赤龍帝ラプソディ<渡る世間は地雷ばかり>   作:梅干・ザ・花

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遅れて大変申し訳ございません。コロナやらバイト先で一悶着あったやら就活やらでてんてこ舞いでした。しかも文字数も少ないって言うね。


第1章 セケンチューナー
第1話 多重クロスって大体銀魂か東方のキャラクターが高確率で登場するよね。


 

 

 

 

 

 

「うーん……だ、だめだよきよしくん……。革靴を尻の穴に突っ込んじゃあ……。はぅあっ!?」

 

高身長ガチムチ筋肉巨乳おねーさんと化したドライグとしっぽりヤりまくっていたらいつの間にか寝てしまいぴちゃぴちゃという水の音で俺は目を覚ました。

 

『すぴー』

 

どうやらドライグはいつの間にか神器の中に戻っていたらしいモンスターボ○ルかな?

 

「ここ……どこなんだ?」

 

辺りを見回すとラブホ○ルっぽい転生ロケットの中ではなくどこかの部屋のようだった。簡素なベッドに寝かされているようだが少なくとも俺の部屋じゃあない。……え? 目が覚めたら部屋ってパターンもあるの?

 

「えーっと俺のパスポートは……おっ出てきた。念じれば出てくれるのね」

 

何か情報が無いものかとパスポートを開くと一頁からこんなことが書かれている。本ってよりタブレットだなこりゃ。

 

『あなたは無事転生いたしました。ぜひ前世の知識と経験を生かして常識の範囲内で俺TUEEEEしてください。尚、転生パスポートは転生者たちの異世界で為した偉業を報道するプラットホームや転生者同士で交流する掲示板、不正転生者の出現情報の発令を行っております。是非日頃から転生パスポートに目を通すようにお願いいたします。転生パスポートについてご不明な点がありましたらヘルプボタンを押してお問い合わせくださいませ。あなた様のご活躍とご検討をお祈りしています。

 

イン・ムー副最高監督鴻野昴』

 

「真面目な文章だなぁ……って昴ってGOさんの隣にいたあの人か」

 

よっしゃ! 今度は死なないように新たな人生をエンジョイしよう! と考えていたら部屋の扉が開いた。扉からひょっこりと顔を出したのは白髪が目立つ頑固そうなお爺さんだった。

 

「お、なんだ君。目が覚めたのか、何のケガもしていないのにずっと目が覚めないから心配したぞ」

 

とりあえず挨拶だ。この世の全ては挨拶から始まり挨拶で終わるのだ。相手が御高齢の方ならば尚更である。たとえそれが異世界だとしても変わらないのだ。ってあれ?このお爺さんどっかで見たような……?

 

「あ、どうもこんにちは。すみませんなんかご迷惑をおかけしたようで……」

 

「フン! 全くだよ……。昨日は寝ている間に手を加えようとした銃を盗まれて今日は水道から君が流れて来たんだからな! 最近はいいことありゃしねぇ」

 

と、やれやれと言わんばかりに溜め息をつくお爺さん。

……ん? いやまて、このお爺さん何て言った? 手を加えようとした銃が盗まれたって……? ちょっと待てよ。俺が転生したのって……。

 

「いやぁ……。それは災難なことで。……所でお爺さん、今銃と言いましたか?」

 

もしや、と思い多少イラついてるお爺さんに対して疑問を投げ掛ける。俺の考えが正しければこのお爺さんはとあるゲームの登場人物なのだから。

 

「ん? ああ、そうだ。私はこの島ではぐれ銃鍛冶をやってる釜谷鉄造ってもんさ……所で君は? こんなモンスター共がウジャウジャといる島に来るだなんて……観光か?」

 

訝しげに俺を見る鉄造さんに取り敢えず自己紹介するとする。

 

「あ、俺は超絶イケメンの兵藤一誠って言います。観光じゃなくて気がついたらここにいて……どうして俺がここにいるのか、今まで何してたかすら思い出せなくてですね……」

 

そう答えると鉄造さんはは超絶イケメンという言葉に引っ掛かったのかさらに怪訝な表情をする。何故だ、俺は超絶イケメンの筈……。

 

「気がついたらここに……? それに君、今兵藤一誠って言ったのかね?」

 

「ん? ええまぁそうですよ」

 

鉄造さんは眉間に皺を寄せ何かを考え込む。

 

「うーむもしや……兵藤一誠っていうと日本で起きたあの事件……? いや、あの事件は3年前だがだとしても二十歳前後にしか見えないからそんなはずは……」

 

何かぶつぶつと言い始めた。え? この世界って兵藤って名前のついた原作キャラクターはいない筈なのだが、もしかして鉄造さんに同姓同名の知り合いがいるとか?

 

「お爺さん? どうかなされましたか?」

 

「どぅお!! ……いや気にしないでくれ、ただの独り言だ」

 

「ははぁ……?」

 

「とにかくだ……。記憶喪失ってんなら水道のとどっかで頭を打ったんだろう。外にはモンスターがいるからしばらくは休んでいなさい」

 

そういうと鉄造さんは扉を閉めて、部屋を出ていってしまう。あの人は俺の名前を聞いて明らかに様子がおかしくなったのだがそれが何故なのか俺には知るよしもない。

 

しかし、そんなことよりも別の事で俺の頭はいっぱいになっていたのたのだ。あの鉄造さんの独り言に飛んでもない真実を隠されていることも知らずに……。

 

そして俺はベットから起き上がり、腰を掛けて溜め息をついた。

 

「ふぅ……」

 

次に天井を仰ぎ見る。何の整備もされていない岩肌がむき出しの天井から雫が落ち、俺の額にぶつかる。まさか、転生先がこの世界だとは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……洞窟物語、か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、ここは恐らくは『洞窟物語』の世界だ。いやなんだよ何のアニメだよ。と読者諸君は思うかもしれないが……残念ながらこの世界は漫画でなければアニメでもない。

 

どっちかっていうと、ここは無料で楽しめるフリーゲームの世界なのだ。

 

ざっくりいうと、とある空飛ぶ浮き島の洞窟にて目覚めた記憶喪失であるロボットの主人公が洞窟を探索していくうちにこの浮き島で巻き起こる戦いに巻き込まれていくという話なのだ。

 

まあ、システムとしてはフリーの2Dアクションゲームなんだがとても無料とは思えないほどのクオリティのゲームなものだから始めてPCを購入したときに即ダウンロードしてしゃぶるようにプレイしたものだ。

 

うん、予想外だね。だって多重クロスってタグがついてるもんだから銀魂か東方プロジェクトの世界にまず転生するって思っちゃうよね。

 

ほらハーメルンで多重クロスって検索掛けると大体銀魂か東方プロジェクトのキャラクター登場してるし、もはや皆勤賞レベルなんだよなぁ……。

 

恐らくこのハーメルンで洞窟物語に転生した男は令和のサムライただ一人、この超絶イケメンの俺だけだろう。

 

 

 

 

 

『うみゅう……もう朝なのかー?』

 

 

 

 

 

おっ、起きたなドライグ、仮にも二天龍の片割れがうみゅうとかいっちゃだめだよ。上坂す◯れさん似のボイスでそんなかわいいセリフいわれたらお兄さん勃起しちゃう。

 

「おはよードライグ。昨日はお楽しみだったなぁ」

 

『うぉっ!? な、なんだもう着いたのか!? いつの間に?』

 

あ、そうだった。転生ロケットの中でヤり過ぎたせいかドライグを気絶させてしまったのだった。どうやら『終幕なる命灰の覇龍疾走』の影響でおれの種族がドラゴンになったらしくて性欲がドラゴン並み(当社比)になり股間のマグナムもギガ波動砲にグレードアップしたのだ。

 

もともと絶倫だったこともあり激しくしすぎたせいでお互いに疲れて眠ってしまったらしい。

 

『~~~っ。激しいってレベルじゃないぞ!? あんなのもはや子作りというよりも獣の交尾だぞ!? そ、それに相棒の子種が強すぎて避妊魔法を使っても卵巣のなかの卵子まで犯されちゃうし……』

 

なにそれこわい。

 

「あー、うんごめん。まさか避妊魔法が通じないとは思わなかった。やっぱりちゃんとコンドームしないとな……」

 

よいこの皆、ちゃんとゴムは着けるんだぞ!

 

『ま、まあ未成熟な卵子だったからセーフだったがもし魔法を使わないでいたら初っぱながら女を孕ませたヤリチン野郎になるところだったぞ!?』

 

「すまん、すまん、気を付けるよ。でもいつかは俺の子供産んでくれるんだろ?」

 

『いやまあそうなんだが、俺が言ってるのは二天龍の一角を担う俺がこんなことになったから他のメスと交尾の時が心配でな』

 

「あ、ハーレム作っちゃっていいんだ」

 

まさかのハーレム公認発言。

 

『うむ、強いオスはその遺伝子を遺すために多くのメスを嫁にするのが義務だと思うぞ、アルビオンもそうしてたし』

 

あの白いのそんなことしてたのか、知らなんだ。

 

「いやいや、もし俺がドライグ以外に嫁を作るとしてもだな、ちゃんと避妊魔法とゴムは着けるから……」

 

『いや、実は相棒の子種を解析したらとんでもないことが判明してだな。多分相棒は『終幕なる命灰の覇龍疾走』で種族がドラゴンになったようだが、どうやら相棒の子種は未成熟な卵子を無理やり成熟させて受精可能にしてしまうらしい。俺はドラゴンだったからセーフだったが、他の種族のメスなら確実に妊娠するだろう』

 

「え? なに、そのエロゲにありそうな設定は……」

 

『さらに言うと媚薬効果もあるみたいで匂いを嗅いだだけでメスは強制的に発情する』

 

ヒエッ。俺のスペルマがヤヴァイ。もはやエロに特化したバイオ兵器じゃん……。

 

『さらに各種美容効果や、リウマチ・関節痛にも効く』

 

温泉かな?

 

『あと射精の勢いと量が強すぎて一般的なゴムは恐らく破裂だろうな』

 

何て事だ、人類が産み出した快楽の営みに必要不可欠な偉大なる発明を容易く打ち砕いてしまった!

 

「ええ~。それじゃあできないじゃん!」

 

『全くだ! このセックス・モンスターが! スケベドラゴンに改名したらどうだ?』

 

うぐぐ……。何も言い返せん。などとうろたえているとドライグは話を切り替えるかのように「それで? もう転生出来たのか?」と聞いてきたのでとりあえず洞窟物語の世界に転生下かも知れないという旨を話すと「ええ……? (困惑)」となった。

 

まぁそうだよな、俺だって予想外だったもん。

 

『とにかくいつまでもここに居座る訳には行かないだろう』

 

「そうだな。まあ早々に出ていくつもりだ。……やりたいことが出来たしな」

 

『ヤりたいこと……こんな島で? ハッ!? もしや青○プレイを決行しようというのか!?』

 

「うん、違うから。いつかはやるけど」

 

ドライグが勘違いしているようだが今の俺の目的は別にそんな性的なものではない。

 

もうしばらくゆっくりしたら洞窟物語の世界を楽しんでいくとしよう……。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃釜谷鉄造はというと……。

 

「……さっきから誰と話しているんだ?」

 

思いっきり怪しまれてましたとさ。




モンハンライズサンブレイク楽しみ。
短くて申し訳ないです。
次の投稿までなめろう食べながらお待ち下さい。


あ、ネタバレなんですけど後2話で洞窟物語編は終わります。
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