此方と彼方、現世と幽世を跨ぐ かなめの一族、魔法使い。―厚いベールの裏、無粋なセメントの向こう。雨に霞む木々の奥……神秘と不思議に満ちたその世界は、人間のすぐ傍で息づいている。

 ラハブの最初の弟子にしてリンデルの兄にあたる、人外の魔法使いアーキン。度々人の世界に現れる《灰の目》と同じ種族のアーキンは、2000年もの時を生きた長命の魔法使いだった。そんなアーキンはヒトが大好きで歴史の節目に必ず現れた。
 ある日、甥っ子でもあるエリアスが嫁と共に学院へ通うことなった事を知りアーキンは、今まで蹴ってきた魔法分野での教鞭をとることを決意する。

―これは人外の魔法使いが、ヒトの学校にて『魔法』を教える物語―
  第一篇 人外の魔法使いとの邂逅()
  第二篇 古き知己との再会
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