ゾイドワイルドエヴォリューション アフターZERO   作:オーガスト・ギャラガー

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 ゾイド_それは優れた戦闘能力と自らの意思を持つ金属生命体である。  
 新地球暦1245年、世界はネオデスメタル帝国という強大な軍事国家が支配していた。  
 各地で帝国に対するレジスタンスが立ち上がり、帝国とレジスタンスが激しい戦争を繰り広げている戦乱の時代となっている中、帝国に捕らえられていたビーストライガーにシーザーと名付け、相棒となった少年ウィルは謎の少女エマと共に冒険の旅に出掛けた。


第24話「立ちはだかる竜爪」

 ワイルド大陸、大火山デスロッキーのネオデスメタル総督府(旧デスメタル帝国本拠地)、グラッドたちはジェノスピノを迎え撃つ準備をしていた。火山から離れた上陸地点には、同盟軍と旧共和国派のガノンタス、スコーピア、トリケラドゴス隊が待ち構えていて、海中には複数の潜水艇、海上には軍艦も待ち構えていた。準備しているグラッドとクリスは、

 

 「しっかし、あのスレイマーズには驚いたな!最初、会った時はただのおバカ集団かと思ったが、まさか、あいつらだけで、キャノンブル、バズートル隊を殲滅するとは!」

 

 「ところで、コマンダー。作戦は?」

 

 「奴が海上で泳いでいるところを旧共和国との合同部隊と軍艦、潜水艇で攻撃をし、陸に上がったところをお前とジャックが攻撃をしながら火山まで誘き寄せ、そして、火山まで行ったところを俺たちが奴の相手をして俺がマグマの火口にまで誘い込み、火口まで行ったところをゴルドのグランドハンマーで足場を破壊して奴をマグマに突き落とし、そして俺たちが火山から離れて火山を爆破させる作戦だ!」

 

 「つまり、奴を一世と同じ墓場に葬るわけですな!」

 

 「一か八かの策だが、これしか方法がない。」

 

 その時、通信が入り、

 

 「コマンダー!海上にジェノスピノが泳いで、大陸に接近しているとの報告が!」

 

 グラッドたちは映像を見、そこにはジェノスピノが海を泳いでいた。

 

 「予想通り、海を渡って来たな! 海上にはジェノスピノのみか?」

 

 「いえ、ジェノスピノの周りには、数体の親衛隊専用機ガブリゲーターG3がついています!」

 

 「思った通り、同じ水陸両用のガブリゲーターだけを連れて来たか。よし、護衛のガブリゲーターを攻撃し、確実に倒せ!」

 

 「ジェノスピノはいかが致しますか?」

 

 「まずは護衛のガブリゲーターを倒すのが先だ!護衛を一体残らず潰し、奴一体だけになったところで一点集中攻撃をしろ!!」

 

 「了解しました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上陸地点にいるガノンタス、スコーピア、トリケラドゴスはガブリゲーターだけを狙って攻撃した。ジェノスピノは構わず、海上を泳ぎ、ワイルド大陸に向かった。

 一方、旧ネオゼネバスシティにある牢屋では、新帝国軍の兵士がアーネストのいる部屋を見張っていた。アーネストは扉の近くに寄り、咄嗟に兵士の一人の首を締めた。もう一人の兵士はアーネストに銃を向け、

 

 「動くな!それ以上、動くと、貴様を撃つぞ!!」

 

 アーネストはその兵士に向かって、

 

 「銃を撃つなら、こいつを殺すぞ!こいつを助けたかったら、鍵をよこせ!そうすれば、こいつは離してやる!!」

 

 兵士は尚もアーネストに銃を向けたが、アーネストの睨んだ表情を見て、身をすくみ、

 

 「わ、わかった。鍵はやる!だから、そいつは殺すな。」

 

 兵士は鍵を出し、ゆっくり歩きながら、アーネストに近づき、アーネストに鍵を渡した。アーネストは直ぐに兵士を離して鍵を取り、直ぐに扉を開けた。2人の兵士はアーネストが部屋から出る前に銃を向けたが、部屋から出たアーネストは咄嗟に2人の兵士の腹を殴り、兵士を気絶させ、そのまま走り去った。そして、アーネストが部屋から出た時、警報が鳴った。  警報が鳴ったことに気付いたシーガルは、

 

 「なんだ? 何が起こった!」

 

 「捕虜にしている帝国の皇子が脱獄しました!」

 

 「直ちに全ての兵士を動員して、奴を捕らえろ!ただし、絶対に殺すな。奴は我が新帝国を有利にするために必要な駒だ!何としても、捕らえろ!!」

 

 「は!」

 

 また、ユリスがいる特別室にも警報が鳴り、ユリスはそれに気付き、

 

 「何? 一体、何が起こったの?」

 

 その時、カティアが部屋に入り、

 

 「メルビルさん! 殿下が牢屋から出ました!」

 

 「そんな! レイルが…。」

 

 走っていくアーネストの目の前に兵士が銃を構えて待ち伏せし、

 

 「止まれ! これは警告だ!」

 

 しかし、アーネストは命令を聞かない。兵士は当てない程度に銃を撃ったが、アーネストはカティアと並ぶ跳躍力で銃弾を避け、手刀や蹴りで兵士を一人一人確実に気絶させ、倒していく。次々と基地内の兵士が現れるが、アーネストは難なく全ての兵士を持ち前の格闘能力で次々と倒していく。

 そして、ゾイドが保管されている場所に着き、そこで修理されているギルラプターエンペラーがいた。ギルラプターを見つけたアーネストは直ぐに乗ろうとしたが、

 

 ダァン!

 

 突然、銃声がし、後ろには拳銃を持ったシーガルと兵士がいた。

 

 「大人しく、我が新帝国の元にいて貰おうか!お前は我が新帝国を有利にするために必要な存在、メルビル二世陛下の養子または親衛隊として入れれば、命は保障してやる!」

 

 「断る!!僕はネオデスメタル帝国の皇子!お前ら反乱軍には従わない!!」

 

 「手荒なマネはしたくないが、仕方ない。少し痛い目に逢わせてもらう!」

 

 「待って!!」

 その時、ユリスの声がし、カティアと共に現れた。

 

 「レイル!辛いかもしれないけど、今は大人しく従って!あの帝国に戻ったら、あなたはもっと酷い目に遭うわ!だから、私とエマと一緒にいて。」

 

 それを聞いたアーネストは拳を握りしめ、

 

 「うるさい!!姉さんまで反逆者になったのか!ネオデスメタル帝国は世界に戦争を無くすために戦っているのだぞ!そんな反乱軍に惑わされるなんて! 

 カティア!お前まで何でそこにいるんだ!?お前もネオデスメタル帝国の人間なら、戻るべきじゃないか!」

 

 それを聞いたカティアは全身が機械化された友人のナッシュを思い出して、手が震え、

 

 「殿下、確かに私もネオデスメタル帝国の人間だけど、帝国の行いが全て正しいとは言えないわ!」

 

 それを聞いたアーネストは怒りを剥き出しにし、

 

 「お前まで何を言っているんだ!帝国の裏切り者になるつもりか!なら、お前も反逆者だ!反逆者に用はない!!」

 

 アーネストはギルラプターの方に向かい、それを見たユリスは、

 

 「レイル、駄目!」

 

 兵士はアーネストに銃を撃つが、アーネストはそれを避け、すかさず、ギルラプターのコクピットに乗った。アーネストはギルラプターに、

 

 「行くぞ! ギルラプター!! あいつを倒して俺たちが最強だと証明するぞ!!」

 

 グオォ~!!

 

 アーネストの言葉に応え、咆哮を上げたギルラプターは基地にいる兵士を蹴散らして、壁をぶち破って基地を出た。基地を出たギルラプターはルメイ大将のドライパンサーを倒したシーザーの元に現れた。現れたギルラプターを見て驚くウィルたち、アーネストはシーザーとウィルを見て、

 

 「また、会えて嬉しいよ!今度こそ、君を倒すよ!」

 

 「ギャラガー!いや、レイル!俺はお前と戦うつもりはない!俺たちは一刻も早くジェノスピノを止めなければいけないんだ!」

 

 「父上のところに行きたかったから、この僕を倒していけよ!」

 アーネストを見たエマは、

 

 「レイル!もうやめて!!あなたはもう戦う必要はないわ!」

 

 「うるさい!これは僕の問題だ!僕が皇帝になるには、強くなって父上に認めて貰うしかない! そのためには、お前とライガーを倒すんだー!!」

 

 シーザーに襲いかかるギルラプター、それを見たウィルは、

 

 「どうやら、やるしかない!」

 

 ウィルはエマを見て、

 

 「あいつは俺が引き受ける!だから、心配しないでくれ。お前の大切な人を俺が助ける! 行くぞ、シーザー!!」

 

 グオォ~!!

 

 ウィルの言葉に応えて咆哮を上げるシーザーは突進するギルラプターに向かう。しかし、ギルラプターは即座に横に周り、シーザーを攻撃しようとする。しかし、シーザーはヘビーテイルで攻撃し、ギルラプターをぶっ飛ばす。ギルラプターは尚も攻撃をするが、シーザーはA-Z機関砲でギルラプターに砲撃する。

 しかし、ギルラプターは怯まず、シーザーを捕らえ、シーザーのライジングアーマーに噛みつく。しかし、シーザーのアーマーが硬く、逆にギルラプターの歯が傷付く。そればかりか、ギルラプターの関節に火花がとばしり、ギルラプターが苦しむ。それを見たストームとスミスは、

 

 「おい、あいつ!」

 

 「ああ、あのギルラプター、修理が完全じゃない!早く直さないと、下手したら死んでしまうぞ!」

 

 尚もシーザーに攻撃しようとするギルラプター。それを避けるシーザー、それを見たウィルは、

 

 「やめろ!それ以上、動くな!」

 

 それに対し、アーネストは、

 

 「黙れ!僕は勝つんだ!勝たなきゃ駄目なんだ!」

 

 そう言って、アーネストはデスメタルキーを取り出し、

 

 「そのライガー、どうやら、今までとは比べ物なならない程になっているようだね!なら、最初から本気でいかせてもらうよ!」

 

 それを見たエマは、

 

 「やめて!レイル、その子にデスブラストはしないで!! でないとその子が!」

 

 アーネストは苦しむギルラプターを見て、キーを差し込むのに少し戸惑ったが、遂にキーを差し込み、

 

 「ギルラプター! 強制 解放! デスブラストー!!」

 

 苦しみながらもデスブラストするギルラプター、

 

 「ここで勝たなきゃ、帝国に戻れず、父上に認めて貰えない!ここで、負けたら、こいつは帝国によって廃棄処分にされてしまう!そうならないためにも、僕は勝たなきゃならないんだー!! 喰らえ、真・瞬擊殺!」

 

 ギルラプターの瞬擊殺に真正面に突っ込むシーザー、互いにぶつかるシーザーとギルラプター、しかし、シーザーがギルラプターの攻撃を押し退けた。怯むギルラプター、

 

 「まさか、瞬擊殺を返すとは! ならば、これならどうだ! 真・音速殺!!」

 

 ギルラプターのジェットブースターが加速し、ギルラプターのスピードが格段に上がり、シーザーに向けて攻撃する。それを見たウィルは、

 

 「仕方ない、いくぞ、シーザー!」

 

 グオォ~

 

 咆哮を上げるシーザー、

 

 「切り拓け、シーザー! 俺の魂と共に、進化 解放! エヴォブラストー!!」

 

 エヴォブラストしたシーザーはギルラプターの攻撃に対し、真正面に突っ込む。

 

 「真・音速殺!!」

 

 「ライジングバーストブレイク!!」

 

 互いにぶつかる2体、しかし、シーザーは音速殺すらもライジングバーストブレイクで跳ね返した。ぶっ飛ばされるギルラプター、ギルラプターは深手とはいえ、ライジングライガーになったシーザーの力は圧倒的だった!

 

 「馬鹿な!あれだけ、戦って僕のギルラプターに手も足も出なかったライガーが何故ここまでの力を!?」

 

 「レイル、お前はゾイドを思う気持ちを忘れている。今のお前はただ勝つために力を求めているだけだ!」

 

 「駄目だ!僕は勝たなきゃならないんだ!非情にならないと強くなれない。優しさなんてなんの意味がないんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 アーネストは昔のことを思い出した。数ヶ月前、帝都メガロポリスの闘技場で、アーネストのギルラプターエンペラーと白いギルラプターが戦っていた。力の差は歴然で、ギルラプターエンペラーが白いギルラプターに勝った。

 それを見て闘技場の国民は拍手喝采した。国民と共に拍手したギャラガー三世はアーネストに、

 

 「いいぞ、アーネスト、流石我が息子だ! ハハハハ! 殺せ!」

 

 それを聞いて驚くアーネスト、

 

 「さあ、そいつを殺せ。 止めを刺して勝利をその手に掴め! そうすれば、お前は私の王位後継者だ!」

 

 苦しむ白いギルラプターを見るアーネスト、同時に闘技場の国民が全員口を揃えて、

 

 「殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!」

 

 ギルラプターは攻撃の態勢を構えるが、ギルラプターはもちろん、アーネストも止めを刺すことが出来ず、他のゾイドを優しく撫でるエマを思い出し、ギルラプターは攻撃の態勢を止め、アーネストはギャラガー三世に、

 

 「申し訳ありません!父上、僕には出来ない!それに勝ったんですから、止めを刺す必要はありません!」

 

 それを聞いたギャラガー三世は手を上げ、同時に兵士たちが現れ、麻酔銃をギルラプターに撃ち込み、ギルラプターを気絶させる。さらにコクピットが開き、アーネストにも撃ち込み、アーネストも気絶させた。

 闘技場は完全に静まり返った。アーネストはタッカー元帥に殴られ、

 

 「今回の件で、皇帝陛下はおろか、国民全員を失望させた! よって、皇帝陛下のご命令によりお前の王位後継権を剥奪する。

 だが、皇帝陛下は慈悲深いお方だ!罰はそれだけでよいとおっしゃった。せいぜい、皇帝陛下に感謝するんだな! もし、汚名返上したいのなら、我が帝国に歯向かう人間とゾイドを徹底的に排除してこい!」

 

 部屋を出たアーネストは近くにいた将校たちの話を聞いた。

 

 「殿下は何故あんなゾイドに止めを刺さなかったんだ?」

 

 「三世陛下はもちろん、先祖の一世様なら、躊躇せず、止めを刺したのに!あんなこと、戦場でやったら、命取りだぞ!」

 

 「ホントに陛下のご子息なのか? 養子じゃないのか?」

 

 「いや、案外、遺伝子の突然変異種かもしれないぜ!」

 

 「全く、よりによって、役に立たない突然変異が生まれたもんだ! ハーハハハハ!!」

 

 それを聞いたアーネストは拳を握りしめた。

 

 全てを思い出したアーネストは、

 

 「僕は強くならなきゃならいといけない。強くならないと上に上がれないんだ!」

 

 アーネストはデスメタルキーを取り外し、

 

 「パワーアップしたお前のライガーを倒すには、これしない!」

 

 そう言って、アーネストはデスメタルキーを自分の左腕にぶっ刺し、アーネストの左腕が出血する。それを見たエマは見ていられないような表情をして、両手を隠す。

 

 「いやー! やめて!!」

 

 自分の左腕を刺して大量の血がついたデスメタルキーを掲げ、キーを差し込む。

 

 「これが最後の手段だ! ギルラプター! 強制 極限 解放!!」

 

 それを聞いたウィル、ストーム、スミスは、

 

 「強制極限解放だって!?」

 

 ギルラプターは全身に火花を散らしながら、デスブラストした。と同時にコクピットのアーネストにも火花が彼の身体に当たり、苦しむ。それを見たスミスは、

 

 「なんてことをするんじゃ!あんなことしたら、ギルラプターはもちろん、ライダーだってただではすまん!下手したら、死ぬぞ!!」

 

 「これでいい! さあ、第二ラウンド開始だ!」

 

 「やめろ!レイル!今すぐ、デスブラストを解け!でないとお前もギルラプターも!」

 

 「構わない!例え、お前を刺し違えても倒す!それにギルラプターが死ぬくらいなら、僕も死ぬ!! 真・音速殺!」

 

 ギルラプターは今までとは比べ物にならない程のスピードを出し、シーザーに攻撃した。シーザーは避けようとするが、シーザーはその攻撃が読めず、攻撃を受けてしまう。その攻撃に怯むシーザー、

 

 「そんな!ライジングライガーになったシーザーでも避けられないなんて!」

 

 しかし、ギルラプターを見たら、ギルラプターは既に立っていられない状態になって苦しんでいた。コクピットのアーネストも、左腕の出血が酷くなり、苦しむ。それを見たスミスは、

 

 「やっぱりじゃ!強制的に極限解放するから、ギルラプターとライダーにかなりの負担がかかっている。早く、治療をしないと死んでしまうぞ!」

 

 コクピットのアーネストは、

 

 「まだだ!まだ、僕は戦える!」

 

 エマはウィルに、

 

 「ウィル、お願い!レイルを助けて!でないと、あの子が!」

 

 「わかった! この一撃で終わらせて、あいつの目を覚ます! いくぞ、シーザー!」

 

 再び突っ込みギルラプター、

 

 「真・音速殺!!」

 

 「ライジングバーストブレイク!!」

 

 シーザーのライジングバーストブレイクがギルラプターのウィングショーテルを両断された。と同時に、コクピットのデスメタルキーが破壊された。倒れるギルラプター、

 

 「動け、動くんだ!ギルラプター!お前はここで倒れるのか!? 動け、動けよ!」

 

 力を振り絞って立ち上がろうとするギルラプター、

 

 それを見たストームは、

 

 「あいつ、まだあんな力を!」

 

 「そうだ!立つんだ!ギルラプター!!」

 

 しかし、ギルラプターは力尽き、倒れる。アーネストは、

 

 「そんな! 僕が…、負けた。嘘だ!嘘だ!嘘だー!!」

 

 ギルラプターに近づくシーザーを見たアーネストは、

 

 「僕の負けだ!止めを刺せ。」

 

 アーネストを見たウィルはゾイドキーを取り外してエヴォブラストを解除する。

 

 「止めは刺さない。お前は帝国から抜け出して自由に生きろ!ゾイドを大切に思っているなら、そのギルラプターを大切にしろ!そして、エマの側にいろ!」

 

 ウィルとシーザーはその場を立ち去ろうとするが、ギルラプターはシーザーの身体に取り付き、

 

 「な、まさか、まだ動けるのか!? 一体何をするつもりだ!?」

 

 「例え、刺し違えてもお前を……!」

 

 その時、ギルラプターの身体が発光し、

 

 「まさか、お前自爆するつもりか!」

 

 それを見たエマは、

 

 「レイル! もうやめてー!!」

 

 しかし、ギルラプターは完全に力尽き、デスメタルキーが粉々に破壊され、同時にアーネストもコクピットの中で倒れた。エマはギルラプターの元に行き、コクピットの中のアーネストを起こす。

 

 「レイル、しっかりして! 出血が酷いわ! 早く治療しないと!!」

 

 その時、兵士が現れ、ストームとスミスに、

 

 「報告します!現在、ジェノスピノがワイルド大陸に向けて海上を航行し、同盟軍と旧共和国軍と交戦中です!」

 

 それを聞いたウィルはエマに、

 

 「エマ、お前はそいつの元にいてくれないか!」

 

 「ウィル、どうするの?」

 

 「今、俺のやるべきことはあいつを、ジェノスピノを止めることだ! スミスさん、俺、デスロッキーに行きます!」

 

 「待て、デスロッキーに行くには、海上を渡らなければならん! わしのクワーガ、クワガノス、カブター隊を使って行け!」

 

 「わかりました! ありがとうございます!」

 

 その時、ストームが、

 

 「おっと、ちょっと待てよ! 俺は行かないとは一言も言っていないぜ!」

 

 「ストームさん!」

 

 「お前のライガーは確かに強くなったが、あのジェノスピノは強い。万が一、敗れる可能性も無くはない!だから、俺も付き合うぜ! それに、グラッドの野郎から、お前の世話も頼まれているからな!」

 

 「ありがとうございます!」

 

 ウィルのシーザーとストームのキング(ワイルドライガー)

はクワーガ、クワガノス、カブターに輸送され、そのままデスロッキーのあるワイルド大陸に向かった。

 

 「必ず、ジェノスピノを止めてみせる!」

 

 To be continued




 次回予告

 レイル(アーネスト)との戦いに勝ったウィルはギャラガー三世とジェノスピノを止めるためにストームと共に、大火山デスロッキーに向かう。
 デスロッキーでは、既にグラッドたちがジェノスピノと交戦していたが、ギャラガー三世にグラッドたちの作戦を見抜かれ、ジェノスピノの圧倒的な力で苦戦していた。
 ライジングライガーになったシーザーが再びジェノスピノと対峙する!ウィルとシーザーはギャラガー三世とジェノスピノを止めることが出来るのか?

 次回、「決戦!デスロッキー」

 本能を呼び覚ませ、ライガー!!
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