その迷宮にハクスラ民は何を求めるか   作:乗っ取られ

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67話 書類と立食会

 会計処理。あまり一般的ではない言葉かもしれないが、企業においては課せられる義務と言って良いだろう。

 

 会計処理とは、大まかに言うと“お金の出入りを帳簿に記入すること”。此処から更に“管理会計”と“財務会計”に分かれるのだが、此度においては後者の財務会計が該当することだろう。

 元々の意味は、企業の外に対して金銭の収支を提供することが目的となる。ここで言う“外”とは例えば税務署や株主などが該当し、企業は帳簿を纏めて提出する義務があるということだ。

 

 

 ここオラリオにおけるファミリアは、一定以上のファミリアのランクに達すると、冒険者ギルドに対して財務会計のようなことを行う義務が発生するのだ。もっとも記載されている内容としては、毎日における家計簿という表現がシックリくるかもしれない。

 かつてとある団員による魔石のちょろまかしという事件が発生したのだが、こればかりは会計処理の制度があっても防げない。あくまでも、ファミリアに入ってきたお金とファミリアから出ていくお金を管理するのが目的である。

 

 オラリオ最大派閥のロキ・ファミリアにおいては、入ってくる量もさることながら、出ていく理由と頻度の多さは生半可な代物ではない。故にファミリアの幹部の一人が処理している会計処理も半端ではない物量となっているのだが、ここ2か月の処理速度は非常に素早いものがある。

 理由としては約一名の青年が手伝っているおかげ様であり、日頃の耐性パズルやダメージ計算で鍛えられた暗算力が遺憾なく発揮されている。もっとも、実のところはソコから少し発展していた。

 

 

「……なんや、このクッソ細かい中身な書類の山は……。」

 

 

 実の所、1日で終わっていたロキ・ファミリアの月間会計処理。今月もまた同様でギルドにも提出済みであるものの、タカヒロはしばらくのあいだ執務室にて書類関係を整理していた。

 では、何故そのようなことが起こったのか。他ならぬその青年が「この一枚を“検討”したらこうなる」と、超大雑把な“経理処理”をリヴェリア・リヨス・アールヴに伝えたことが原因である。もっとも“資産・資本”などの会社的な分類ではなく、あくまで用途による分類で、やはり家計簿に近い。

 

 経理処理とは、“個々の入出金を分類すること”。例えば“会社で使っている光熱費が引き落とされた”、“得意先の接待費用”、“利息預金”など様々なパターンにおけるお金の増減を分類し、どのようなジャンルで増減したかを検討・管理することだ。

 5W1Hではないが、一件一件において、そのような内容を検討するのだ。一件において複数の要素が絡んでいることもあるために、中々に専門的な職業と言えるだろう。

 

 

 流石に本格的なモノとは程遠いが、基本として何事もキッチリこなす彼女にとって、ロキ・ファミリアが財政難の今、“無駄”を見い出すことができる手法であることは間違いない。故に、青年を頼って延長戦となっていたワケである。

 出来上がった書類を見た結果が先ほどのロキの一言なのだが、別にそこまで細かいということもない。“食費”、“館の修繕費”などに分類され、日付順にソートされて合計値と割合が書かれた一覧表だ。何故だか“酒類購入費”がピンポイントで独立しているのは、恐らく気のせいだろう。

 

 この表が出来上がったことで何ができるかというと、例えば全体的な出費における食費が10%など、そう言った割合を弾き出せる。それをマンスリーで管理することで金が出ていく分類を把握することができ、問題があった際には注意を促すことができるのだ。

 ちなみに先月においては、酒類を単独で割り出したことでロキの無駄遣いが判明している。故に、特に目を付けなければいけない類の()も管理できることになるだろう。

 

 

「とても興味深いけど……大変だったんじゃないかい、リヴェリア?」

「ああ。なんせ初回だからな、種類を分けるのに手間取った。次からは分類を周知し、手間を省く算段だ」

「それはいいね。なんせ今は財政難だ、“無駄”は切り詰めなくちゃね」

「ああ。“無駄”は少しでも無くしたい」

「……二人とも、なんでウチ見て口にするんや」

 

 

 奇遇ながら、フィン・ディムナの執務室に居るのは、先月にアルコール騒動が起こった際の3名だ。主神ロキは真相を知って部屋の片隅で怯えており、フィンはササっとながらも多くの書類に目を通している。

 これを見れば、例えば食費関連の書類だけを見れば内訳が分かりやすい。なんでこの日は高いのか、安いのかなど、純粋な質問をぶつけることも可能となるだろう。前回にあったような、単純な記載ミスにも気づきやすくなる。

 

 

 ちなみにこの“検討”が終わった書類。いつもの書類とは別でギルドに「必要か?」と持って行ったところ、泣いて喜ばれたとはリヴェリアの弁。

 どうやらギルドでも虚偽報告の対策で似たような仕分けを行っていたらしく、大規模ファミリアの書類整理にかかる時間が大幅に短縮されるために非常に多くの時間が生まれるらしい。俗に言う“雑費”の項目も極少数であるために、その点も素晴らしいと、揃ってリヴェリアを褒め讃えている程である。

 

 なお、彼女としては反応が難しいところだ。分類分けこそ手伝ったものの発案は例の青年であり、各種分類における週毎・月合計、それぞれにおける割合算出の計算も彼が済ませている。正直に口にするべきかと、迷う場面だったらしい。

 結果として他愛もない返事となってしまったが、傍から見れば“リヴェリアを神様のように崇める職員”にドン引きしているだけなために問題はないだろう。そのことをタカヒロに言うと、「できれば黙っていて欲しい」と言われたために結果オーライだ。

 

 

――――やはり、頼もしいな。

 

 思い返せば、ふと、そんな感情を抱いてしまう。冷静に考えれば、あれ程のギルド職員が束になってかかる処理を一人でこなしているのだ。どれ程までに凄いと言えるかは、説明するまでも無いだろう。

 そんな人物が、近くに居る。故に出てきたのが先の感情であり、思わず薄笑みが零れそうになる程だ。

 

――――しかし、10日も休むのは度し難い。

 

 抱く感情は、一転してツンツン気味。前回のサボりは1日程度だったために許せるとしても、10日となれば何事かと、文句の1つでも口にしたくなる程だ。

 もっとも青年の場合はいつもの仏頂面で、ああだ、こうだと何かと正当な理由を返してくるのだろう。そんなやり取りが容易に想像できてしまい、やはり、ふと薄笑みが零れかける。

 

 

「さてリヴェリア、そんな働き者の彼を迎える準備の方はどうかな?」

「滞りなく進んでいる。料理の方も、問題ないとのことだ」

 

 

 タカヒロがリヴェリアの教育を受け始めて、既に一か月以上が経過している。その間、いくらか仕事を手伝うようなこともやっていた。

 本人は教導の礼だと言って気にしてもいないが、おかげさまでリヴェリアの負担が目に見えて減っており、その点に関する謝礼の食事会を幹部たちが自腹で開いた格好である。

 

 そして本日は、そんな彼の労働を労う晩餐会。とは言っても全員が着席して行儀よく的なものではなく、ロキらしくフランクな立食会方式。相変わらず酒の類だけは豊富であるが、今日ばかりはリヴェリアも口酸っぱく声を上げることは無いだろう。

 互いのファミリア共に気取らず、いつもの服装、そして集合時間となり相手の3名が訪れる。ロキ・ファミリア側は幹部の殆どが出席するのとレベル1のパーティー組も参加するために、ワイワイガヤガヤと賑やかな会場となるだろう。

 

 

「来てやったぜ、ロキィ!」

「んやと、このドチビィ!」

 

 

 なお、ワイワイガヤガヤとは乱闘を象徴した表現である。開幕前からつっかかるヘスティアの首根っこをタカヒロが掴み、ロキの首根っこをリヴェリアが掴んで、ベルとアイズが各々の主神を呆れた瞳で見つめている。

 神々はファミリアに属している者のことを“子供”と呼ぶが、これではどちらが子供なのかが分からない。神々に振り回される眷属が多いとはよく言うが、この手の事を指すのだろう。

 

 そのうち互いの主神は息を切らして、第一ラウンドは引き分けとなったようだ。そしてタカヒロは礼儀を重んじフィンに対し世話になる旨を口にすると、彼も歓迎の言葉で返している。青年のすぐ斜め後ろに居るベルは、そんな二人を目にして学ぶのだ。

 アイズもまた薄笑みでベルを迎え、ベルもまた似た表情でそれに答える。双方ともに言葉は出さないものの、“いらっしゃい”と“お邪魔します”という心の言葉は伝わっているのだ。

 

 そんなこんなで、立食会は無事に開幕。さっそく神二人は取っ組み合いながらどこかへ消えているが、会場で騒がれても埃が舞うだけなために皆からすれば最良だ。勝手にやっていればいいと、全員がスルーしている。

 

 しかしながらリヴェリアとしては、本日における青年の様相は少し違って映っている。明らかに今までよりも上機嫌であり、何かあったことは明白だ。

 もしかしたら自分の為に開いてくれた立食会を楽しみにしていたのかと、子供っぽい一面を想像して少し穏やかな様相を見せている。フィンと会話する姿を視界に収めていると、少し遠くから響いてくるティオナの声が耳に入った。

 

 

「やっほー、久しぶりだねアルゴノゥト君!」

「は、はい?」

「ティオナ、どういうこと?」

「あ、ごめんティオネ……」

 

 

 突然おかしな名前で呼ばれ困惑するベルだが、どうやら少し前からティオナが抱いていた感想らしい。きっかけはダンジョンにて発生したイレギュラー、未だ原因不明であるミノタウロスの強化種との戦いだ。

 明らかな格上に対して挑む少年を目にしたうえで誰一人として動けず興奮を覚え、約一名が迷子になっていた、あの戦い。勇気と覚悟と技巧を見せつけられ、常に前を向き挑み続けた小さな背中に、冒険者としての意地を駆り立てられた一件だ。

 

 アルゴノゥト。英雄を夢見る青年が、牛のモンスターに攫われたお姫様を救いに行く物語。ティオナの中におけるベルの姿が、そんな物語の主人公に重なったが故の表現とのことらしい。

 なお、白兎の取り扱いは非常に馴れ馴れしくフレンドリー。後ろから両肩を掴んで顔を寄せ、「なんでそんなに早く強くなれるの」など、笑顔を振りまきながらグレーゾーンならぬブラックゾーンを的確に突いている。

 

 

「アルゴノゥト……そんな物語があるのか」

「ああ、有名な物語だ。私も知っているが、エルフの間でも名が知られている」

「僕も知っているよ、随分と古い御伽話だ」

 

 

 一方で集団から離れたエリアでは、落ち着いた3人組が集団を眺めている。上品な赤ワインを口につけつつ率直な感想を口にしたタカヒロに対し果実ジュースを手に持つリヴェリアが答えており、タカヒロと同じくワインを飲んでいるフィンが掻い摘んだ内容を口にしている。

 一通り話し終えたタイミングで、辺りを見回したティオネに発見された模様。腕を引かれてベルが居るグループに拉致られており、そのまま手を離す気配が見られない。残された二人は、そんなフィンを遠くから眺めている。

 

 

「9階層の時も疑問に思ったが、あの二人はどんな関係なのだ?」

「アマゾネスのティオネが、フィンに対して一方的に惚れこんでいると言ったところだ。……ところで、9階層とは何のことだ?」

 

 

 知らされていないのかと口にして、タカヒロは9階層で起こったトラブルとパルゥムの簡単な問題を口にした。そこにフィンを呼んでいたことや、アイズがベルに会いに来たことも伝えている。

 

 しかしながら、話の途中からリヴェリアの表情がオカシくなる。物言いたげな目線がタカヒロに向けられており、それを感じ取った青年も彼女を呼んでいなかったことを思い出し、足早に話を切り上げている程だ。

 あの目は絶対、己の教導を休んで、ワイワイガヤガヤとパーティー行動をしていたことに拗ねている。もう少し掘り下げるならば、彼女だけ除け者となってしまっていたことに拗ねている。

 

 

 そんな彼女にとって記憶に新しいのは、己がドアを吹き飛ばしてしまった青年の隠れ家における4人の団欒。59階層への遠征が迫っている近頃も影響しているのだが、あの時程、オラリオに来てから心が落ち着いた時はない。

 故に、出来るならば、また4人揃って過ごしていたいというのが正直な心内なのである。もっとも、向けた物言いたげな瞳に対し、そこの捻くれ者の受け取り方は顕著であった。

 

 

「ほう、意外と寂しがり屋か」

「な、なぜそうなる……!」

 

 

 彼女の内心に気づいて口にしているのか、そこは誰にも分からない。分かっているにしろ直感にしろ、とりあえずこの反応を見れば、とりあえず正否については明らかだろう。

 

 常に一人で考え、物事を判断し、長年を生きてきた彼女。元王族ゆえに、フレンドリーに接してきた者などかつての従者ぐらいのものである。

 そのような暮らしを行ってきた者が、頼れる者がいることの嬉しさを知ったのは、ほんの少し前の話。更には身分に関わることなく家族のように過ごす空気を初めて知ったのは、つい先週。

 

 もしも3人のうち誰かが居なくなってしまったならば、別行動となってしまったならば、“寂しく”感じることだろう。故に、先の一文は当を得ているのだ。

 誰かに説教をするかのように必死になって否定している彼女を、青年が適当な言葉と表情であしらっている。ワインに口を付けながら応対する姿は、とてもあのリヴェリアを相手する様相には見て取れない。

 

 

「お、お前とて、あの時の3人が居なければ、寂しく思うだろう。」

「なんだ突然、“嗚呼君が居ないと寂しい”とでも口にして欲しいのか?」

「お、ま、え、は……やれやれ、10日程度では変わらんようだな。相変わらず目上の者に対する言葉と表情だというのか、それが」

「やろうと思えど、君ともなるとこの天井では高さが足りんのでね」

「目上とは視覚的に年上を見上げることではない!そもそも齢の差と天井高に関係があるか馬鹿者――――!!」

 

 

 ティオナとレフィーヤの所為で騒がしいグループから二人の姿を目にしたフィンは、「神二人の取っ組み合いと変わんないじゃん」とご尤もの内容を心の内に抱いている。喧嘩するほど仲が良いとはよく言うが、まさにピッタリの文言だろう。

 もっとも青年としては、久方ぶりにリヴェリアと会ったためか少し匙加減を間違えている。いじった時の反応が今まで以上に面白いので、言い合いつつも引き下がるつもりは無いようだ。いつのまにか己の口元もニヤリとしたような形になっているのだが、それに気づいたのはしばらく経ってからのことである。

 

 そもそもにおいてリヴェリアが口にした通り、“目上”とは年上を物理的に見上げることではない。もっとも、青年も分かったうえで口にしているのだから質の悪いことだろう。

 なお、この発言者がロキならば今頃は屍になっている。他ならぬ青年だからこそ、半目で物言いたげな目線を向けられるだけで済んでいるのだ。

 

 しかしながら此度において気を良くしたタカヒロは少しいじり過ぎてしまい、彼女の態度がツンツンした様相に変わってしまっている。ああ言えば否定し、こう言えば突っぱねるといった、文字通り機嫌を損ねてしまった少女の様相だ。

 機嫌取りのためにソコソコ積極的に声を掛けるタカヒロだが、どうにも直りそうにない。しかしながら、そのような反応を見せつつも彼の横を離れないのは、対抗心を燃やしてしまっているだけという自覚があるからだろう。

 

 それとも、なんだかんだで居心地が良いからか。ことの真相は、本人にしか分からない。

 とはいえ、流石にこうなってしまうと、男側が折れた上で謝罪の言葉が必要だろう。そのように判断したタカヒロは少し苦笑した表情を見せると、珍しい言葉を発することとなる。

 

 

「悪かったリヴェリア、機嫌を直せ」

「……ふんっ。捻くれているお前のことだ、どうせ上辺(うわべ)だけなのだろう」

「おお、よくわかっている」

「っ――――!!」

 

 

 残念ながら、そこの捻くれ者に対して少しでも素直さを期待した彼女が間違いだろう。再び薄く染まる頬とヒートアップした血圧と共に、第二ラウンドが開幕となった。

 なんとかして言い返したいもののカウンターを警戒して口に出せない彼女は相手を視界に収めるも、やはり今日の青年は上機嫌。先程思い立った子供っぽい理由を思い返し、それを押し付けて反撃をするために、ひとまず「何かあったのか」と問いを投げた。

 

 

「いやなに。(装備を更新したのは)……久々だと思ってね」

「?そ、そうか」

 

 

 突然と穏やかな表情となり、青年は思い出に耽るように言葉を呟く。思わぬ表情に少し驚く彼女だが、そこはあまり大したことではない。

 ご機嫌、かつ新しい装備を思い返して惚けた青年の口から出された、この一文。ヘスティアの紹介によって特別に装備を作ってもらっていたために、装備に関する点は口に出さない方が良いとの直感から一言が抹消されてしまっている。

 

 結果として、重要なところが抜けているのは一目瞭然。

 そして彼女がソレを知っているわけがないために、この段階において久々とは互いに共通すること。つまり、「顔を合わせたのが久々」という意味で捉えられてしまっていたのである。

 

 

「とても良い日だ。少し、舞い上がってしまっている」

「なんだ、そういう――――」

 

 

 

――――こと、か!?なっ?なにっ!?

 

 

 リヴェリア・リヨス・アールヴ。“何かいい事があって珍しく機嫌が良い”と感じ取った所まではいいとして、直後に言葉を耳にしたかと思えば、顔を90度横に逸して目を見開き盛大にテンパっている。直前まで言い返そうと気合を入れていた覚悟はどこへやら、既に影も形も残っていない。

 “久々に出会って良い日、故に舞い上がっている”。繋げ合わせて(勘違いから)生まれたその言葉を意識してしまい、鼓動が突然と強く脈打ちだした。

 

 この気持ちは何だと自問自答しようとして、答えは全く出てこない。ああでもない、こうでもないと次々とその感情を文字で起こしてみるが、合致するものは全くないのが現状だ。

 緊張、切迫、混乱、その他どれとも違う感情。耐異常Hを貫通して何が起こっているのだと慌てふためくも、早鐘を打ち続ける鼓動は収まる気配を見せていない。

 

 

「実は三日前から楽しみでな、ロクに眠れなかった」

「そ、そうか、そうか」

「君こそどうだ、そんな(装備を更新した)ことはないのか?」

 

 

 それこそ“そんなこと”を聞かれるも、どう答えて良いのかサッパリまったく分からない。というよりもリヴェリアは、たった今何を聞かれたのかも忘れてしまっている。

 

 

 

――――わ、私と会うことが、た、たの、たのし……。

 

 なお、途轍もない勘違いが発生しているという酷過ぎる状況。この直後、青年もまた騒がしいグループへと呼ばれたために、リヴェリアは何とかして表面上の落ち着きを取り戻すことに成功している。

 しかしながら真相は不明であり、やや駆け足で奏でる己の鼓動は収まっておらず、表情はどこか惚け気味。なんだかんだで、騒がしいパーティーの夜は過ぎてゆき、やがてエンディングを迎えることとなった。

 




ざわ……ざわ……


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この小説、元々このあたりを書きたいがために始まったという裏話。

次話から投稿ペースが戻ると思います、ご了承ください!
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