ゾイドワイルドエヴォリューション アフターZERO   作:オーガスト・ギャラガー

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ゾイド_それは優れた戦闘能力と自らの意思を持つ金属生命体である。  
 新地球暦1245年、人とゾイドの共存が進む中、ネオデスメタル帝国という強大な軍事国家が地球の8割を支配している時代、辺境の村に住むゾイド好きの少年ウィルはライジングライガーに進化した相棒のシーザーとかつてのシーザーの相棒の血を引く少女エマ、伝説のすのリーダーの子孫であるストーム率いる同盟軍と共に、ゾイドと人々を帝国の支配からの解放と人とゾイドの共存のための戦いに身を投じていった。
 だが、ネオデスメタル帝国では着々と地球を壊滅させる程の力を持つ史上最強のゾイドが復活しようとしていた。


第52話「デスレックス獄炎龍」

 デスレックス獄炎龍は目一杯に咆哮を上げた。それを見たウィルたちは驚愕した。

 

 「そんな…、まさか、デスレックスにもう1つの形態があったなんて。」

 

 「あの形態があることに気付かず、倒せないなんて、やっぱり、僕は甘いのか。」

 

 グロロロロ。

 

 「う~ん、今のはいい攻撃だったよ。そのおかげで、ボクのデスレックスは更なる力を手に入れたよ!

 ん? 手が動かない、頭も、足も、どうなって… ん?」

 ガネストがコクピットの周囲を見ると、オリジナルデスメタルキーの刺しこんでているところから金属の神経組織のようなものが伸びて周囲が全て金属で侵食していて、ガネストの腕や頭の後ろ、背中、足が金属で侵食されたコクピットにへばりついていて、腕や足も徐々に金属に侵食されていた。

 

 「これは?」

 

 デスレックス獄炎龍形態を見たドクターマイルスは、

 

 「これが私が望んでいたデスレックスの真の最終形態、デスレックスの闘争本能が解放され、ゼログライジスのゾイド因子の力を完全に物にしたものだ。

 だが、余りに強大なため、並みの人間が乗れば、一瞬で廃人になるので、この形態になるにはライダーは必要ないとの記録が出たが、皇帝ギャラガー四世陛下にはデスレックスのDNAを植え付けているため、乗りながら獄炎龍形態への変化を可能にした!

 そして、その姿はデスレックスと融合した証拠、皇帝陛下、あなたは遂にデスレックスそのものとなったのです。」

 

 「ボクがデスレックスそのものに。 フフフフ、面白い、面白いよ。ボクがデスレックスになるなんて、これほど面白いものはないよ。」

 金属に身体が侵食されてデスレックスと一体化したことに全くの動揺がないどころか、それに喜ぶガネストにウィルとレイルは信じられないような表情をした。

 

 「いくら、姿が変わっても同じことだ。それに貴様はさっきの荷電粒子砲を喰らってもう瀕死の状態だ。これで、終わりにしてやる。ジェノサイドクラッシャー!!」

 

 デスレックス獄炎龍形態に突っ込むジェノスピノ、

 

 「待て、リセル!」

 

 「死ねぇ~!!」

 

 突っ込むジェノスピノにデスレックスはジェノスピノ以上の火炎放射を吐いた。ジェノスピノは一瞬で炎に包まれたが、ジェノスピノはそれを利用して再びジェノソーザーを炎に包み、そのままデスレックスに突っ込んだ。

 

 「煉獄ジェノサイドクラッシャー!!」

 

 しかし、デスレックスはその攻撃を顎で止めた。

 

 「何!?」

 

 ジェノスピノはジェノソーザーを回そうとするが、デスレックスは顎で完全にジェノソーザーを喰わえ、そのまま噛み砕こうとしていた。

 デスレックスの強靭な顎でジェノソーザーにひびが入っていく。ジェノスピノはそこから脱出しようとするが、デスレックスはそのままジェノスピノを振り回し、シーザーとオメガレックスのいるところまで吹っ飛ばした。

 

 「いや~、まさか、ここまでとは思わなかったよ。じゃ、ここから本番。倍返しと行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レッドケルベロス本社のビル、エマは窓越しで心配そうに外を見ていた。ユリスはそんなエマの元に行き、

 

 「エマ、どうしたの?」

 

 「ねぇ、ユリスさん、私、ここで待っているだけでいいの? やっぱり私もゾイドに乗ってレイルやウィルと一緒に戦った方がいいのかしら?」

 

 「どうして?」

 

 「だって、私、いっつもレイルやウィルに助けてもらってばかりで2人に何も助けることが出来なかったの。だから、いつも守ってもらうばかりじゃ、嫌なの! 私も2人のために何かしないと!」

 

 「そうね、確かにそうよ。でもそれは今じゃない!」

 

 その時、声を上げたのはジェニファーだった。

 

 「どうして、あなたがここに? 」

 

 「行こうかと思ったけど、ジョンが今回の戦いは凄く危険で君を死なせたくないからと言って出撃を断念したの。

 ま、確かにあたしにとってもきつい戦いかもね。

 でもね、エマちゃん、こういう時だからこそ、自分に何が出来るかを考えるの。そうすれば、その時期はきっと来るわ。」

 

 「はい!」

 

 ジェニファーの言葉を聞いたエマは笑顔で返事した。その様子を壁越しで見ていたドクタースミスとスレイマーズたちは、

 

 「ああ~、やっぱりエマちゃんはホントに健気でいい子だ~。」

 

 「リーダー、なら、我々も何かしないといつまで経っても戦力外のままですよ!」

 

 「いや!わしはこのままエマちゃんたちの笑顔を見続けたい。」

 

 「なあ、俺らって、結局この扱いなのかな?」

 

 「今までの俺たちの苦労が… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストームのキングのツインドファングとドクターマイルスのゼロファントスの牙がぶつかり合った。

 しかし、キングのツインドファングが一部裂け、ゼロファントスの牙に無傷だった。

 ゼロファントスはその強靭な牙でキングに襲いかかろうとするが、ジャンは咄嗟にキングを助け、難を逃れた。

 

 「すまない、ドレイク。またお前に助けられるとはな。」

 

 「気にするな。どうやら、あいつは俺たちが思っている以上に厄介な奴みたいだ。」

 

 「ああ、奴は俺が今まで戦った中で間違いなく強い。」

 

 「当然だ! 私はオリジナルデスザウラーであるギャラガー三世陛下に仕える古代ゾイド人の末裔だ。

 いわば、我ら古代ゾイド人はこの宇宙で最も進化した人類! たかが下等の人間が乗るゾイドと一緒にしては困る。」

 

 「へ、自分たちの種族を絶対的な存在として他の者を虐げるその傲慢さ、いずれ、命取りになるぜ!」

 

 「ふん、なら、やってみろ。」

 

 「どうやら、極限解放を使うしかなさそうだな。やれるか? ドレイク。」

 

 「貴様に言われなくてなくともな。」

 

 「へ、じゃ、いっちょ、やりますか。 キング、進化極限解放!!」

 

 「ジャン、進化極限解放!!」

 

 「ふん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クリスのジャックとカーター大佐のスナイプテラがタッカー元帥のナックルコングG3に次々と撃ち込むが、ナックルコングG3はものともしなかった。

 

 「くそ、さっきまで効いたっていうのにあの野郎、ピンピンしてやがる。」

 

 「私のナックルコングG3を舐めるな!!」

 

 ナックルコングG3の対空速射砲がジャックとカーター大佐のスナイプテラに直撃し、ジャックとスナイプテラは少し傾いた。

 シュバルツ中佐のキャノンブルがナックルコングG3の足に向けて砲撃するが、ナックルコングG3は全く通用しなかった。

 ナックルコングG3は強靭な腕でシュバルツ中佐のキャノンブルを軽く吹っ飛ばす。

 「貴様らもあの愚かなアッカーマンのように始末してやるか?」

 

 「く、アッカーマン中将をバカにするな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガルド将軍のトリケラドゴスやキール、ゼルたちはゼロスティレイザーの攻撃を避けながら、グレッゲル准将、ナッシュ、ブリューゲル大尉の乗るドクターマイルスの量産型のゼロファントスに攻撃した。

 トリケラたちの連続攻撃でダメージを追い、コクピットにいるナッシュの機械化された身体も徐々にガタがついていった。

 

 「何故だ! 皇帝陛下から与えられた最強のボディとこのゼロファントスに乗るこの俺が苦戦するだと!?」

 

 その様子を見たケンは、

 

 「貴様は機械化されたボディとその量産型ゼロファントスの性能に頼っているだけに過ぎない! ただ、力に頼っているだけの者に勝ち目はない。」

 

 「黙れ! 俺は病弱で比較的身体が弱く、故郷の村では何度も村の子供たちに苛められ、虐げる毎日を送り、オマケに自分の土地が悪質な借金取りに奪われるはめにもなった。親も他人に反論出来ない弱い人間だったため、俺はあんな弱い人間になった。

 そんな生活から抜け出すためにネオデスメタル帝国に入隊し、死に物狂いであらゆる戦闘訓練に耐え、そして、機械化手術を許され、どんな人間も一撃で殺せる程の力を持ち、陛下に認められ、親衛隊に入隊し、遂に陛下に仕える身分にまでのしあがった。

 この世は全て力によって統一される。だから、俺は勝って勝って勝ち残って誰も言い訳出来ない強大な力を手にする。そして、こんな俺を認めてくれた陛下のために働くのだ!」

 

 「哀れな。自分のコンプレックスを埋めるためにそこまで力に溺れるとは… 」

 

 その時、ゼロスティレイザーがゼルに襲いかかり、

 

 「何処を見ている!?」

 

 しかし、横からガルド将軍のトリケラドゴスがそれを阻止した。

 

 「あのデカぶつは私に任せろ! お前たちはあの取り巻きの量産型を。」

 

 「了解した!」

 

 ゼル、ウィーリィ、バンプがナッシュのゼロファントスの前に立ちはだかると同時にグレッゲル准将、ブリューゲル大尉のゼロファントスもゼルたちの前に立ちはだかった。

 

 「貴様ら、調子に乗るのもいい加減にしろ!」

 

 「そうだ! 今となっては、俺もあのライガーと小僧によって、コルク総督の地位を剥奪されたが、この戦いでコルク総督の地位を奪い返す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ウォー! スピリットバーストブレイク!!」

 

 「煉獄ジェノサイドクラッシャー!!」

 シーザーとジェノスピノは再びデスレックスにお見舞いした同時攻撃をデスレックスに当てようとするが、デスレックスは炎に包まれたデスジョーズでそれを同時に受け止めた。

 

 「そんな!」

 

 「何!?」

 

 「二度も同じ攻撃が通用するわけないじゃないか!」

 

 デスレックスはそのままシーザーとジェノスピノを振り回し、そのままオメガレックスに向かって走っていった。

 

 オメガレックスはそれを止めるが、デスレックスはその強靭なパワーでオメガレックスを押していった。

 

 「く、なんてパワーだ!」

 

 「今度こそ、死んでもらうよ。」

 

 「なら、これはどうだ。」

 

 その時、オメガレックスの収束シールドがデスレックスの身体を挟んだ。

 

 「何の真似かな?」

 

 「お前のデスレックスと同じことをするのさ! お前のデスレックスは顎のデスジョーズで相手を挟んでそれをウブラドリルで破壊する。

 なら、それと同様にデスジョーズの代わりに収束シールドで挟んで超至近距離で荷電粒子砲を放つ。

 これなら、いくらデスレックスといえどもこの至近距離で放たれたら、無事ではすまない。」

 

 それを聞いたウィルは、

 「止めろ!レイル。そんなことしたら、お前も死ぬぞ!」

 

 「それでも構わない。例え、僕の命が尽きてもこいつを何としても止める!」

 

 「いいのかな~? そんなことしたら、キミが大事にしているあの小娘とお姉さんがスッゴク悲しむと思うよ~。」

 

 「う!」

 

 それを聞いたレイルはレバーを離し、ガネストはその隙を狙い、

 

 「だから、お前は甘いんだよ!」

 

 デスレックスはオメガレックスの荷電粒子砲の口内に強烈な火炎放射を放った。荷電粒子砲に一万度以上の火炎が入り、オメガレックスはオーバーヒートしてしまう。

 そして、オメガレックスが怯んだ隙にデスレックスはオメガレックスの首に噛みついた。オメガレックスは脱出出来ない状態になったが、シーザーがすかさずチェーンアンカーでデスレックスを掴んだ。しかし、デスレックスは動きを止めない。

 

 「今さら、そんなのでボクを止められるとでも?」

 

 しかし、ジェノスピノはジェノソーザーでデスレックスの首に攻撃した。

 ジェノスピノはデスレックスの首を両断しようとするが、逆にジェノソーザーの刃が欠け、デスレックスの首には一切傷がつかない。

 デスレックスは尻尾でジェノスピノを凪ぎ払った。

 

 「リセル! く、こうなったら、行くぞ、シーザー!」

 

 シーザーは再びデスレックスに攻撃する態勢を取るが、

 

 「無駄な足掻きは止めた方がいいよ。もし、攻撃したら、こいつの首をコクピットごとぐしゃっといっちゃうからね。」

 

 「ウィル、僕に構わずやれ!」

 

 「く!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帝都メガロポリスの向こう側にいるゴルドのコクピットに乗っているクルーガーはデスレックスに照準を合わせるが、

 

 「オメガレックスがあんなに近くにいるんじゃ、グラビティキャノンを放つことが出来ない。どうすれば… 」

 

 ウィルもどうすればいいかわからず、動けない状態になったが、その時、シーザーが何かウィルに伝えるかのように頷く仕草をした。

 

 「シーザー、お前、何か考えがあるのか?」

 

 それを聞いたシーザーはゆっくり頷いた。

 

 「ようし、行くぞ、シーザー!」

 

 シーザーはEシールドを張り、攻撃の態勢を取った。

 

 「あれ~、いいのかな?」

 

 シーザーはそのままデスレックスに向かってジャンプし、デスレックスの頭に向かって攻撃しようとした。

 しかし、シーザーはそのままデスレックスを避け、攻撃を止めたかと思いきや、シーザーはデスレックスの下に潜り込み、死角に当たる首に向かって攻撃した。

 

 「スピリットバーストブレイク!!」

 

 シーザーの攻撃がデスレックスの首に直撃した。デスレックスは全くの無傷ではあったが、デスレックスはその衝撃で一瞬口を離し、オメガレックスはその隙を逃さず、そこから脱出した。

 デスレックスはシーザーを掴もうとするが、シーザーはそれを避け、オメガレックスの元に向かった。

 

 「それがなんだっていうの? デスレックスには大したダメージは受けていないよ。」

 

 「シーザーの攻撃はお前を倒すことじゃない! お前に捕らえられたレイルとオメガレックスを助けることなんだ!」

 

 「だから、それがどうしたの?」

 

 オメガレックスがデスレックスの元を離れたところを狙い、クルーガーはデスレックスにグラビティキャノンの照準を合わせた。

 

 「よし、ターゲット補足! ウィル、レイル、リセル、避けろ!」

 

 その時、クルーガーの通信が入り、シーザー、ジェノスピノ、オメガレックスは直ぐにデスレックスから離れた。

 

 「逃がさないよ!」

 

 デスレックスはそれを追うとするが、帝都メガロポリスの向こう側に待機したゴルドは二門のグラビティキャノンをデスレックスに向けて2発同時に放った。

 ゴルドの放った2発のグラビティキャノンの弾がデスレックスに直撃した。周囲は一気に超重力に包まれた。デスレックスはその超重力に押し潰されたかと思いきや、超重力が移動し、なんとデスレックスは自力で超重力を押し戻していた。 それを見たクルーガーは驚愕した。

 

 「グラビティキャノンの超重力を自力で押し戻すなんて、そんなあり得ない!!」

 

 「紫龍形態でも通用しなかったグラビティキャノンがまさか、獄炎龍形態になったデスレックスに通用するとでも?」

 

 デスレックスはグラビティキャノンの超重力をそのまま押し返し、超重力がシーザーたちの方に向かっていった。シーザーたちは何とかそれを避けるが、帝都メガロポリスの街と同盟軍のゾイド、帝都の市民たちも巻きこまれて一瞬で崩壊した。それを見たレイルは、

 

 「お前、なんの罪もない一般市民まで巻き込んで何とも思わないのか!」

 

 「思わんねぇ~。所詮そいつらはボクとボクの帝国のもに働く道具に過ぎないんだよ! 巻き込まれたのは運が悪かったと思うんだな。」

 

 「ゆ、許さない、お前だけは絶対に許さない!」

 

 「そんなに意気がってても勝てるのかな? キミのオメガレックス、さっきのデスレックスの攻撃で随分ダメージ喰らってるみたいだし。」

 

 その言葉通り、オメガレックスの身体と荷電粒子砲の口内に火花が散っていた。

 

 「く!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮殿の倉庫にいるゼログライジスのコクピットにいるギャラガー三世は、映像でその様子を見て、

 

 「随分面白くなってきたようだな。では、そろそろあの実験体を使うとするか。」

 

 ギャラガー三世の手が紫色に発光し、同時にゼログライジスの角のマインドホーンも紫色に発光し、同時に背後にいるゾイドたちが動いた。

 やがて、地面が揺れ、宮殿の周辺の地面から何やらゾイドが自力で地面を割けて這い上がってきた。

 現れたのは白いカラーリングと紫色のラインが入ったデスレックスを筆頭にライガー以外の全てのゾイドがアーミテージ大尉のゼロスティレイザーのようにゼロファントス同様に白いカラーリングと紫色のラインが入ったゼロゾイドが現れた。それを見たウィルたちは驚愕した。

 

 「何だ? あのゾイドは!?」

 

 ゼロゾイドが現れたのを見たドクターマイルスは、

 

 「おお~、遂に皇帝陛下があの実験体を呼び寄せましたか!」

 

 それを聞いたレイルは首を傾げ、

 

 「実験体?」

 

 「全てのゾイドを我々ネオデスメタル帝国の支配下に置くため、全てのゾイドやクローン体にゼロファントスと同じゾイド因子を植え付けた研究をした実験体。

 アーミテージ大尉のゼロスティレイザーはその試作品。そして、我々はそれを遂に完成したのだ!」

 

 「研究所に新たなゾイド改造のために捕獲された野生ゾイドや帝国、共和国のゾイドを集めていたのはそのためだったのか!」

 

 「私たちも忘れないで欲しいかしら。」

 

 その時、ベケット少将の乗るドライパンサーG3が現れ、同時にルメイ大将、デーニッツ中将の乗るディメパルサートランスもゼロゾイドとなって現れた。

 

 「あなたたちが楽しくやっているのに、私たちだけ仲間外れなんて不公平でしょう?」

 

 「そうだ。パワーアップしたドライパンサーの力見せてやる。」

 

 「ゼロファントスのマインドホーンの力を受け継いだディメパルサートランスの新たな力も見せてやる。」

 

 「ふ、好きにするがよい。 ゼロゾイド軍団よ! 我が帝国と皇帝陛下のために反乱軍を蹴散らせ!!」

 

 ベケット少将のドライパンサーG3を筆頭とするゼロゾイド軍団は同盟軍のゾイドたちに向かって突っ込んでいった。

 ストームのキングやガルド将軍のトリケラドゴスたちは応戦するが、多勢に無勢な上にゼロゾイドは通常の姿を遥かに上回る力で同盟軍を圧倒していた。

 シーザーも援護に回ろうとするが、デスレックスが前に立ちはだかり、火炎放射を浴びてしまう。

 シーザーはEシールドで防ぐが、デスレックスはすかさずシーザーを蹴り飛ばしてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キングたち同盟軍のゾイドがゼロゾイド軍団に苦戦する中、突然、帝都メガロポリスの向こうから謎の砲撃がゼロゾイドの前を防いだ。

 現れたのはマックの乗るトリケラドゴスとメカトピア共和国の評議会議員の乗るミクロラプトル種のゾイドとその副官が乗るグラキオサウルス率いるメカトピア共和国軍のゾイドだった。

 そして、その周りには無数のゾイドたちの影が現れた。

その無数の影のゾイドたちを見たウィルたちは信じられないような光景を見るかのような表情をした。

 

 To be continued




 次回予告

 ゴルドのグラビティキャノンすらも退け、圧倒的な力で、シーザー、ジェノスピノ、オメガレックスを圧倒し、新たに現れたゼロゾイド軍団に苦戦するウィルたちの前にマックとメカトピア共和国が呼び寄せた意外な援軍によって同盟軍はギャラガー親衛隊と互角に渡り合うようになった。
 そんな中、ギャラガー三世は尚も前線に出ず、ゼログライジスのコクピットにそのまま居座り、何かを待っているかのようにゼログライジスと共にじっとしていた。果たして、ギャラガー三世の狙いとは?

 次回「究極完全龍 アルティメットゼログライジス」

 本能を呼び覚ませ、ライガー
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