ゾイドワイルドエヴォリューション アフターZERO 作:オーガスト・ギャラガー
新地球暦1245年、人とゾイドの共存が進む中、ネオデスメタル帝国という強大な軍事国家が地球の8割を支配している時代、辺境の村に住むゾイド好きの少年ウィルはライジングライガーに進化した相棒のシーザーとかつてのシーザーの相棒の血を引く少女エマ、伝説のゾイドチームのリーダーの子孫であるストーム率いる同盟軍と共に、ゾイドと人々を帝国の支配からの解放と人とゾイドの共存のための戦いに身を投じていたのであった。
捕らえたエマたちを乗せた新帝国仕様の青いスナイプテラは帝都メガロポリスに向かった。青いスナイプテラが接近しているのを映像で見た親衛隊の兵士は、
「タッカー元帥、新帝国仕様のスナイプテラがこちらに接近してきます! 撃墜しますか?」
それに対し、タッカー元帥は、
「必要ない! あれは我が親衛隊が例の小娘を捕らえて乗ったスナイプテラだ。
一切手を出すな! ただし、帝国国民に知られないように宮殿に入れろ!」
「は!」
そこにドクターマイルスが司令室に入り、
「無事、作戦は成功したようですな。これで、オメガレックスの強化とZG完成はまもなくだ。」
「やはり、あの女に任せて正解だったようだ。ところで、陛下は?」
「ギルラプタージョーカーで、暇潰しに新帝国派の反乱軍を幾つか潰した後、自室でワインを飲みながら、ゆっくりしておられます。」
「陛下はオメガレックスの完成を1日も早く望んでおられるのだ! 何としても完成させるのだ。」
「承知しております。」
その時、ドクターマイルスは帝都に入る帝国軍を見て、
「おや、どうやら、我が帝国軍が反乱軍の鎮圧から戻って来たようですな! さて、私は失礼します。あの小娘を地下の研究室に連行させます。」
「承知だろうが、今回捕らえた小娘共は絶対に公にするな! もし、そうしたら…、」
「もちろん、承知の上です! では、失礼します。」
やがて、親衛隊初めの全ての軍が帝都に集結し、ベケット少佐とルメイ大将が宮殿に入った。2人は同時に宮殿に入ったデーニッツ中将に会った。デーニッツ中将はルメイ大将に、
「これは大将、いかがでした?私のディメパルサーS4は
。」
「ああ、満足だ!あれなら十分楽しめる。」
「それなら良かった。ところで、ベケット少佐も例の小娘を捕らえることに成功したようですな!」
「ええ、これで我々の計画を進められます!」
「そうなれば、全ての反乱軍は鎮圧され、我がネオデスメタル帝国が完全に世界を支配する。 ん?」
そこにカーター大佐が現れ、ベケット少佐の元にズカズカと歩いて来て彼女の前に立ち、険しい表情をして、
「ベケット少佐!! 旧ネオゼネバスシティを無差別爆撃したそうですが、本当ですか!?」
ベケット少佐は呆れた表情で、
「何かと思えば、そんなことですか! ええ、確かにやりましたよ。1つ残らず!」
「なんてことを! 一般市民まで巻き添えにしたのか!?」
「当たり前でしょう! 戦争は常に犠牲が付き物。一般市民が巻き込まれるなんて当然じゃないですか!」
「軍人が一般市民に刃を向けるのか! 貴様、そんなことして何とも思わないのか!?」
「もちろん、思いません! 連中は我が帝国と皇帝陛下に逆らった愚かな反乱軍、情けをかける必要等ありませんし、裁きを与えたまでです!」
「何だと!! それが我ら帝国軍人の為すべきことか!? あそこには、私の…」
「ええ、知っています。あそこには大佐の愛するカティア・ギレル少尉がいました。少尉は脱走後、我が帝国のために存分に戦ってくれました!
しかし、残念ながら、反乱軍のキルサイスの手で命を絶たれました!」
それを聞いたカーター大佐は青ざめた表情をし、
「まさか、カティアが…、」
「ですが、ご安心を! カティア・ギレル少尉は我が帝国と皇帝陛下のために名誉ある戦死を遂げたとして讃えられるでしょう。」
カーター大佐は怒り狂った表情をし、
「貴様!!」
しかし、ベケット少佐は落ち着いた表情で、
「あら、私に楯突く気ですか? ですが、あなただって同じです! あなたも自身のスナイプテラで、何体のゾイドと兵士を殺めたではありませんか?」
「ふざけるな! 一般市民まで巻き込んだ貴様と同じにするな!」
「同じよ! そもそも戦争とは人を殺すものですから、兵士にしろ、市民にしろ殺されるのですから!
それに、私は偉大なる皇帝ギャラガー陛下直属のギャラガー親衛隊、あなたたち正規軍と階級を一緒にしないで欲しいわ! つまり、あたしに楯突くことは皇帝陛下に楯突くことよ!
今、あたしに逆らえば、貴様は軍法会議で更迭されるのだからね!!」
「大佐、もう止めないか!」
そこにアッカーマン中将が現れ、
「失礼した。ベケット少佐、この度の大佐のご無礼をお許しください。」
「まあ、四天王のあなたがそこまで言うのなら、許してあげるわ! さあ、あたしは戦場の赤を落としとかなきゃ!」
そう言って、ベケット少佐はその場を離れ、ルメイ大将、デーニッツ中将もその場を離れる。アッカーマン中将はカーター大佐に、
「気持ちはわかるが、我々は世界の統一と秩序のために1日も早く反乱軍を全滅させなければならない! 非情な手段も時には仕方ない。」
「ですが、こんなことをして、仮に世界を統一したところで、我々ネオデスメタル帝国を憎む者が増えるだけです!」
「カーター君…、」
エマとユリスは親衛隊兵士により、ドクターマイルスのいる研究室に連れていかれた。
「離して、離してください!」
親衛隊兵士がその言葉に従うかのように二人をつき倒して離した。親衛隊兵士はそのまま下がり、二人は周りを見た。
そこには、ゾイドたちがゾイドコアを抜き取られ、そのコアを巨大カプセルに次々と入れられた。それを見て青ざめるエマとユリス、
「エマ、ここは一体何なの?」
そこにドクターマイルスが現れ、
「ようこそ、我が栄光なるネオデスメタル帝国の偉大な研究室へ! 私はドクターマイルス、帝国の技術部総督にして、偉大なる皇帝陛下にお仕えする科学者だ!」
「ドクター…マイルス?」
「知らないのも無理もない! 貴女たちは私と会うのは初めてですからね。 後、あなた方のご先祖もようく知っていますよ!
実に先祖によく似ている。生まれ変わりと言っていい程だ。サリー・ランド、ハンナ・メルビル!」
それを聞いたエマは驚いて、
「どうして、その名を?」
「私はあらゆる過去の技術や歴史に精通しているからね。ゾイドクライシス後の戦争。果てには惑星Ziのことも! そして、君たちに見せたいものがあるんだ。付いてきなさい。」
ドクターマイルスが二人を連れて、巨大な扉を開けた時、そこにはリジェネレーションキューブがあった。それを見たエマは信じられないような目をし、
「そんな、リジェネレーションキューブはゾイドクライシス後の地球を再生するためにあの時、全て使われたはずよ! なのにどうして!?」
「これは、かつてリジェネレーションキューブの開発者であるドクターボーマンが万が一の場合を想定して予め作った保険のようなもので、かろうじて過去の遺物として現代に残り、我が帝国の最新技術で復元することに成功したのだ!
しかし、それでも作動にはかなり苦戦していてな。そこで、サリー・ランドとレオ・コンラッドの血を引く君に手伝って欲しいのだが!」
それに対しエマは、
「嫌です! あなた方はリジェネレーションキューブを使って、ゾイドを世界を支配するための兵器として利用し、ゾイドと人々を苦しめるつもりなんでしょう!?
そんな人たちに協力することなんてできません!!」
同時にユリスも、
「お願いです! もうこんなことはやめてください!」
二人を見たドクターマイルスは、
「やれやれ、先祖に似て、頑固な子たちだ!」
「ドクター、いつになったら、オメガレックスは完成するの? いい加減早くしてくれないかな!!」
現れたのはガネストだった。
「これはこれは、皇帝陛下! 実は彼女たちが中々言うことを聞いてくれなくてね。」
ガネストを見たエマは、
「レイル…? いえ、違う。あの子はあの時の皇帝ギャラガー四世!?」
ガネストはエマ、ユリスに近づき、
「ふぅ~ん、君たちがキューブを動かしてくれる嬢ちゃんかい。 ドクターの言うとおり、確かに可愛い子だね。」
エマはガネストに近寄り、
「お願い! あなた、レイルの兄弟で皇帝なんでしょう! だからもうこんなことはやめてください! お願いです!」
パシン!!
ガネストはエマを容赦なく、平手打ちをし、
「気安くボクに触らないでよ。 ボクはこの帝国の皇帝、いずれこの世界の頂点に君臨する者なんだよ。薄汚い小娘の分際で、ボクと対等になれると思うな!!」
恐喝するような睨んだ目でエマを見るガネストをエマはガタガタ震えていた。
以前、帝国でいたとき優しく接し、本当の姉弟のように仲良くしてくれたレイルと瓜二つなのに、レイルとはあまりに違う性格のガネストに恐怖した。
「レイル…、私はどうしたらいいの……?」
その時、兵士たちが取り抑えようとしているギルラプターエンペラーが暴走し、鎖を引きはずし、兵士たちを蹴散らし、ギルラプターは宮殿の入口を破壊し、脱走した。兵士は通信で、
「ドクター、捕獲していたギルラプターエンペラーが脱走しました! いかが致します?」
「構わん、そのままにしておけ。お前たちは作業に取り掛かれ! ふ、これを利用しない手はないな。」
旧ネオゼネバスシティでは、ベケット少佐率いる親衛隊の空爆で大多数が壊滅し、兵士たちは復旧活動をしていた。ストームとグラッドたちはそれを手伝いながら、
「帝国の非情な作戦で、市民たちはかなり帝国に恐れを抱いている。」
「ああ、それが帝国の狙いだ! ああやって市民たちに恐怖心を植え付け、服従させるために。」
ウィルが街の復旧活動をしている中、ウィルはシーザーを見るリセルを目撃した。ウィルはリセルの元に行き、
「リセル、一体どこに行っていたんですか? 皆心配してたんですよ!」
リセルは険しい表情で、ウィルに、
「ウィル、教えろ! 何故、同じマイロのパーツを使ったお前のシーザーがジェノスピノやドライパンサーに勝てたのかを!?」
「い…いきなり、何を言ってるんですか?」
「姿が一向に見えないと思ったら、まさか、こんなところにいたとはな! リセル!」
そこにグラッドが現れた。
「俺は、帝国を倒す力が欲しいんだ! かつて帝国を恐れさせたデイビッドの操るマイロのゾイド因子を取り込んだシーザーが進化し、ドライパンサーとジェノスピノを倒した姿を見て思った! マイロのパーツを使えば、デルも最強の力を手に入れることができる! だから、俺はアルドリッジ大佐の要求に飲んで、新帝国に入った。」
「家族の仇を討ちたいお前の気持ちはわかる。だが、今のお前は相棒の気持ちを忘れ、ただ復讐心に捕らわれ過ぎて、力を求めているだけだ!
そんなことで帝国に勝とうなんて大間違いだ!」
「うるさい!! 俺はそのために生きてきたんだ。同盟軍に入ったのも元はと言えば、そのため、帝国に復讐するための最強の力を手に入れるために!
だから、ネオデスメタル帝国を憎むこの新帝国に加わったのだ! もう俺は容赦しない。俺の家族の命を奪った上にユリスまで拉致しやがって!
だから、帝国は俺が倒す! お前たちは一切手を出すな!!」
「そうかい、そうかい、じゃ、勝手にしろ!」
グラッドはそう言ってその場を離れる。ウィルはグラッドに、
「いいの? リセルをほっといて。」
「今のあいつは何を言っても聞きはしない。これ以上言っても火に油を注ぐだけだ! いずれ、後の戦いで、後悔することになるだろう。」
「だからって!」
「それより、今、俺たちのやるべきことは帝国に拉致されたエマたちの奪還だ!
帝国がエマたちをどうするつもりか知らんが、あれだけの手配書を出して、俺たち同盟軍の鎮圧など、そっちのけで拉致しようとしていた程だ。
おそらく、帝国の軍事力拡大のために利用するつもりだろう。これ以上、帝国の軍事力が増大したら、間違いなく俺たちや全てのレジスタンスが結集しても歯が立たない!早急に手を打たねば。」
そこにクリスたちが現れ、
「しかし、問題なのはどうやって取り返すか。そもそもエマたちが連れていかれた場所は間違いなく帝都メガロポリス、あそこは小国に匹敵する程の領土で、都市全体が要塞になっている難攻不落の城ですよ!
俺たちが行ったとしても、無事入れても脱出出来る保証はありませんし。」
「何とか、エマたちをメガロポリスから連れ出すいい方法があればいいんだが…、」
その時、ギルラプターエンペラーが街に現れ、兵士たちが銃を向けるが、グラッドは待ったをかけ、ギルラプターが何か言いたいような素振りを見たストームは、
「こいつ、俺たちに何か伝えたいようだな! キング、わかるか?」
キングがギルラプターに近付き、ギルラプターが何か言いたいようにうなずいた後、キングはストームに何か伝えるような素振りを見せる。それを見たウィルはグラッドに、
「もしかして、ストームさん、ゾイドの言葉がわかるんですか? エマみたいに。」
「あいつは生まれた時からキングと付き合いが長くて、先祖と同等かそれ以上の絆を結んでいる。相棒やゾイドの気持ちもわかるだろう!」
キングの仕草を見てストームは、
「ふんふん。」
「どうだ! ギルラプターはなんて言ったんだ?」
「うむ……‥。 全然わからん(真面目顔)!!」
ズコ~!!
それを聞いたウィルたちがずっこける。グラッドはストームに、
「おい! お前、そこわかる流れだろ!!」
「アホボケ! 人間の言葉で喋らんとわかるわけないだろう!! 普通。」
「普通って、お前、今まで何もわかってなかったんかい!?」
「そりゃ、今まで、近くの書店で買ったゾイドの気持ちがわかる本とか、ゾイドの言葉がわかる本とかでわかろうとはしたが!」
「(何、その都合の良い便利本)。」
「それも、腹へったから、飯食わせろとか言って、何度、レストランに行ったか!」
「(それ、お前の願望だろ!!)」
「でも、これじゃ、エマたちの情報が何も掴めないわね。」
「やれやれ、とんだ骨折りだったな。」
「仕方ねぇ。何かいい作戦を考えるしかないようだな。」
その時、兵士から、
「コマンダー! 帝国から通信が入っています!」
「帝国からだと!?」
ウィルたちが急いで通信映像を見た時、映像にはドクターマイルスが映っていた。
「ごきげんよう、同盟軍の諸君! 私は帝国の技術部総督ドクターマイルスだ!」
それを聞いたスミスは、
「ドクターマイルスじゃと!?」
「君たちの捜しているエマ・コンラッドとユリス・メルビルは帝都とは別の研究所に移送した。無事返したいなら、ライガーだけ来ることだな!
場所はここだ! ここから数十キロ離れた辺境の地だ。ライガーだけ来てくれたら、何もしない。二人は返してやる。ただし、ライガー以外も連れて行ったら、二人の命の保証はない! では。」
そう言って、ドクターマイルスは通信を切った。クリスはグラッドに、
「コマンダー、どうします?」
「敵はライガーだけ連れてこいと行ったが、明らかに罠だ! 当然、俺たちも付いていく。それにしても、あのドクターマイルスって一体何者だ? あんな奴見たことも聞いたこともないぞ。」
「奴は、帝国随一の、謎に包まれた科学者じゃ。」
口を開いたのはドクタースミスだった。
「スミス、お前、奴のことを知っているのか!?」
「聞いたことがある。デスレックス、ジェノスピノを復元し、かつて、ゾイドクライシス後の世界の技術を得、ゾイドを更なる強化改造をした男じゃ、あの男1人でネオデスメタル帝国の科学力は1世紀分進歩したと言われておる。」
「まさか、そんな男がいるとは! だが、何にせよ、そんな奴を野放しにするわけにはいかない!
とにかく、俺とストーム、ジョンがウィルに付いていき、奴の根城に殴り込みに行く。お前たちはここの復旧の手伝いをしてくれ!」
「あの…‥、」
「なんだ?」
「わしも連れて行ってくれんかの?」
「何でだ?」
「わしだって、エマちゃんやユリスちゃんを助けたいんじゃ!!」
「スケベジジイはお呼びでない!!」
その時、ストームが、
「いや、連れて行った方がいいかもしれない。彼はあのドクターマイルスのことを知っていた。奴のことを把握するには必要だ。 それにギルラプターも行きたいと行っている。」
「今度は勘じゃねぇよな(汗)?」
同時にウィルも口を開き、
「いや、俺も何となくだが、わかる! ギルラプターはエマを、レイルを助けたいと言っている。」
「まあ、確かにあのギルラプターの方が場所知ってそうだからな。よし、では、早速出撃する! 全員抜かるな!!」
ウィル、ストーム、グラッド、ジョン、スミスはシーザー、キング、レックス、キール、グソックに乗り、ドクターマイルスのいる研究所に向かった。
数キロ歩いたところの森に突然霧が入った。
「霧が濃くなってきたな。 ここは慎重に行くべきだな!」
その時、シーザーが何か感じたかのような素振りをみせた。
「シーザー、どうしたんだよ?」
その時、シーザーは急いで向こうに走って行った。それを見たキングは後についていこうとするが、突然、横から何か跳んできた。キングは間一髪で避け、跳んできた物体は向こうに落ちて爆発した。グラッドとストームは、
「なんだ?今のは!」
「キルサイスのタイムボムか!」
「いや、キルサイスのタイムボムは上から落として破壊する爆弾、横から跳んでくるわけがない。」
「取り出したタイムボムをあの両手の鎌で抱えてぶん投げたんじゃないのかな?」
「もっとあり得ん! それにしても、今の攻撃、全く気配を感じなかった。一体これは?」
その時、周りから足音がした。
「気を付けろ! 敵は四方八方から攻撃してくるのかも知れん。」
キングやレックスたちが攻撃の態勢を取った時、周囲の霧の中から錆び付いたボーン形態のラプトールがぞろぞろ不自然な歩き方をして多数現れた。
「ゲエェー!! なんじゃあ~、ありゃ~!」
「あれは、ラプトール! でもなんで、ボーン形態の状態で動けるんだ!?」
「俺だって、知らねぇよ!」
ボーン形態のラプトールを見たスミスは、
「あれはジャミンガ!!」
それを聞いたグラッドは、
「ジャミンガ?」
「なんじゃ知らんのか? ジャミンガはかつてゾイドクライシス後の地球に出没した不完全のゾイドじゃ!」
「そう言えば、伝説で聞いたことがある。ゾイドクライシスの影響で地球環境と生態系がかなり崩れたことによって各地に出没した不完全のゾイドだって。」
ジョンも口を開き、
「え、でも、そのジャミンガって確か、リジェネレーションキューブって言う機械の力で地球が完全に再生し、一体も残らず絶滅して、今では代わりに野生ゾイドが多く出没しているのに、何故、今の時代に?」
「俺が知るか! とにかくこいつらぶったおしてウィルとシーザーを捜しに行くぞ! 全員ワイルドブラストだ!」
シーザーは何か感じとっかのようにそのまま走って行った。
「おい、シーザー、どうしたんだよ? 何があったんだよ!」
シーザーは突然、動きを止め、シーザーはウゥ~と唸り声を上げて警戒した。その時、霧の中から足音がし、何かが目を赤く発光させ、近付いてきた。
そこに現れたのはシーザーと同じ姿をし、Z-Oバイザーを取り付けた黒いライジングライガーが現れた。
「なんだ? あのライガーは!」
研究所の司令室でドクターマイルスが映像でその様子を見、
「フフフ、遂に現れたな、ライジングライガー!私はお前を倒すために最強の兵器を開発したのだ! 史上最強のライガー、 暗黒の武装獅子王、ダークライガーをな!!」
ドクターマイルスの後ろには黒い仮面とマントを羽織った謎の人物がいた。
To be continued
次回予告
ダークライガーと激しい激闘を繰り広げるシーザー、しかし、ストームの助太刀で難を逃れるウィルとシーザー、研究所に入ったウィルたちはドクターマイルスに遭遇、そこには黒い仮面とマントを羽織ったライダーの乗る黒いライガーが待ち受けていた。
再び会いまみえるシーザーと黒いライガー、一方、エマはドクターマイルスにリジェネレーションキューブの作動を迫られ、ZGと黒いライガーを操るライダーの正体を知ったエマはある決断をする。
激しい戦闘を繰り広げるシーザーと黒いライガー、シーザーを上回る黒いライガーの圧倒的な力に押されるシーザー、窮地に入ったギルラプターエンペラーが黒いライガーにダメージを与えるが、ライダーの様子がおかしい。黒いライガーを操るライダーは意外な人物だった。
次回「激突、シーザーVSダークライガー」
本能を呼び覚ませ、ライガー!!