私の戦い方にマッチしています。」
ゼルマ「よし、本部に帰投するもしよう。」
とそのとき、ゼルマの通信機に連絡が入る。
『副司令、奏さんが絶唱を歌い、重傷を負い、病院に搬送されました。』
ゼルマ「なんだと!」
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。