シンは迫りくるインフィニット・ジャスティスに…
「俺はあんたを倒してみせる!…もうステラのような悲劇を繰り返さないためにも!」
とアロンダイトで斬ろうとするが…
「もういいんだシン…お前はオーブが焼かれてもいいというのか?」
とアスラン
が、シンは…
「それでも、今もこうやって戦いの連鎖を広げるあんたを見過ごすわけにはいかない」
と言ってアロンダイトを振りかざす…がシールドで防がれ
「お前も過去に囚われたまま闘うのはやめるんだ!」
と言うが…
「俺は…もう過去に囚われたりはしない。今あんたを倒す事でそれを証明してやる」
と言ってパルマ・フィオキーナを放とうとした…
その時、戦闘でボロボロになったルナマリアのインパルスがアスランの機体にぶつかり
「…シン、もう止めて!」
と言うが、無我夢中なシンは止める術を知らなかった。
しかし、そこに種割れしたアスランがビーム・サーベルで腕を切断し…
「このっ、馬鹿野郎!」
と言いつつ残りの腕と両足を切り刻んだ。
「うわぁぁぁ!」
全身に電流が走るかのような電気回路の激しい火花がシンの意識を遠くにやった。
「俺はどうしたらよかったんだ…」
不意にそんな思いが襲う。
だがステラのような声で
「シン、今を生きて…それが貴方が出来る唯一の手段よ。」
と聞こえ…
「…俺は、今を生きる!」
固い決意だった。
目が覚めるとルナマリアの姿があった。
「シン…私、何も出来なくて…!」
と泣いていた。
「ルナ、お前は何も悪くない。」
とシンは立ち上がり議長の元へ歩いた。
一方、シンが戦っている最中、ストライク・フリーダムに戦いを挑んだレイ。
「俺はラウ・ル・クルーゼだ!そして世界を脅かすキラ・ヤマト!お前は必ず倒す!」
と言いつつビーム・ライフルを斉射し、ドラグーンを展開した
「違う、君はラウ・ル・クルーゼなんかじゃない!一人の人間なんだ!どんなに似ていても同じにはならない!」
と論破するキラ。
「…っ!」
レイは機体を破棄し、ギルに真意を確かめるべくそこへ向かった
「君のしていることは、世界を混沌に戻すだけだ。それが何故分からない?」
とギルが言う。
「確かに僕達のしている事は、戦争を悪化させるかもしれない。…それでも僕は世界を変えたいんだ!」
とキラ。
「それで世界が自分達の思い通りになると思っているのかね?」
と。
「…思い通りにはならないかもしれません。僕は世界を変えたいのではなく、これからの未来を変えたいんだ!例えテロリストと言われても!人の思いを変えないといけないんだ!」
と…
一方シンは音声認識装置を取り付け、インパルスの機能を使いその会話の一部始終を聞いた。
「…シン、お前は生きて明日を掴め」
とレイが言うと、なんと彼は音声認識装置を壊してしまった。
「…駄目だレイ!」
と言って慌てて行こうとしたがルナがみぞおちを殴り気絶させた。
「…シン、ごめん。…私も貴方には生きていて欲しいの。」
と…
レイはキラの言葉の意味を知り、銃を発砲した。
「…やぁレイ、撃ったのは君か。」
とギル…だがこうも言った。
「彼の言う通りだ。君はラウ・ル・クルーゼではない。…それでも君に生きていて欲しい。」
と言って彼は息を引き取った。
「行こう。」
とキラ。
「はい。」
レイがそう言って彼らはその場を後にした。
やがて内部からモビルスーツが出てくると爆発している場所を見下ろした。
その後、慰霊碑を訪れて…
「どんなに吹き飛ばされても、埋もれても、そこには綺麗な花が咲いている。」
とシン…
「行こう、此処は冷える。」
とアスラン
「…はい。」
シンはそう言って海の方を見た。
かすかだがステラとの思い出が頭をよぎり…ふと立ち止まった。
優しい笑みが忘れられなかった。また何処かで会えるのではないかと思えるようになった。それだけが唯一の救いだった。
こうして長い戦いは幕を閉じた。
End…