現実の分まで仮想世界を走り回りたいと思います。   作:五月時雨

17 / 53
 詰め込んだ感……
 【石造りの遺跡】のボスをどうしようか本当に悩んだ。
 鹿は『2層に上がるためのボス』であって、
 『元々のダンジョンボスは違かった』って設定で別のボスを出すか、
 『2層に上がる時にはもう一度鹿を倒せばいいや』とするかで本当に悩んだ
 本当にこっちのストック貯まんない……
 


速度特化とボス戦と掲示板

 

 ボス部屋の中は、天井の高い広い部屋で奥行きがあり、一番奥には大樹がそびえ立っている。

 

「ここなら、全速力で走れる」

「なら、期待してるぜ」

 

 二人が中に入ってから少しして、背後で扉の閉まる音がした。

 そして。

 

 大樹がメキメキと音を立てて変形し、巨大な鹿になっていく。

 樹木が変形してできた角には青々とした木の葉が茂り、赤く煌めく林檎が実っている。

 樹木でできた体を一度震わせると大地を踏みしめ、二人を睨みつけた。

 

「来るぞ!」

「がんば、るっ!」

 

 鹿の足元に緑色の魔法陣が現れ輝き出す。

 それが、戦闘開始の合図となった。

 

 

 鹿が大地を踏み鳴らすと魔法陣が輝き、巨大な蔓が次々に地面を突き破って現れ、ハクヨウたちに襲いかかる。

 

「ぐっ……おらっ!」

「っ、【刺電】!」

 

 クロムは大盾で多少ダメージを受けつつも、その大半を受け流す。

 ハクヨウは霞む速度で蔓が到達する前に攻撃範囲から離脱し、カウンターとばかりに四本の【九十九】を放つ。

 それは蔓の隙間を縫って高速飛翔し鹿に迫る。

 しかし次の瞬間、確実に当たると思われた苦無は鹿の目の前で緑に輝く障壁に阻まれ、地に落ちた。

 

「えっ、攻撃が通ってない……」

「あの魔法陣だ!何かしらのギミックを解除しなきゃいけねぇらしいな!」

 

 鹿は再度蔓を伸ばして攻撃してくる。

 それ自体は【捷疾の鬼殿】でもっと速いモンスターと戦っているハクヨウには遅すぎるので全く問題はない。残像すら残さずその場から捷疾(消失)し、全く別の地点に姿を表す。

 しかし、クロムはそうもいかなかった。

 確かに防御力は折り紙付きだが、基本はHPを高くし、数々のスキルによる回復力で壁役(タンク)を勤めるのがクロムの戦い方だ。当然、ダメージは相応に受ける。故に。

 

「ちっ……一発一発は大した事無いが、こうも大量だと回復が追いつかねぇ――っ!」

「クロムっ!」

「っ!【カバー】!……助かったぜハクヨウ」

 

 蔓の攻撃の隙を付き、ハクヨウはわざと自分から、蔓の攻撃範囲内に突入。

 ポーションを持ってクロムの後ろに隠れ、回復ポーションを使用し、クロムに【カバー】を使わせる。少しでも防御力を上げてダメージを減らし、回復を後押しするために。

 

「助かる……が、このままじゃジリ貧だ。うぉっ!?くっ、ハクヨウ、俺が引きつける。お前はギミックを解除してくれ!」

「で、でも……っ」

 

 今ここを離れれば、折角の【カバー】が解除され、またかなりのダメージを負うことになる。

 それでも良いのかと問えば、クロムは口角を吊り上げて不敵に笑った。

 

「はっ!偶には大盾使いらしい仕事をさせろってんだ。――【挑発】!」

「……ん。分かっ、た」

 

 クロムがこう言うのだから、ハクヨウがやる事はただ一つ。少しでもクロムの負担を減らすために、一刻でも早くギミックを解除する。

 けれど。

 それでもやはり。

 

「負けないで、ね?【忍法・影纏(まとい)】っ!」

 

 ハクヨウは、手持ちの回復ポーションを大量にインベントリから取り出し、()()()()()()()()()()()()()()()

 アイテムを地面に落とし、そのまま放置していると、二時間で破損し、無くなってしまう。

 だがそれは、逆に言えば()()()()()()()()()()()()()ということ。

 故にハクヨウは、ポーションを広範囲にばら撒くことで即席の回復場所を作り出したのだ。

 そして【鬼神の牙刀】に付与した【忍法】の中で、発動時モンスターが自分に向ける敵対値(ヘイト)をゼロにし、三回五秒の計十五秒間、影の中に潜るスキルを発動し、蔓の範囲攻撃から離脱する。

 別に、ハクヨウのAGIであれば、【影纏】を使わなくても攻撃から逃れることはできた。クロムの【挑発】に【辻斬り】の効果も合わさって、ハクヨウに向けられる敵対値は限りなく低い。

 けれど、今は確実にギミックを解除するために、僅かな危険性も排除したかった。

 

 このスキルを、完璧に活かしきるために。

 

「―――【瞬光】」

 

 瞬間、ハクヨウの視界から色が消え、全てが色()せて見えた。

 クロムを襲う蔓ももはや止まって見え、鹿もクロムも、世界そのものがスローモーションにみえる。

 これが、【瞬光】。

 自身の認識。反応速度を十倍にまで引き上げるスキル。言うなれば、システムによって後押しされた《思考加速》。

 欠点は、これによるAGIの上昇が無いこと。

 【AGI 1800】を超えるハクヨウは現在、体感では【AGI 180】相当にまで落とされる。速度差は歴然。けれど、それはもう一つのスキルで上げられる。

 

「【韋駄天】っ!」

 

 体感【AGI 360】相当。

 三分だけAGIを2倍にするスキルにより、ハクヨウはログイン初日の感覚を思い出す。『あの時も、こんな感じだった』と。

 記憶と速度をすり合わせ、誤差を修正。

 

 

 ――完了。

 

「【跳躍】」

 

 高すぎるAGIと強化された脚力で、一足で鹿の遥か上空へ。

 高かった天井に手が届きそうなほど飛び上がり、そのまま()()()()

 ハクヨウは、ズパァ――ンッ!という間延びした破裂音を捉えながら、()()()()()()()()()

 

 【韋駄天】のもう一つの効果。空間を蹴り抜き、空を駆ける。原理としては空気を蹴った時の風圧で移動するのだが、これには一つ、非常に強力な追加効果がある。

 

 ()()()()()()()()()()

 

 正確には、『減速せず、空気を蹴るたびに速度が累加される』ということ。

 【韋駄天】の効果に、発動中は減速や停止ができないというものがある。減速しない。

 つまり空気抵抗も、()を踏みしめた時の減速も、何も無いということ。

 走れば走るほど、蹴り抜けば蹴り抜くほど、その時の加速力はその度に蓄積され続け、毎秒加速していく。

 ハクヨウの体感十秒。世界の一秒の内に、()()()()()()()()()()()()()()にまで加速する。

 今ハクヨウが体感している速度とは、平常時の10倍はかくやという超高速の世界。

 

 雷撃の如き速度、鋭角かつ精密な軌道を以って、ハクヨウは鹿の全身を斬り刻み、苦無を投擲する。

 その全てで轟音のような破裂音が響き、後ろでは風圧によるソニックブームが発生する。

 しかし、ダメージは入らない。

 どこを攻撃しても緑の障壁に阻まれる。

 

「【刺電】っ!」

 

 状態異常の質よりも、量重視。威力を重視。

 全て【一重(ひとえ)】で麻痺の状態異常を入れるように、八本投擲。

 すると、角の先から爪先まで全身を狙ったハクヨウの攻撃は、一本だけダメージが入った。

 

「角、だね!」

 

 雄々しい角だけがダメージを通し、ハクヨウは同時に見た。

 障壁が展開された瞬間、モノクロームな林檎が全て、仄かに光を放ったことを。

 

「ギミックの鍵は、林檎っ!」

 

 狙いは決まった。

 クロムは遠距離攻撃を持っていないため、林檎の処理はハクヨウの仕事だ。

 

「季節外れの林檎は、収穫する、よっ!」

 

 鹿の上空を縦横無尽に飛び回り、確実に一つずつ林檎を斬り落とし、苦無で貫く。

 二本の角にあるだけだ。数がそれなりに多いとはいえ、速すぎるハクヨウの速度の前では、そう時間は掛からない。

 体感5分。30秒かけて確実に全て斬り落とし、穿ち、撃ち落としたハクヨウは、ダメージが通るようになった事を伝えるべく、大技を放つ。

 

「【居合斬り】っ!」

 

 天井に着天し、音速落下。更に【鬼神の牙刀】を抜き様に胴体に強烈な一撃を浴びせる。

 【居合い】と【居合斬り】。似ているようで、全く違うこれらのスキル。前者はその場に立ち止まって放つスキル。後者は走り抜けながら放つスキルだ。

 そして、【居合斬り】はAGIではなく、【STR】に加えて走り抜けた時の移動速度が速いほどダメージが上昇する。

 超音速にまで達した速度で与えられるダメージは並ではない。それが、【STR】の代わりに【AGI】を使うスキルを持つハクヨウから放たれたのだ。たった一撃で鹿のHPをほぼ全て持っていき、クロムが受け止めていた蔓の攻撃も効果を失った。

 

「――――――、―――っ!」

「……ごめん。認識速度が、上がってて何も、()()()()()()()、よ」

 

 正確には、聞こえるモノが言語にならないと言った方が的確だろう。

 全てが雑音のように聞こえてしまい、またこうして話すハクヨウの言葉も、クロムには早すぎて聞き取れていないはずだ。

 加えて今はずっと走り続けているため、風切り音で音として認識するのも難しい。

 スキル後の硬直中は、加速も減速もせずに、半自動で走り続けてしまう。クロムがこの光景を視認できたとしたら、かなりシュールな状態だ。上半身は微動だにせず、足だけが動いているのだから。

 五分だけだが、味方との意思疎通が取れなくなる。これは大きな欠点と言えた。

 

 一撃でほぼ全てのHPを削られた鹿は一度倒れ、しかしすぐに起き上がった。と、言っても、ハクヨウからは十秒近い時間ががかっていたが。どちらにせよ、スキルの硬直で何もできなかった。

 そして、【影纏】によって敵対値をゼロにしたものの、それはスキル発動前までのもの。あれだけのダメージを一人で与えれば、【挑発】も切れたクロムではなく、【辻斬り】持ちとはいえハクヨウを狙うのは必然と言えた。

 

 だから。

 

「トドメはクロムが、やって!【挑発】!」

 

 モノクロな世界で自らに注意を向けさせる。

 再びそびえ立った蔓は更に多く。

 何十もの軌跡が宙を裂き、ハクヨウに迫る。

 それでも、まだ足りない。

 蔓がハクヨウのいる場所に到達する頃には、既にハクヨウは部屋の正反対の位置を飛び回る。

 

 というか、その間にボス部屋を三周できた。

 全くの余裕で攻撃を避けられるが、クロムがただ攻撃を防ぐだけじゃ可愛そうなのでここは譲る。

 白黒の世界で、クロムの短刀に揺らめくエフェクトが見え、あれが【炎斬】だと判断する。

 

「―――【九重・炎蛇(えんだ)】」

 

 取り出すのは一本。

 それで十分。というか、駆け飛び回りながらギミックを探している間に八十本以上投擲してしまったので、節約である。

 ダメージはいらない。クロムが確実に決められるように、後押しをすればいい。

 

―――(【炎斬】)っ!!」

 

 ハクヨウには音にならずとも、その烈迫の気合は見て取れた。

 ハクヨウの苦無が突き立った場所へ。

 寸分違わず。

 鹿のHPをゼロにする―――

 

 

 

 ―――はずだった。

 

 クロムの攻撃を受けた瞬間、鹿の足元の魔法陣が光り、その傷を癒やす。HPバーを二割まで回復されると、火傷の状態異常も完全に治してしまった。

 

「ず、るいぃっ!」

 

 その光景を見て、ハクヨウは絶叫。そのまま突撃し武器を振るうが、今この時だけはダメージが絶対に通らないのか、林檎も無しに障壁が展開されていた。

 

 やがて、魔法陣はその役目を終えたのか、薄れて消えた。残るのは少しHPが回復し、やけに凶暴そうなオーラを放つ鹿のみ。

 

「第二、ラウンド……」

 

 鹿が力強く大地を踏みしめると、先程までよりも更に太く大量の蔓を伸ばし、全方位に風の刃を飛ばしてくる。

 

 蔓の大半は変わらずハクヨウを狙い、風の刃は狙いなんてめちゃくちゃに飛んでくるため避けるのが難しい。特にハクヨウは、減速できないため、移動先を正確に考えて避けなければならなかった。

 【瞬光】を発動していなければ、すぐにでも当たっていただろう。

 さらに、

 

「―――!?」

 

 地面が急に隆起し、足下からクロムを襲った。

 ハクヨウは既に空中を駆けていたため、それ自体は問題なかったが、クロムが空中に弾き上げられた。

 

「【潜影】!」

 

 【影纏】の、最大五秒間だけ影に潜る効果を使い、クロムの落下地点近くの影に移動する。

 速度が速すぎるほどに速いハクヨウだが、あれだけ濃い密度の攻撃を掻い潜って助けに行くのは困難だった。

 何とか落ちてくるクロムを受け止め……きれず倒れてしまったが、クロムはダメージこそ受けたが、問題なく立ち上がった。

 

「―――!――――――!」

 

 口の開きから、『すまん!助かった!』と言っているようだが、真偽は定かではない。丁度【韋駄天】の効果が切れ、立ち止まれたことだけが救いだった。

 

「来る、よっ!」

 

 太い蔓が幾重にもなって襲いかかる。これだけの物量はクロムでも回復が追いつかないだろう。

 なので、ハクヨウが。

 

「【挑発】――っ!」

 

 クロムに一本でも行かせないために、自らに攻撃を向けさせ、()()()()

 

「――――!」

「だいじょう、ぶっ」

 

 今のハクヨウは空を飛べず、周囲は風の刃が無数に飛び回る。ならば()()()()

 首回りだけ【九十九】と【鬼神の牙刀】でガードして体で蔓を受け、貫かれる感覚に嫌悪感が湧く。けれど、止まらない。止まる必要もない。

 ハクヨウのHPは、僅か1ドットを残して止まっているのだから。

 

 次の一撃で、すべて終わらせるから。

 

「【跳躍】っ!」

 

 無防備な鹿の真正面に姿を表し、敵のHPが少ない程ダメージが上がる片手剣スキルを発動した。

 

「【デスブリンガー】―――っ!!」

 

 刀身から闇色のエフェクトを大量に散らし、鹿の顔に縦の剣閃が刻まれると同時。

 鹿のHPは今度こそ、その全てを削り取られ、光となって爆散した。

 

 

 

 

 

「おわっ、たぁぁ……」

 

 そして、時を同じくして【瞬光】のスキル効果時間が終了し、世界が色づく。体感的には非常に長い時間モノクロームな世界にいたので、色づく世界が懐かしく感じる。

 

「よ、お疲れ。思いの外、すぐに倒せたな」

「……スキルのせいで、一時間くらい、戦ってた気分」

「なんだそりゃ?……ってか、スキルって言やぁなんだよあれ、空飛んでたろ!?」

「【韋駄天】。飛ぶっていうか、空気を蹴って跳んでたの」

「はぁ……まぁたおかしな方向に進化しやがったのかよ……いや、その位はやってくれるだろうと思っちゃいたんだが」

「?」

 

 素で頭を傾げているのだが、ハクヨウはあれで普通のプレイをしてるつもりなのだろうか。

 だとしたら、『普通』の定義を小一時間問い詰めたくなったクロムだった。

 

「なんでもねぇよ。……で、お前最後に蔓の攻撃受けてたけど、大丈夫なのか?」

「ん。どんな攻撃も、HP1で耐える即死耐性、持ってる」

「あぁそんな事言ってたな……ってお前HP1かよ!?早くポーション使え!」

 

 色々聞きたいことはあるし、かなり突飛な事をしてるハクヨウだが、どこか抜けている。クロムはそれを小さく笑い、ダンジョン攻略は無事に終了した。

 

 

 

 その帰り道、途中でクロムが話し始めた。

 

「俺、掲示板でハクヨウのこと話題にしてるんだが、止めた方が良いか?ほら、結構パーティー組んでるから、大っぴらに話したくないスキルだってあるだろ?」

「ふぇ?……変なことじゃない、なら。別に良い、よ?」

「いや、でもよお」

「どうせ、【捷疾鬼】は、見ただけで話題になる、し。【手裏剣術】は、少し困る、けど……()()()()()()()()()()()

 

 ハクヨウが化物じみた速度であることは、クロムが誰よりもよく分かっている。本人も気にした様子もなく、AGIステータスを話すのだし。

 それに例えステータスを知られた所で、視認すら困難なハクヨウに攻撃を当てるのはほぼ不可能と言えるし、遂には空まで飛んでみせた。

 クロムはスキルの取得方法は知らないため、肝心な部分は書けない。

 ハクヨウは大した問題とは思わなかった。

 

 

 

―――

 

126名前:名無しの大盾使い

 やぁ

 

127名前:名無しの大剣使い

 おう もうなんの事か分かるわ

 

128名前:名無しの槍使い

 いつの間にか兄妹とか呼ばれやがって!

 羨ましい! 憎い!

 

129名前:名無しの弓使い

 いいよなぁ

 ハクヨウちゃんにお兄ちゃんって呼ばれたい

 

130名前:名無しの大剣使い

 わかる

 

131名前:名無しの魔法使い

 わかる

 

132名前:名無しの槍使い

 わかる

 

133名前:名無しの大盾使い

 実際呼ばれた時の破壊力やばいぞ

 軽く吐血した

 

134名前:名無しの魔法使い

 呼ばれたのかお前!

 

135名前:名無しの槍使い

 ギルティ

 

136名前:名無しの弓使い

 ギルティ

 

137名前:名無しの大盾使い

 ……あの子がすげえ進化した話しようと思ったけどやっぱいらないよな

 

138名前:名無しの弓使い

 ごめんなさい

 

139名前:名無しの魔法使い

 ごめんなさい

 

140名前:名無しの槍使い

 ごめんなさい

 なんでもしますから

 

141名前:名無しの大剣使い

 ごめんなさい

 

142名前:名無しの大盾使い

 >140

 ん?今なんでもって言った?

 

143名前:名無しの槍使い

 ……言ってない

 

144名前:名無しの弓使い

 んで 情報はよ

 何日か前から真っ白い鬼娘プレイヤーがいることは知ってるんだぞ!

 

145名前:名無しの魔法使い

 大盾使いがパーティー組んだ情報も上がってるんだぞ!

 

146名前:名無しの大剣使い

 仲良くスイーツ食ってたの見たぞ!

 近くのカウンターで一人寂しく歯咬みした俺の気持ちを考えて!

 

147名前:名無しの大盾使い

 >146……お前いたのかよ

 まぁ知ってるみたいだし纏めるわ

 

 何日か前に一緒にダンジョン攻略しようって話してたんだが 急な仕事でログインできなかったんだ

 

 で 今日ようやく都合が合ってダンジョン攻略に行こうと待ち合わせしたら

 

148名前:名無しの大剣使い

 鬼娘になってたってことですね分かります

 

149名前:名無しの弓使い

 少し目を離しただけでどうしてそうなる

 

150名前:名無しの大盾使い

 まあそういうことだ

 >149 俺も知らん

 スイーツは埋め合わせな 満腹しないからって破産させられそうになった

 

 鬼になったスキルは【捷疾鬼】

 パッシブでAGIを×1.5するらしい

 ハクヨウちゃんがこれを使ってからな

 

 ハクヨウちゃんが殺○んせーになれる

 

151名前:名無しの魔法使い

 AGI特化なのは知ってたが遂にマッハ20か…

 ラスボスになればいいんじゃないかな?

 

152名前:名無しの槍使い

 当たらなければどうということはない!はやめてもらえませんかねぇ……

 

153名前:名無しの大盾使い

 殺せん○ーするのは緩急を付けるだけで簡単らしい

 ちなみに全力疾走は視認不可能でソニックブーム聞こえました

 

154名前:名無しの弓使い

 えぇ……もう意味わからん

 

 そのうちにあれだ

 空飛び始めるぞ

 

155名前:名無しの大剣使い

 もう誰も手出しできなくなるんですがそれは……やらないよな?

 

156名前:名無しの大盾使い

 ……もう飛んだんだよなぁそれが

 

157名前:名無しの槍使い

 まってしこうがおいつかない

 

158名前:名無しの弓使い

 既に第三進化まで遂げるとかやめてもらえませんかねぇ!?切に!切にっ!?

 

159名前:名無しの大盾使い

 空気を蹴った風圧で移動してるから『跳んでる』が正確らしいが

 ダンジョンボスの周りで秒間何十ものソニックブームが発生してボスが哀れだった

 

160名前:名無しの魔法使い

 ダンジョンボスぅ……合掌

 

 




 
 【韋駄天】はどこのナンバーワンヒーローなんだろう……いや、イメージとしてはハクヨウちゃん小柄だから、アニメの『無限100%』の回みたいな感じかな。
 壊理ちゃんかわいいです。

 【瞬光】は……ありふれた職業に就いてる白髪眼帯魔王様と、正義の味方になりたかった魔術師殺しを足して2で割って、少し劣化した感じ。
 体感じゃなくてちゃんと世界基準の五分だから、ハクヨウちゃんとしては、50分も思考加速してモノクロームな世界にいるんだよね……やば。

 空跳ぶし加速し続けるから、《速度中毒(ランナーズハイ)》のほぼ上位互換。それでも一輝君には捕まるだろうけど。

 折角即死耐性ついたんだから、とりあえず使わないとって思った。それだけ。
 【デスブリンガー】はOnlySenseOnlineより。原作手元に無いから、この名前で合ってるかうろ覚えです。

 防振り世界って結構、ボスがさっくりやられちゃう時多いけど、普通に苦戦するとこうなると思う……改めて、防御力極振りって異常やなって確認できたボス戦でした。いや、一撃でHPほぼ全損させるハクヨウちゃんもえげつないとは思うんだけどね?

 第一進化―森で白影してた時。残像が伸びるぜ
 第二進化―鬼っ娘になって帰ってきたよー!
 第三進化―空…飛んだの?誰かこの子止めて!

 第二進化と第三進化に期間ゼロなのヤバイね
 これで鬼召喚できるって広まったらどうなるんだろ……うん、思考停止かな!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。