赤龍帝ラプソディ<渡る世間は地雷ばかり>   作:梅干・ザ・花

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イッセーくんのヒロインについてですが。他作品主人公の
ハーレムメンバーとして存在してる原作ヒロインとかはイッセーくんのヒロインにはしません。非ハーレムものでも同じく。
逆に東方とか艦これとかアズレンとか決まった特定の相手がいないキャラクターとかはヒロインになるかもです。
まあ、メインヒロインはドライグ(♀)なんですけどね初見さん。





第三話 なんちゃって小宇宙。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺とドライグは転生パスポートを手に入れるためにタニオカの時計塔に向かう途中で見つけた店でアイスティーを飲んでいたその時、強烈な爆風に巻き込まれた。俺とドライグはなんとか踏みとどまったものの店員のジュセンパが出店ごと吹っ飛ばされてしまった。そして爆風が止んだのを確認した俺はすぐさま店員ジュセンパの元へと向かう。建物の壁に叩きつけられた店員ジュセンパを抱き上げ、安否を確認する。

 

「おい、大丈夫か!?しっかりしろ!」

 

「クゥーン……(子犬先輩)」

 

『案ずるな相棒。ただ気を失っているだけのようだ』

 

「はー、良かったなー。目の前で死なれたら寝目覚めが悪いってもんだ……それにしても」

 

俺とドライグは爆心地であろう時計塔へと目を向ける。見ればキノコ型の煙がもくもくと立ち上っていた。もしや時計塔でテロでも怒ったのだろうか?そう思っていると時計塔の方角からモノレール内で見掛けた坊主頭の男に、みたことが無いそこそこイケメンな男が走ってくる。

 

『相棒、やつらから何があったのか聞くぞ』

 

「おう、そのつもりだ……おいそこのお二方、止まってくれ!ジュセンパが一人巻き込まれたんだ!」

 

「え!?」「ポッチャマ……」

 

二人組は俺達に気づくとすぐさま急停止してくれた。共通して言えることはひどく慌てていることだった。

やはり、時計塔に何かあったことは間違いないらしい。

三人はそのまま店員ジュセンパに駆け寄る。二人組のイケメンが俺に声を掛けてきた。

 

「何ですか急いでるのに……って、その人怪我してるんですか!?マズイですよ!?」

 

「だとしたら大変だゾ~。早く病院に行かないと死ゾ」

 

「いや安心してくれ気絶してるだけだ……それと」

 

何があったんだ?と、聞く前にドライグが声を挙げた。

 

『おい!そこの二人!時計塔の方で何があった!?』

 

おいドライグ。いきなり大声出したらさらに面倒なことになるだろう……。

 

「はぇ~すっごい大きい……」

 

「すっげぇ大きいトカゲさんだゾ~初めて見たゾ」

 

まあ、幸いにもあまり驚いてないようだから話を聞くことにしようここの住民はみんな胆が座っているな。普通はパニックになるだろうに……。

 

それから二人からの話によれば、異世界からの転生者数人が時計塔の内部を襲撃してきたらしい。当事者たる二人にも襲撃してきたその理由はわからなかったそうだが転生者の口振りからサムソンへと送られた仲間の転生者を解放するためにやって来たらしい。それならなぜ時計塔にやって来たのか、直接サムソンに行けばいいんじゃないか?と二人に聞くと、サムソンはその特性ゆえに警備が厳重でちょっとやそっとやで侵入するのは困難を極めるらしい。しかし、時計塔の内部にはサムソン直通の地下通路があるらしくそこを狙っての犯行だというのが二人の見解だ。本来であればこのタニオカを守るリーダーがいるのだが、急用で不在らしくすぐには戻ってこれないそう。

坊主頭の男(呼び名はMUR)が事情を話した後に頭を抱えてこういった。

 

「時計塔内には戦闘用BBで武装した警備員が何人も居たけど破られるのは時間の問題だゾ……」

 

「戦闘用BB?なんだそりゃ?」

 

「非局所性領域に大事にしまってある戦闘情報をこちら側に出力するための特殊なBBゾ。これのお陰で俺達は超人的な力を行使することが出来るんだゾ」

 

『その警備員とやらがいるのだから大丈夫では無いのか?』

 

ドライグがそういうと、次にイケメンの方、(呼び名はKMR)が口を開く。

 

「ですが……外からやって来た不正転生者は神からチートを特典としてもらってる可能性が高いんですよ!」

 

どういった特典なのかは不明だがかなり厄介な相手なのだろう。神器無しで行けるか……?

 

『とりあえず、だ。時計塔に行かないことには何もわからん』

 

そう言うとばさりと翼を広げるドライグ。街並みを歩いてゆっくり見物しながら時計塔を目指したかったがそうも行ってられないな……。そう思いながら、俺はそのままドライグの背中に飛び乗った。

だが、それをMURとKMRが慌てた様子で引き留める。

 

「あ、おい待てい!時計塔に今行くのはマズイゾ。命あっての物種ゾ」

 

「そうですよ!やめてくださいよ本当に!」

「心配してくれるのはありがたいけど、俺達にはどうしても時計塔に行かなきゃならないんだ」

 

その転生パスポートってのが無いと色々とマズイだろうしな。死んでから逮捕とか嫌だよあたしゃ。

 

『案ずるな、転生者に遅れを取る我々ではない』

 

「あんたらはそこのジュセンパを連れて安全なとこまで避難してくれないか?他のジュセンパはどっかに避難したみたいだしな」

 

俺がそういうと二人は頷き、MURがジュセンパを抱えてKMRは俺に何かの髪を渡してきた。クォレハ……?

 

「……これが時計塔の見取り図です。やつらは時計塔9998階の大広間に現れました、サムソン行きの地下通路は時計塔最上階の地下行きエレベーターからしか行けない仕様になってるんです」

 

「なるほど、やつらはそこに集まっている可能性が高いってことか!よっしゃドライグ!早速先回りしてやつらを血祭りに上げようぜ!今ならまだまだ間に合うかもしれねぇ!」

 

『ああ!血祭りどころか内臓を引きずり出して辱しめてやろう!!!』

 

「おいKMRァ!この人達随分と物騒だゾ……」

 

「きっと前の世界で転生者にひどい目に合わせられたんですよ、きっと」

 

かつての神話を再現するかの如く、ドライグが翼をはためかせ飛び上がる。俺は二人に礼を言うとそのまま混乱の渦中にあるであろう時計塔に向かった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タニオカの時計塔、それはこのトヨタのセンチュリーで構成された都市タニオカの中心であり、転生パスポートの発行と更新するための施設であった。

おおよそ東京ドームの約8.93倍の敷地面積を誇り、象徴たる時計塔の全長は512810mにも及ぶ!

東京スカイツリーが634メートルだと言うことからこの驚異的数値に驚愕せざるを得ない。

 

 

 

「認証……4449……34975……1919……25493……」

 

「認証……57670……5552……66634……8857……」

 

「認証……2580……147……369……32165……」

 

「認証……6464……8520……6540……65287……」

 

「認証……8467973860……114111141144……3333333……5555858……」

 

 

 

 

前述の通り、時計塔では転生パスポートの発行と更新を行う施設であるために監査官であるジュセンパ達がこれから転生するであろう人々を相手に手続きを行っていた。イン・ムーで管理している転生者・転生予定者の数は約1145141919810931893人にも及ぶ。彼らを管理するために転生パスポートにはそれぞれ認証コードが割り当てられるのだ。今日も今日とて、監査官ジュセンパ達は忙しなく転生予定者への対応に追われていた。あまりにも数が多すぎるために時計塔内部に大量のオフィスを構え1つの階に付き194人体制で対応にあたっていた。

 

事が起こったのはタニオカの時計塔9998階の大広間である。順番待ちをしていた転生予定者が「ありゃなんだ!?」と、窓の外を指差した。他の転生予定者や監査官が釣られて見れば突然、巨大な何が壁を突き破って突っ込んできたのだ!

 

それは、異世界から来た転生者が乗り込む戦闘機、さらに中から出てきた侵入者達が出てきたかと思うと転生予定者と監査官達に襲いかかってきたのだ!

今ここに、時計塔9998階は、戦場と化した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助けてーッ!集団異世界転生者に襲われていまーす!集団異世界転生者に襲われていまーす!」

 

「マズイですよ!?皆さん落ち着いてください!従業員の指示にしたがって避難をお願いしま「邪魔だ!」……アッー!(世界レベルの美声)」

 

従業員であろうトカゲに似た男が侵入者に蹴飛ばされてしまい壁に叩きつけられてしまった。

蹴飛ばしたリーダー格の男は典型的な黒髪の男だった。見た目からして異世界からの転生者だと、その場にいたもの達は確信した。周りには美少女揃いと言うこともあるが。

 

「聞け!俺達はここに連れ去られた仲間を取り戻しに来た!俺のゆうことが聞けないのなら一人残らず叩きつぶすぞ!」

 

今度は、恐らくハーレムメンバーの中で正妻ポジの女が壁に倒れ伏したトカゲ似の男に銃を向けて言う。

 

「この偉大なる我が王仮面雷太様の言うことに従わなければ、そこのトカゲ男を殺すぞ!勿論貴様らもだ!早くしろ!」

 

侵入者のあまりの物言いに、怒りを覚えた転生予定者が啖呵を切るも、他の転生予定者が抑える。

 

「てめえら!従業員さんになんてことしやがる!」

 

「よせまさよし!今の俺達には何の特典も無いんだぞ!?恐らく奴らはパスポートを持ってない不正転生者だ!どんな特典を持ってるか分からないんだぞ!」

 

「ボブ彦っ!でも……見てろってのかよ!?」

 

まさよしと呼ばれた男はボブ彦に止められる。

 

「そうだよまさよしくん!それどころかチートすら持ってるかも知れない!無駄死にするだけだよ!」

 

さらに、四国のヤマトゴキブリがまさよしを諌めた。

 

「四国のヤマトゴキブリ……くそっ!今の俺達に特典さえあれば立ち向かえるのに!」

 

「その通り、お前らは無力だ!早く仲間を出せ!」

 

せせら笑う女に転生予定者達は悔しさに拳を握り締めた。彼らは、それなりに実力は有るもののイン・ムーにいる間はアクシードにある『特典管理局』によって特典は厳重に保管されているのだ。勿論、特典ではなく自力で手に入れた能力などは所持するのを許可されているが、それだけではどこの馬の骨かもわからない神を名乗るによって転生させられた異世界からの転生者、それも恐ろしいチートを持っているかもしれない相手には勝てない、と何度も転生している転生予定者達は確信していた。何もできない現状にまさよし、ボブ彦、四国のヤマトゴキブリ三名は歯噛みする。

 

三人が立ち往生するさなか、仮面雷太と呼ばれた転生者がハーレムメンバーから何かを受け取っていた。受け取ったモノを見て仮面雷太はニチャアと笑う。

 

「なるほど……サムソンへの地下通路はこの上から行くのか……俺の仲間もそこにいるわけだな……」

 

仮面雷太は更に汚ならしい笑みを浮かべた。

 

「なっ!?お前らもしやサムソンに向かうつもりか!?」

 

「大変だよ!まさよしくん!もしも不正転生者がサムソンから解き放たれたらイン・ムーは大変なことになってしまうよ!」

 

「させるかっ!ボブ彦!四国のヤマトゴキブリ!やつらを止めるぞ!」

 

「「おうっ!」」

まさよし、ボブ彦、四国のヤマトゴキブリは危険も厭わず、仮面雷太に立ち向かうが、ハーレムメンバーの女に阻まれる。

 

「くそっ邪魔すんじゃねぇ!」

 

「皆は、そいつらの相手を頼んだぞ!俺は先に皆を助けに行く!」

 

「「はっ!ご命令ありがとうございます!雷太様!」」

 

仮面雷太はそのまま最上階へと向かいハーレムメンバーの女達はは三人に銃を向けた。

 

「へっ、sss級冒険者のアタシ達に勝てるとでも思ってるのか?」

 

「やはり、雷太様以外の男は皆グズでバカでゴミなのですね」

 

女どもの挑発に、三人は臨戦態勢で応じる。

 

「へっ!たかが銃を伴った位で調子に乗るなよ!」

 

「そうとも、このボブ彦、容赦しないぞ!」

 

「四国のヤマトゴキブリ魂を見せてやるぜえええぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

女達は銃を構え引き金を引く。銃声がなると同時に、三人の鮮血が飛び散った。それをも厭わず、ボブ彦が左フックを女のうちの一人に放ちまさよしは右ストレート、四国のヤマトゴキブリがアッパーカットを放つが相手はチートで強化されており歯が立たない。そのまま銃で撃たれ、三人は吹き飛ばされてしまう。

 

「へっ、なんだただの雑魚じゃねーか」

 

「わざわざ相手をする必要もありませんね」

 

「うぐぐ……」

 

「お、おのれ……」

 

「死~ん」

 

倒れ伏す三人に向かって女達は銃を向けた。

 

「まあいい、アタシは慈悲深いからな遺言くらい聞いてやるよ」

 

「あなた達のようなゴミに構っている時間は無いのですさっさとしてください」

 

「けっ……なーにが、遺言くらい聞いてやるだ……」

 

「なめられたものだな……」

 

「死~ん」

 

まさよしとボブ彦と四国のヤマトゴキブリはなおも気丈に振る舞っている。彼らは今までいくつもの死線を乗り越えて来たのだ。これくらいで諦めるほどの軟弱な精神は持ち合わせていない。まさよしは瓦礫を掴むと、女に向かって投げつけた。が、すぐに避けられてしまう。

 

「へっ……これが俺達の答えだぜ!」

 

「チート転生者誑かされた大馬鹿野郎共が!地獄の底で貴様らをまっているぞ!」

 

「死~ん」

 

少年マンガバリの男気を見せた三人に女の顔は嘲笑に歪んだ。そのまま引き金に指をかけた。

 

「それが遺言か……?なめやがって!おい!ジェニー!さっさと殺すぞ!」

 

「せっかくゴニーが慈悲を与えたと言うのに愚かなゴミグズですね……」

 

「……」

 

「……」

 

「死~ん」

 

「雷太様に逆らった事を後悔しやが『ヌゥン!ヘッ!ヘッ! ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!! ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!! フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!! フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)』な、なにぃ!?」

 

「こ……これは?」

 

銃の引き金が引かれ、凶弾が彼らの命を奪おうとするその時であった!イン・ムー全土に緊急事態を知らせるアラートが発令された!そう!あのときのまさよしの投石は壁についているスイッチを起動させるためのものだったのだ!

慌てる女共を見てまさよしとボブ彦が低く笑う。

 

「けけけ……まんまと引っ掛かってくれやがって……」

 

「まったくもってその通りだな……!」

 

「てめぇら!」

 

激昂するゴニーと呼ばれた女にボブ彦は更に告げる。

 

「気がついていないようだが……そこで倒れている四国のヤマトゴキブリは偽物だ……今頃アイツは最上階に向かっているはずさ」

 

「なんだと!?」

 

「くくくっ……もうすぐ、治安部隊がここに押し寄せてくることだろうな……いっただろう!地獄の底で貴様らを待っているとな!」

 

「生意気な!そいつらごとてめえも殺してやんぜ!」

 

「死んでくださいゴミクズ!」

 

(ふっ……四国のヤマトゴキブリ……後は頼んだぜ……!)

 

(このボブ彦、未練など一切無い。友情の為死ねるのなら本望よ……)

 

遂に命運尽きたり、と未来を友へと託したまさよしとボブ彦。

今度こそ女共が銃を向けた瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぉぁぁ!!!」

 

「ゴニー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

壁を突き破って赤い何かがゴニーに追突した。

 

「なん……だと……!?」

 

「あれは……誰だ?」

 

困難する二人が怪我だらけの体に鞭打って通りすぎた方向に目を向けるとそこには……。

 

 

 

 

 

 

「おいドライグ。今なんか轢いたぞ?」

 

『知らんな、前にいるのが悪い』

 

 

 

 

 

 

いつもの二人がそこに立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいドライグ。今なんか轢いたぞ?」

 

『知らんな、前にいたのが悪い』

 

やべえよやべえよ……時計塔に着いたのはいいけどなんか轢いちまったよ……!てかドライグ前にいたのが悪いじゃねぇーよ。ちゃんと反省しなさいよ。うーん、轢いたのがタヌキじゃなきゃいいけど。えーと、見取り図によるとここが9998階で間違いないよな、デカイ穴が空いてたもんだからすぐに分かっちゃうよ?

などと思っているとなんかなろう小説に出てきそうな服装した女がこちらに銃を向けて来た。おろ、ナンパかな?

 

「あなた達!一体何者です!?」

 

『なんだ小娘?お前の國では銃を向けながら相手に名前を聞くのが礼儀なのか?』

 

「質問に答えなさい!このゴミ虫!雷太様以外の男は皆こんな何ですか!?」

 

「おおう、なんだ君初対面の相手に対して随分な物言いだね」

 

あ、まてよこの女異世界からの転生者のハーレムメンバーじゃなかろうな?雷太様とか言ってるし、そいつ明らかに日本からの転生者でしょ。だとしたらマズイのでは?と思ってたら「おい!そこのあんちゃん!そいつから離れろ!」と聞こえたので聞こえた方角を向くと満身創痍の男二人が倒れていた。傷は恐らく銃によるものだろう。するとなろう女が今度は死にかけの男に向かって銃を向けた。やっぱ敵だわ、殺そ。

 

「この死に損ないのゴミクズめ!死になさい!」

 

「「!?」」

 

瞬間、ドライグが俺に声を掛けた。タイミングがバッチリな辺り流石だね。

 

『相棒!』

 

「させるかぁっ!喰らいやがれ!なんちゃってペガサス流星拳!」

 

「なっ?あり得ない!なんなのこの早さは……ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぉぁぁっ!?」

 

「す、すげぇなんて速さの拳だ!」

 

「まるでマイク・タイ◯ンみたいだぁ……」

 

説明しよう!なんちゃってペガサス流星拳とは!俺の憧れのヒーローペガサス星矢のペガサス流星拳を小宇宙っぽいエネルギーで再現してみたものである。まあこの小宇宙っぽいエネルギーは気か魔力が変化したものだろ多分。

そのまま女は吹き飛ばされるが恐らく異世界転生者のハーレムはチートなのでこれだけでは倒せないだろう。

俺は続けて、技を繰り出した。

 

「なんちゃって廬山昇龍覇!なっまだ倒れないのか!?ならばこれで!なんちゃってダイヤモンドダスト!オラッ!死ね!記念だぞ!なんちゃって星雲鎖(ネビュラチェーン)!これで最後だ!なんちゃって鳳翼天翔!トドメくらえ!なんちゃってペガサス彗星拳ッッッッッ!」

 

「あぎゃぁぁぁぁぉっ!?」

 

そのまま女は高く吹き飛ばされそのまま床に叩きつけられた。

工事完了です……。

 

『おーい相棒、オーバーキル過ぎやしないか?それに情報を聞き出すため拷問せねばならんだろう。死んだら意味が無いぞ』

 

「お……そうだな、おい!おきろ!……あら死んでる」

 

なんてことだ、異世界転生者のヒロインは大抵がチートになるはず……いくら何でも弱すぎない?何がいけなかったんでしょうかね?「いやどう考えてもあんたのせいだろ」と男のうちの一人が行ってきたのでとりあえず治療しておいた。治療してる最中、もう一人が「危ない!」と叫んだので今度はなんだよ?と後ろを振り向いたらもう一人女がいて「よくもジェニーを!死ねぇ!」と言って銃を向けて来たがすぐにドライグが尻尾で首をへし折った。偉いぞドライグ後で尻尾を撫で撫でしてしんぜよう。……さてと、とりあえずこの人らから事情を聞くとしますかね。

 

「ぐっ……すまない……!やつらを倒すどころか治療までしていただいて……感謝いたす」

 

「まさよしと同じくこのボブ彦、この恩一生忘れないと誓いましょう……」

 

「あーいやいや気にすんなってついでだ。ついで。それよりあんたら、侵入者はこれで全員か?」

 

『あの二人の口振りからしてもっといるかと思ったのだが?』

 

「いやこれで全員じゃない。仮面雷太とかいう男は女共に最上階に!」

 

『ううむ、一足遅かったか……?また降りるのは勘弁だぞ……』

 

「いーや諦めるのはまだまだ速いぞドライグ?見取り図によれば最上階は構造的に時計の機関部の筈だ。中は相当入り組んでいるはずだから足止め食らってると思う」

 

かなりの広さだ、地下通路への道を探すのは初見じゃ見取り図があったとて困難の筈。つまりは、その仮面雷太というやつはまだ最上階にいる可能性が高い。よっしゃ、急がなきゃな!俺のパスポートのためにも。

二人の治療を終えた俺は早速ドライグと共に最上階へ向かおうとしたが二人が連れて入ってくれと頼んできた。

 

「最上階に行くのか?なら俺達も連れてってくれ!」

 

「このボブ彦、恩を返さぬままおめおめと帰ることはできないのですよ」

 

二人には傷が無いように見えるが流した血は戻っていない、かすり傷1つ付いたら命に関わるだろう。

 

「おいおい、あんたらその体で行くつもりなのか?治療はしたが応急処置の域を出ていないんだぞ?あんたらの血はまだ戻ってないんだ次傷ついたら命に関わるぞ」

 

『俺も相棒と同感だな、貴様らがいても足手まといなだけだ』

 

「何も闘う訳じゃないさ。道案内がしたいんだよ」

 

『なんだと?』

 

「恥ずかしながらこのボブ彦とまさよしはこの時計塔最上階で働いていた事があるんですよ」

 

「先に最上階に向かった四国のヤマトゴキブリも心配だしな!」

 

お、それなら仮面雷太よりも先に地下通路の入り口に辿り着けるかも知れない!

 

「そう言うことなら着いてきてもらおうかな?いいかドライグ?」

 

『……はぁ……好きにしろただし、その転生者を血祭りに上げるのは俺達だ。いいな?』

 

「「了解!!!」」

 

そんなこんなで、俺達は仮面雷太を阻止すべく、タニオカの時計塔最上階へと向かい9998階を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





店員ジュセンパ
前回でアイスティーに二股ストローをつけるというファインプレーを見せた。

MURとKMR
被害者。

トカゲ似の従業員
歌声が世界レベル。Ican'twait(迫真)

まさよし
前世はピザ屋をやっていた。

ボブ彦
前世はラッパー。

四国のヤマトゴキブリ
実はヤマトゴキブリじゃなくてオオゴキブリ。

ジェニー・ゴニー
異世界から来た転生者仮面雷太の取り巻き。イッセーとドライグに瞬殺された。

仮面雷太
異世界からの転生者。特典の内容は名前でお察し。

イッセー
努力する変態。

ドライグ
かわいい。

あらすじ読み上げマン
最近リストラされた。



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