赤龍帝ラプソディ<渡る世間は地雷ばかり>   作:梅干・ザ・花

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最後に原作呼んだのかなり前だから内容が怪しいってお話。


第五話 The answer is……

 

 

「あー、君たちが兵藤一誠くんとドライグくんだね。ハイ、ヨロシクゥ!」

「あ、はいどうも兵藤一誠です。趣味はナンパです!」

『わざわざ自己紹介する必要ある?』

 

前回の異世界転生者の襲撃の後、イッセーとドライグはジュセンパによってアクシードの転生特典管理局に招かれる。部屋の一室には軽そうのギャル男とマジメそうな男が座っていた。ギャル男は申し訳なさそうに平謝りする。

 

「いやー、ごめんごめん。さっきのことでねちょっとゴタゴタしちゃってさぁー」

「こらGO、そんな謝り方じゃあ……ダメだろ!」

「いいじゃん昴。二人ともヘーキヘーキ、ヘーキだから」

 

割とテキトーに謝るGOという男を昴と呼ばれた男が諌める。とりあえず状況が掴めないのでイッセーから話を切り出すことにした。

 

「あのー、俺達あの時計塔でパスポート貰いに来たんですけど……」

『そうだぞ、なんか連れてこられたんだが……』

「あー、そうだったね。ちょっと待っててね……昴、あいつを連れてきてくんない?その間にパパパッと説明しちゃうからさ」

 

 

昴は「ハハァ……」というと一瞬でテレポートっぽいものをした。GOと呼ばれた男はイッセーとドライグに向き直り今度は打って変わって真面目そうな顔になった。イッセーは先ほどの軽そうな様子から一変して空気が変わったのを感じた。

 

「それで、説明ってのはなんです?」

 

ドライグがチラリとイッセーを見る。話が長くなりそうだと思っているのだろう。

 

「そうだね、まだ自己紹介してなかったけど俺はGO。このイン・ムーを治める神様見たいなもんだよ。ま、信じられないだろうけどね」

『神……?』

 

ドライグが訝しげにGOを見たが、すぐに目を反らした。この状況においては言及しても無駄だと悟ったのだろう。イッセー自信もあの世界であらゆる神に会っているため特に驚かなかった。そしてなおもGOはイッセーをまっすぐ見つめながら続ける。

 

「イッセーくんさぁ……。突然聞いて悪いけど君は本願寺基樹だったときの死因を覚えてる?」

「え?そりゃあ飛行機の事故ですけど?」

「あ~いいねぇ!覚えてるなら話しても大丈夫っぽいかな」

「……?」

 

突然、イッセーの前世について聞いてきたGOを不思議に思い、イッセーたドライグはお互いに顔を見合わせた。

 

「いや実はね。あの事故は本来なら起こらないものだったんだよね」

『テンプレだな』

「ああ、いや誤解しないでね?別に君たちの生き死にをこっちで勝手に決めてるわけじゃあないんだ。あくまで俺が聞いてるのはイッセーくんの死の間際の記憶なんだからさ」

「死の間際?」

「そそ、すごーく死の間際の記憶ね」

「そういわれましても……ねぇ?」

『イッセーの前世は飛行機事故で死んだのだろう?』

「あー、もしかしてイッセーくんさ飛行機の中で寝ちゃったりした?」

 

GOの言葉にイッセーははっとした。確かにあの時自分は飛行機の中で眠ってしまっていたと思い出したのだ。しかし、今のそれがどう繋がるのか?

 

「そっかぁ……じゃあ事故の原因も分からず仕舞いって訳だね」

「ええそうです、目が覚めたときは墜落寸前だったもので」

「実はね……」

 

次にGOから放たれた言葉はイッセーをそこそこ驚愕させた。

 

「あの飛行機事故はテロによるものだったんだ」

『そうなのか!?』

「そうなんだよ」

「でも俺はテロリストに会って無いんですけど?」

「それもそうなんだ。君の直接の死因がテロリストによるものじゃないし、あのまま行けばテロリストは乗客を無事に解放したしね」

「あのまま行けば?」

 

イッセーがそう返すとGOはクソデカ溜め息を吐いた。

 

「いたんだよねー正義ぶった高校生がテロリストに立ち向かったのよ。そんでもう滅茶苦茶になっちゃったのさ」

『そのヤツがテロリストに立ち向かったからなんだと言うのだ?』

「いやさ、その正義野郎がテロリストに襲いかかったせいでテロリストが発砲しようとしたんだけどさ、その正義野郎が銃を奪ってテロリストを撃っちゃった訳よ」

「俺が寝てる間にそんなことが?」

『図太いなお前』

「イヤホンしてたしね」

『なぁんだ』

 

GOが話す。

 

「それでねー、流れ弾がパイロットに命中した上に操縦盤に当たって飛行機が制御不能になっちゃったのよ」

「えぇ……?」

『マジか』

「しかもその高校生バカなのか知らないけど『まだ間に合う!』とかいって窓を銃で割ったのよ」

「あっ……(察し)」

「そそ、結果はお察しの通り、シートベルトしてた君の以外の乗客みーんなぶっ飛んでオシャカになっちゃった訳さ、後は記憶の通りだよ」

「うへぇ……。その高校生アホだろ、上空で窓を開けたらどんなことになるかわかるだろーに……」

『全くだ、まるであの生ゴミみたいなヤツだな!』

 

ドライグはイラついたようにそういうとしゅるりと尻尾をイッセーの右腕に絡ませる。その一件が無ければイッセーとドライグは巡り合わなかったのだがそれでも思う所はあるのだろう。GOはドライグの言葉を聞いた時に何故か気まずそうにしたのをイッセーは奇妙に思った。

 

「……話を続けるね。イッセーくんは本来ならこのイン・ムーで数年間労働活動をしたあとにあの世界とは別世界に転生される筈だったんだよね」

「あ、そうだったんですか。てっきりサムソン行きかと……」

「まあ、特に君は法に触れるようなことはしなかったし、ナンパ成功して女の子とヤる時もちゃんと避妊してたしね。サムソン行きになるもんじゃないよ」

『ヤリチンなのにかぁ?』

 

よいこの皆はちゃんと避妊を行うようにしようね!

 

「だけどね、イッセー君の魂はここに来る前にとある自称神に拐われちゃったんだよ」

「え? んじゃあ俺が兵藤一誠に憑依したのは偶然ではないと?」

「おー、理解が早くて助かるよ。その自称神はお遊びである男を『ハイスクールD×D』の世界にチート転生させたんだよ。だけどそのある男が『原作主人公はクズだから消せ!俺の方がみんなを幸せにできる!』って言ったから仕方なく原作主人公の魂を消して間に合わせで代わりの魂を居れたわけさ」

『なるほど、それが今の相棒という訳だな』

「そそ、それでその男なんだけど……お、来たみたいだねー」

 

GOは頷いて肯定を示し横を見る。イッセーとドライグがつられて見やるとそこにはあのマジメそうな男と檻に入れられている拘束された全裸の男と鞭を持った上半身に対して下半身が貧弱な男がいた。

今度こそイッセーは驚愕した。その檻に入れられている男は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?兵藤一誠!?なんでお前がここにいる!?くそっ!神様と連絡が取れない!?どこなんだここは!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「GOさんこいつは……」

「……言ってなかったけど正義ぶった高校生とある男ってのは同一人物なのさ」

『そうか……そういうことなのだな……!』

 

その言葉を聞いたとたんにイッセーの右腕に絡まされたドライグの尻尾がきゅっと締まり、歯を剥き出しにした。ドライグの眼は殺意に満ち溢れている。

イッセーはそっと尻尾を撫でドライグを宥めながら檻の中の真っ直ぐなね見据える。張り詰めた空気の中でGOが口を開いた。

 

「イッセーくん、君の死因となった飛行機事故の原因はその男だよ……そうだよねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――不正転生者、織主零くん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『殺害する』

「ちょっと待ちなすって」

 

とりあえず織主を葬ろうとするドライグをイッセーは諌めつつ檻の中の織主に目を向ける。完全に拘束された織主には最早抵抗の余地もなく、チートで手に入れた偽りの肉体も今はなく情けない貧弱な様をさらけ出していた。織主がイッセーに向けて喚く。

 

「おい! 兵藤一誠! どんな卑怯な手を使ったんだ! 皆はどこだ! 許さないぞ!正義と絆の力を見せてやる!」

 

喚く織主を鞭を持った男がひっぱたく。

 

「ぎゃあっ! くそっ! なんで特典が……ぎゃっァ!!!」

「うるせぇ!」

「あ、ゴメンゴメン。マグナム小林

くん、後はこっちで始末しとくから先に戻ってていいよ。今日9時まででしょ、シフト」

「かしこまり!」

 

GOに促され、マグナム小林と呼ばれた男はそそくさと立ち去る。部屋に残されたイッセー達はただならぬ空気を醸し出していた。

特にドライグの織主に対する殺意は尋常ではない。彼女からすれば織主は、イッセーの人生を狂わせたと思っている、何よりも生前の自己中心的な正義という幻想を妄信的に信じて周りに迷惑を掛けた上、最後の最後で地球の存亡に関わるほどの騒動を引き起こした張本人なのだ。

GOは織主を一瞥して、話を続けた。

 

「あーそれでね「おい! 俺をここから出せ!」うるせぇ!バラ巻くぞお前!」

 

織主のせいで話が進まないのでイッセーは魔法的なあれで織主を黙らせた。

 

「オラ!バインドもどき」

「ガッ!」

「おー、手慣れてるねぇ!」

「いやぁそれ程でも……それで続きをどうぞ」

「そうだねー、その飛行機事故の原因がその男なんだけどね。コイツはとんでもないことをやらかしたわけだよ……昴、ホワイトボードある?」

 

GOは溜め息を一つに昴にホワイトボードを持ってこさせた。イッセーとドライグはなにやらややこしい話が始まると予感している。

 

「はい」

「あーありがとね。えーっと、ここがこうで……こっちが……」

 

ホワイトボードにさらさらと『こ↑こ↓』 『イッセー君の世界』『原作世界』『その他の関連世界』と書き込んだ。

 

「ここの『イッセー君の世界』は君たちが過ごしてきた世界ってことねわかるかな?」

「ええ、よーするに原作の並行世界的なサムシングですよね」

『まあ、一応俺達は元々創作上のキャラクターだと言うことは理解しているつもりだ』

「うん、理解が早くて助かるよ」

 

GOは、『イッセー君の世界』を丸で囲んで線で他の項目とつなぐ。

 

「こういったようにそれぞれの世界は干渉な基本出来ないけど繋がってるんだよね」

「はへぇー」

「それでね、織主が最後に置き土産してったでしょ?あのでかいヤツ」

「あー俺がぶっ壊したアレですね」

「アレがもしも爆発したらね。こうなるのよ」

 

GOがホワイトボードに書いた項目を手で消し去った。

 

『世界が消えてた、ということか?』

「うん、ひとつの世界が消えるとね連鎖的に関連した世界がドンドン消えていっちゃうわけだよ。解る? この罪の重さ?」

 

GOは織主を一瞥しそう言った。

 

「いやぁだからねぇーイッセー君には感謝しかないよ。自分の命を犠牲にしてまで世界を救っちゃうんだからさ!」

「あ、いえ。別に俺はそんな事知らなかったんで気にしてませんけどお礼は5000兆円位下さい」

『後俺を美少女に……』

「おーいいねぇ! でも、お礼なら後でちゃんとするけどさ聞いておいて欲しいことがあるんだ」

 

GOは同時に真面目な顔になる、その様子をみてイッセーとドライグはなんだ、と思った。

 

「とりあえず、これを観てくれないかな?」

 

GOはリモコンを取り出し、部屋に置いてあるSHARPの58型テレビに電源を入れた。画面には何者かの葬式が流れている。

いや、誰かの葬式という表現は間違いであり、気づいたイッセーは驚愕した。

 

「これ……もしや俺の葬式ですか!?」

『なっ……』

「そう、君たちの肉体はもうあの世界には無いからせめてこれだけは観て欲しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵藤一誠の葬式は某北の国を思わせるようなものだった、一言で表すならカオス。BGMには平沢進の『LOTUS』が流れていると思ったら今度はORANGE RANGEの『SUSHI食べたい』が流れ始めている。人の葬式で一体何をしているのだ。

イッセーのクソデカ遺影の周りに植えられている花は生前の彼がなんとなく育てていたツツジだ。

参列者は男女種族年齢問わずおいおいと涙を流している。その中には両親、親友二人と謎のインド人のチャンドラーさん、そして今までナンパしてきた女の子達の姿もあった。

 

 

 

 

 

真っ白な棺に彼の遺体は……無い。変わりにぎっしりとエロ本とチョコモナカジャンボ詰め込まれている。

 

 

 

 

 

イッセーは、二回も涙汁が出そうになった。

 

 

 

 

 

 

「そうか……愛されていたんだな、俺は」

「そうだね、あ、そうだ織主くんの映像もあるよ、ほれ」

 

GOが映像を切り替えるとそこら辺の空き地に「おりぬしのばか」と書かれているそこら辺の川から拾ってきたような石が雑に置かれていた。ホームレスのおっさんと野良犬が親の仇と言わんばかりに糞尿を墓石(笑)にドバーッとぶちまけている。

 

「ぶふぉっ」

『あわびゅっ』

 

これにはイッセーとドライグも笑いを禁じ得ない。

 

「さ、見終わったことだし転生について説明していこうかな。とりあえずこっちのせいで色々不手際があったしサービスさせてもらうよ。先ずはステータス確認から言ってみようか」

「ええっステータスですかぁ?」

『あるあるだな』

 

最早なろうの定番である。

 

「それじゃ、パパパッと表示してぇ……終わり!」

 

写し出された今のイッセーのステータスはこんなもんである。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

名前:兵藤 一誠

 

称号:『終身名誉ヤリチン』『種付けおにいさん』『避妊だけはちゃんとする漢』『棺桶にエロ本とチョコモナカジャンボを詰められる男』『駒王勃◯ドラゴン』

 

主能力

 

耐久:558

筋力:756

魔力:233

魅力:1037

学習:176

感覚:251

意思:978

 

技能レベル

 

運動 Lv.208

戦術   Lv.136

武器   Lv.77

回復力  Lv.32

隠密   Lv.3

審美眼  Lv.12

簿記   Lv.2

歌唱力  Lv.65

演奏   Lv.69

猿まわし Lv.6

国語   Lv.12

数学   Lv.13

芸術   Lv.21

魔術 Lv.8

性交渉 Lv.94

ナンパ Lv.52

変装 Lv.28

神器 Lv.37

料理 Lv.-999

煽り耐性 Lv.35

 

属性耐性

 

火            :10

水            :15

氷            :5

雷            :5

龍            :-10

社会のストレス      :20

ゴキブリ         :200

コバエ          :-20

繋がらないネット     :-5

金属           :0

プラスチック :0

煙 :30

わかめ :35

 

特殊

 

『襍、鮴榊ク昴?邀?謇』

蜴滉ス懆ェュ繧薙〒縺阪※縲√←縺?◇縲

 

 

どういうわけか文字化けしている項目が存在しているようでイッセーは理由を尋ねた。

 

「あのー、なんか文字化けしてるんですがそれは……」

『いやもっと突っ込むべきところがあるだろうに』

「あー、ごめんごめん言い忘れてたけど君たちの『赤龍帝の籠手』ぶっ壊れてるから」

「『そうなの!?』」

「そうなんだよ」

 

今明かされる衝撃の事実。どうやら第一話のあれで神器が壊れてしまったようである。

 

「あーでもね安心しろよ。転生する際に君たちの神器はこっちで直して改造するから、まあ壊れていなくても改造するんだけどね?」

「え? それは何故です?」

「それは後のお楽しみってことで。あ、そうそう君たちにサービスするって言ったでしょ。何でも望みを言ってごらんよ」

「とりあえず料理レベルをまともな数値にしてください」

『美少女にしろ』

「早いねぇ……了解、イッセー君のパスポートに付けとくよ」

『やっとパスワードがもらえるのか、だいぶ時間がかかったような気がするぞ……』

 

GOは手帳のようなものを虚空から産み出した。これが恐らく転生パスポートだろう。表紙には『兵藤一誠』という名前と『GP』と書かれている。

 

「それじゃあこの転生パスポートにおいて重要な『GP』についてお話するよ。まずこのGPってのは『頑張ったねポイント』の略だよ」

『進◯ゼミかな?』

「このGPはねぇ……。『特典』を買うために必要なポイントなんだよね」

「あー二次創作でよくあるアニメやゲームの力とかですか?」

 

イッセーのその言葉にGOは否定を返した。

 

「ここでいう『特典』ってのは例えば能力だとか便利な生活用品とかそう言ったものなんだよ。それにね、アニメやゲームの力を産み出すなんて神ですら無理なのさ!」

「ん?でも織主のやつは『ワン・フォー・オール』とか『斬月』とか『IS』とか持ってましたよ?」

『ああ、それは俺も見た。あれが特典という奴なのだろう?』

「そうそこ! 正にそこなんだよ重要なのはね! じゃあ聞くけどさ、無から有を産み出すなんて君たちには出来るかい?」

「無理」

『俺もだ』

 

GOの話に彼らはこれはどうしたことか、と思った。あの憎き生ゴミ野郎はありとあらゆるアニメやゲームの力をこれ見よがしに周囲に見せつけていたのだ。あの力が織主を転生させた神が作ったものでないとしたらどういうことなのか?

なんとなくだが、嫌な予感がする。

 

「そうだろう? 無から有を産み出すだなんて絶対に無理な話なんだよ。織主を転生させた神ですらね……ならどうやって神とやらはその力を用意したと思う?」

「まさか……そういうことですか?」

 

彼の反応から嫌な予感が的中してしまったと、イッセーは確信したようである。

 

「それはね、神がそのアニメやゲームの世界のキャラクターを殺して奪って来たものなんだよ」

「うへーマジかよ……」

『まさかとは思ったが、織主が望んだ特典の分だけありとあらゆるキャラクターが犠牲になったということか!? あの生ゴミめ! 死ね!』

 

もう死んでる。

 

「まあそんな訳だからああいった特典は処罰の対象だけどね。オリジナルじゃない版権世界に転生して自力で力を手に入れたとしても別に問題は無いよ」

「要するにONE PIECEの世界で自力で悪魔の実を手に入れて来たとしても」

「んまぁそんなところだよ。因みに転生先に不正転生者がいて特典を奪えたとしてもこちらに報告する義務が君たちにはあるし使用したら処罰の対象だからね」

「『はーい』」

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、長くなるからおじさんのお話聞こうね。

GOの話によればGPは転生パスポートに送られるクエストをクリアすれば手に入るんだって。そして毎日支給品としてぬぶの漬け物が送られてくるよ。すごいよね。

因みにGPは1ポイント百万円の価値があって何時でも換金できるんだってうらやましいよね。お金に困らない生活がしたいなぁとおじさんニンマリしちゃう。そして全部パチンコに使って強制自己破産ですわぁ。やっぱギャンブルよね、人生。

はいお話終わり、寝ていいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、話すことはここまでかなー、君たちの神器の改造に時間がかかるしサービスの件もあるからね。ちょっとイッセーくんには自動車講習を受けてもらいたいんだよ」

「え? 自動車講習?」

「そそ、確か取ってたよね? 免許」

「第一種運転免許全部取ってますけど」

『夜中はメス共を乗り回してるがな!』

「転生先で事故ったら大変でしょ? とりあえず受けておいでよ」

 

例え転生して俺TUEEEEできたとしても事故を起こしたら元も子もない。なろう主人公が交通事故を起こしたら炎上ものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らが講習を受けるためGOに案内された教室に入るとすでに転生予定者でいっぱいであった。中々空いている席がないので必然的に他の転生予定者と隣同士になる。因みにドライグは興味がないのか教室の後ろで丸くなっている。

 

「あ、すんません隣いいすか?」

「ん、ああ構わないよ」

 

シルクハットにチョビヒゲの転生予定者は快く承諾した。織主零もこれくらい性格がよければいいのにとイッセーは思ったがあの生ゴミが更正するとは考えられないので忘れることにした。

などと考えていると今度はシルクハットの男が彼に話しかけてきた。

 

「君、名前はなんと言うのだね?」

「前の世界では兵藤一誠ですね、別の名前もあるんですけど」

「ほほーう、これが初めてではないのだね……ああ、すまないね自己紹介がまだだったね私の名前は『SDカードしゃぶしゃぶおじさん』だよ。名前の通りSDカードをしゃぶるのが趣味なんだ」

「それはいい趣味をお持ちのようで……」

 

イッセーは変な人と隣になってしまったなぁと考えてしまったがよくよく考えれば自分もいろんな種族の女の子の乳首をしゃぶったものだなぁと淡いノスタルジックを感じると共にSDカードしゃぶしゃぶおじさんに申し訳なくなった。

 

がらり、と教室の扉が開きピンク色のインコが入ってくる。今回の教師は彼らのようだ。はてさてどんな授業が聞けるのやら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM:やる気以前のダースベイダーのテーマ)

 

Hi!今回は道路交通標識についてlessonしましょう

 

OK

OK

OK

OK

 

黒板に追い越しのための右側部分乗り回はみ出し通行禁止の標識が映し出される。

 

追い越しのための右側部分乗り回はみ出し通行禁止」「追い越しのための右側部分乗り回はみ出し通行禁止」「追い越しのための右側部分乗り回はみ出し通行禁止」「追い越しのための右側部分乗り回はみ出し通行禁止

 

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

 

 

 

 

 

next!

 

次に最低速度の標識が表示される。

 

最低速度

最低速度

最低速度

最低速度

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

 

 

 

next!

 

今度は学校・幼稚園・保育所などありが表示された。

 

学校・幼稚園・保育所などあり」「学校・幼稚園・保育所などあり」「学校・幼稚園・保育所などあり」「学校・幼稚園・保育所などあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブブーッ

 

何故か正解を答えたハズが何故か不正解となった。

 

は?

は?

は?

は?(威圧)」

 

おいふざけてンのか」「これが学校・幼稚園・保育所に見えずしてなんというのですか?」「もしやロリショタの痴漢プレイ?」「まさか横断歩道とは言うまいな?

 

非難される教師のインコだが毅然とした態度でこう言い放った。

 

 

 

 

皆さん、これは『学校・幼稚園・保育所などあり』ではありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

The answer is……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校・幼……

 

 

 

 

 

 

 

TIN☆TIN☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM:night of fire)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、けたたましいBGMと共にピンク色のインコ達が虹色に光り、首を激しく回転させる。それは教室の中を極彩色に染め上げ熱狂の渦に包み込んだ。イッセーが隣を見やるとSDカードしゃぶしゃぶおじさんもSDカードをしゃぶりながら熱心に首を回している。ついでに言えば他の転生予定者も同じような状態だ。

虹色のインコ達が教室を出ていくのにつられるかのように次々と転生予定者達が首を回しながら教室を出ていく。

 

 

 

 

ついにはイッセーとドライグは取り残された、教室に。因みに授業時間はたったの三分であった。

取り残された教室でイッセーは呟く。

 

 

 

 

「なんだこれ」

 

 

 

 

 

こっちが聞きたいわボケナス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書き始めてから終わるまでにパーティーパロットが少し鎮静化してて時の流れって怖いなぁーと。
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