ではどうぞ!
因みに今回は結構な事をやってます。
噂を流し続けて3日目、鉱山の近くで鬼の目撃情報が増えてきたので全柱と殆どの隊士、そして対鬼専用の弾薬を込めた散弾銃のオート5を持った殆どの隠がこの戦争に挑む。
殆どと言ったのは他にも任務などあるためである。
それに時たまいる金だけが目的の奴もここにはいない。
明悟は鉱山の中にある広い空間に他の鬼殺隊や柱と一緒にいた。
全員が意気込みをしている。
そこには轆轤や零余子もいたが服装が今までとは違い、隊服になっていた。
悪鬼滅殺を思想とする隊服を元鬼である轆轤達が着るのは大変問題があったが、杏寿郎と明悟の説得により何とかなった。
轆轤は隊服に来ていた着物を羽織って他の隊士でも良くある格好になっていたが、零余子は違っていて、蜜璃やカナヲのようなスカートに着物を羽織っていたがスカートが恥ずかしくて赤面している。
最初は渋っていたが、隊服担当のゲスメガネに説得されて着てしまった。
浅はかだったと心から自分をそう思っていた。
「恥ずかしい~」
「大丈夫ですよ、氷川さん。私やカナヲちゃんだってほら!」
蜜璃が零余子を慰めてるが、
(あんたみたいな恥女と一緒にすんな!)
と内心毒づいていた。
明悟はその光景を見てほっとくことにした。
精神を集中してると士がやってくる。
「気負いすぎてないか?」
「大丈夫だよ。君は?」
「こういった事は何回も経験してるからな」
「俺は初めてだな。ここまで大勢と一緒に戦うのは・・・」
「まぁ、頑張るんだな・・・それにこっちにはまだまだ援軍があるから、安心しろ」
「援軍?」
「鬼を潰すなら、桃太郎とか別の鬼が1番だ」
「絵本の中だけじゃないのそれ?」
「まぁ待ってろ」
士はそう言って大樹の元へ行き、何枚かのカードを渡していた。
●●●
暫く経ち、空間の中にあったベルがなる。
見張りからの合図で鬼が鉱山に入ってきたのだ。
多くの隊士が瞬時に動く。
轆轤は杏寿郎と共に零余子は炭治郎達と共に行動する。
他の柱も最低2人行動して動いてるが明悟は1人で行動している。
明悟の戦いかたで一緒に行動できて足手まといにならずに済むのは限られて来るので、結果的に1人で行動した方が1番問題なかったので行動してる。
鉱山を進んでいると、突然あちこちで銃声と大音量の音楽が流れ始める。
罠を張ってる最中に敵を混乱させる為にあちこちに無線電話やら蓄音機をばら蒔いて音を流して混乱させると言う古典的な作戦であり、鉱山のようなところでは中々使える。
この鉱山が藤の山にとって代わられた理由は1つだけであまりにも過酷過ぎて、死人を大量に出しすぎたからである。しかも試練は3日間と圧倒的に少ない時間で行われたのもそれに起因している。
もしもここで藤の山と同じ内容で試練をした場合、藤の山が温すぎると言う感覚になるほど過酷だったと記述されている。
明悟はただひたすらカナエを探している。
アギトに導かれるままに自分の求める本能のままに明悟はカナエを探している。
するとカナエが刀を抜いていた。
血糊も血を拭き取った後も無いのでまだ誰も斬っていない事に安堵しつつ、明悟は変身せずにカナエに近づく。
「カナエ」
カナエは明悟に刀を向ける。
明悟も抜こうとするが、カナエの後ろに志島が現れる。
「この女性は貴方の大切な婚約者でしょ?それを斬るつもりなのですか?」
「志島・・・俺はカナエ・・・君を斬る。命をかけて君の思いを受け継ぐ。本当の君はずっと俺の中にいるから、だから全力で君を止める!」
刀を抜く明悟。
その目には決意と覚悟が宿っていた。
光輝く白銀の刃のような決意が目に宿っていた。
志島はその姿に怯む。
「この男を殺せ!」
そう叫んで志島は消えた。
カナエは刀を抜いて明悟に斬りかかってくるが、明悟はそれを受け流し、斬り返すがカナエも負けておらずにやり返す。
狭い鉱山の通路の中で剣劇をする2人。
刀と刀がぶつかり合う音だけが2人の耳には入ってなかった。
「花の呼吸 伍の型 徒の芍薬」
九連撃の斬撃が明悟を襲うが明悟は何とかそれを全て防ぎきるもカナエは間髪入れずに無防備な腹に回し蹴りをして明悟を吹き飛ばす。
明悟は腹を押さえるがすぐに立ち上がり、カナエと向き合う。
「相変わらず強いね。でも俺だって伊達に君と一緒に戦って来たわけじゃないよ」
カナエは明悟に向かって全力で跳んでくる。
明悟は生身で扱えるアギトの力を全て体に流す。
「見様見真似 花の呼吸 伍の型 徒の芍薬」
明悟はなんと先ほどカナエに喰らわされた徒の芍薬をそのままカナエにやり返す。
カナエは全て防ぎきるが衝撃により吹き飛ばされる。
明悟は呼吸を一切使えない。
しかし、明悟はカナエと誰よりも一緒に戦ってきた。そして明悟にはアギトの力もある。
生身で扱えるアギトの力を最大限に使って明悟はカナエの花の呼吸を模倣したのである。
カナエもまた立ち上がって斬りかかるが、2人の腕は互角だった。
「「花の呼吸 参の型 泰山朴」」
花の呼吸で最大の技をぶつけ合う。
するとこれまでの連戦が祟ったのか2人の刀が折れる。
カナエはすぐに明悟の顔面をぶん殴り、大外がりをして明悟を倒して馬乗りになって殴り続ける。
「カナ・・カ・・・カナエ」
明悟はカナエの肩に手を伸ばすがカナエをその手を振りほどいて、殴り続ける。
「あなたを殺す、それが私の任務だ!」
まるで何かに怯えるように叫びながらカナエは明悟を殴り続ける。
明悟は反撃することなく、それを受け入れてる。
最初にどれだけ意気込みをやってもカナエを殴る気には明悟は更々なく、死ぬことも出来ないのでカナエの拳を受け入れてた。
「ならやれよ。今度は最後まで付き合うよ」
カナエは明悟の言葉に顔を歪ますが、振り払うように顔を揺さぶって拳を思いっきり引く。
「それはちょっと困るな」
2人とも声の方向を向くと童磨が歩いてきたが普通の雰囲気ではなかった。
何時もよりも更に不気味だった。
「君は俺の物だって言っただろ?明悟・・・君を殺して良いのは俺だけで食って良いのも俺だけだ」
童磨のぶっ飛びまくった言葉に明悟は本気で引いた。
カナエも引いていた。
童磨は自分の扇に冷気を込めていた。
「君は俺の物なんだ・・・浮気は許さないよ」
氷の斬撃が明悟とカナエを襲い、2人の近くの壁や天井が崩壊する。
生き埋めになるかと思いきや2人の足場も崩壊し、下に2人とも落ちる。
恐らく、経年劣化と童磨の強力な血鬼術の併用で崩壊したのだろう。
2人はそのまま地下に流れる川まで落ちていく。
明悟はカナエを守ろうと抱き締めて出来る限りカナエに衝撃がいかないように自分の体を使って守る。
《その時、不思議な事が起こった》
明悟の中にあるアギトの力がカナエの記憶を修復する。
それは明悟とカナエが歩んできた時間だった。
「私の名前は胡蝶カナエ 階級は己です」
「俺は津上明悟 階級は丁だ」
2人が出会い、
「これから“今日“をずっと大事にし続けるよ。カナエちゃん」
「お誕生日、おめでとうございます」
友人になり、
「明悟さんも下手ですね」
「君の味覚が狂ってるだけだよ」
喧嘩して、
「・・・信じてますよ?」
「任せろ、信じてくれ」
共に戦い、
「明悟さんなんて、大嫌い!」
「こっちだって大嫌いだ!」
下らない事で喧嘩して互いに素直になれず、
「だから、手を離さないで下さいね」
「分かった」
それでも好きあった2人の記憶。
2人が地下に流れる川に落ちる。
衝撃で2人が離れる。
カナエは記憶を取り戻し、混乱しながらも何とか水面まで上がって息をするが明悟の姿は辺りを見回してもいない。
「明悟さん・・・明悟さん、明悟さん!・・・あなた!」
カナエは明悟を探すが明悟はどこにもいない。
水の中を潜り、明悟を探すカナエ。
しかし、鉱山の中で光があまりなく薄暗い所の水の中など見つかるわけがない。
何度も水面に上がって息を吸い、カナエはまた潜る作業を繰り返す。
そこには謝りたいと言う感情の他に助けたいと言う感情が確かにあった。
「あなた、どこなの!?お願い、死なないで」
その純粋な思いが通じたのか、明悟の体からベルトが現れて光を放つ。
カナエはその光を不思議に思い、すぐにそこまで泳いでいくと気絶している明悟が確かにいた。
呼吸による常人を超えた力でカナエは明悟を川辺まで運んでくる。
「あなた、目を覚まして!」
呼び掛けるが明悟は起き上がらない。
彼の胸に耳を当てると心音は聴こえなかった。
カナエはすぐに人工呼吸をする。
水を吐き出すが明悟は起き上がらない。
心臓マッサージをするカナエ。
しかし、彼が目を覚まさない。
「起きて、起きてよ。置き去りにして、いつもあなたはいつもそう、1人で突っ走って勝手に戻ってきて、寂しがり屋のくせに頑固で素直じゃない。お願いだから、死なないで・・・死なないでよ、あなた!」
カナエの頬に涙が流れる。
その涙は明悟に落ちる。
するとその涙に応えるかのようにアギトのベルトが光を放つ。
あまりにも強い光にカナエは顔を隠す。
(これは、一体なに?)
光が収まり、カナエが顔から手を退けると明悟が目を開けていた。
「明悟さん・・・」
「君の夢を見てた。君はいつも川の向こう側にいて行きたくても行けなくて、やっと今日は行けたのに今日は君が俺を戻してくれた・・・やっと一緒の場所に来れた」
「あなたの為なら私は命をかけますよ、だって私は津上カナエ。津上明悟の妻ですもの」
「最高だよ、君はいつだって最高だ」
抱き締め会う2人。
死によって別れた2人の運命。
しかし、数奇で奇妙な運命によって今また2人は出会った。
そんな2人の邪魔をするかのように1人の外道が上から盛大な音を立てて落ちてくる。
童磨だ。
凶悪な冷気が流れる川の水すらも凍らせる。
その顔は嫉妬に狂っていた。
「なんで、そいつなんだ!君は俺の物なんだ明悟。君は俺の物なんだ!」
明悟は今までの数々の暴挙の上に身勝手すぎる童磨にキレて立ち上がり、言い返そうとする前にカナエが明悟の前に来る。
「冗談じゃない!彼は私の夫よ!彼の温もりも優しさもわがままも何もかも全て私のよ、指一本触れさせはしない!」
カナエの強烈な一言に1番驚いてるのは明悟である。
ここまで言ってくれるのかと嬉しくなる。
「・・・そうだな・・・童磨。俺はお前の物じゃない。俺は最高の妻のカナエの夫の津上明悟だ!お前が入る余地はない」
明悟の言葉に衝撃を受けた顔をする童磨。
そしてその顔は恐らく童磨の人生で初めてと言えるであろう憤怒の形相になる。
「なら、2人纏めて殺してやる!」
愛しさ余って憎さ1000倍と言ったところだろう。
「死ねぇ!」
氷の斬撃が2人を襲う。
明悟はカナエの前に立ち、ベルトを出す。
「あなた?」
「今度こそ、君を守る。だから見ててくれ、《俺の変身!》」
ベルトから強烈な光が放たれて血鬼術で作られた氷の斬撃はかき消される。
そして明悟はアギト・グランドフォームに変身していた。
「これが、俺が隠してた秘密・・・怖い?」
「いえ・・・お日様みたいで暖かくて安心します・・・」
「そっか」
アギトになった明悟の腕を触るカナエ。
明悟はこそばゆいのか恥ずかしいのかなんだかよく分からない感覚が来る。
で、戦闘中であるのにこんな夫婦のイチャツキを見てる童磨はより嫉妬と怒りで自分の中で次々と生まれてくる感情に心も体も追い付いてなかった。
「おい!俺を無視するな!君達なんて俺に掛かれば一瞬で死ぬんだ!どんなに君が強くても刀も持ってない隊士なんて足手まといだろうが!」
「それはどうかな?」
明悟は対童磨として1番有効なバーニングフォームに変身し、シャイニングカリバーを出現させシングルモードにしてカナエに差し出す。
「これを使って、俺は大丈夫だから」
カナエはカリバーを手に持つ。
確かな重みを感じるが重すぎるわけでない。寧ろ何時もの日輪刀よりも軽い、重厚な見た目とは裏腹に大分軽い、強度が心配になるが不思議とカナエはそれの心配はしておらずに安心していた。
絶対に折れないと確信があった。
「絶対に負けないでくださいよ」
「負けるかよ。君がいるから俺は負けない」
カナエはカリバーを構えて明悟はその前に腰を落として構える。
童磨の血鬼術が2人を襲うが2人はそれに突っ込んでいく。
●●●
一方その頃、他の隊士やライダー達はそれぞれ、他の鬼の相手をしていた。
士や大樹は変身して、志島と浅倉と交戦していて、轆轤と杏寿郎は猗窩座と交戦しており、零余子や炭治郎達は堕姫や妓夫太郎の兄妹と交戦し、他の柱もそれぞれ上弦の相手をしていたが、誰もまだ無惨と黒死牟の姿を見ていなかった。
「いいぞ、杏寿郎!やはりお前は強いな!」
「君の記憶を知ってる。君は本来ならばもっと強い人間の筈だ。誇りを思い出せ!」
「これが俺だ!」
「煉獄、アイツに言葉は通用しない。気を抜くなよ!」
「芦原もな!」
猗窩座と交戦してる杏寿郎は以前見た記憶の事を言うが届かず、トリニティになって戦ってる轆轤は杏寿郎と共に連携しながら戦っている。
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「今度こそ、死ね!くそ女!」
「黙れ女狐!」
零余子と堕姫が争う。
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・神速」
善逸の超高速の居合いが妓夫太郎の首を狙うが妓夫太郎は後退しながらもそれを受ける。
「やられるか!」
「善逸」
無防備になった善逸に向かって妓夫太郎の鎌が飛ぶが炭治郎がそれを受け止める。
「獣の呼吸 参の牙 喰い裂き」
「血鬼術 跋扈跳梁」
伊之助の攻撃に妓夫太郎は自分の血鬼術で防御し、3人を吹き飛ばすが、同時に鉱山の天井や壁も破壊し、炭治郎達と妓夫太郎達は落石によって遮られる。
「ちょっとお兄ちゃん、危ないじゃない!」
「ち、やりづれぇな」
兄妹はそのまま別の道を進む。
反対側の炭治郎達は息を切らしながらも何とか生き残ってた。
「皆、大丈夫か?」
「問題ないよ」
「へっちゃらだぜ!」
「炭治郎、あんたと禰豆子は?」
「大丈夫です!」
「よし、次の道を進むよ」
「お前が仕切るな!」
「うるさい、猪頭」
「先に行くよ」
善逸が喧嘩してる2人を置いといて先に行く。
「待て紋逸!」
「ちょっと待って!」
「善逸、危ないぞ!」
他の3人も善逸を追いかけていく。
寝てる時と普段のギャップに戸惑うが炭治郎は終わったら善逸に問い質そうと心に決めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「血鬼術 粉氷り!」
童磨がカナエの肺を潰そうと肺を壊死させる血鬼術を放つが明悟がカナエの前に行き、そのバーニングの力でその血鬼術を蒸発させていた。
そして明悟はそのまま童磨の腹をぶん殴る。
「血鬼術 枯園垂り」
扇に氷を纏わせて斬撃する。
明悟は両手でそれを防ぐも後退する。
しかし、後ろを走ってたカナエが明悟を飛び越えて童磨に斬りかかる。
「花の呼吸 壱の型 飛び花車」
童磨の首めがけてカリバーが来るが童磨はそれを避ける。しかし、完全には避けきられずに首から血が出る。
「血鬼術 寒烈の白姫」
2体の巫女がカナエに向かって絶対零度の吐息を吐くが、後ろに飛んで明悟と交代する。
明悟は両手から業火を出して巫女を蒸発させる。
あまりの炎の強さに童磨はたまらず両手を前に出して顔と首を守る。
その隙をつくようにカナエが明悟の股の間を滑ってきて童磨の前に来る。
「花の呼吸 参の型 泰山朴」
下から上で斬り上げる花の呼吸最大の技は童磨の両手を叩き斬る。
童磨もカナエの何処にこんな力があるのか混乱し、首を噛みきろうと襲ってくるが、明悟がカナエの肩に手を着けて童磨の顔面に炎を炎を纏った飛び蹴りをする。
童磨は吹き飛ばされる。
ゴロゴロと転がるも立ち上がり、両手を再生させる。
「何でだ。なぜここまで!?」
「それは私達が鬼殺隊で柱で夫婦だから」
「君は本当、どこまで俺を惚れ直させるのかな?」
「一生よ」
惚気話をしながら、童磨に言い切る2人。
あまりにも自然体な2人にますます童磨はイライラしてくる。
氷を纏った扇を持って2人に飛びかかってくる。
本来ならば、遠距離でやった方が圧倒的に有利であるが怒りと言う初めての感情に童磨の心が追い付いてなく、戦い方が非常に雑になっていた。
カナエはカリバーを円形のサーキュロスモードに変換させて、そのまま童磨を殴る。
明悟も拳で殴る。
童磨も応戦するが2人の息のあった攻撃に対応しきれていない。
カナエはカリバーを明悟に投げ渡して自分も童磨の顔面に回し蹴りをする。
明悟はそのまま円形のカリバーで童磨を殴り、またカナエに投げ渡して腹を蹴る。
「自分の快楽しか求めない貴方に私達は絶対に負けない!」
カナエのカリバーの殴りと蹴りが唸る。
「生きる為に必要なのがなんなのか、お前には理解出来ないだろ!」
明悟の拳が吠える。
「それは、勇気と愛と!」
吐き気を催す邪悪に対し、
「誰かの事を思う良心だ!」
2人の攻撃が通る。
童磨は吹き飛ばされるも腐っても上弦の弐、そう簡単にはやられない。
「血鬼術 霧氷・睡蓮菩薩」
童磨が最大の血鬼術の上に乗って明悟もカナエも凍らそうと絶対零度の巨大な冷気を菩薩が吐くが、明悟はカナエからカリバーを返してもらい、シングルモードにして回転させる。
業火がカリバーに纏わり、絶対零度の冷気から身を守る。
そしてやがて菩薩の冷気の方が根負けし収まってくる。
明悟はカリバーを円形のサーキュロスモードにして菩薩目掛けて投げる。
業火を纏ったカリバーは菩薩を真っ二つに斬る。
童磨も地面に落ちてくる。
カリバーが明悟ではなくカナエの手元に行き、シングルモードになる。
「あなた!」
「了解!」
明悟はカナエの手を掴み、グルグルと回転をする。
カナエもそれに従う。
2人だけの合体技。
「「花の呼吸 壱の型改 超飛・花車」」
かつて下弦の肆を倒した技を今度は上弦の弐にぶつける。童磨は寸前の所でその攻撃を防ぎ、カナエの顔面目掛けて扇を突く。
カナエも寸前の所で避けるが、後ろで1つに纏めてた黒い蝶の髪飾りが飛散する。
童磨はすかさず、カナエの首を取ろうと再度空中で仕掛けるが、カナエを守ろうと飛んできた明悟が炎を拳に纏わせてその扇の攻撃がカナエに届く前に顔面をぶん殴り、吹き飛ばす。
「あなた、私を蹴り飛ばして!」
カナエが落ちながら、明悟にそう叫ぶ。
明悟はカナエの考えてる事が何となくだが分かった。
自分の手から業火を出してその推進力でカナエの後ろに来る明悟。
彼女の足の裏と自分の足の裏を合わせて明悟はカナエを童磨目掛けて《蹴る》。
「「花の呼吸 炎の型 流星薔薇」」
業火を纏った斬撃が童磨の首を斬るが、童磨は寸前の所で半歩遠くへ行った為に半分までしか斬れなかった。
けれども業火を纏ったカリバーは鬼には毒な為、中々再生出来ないでいた。
「残念だったね!」
童磨が首を半分切られてゆっくりと回復しながらも飛んできて無防備なカナエを殺そうと扇を振りかぶる。
「いいえ・・・今よ!」
童磨はカナエの自身に疑問を持つ。
更に後ろからは轟音が聴こえてくる。
童磨は瞬時に後ろを振り向くと、拳に光と業火を纏わせた明悟が童磨目掛けて拳を引きながら突っ込んできた。
「終わりだ!」
明悟はそのまま童磨をぶん殴る。
業火に燃えながら、光の効果で童磨の体が崩壊していく。
童磨はこのまま死ぬのもありだと考えてる。何故なら感情がない自身に様々な感情を生み出した存在に消されるのだ。純粋な嬉しさの方が勝っていた。明悟を自分の物に出来ない悔しさはあるけれど、この幸福に比べれば取るに足らない物だった。
しかし、悪の思い通りにいかないのが世の常である。
「花の呼吸 肆の型 紅花衣」
カナエが最後の最後にだめ押しで童磨の首を切断する。そして童磨がカナエを殺した時から奪っていたペンダントを取り戻す。
「このペンダントは返して貰います」
カナエはペンダントを胸に引き寄せて気丈に死に行く童磨に言い放つ。
(そんな彼の攻撃で死ぬはずなのにやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ・・・こんな結末嫌だ!!)
童磨は死に行く刹那にそう感じた。
そしてこの怪物が最後に見た記憶は、自分を倒した2人が抱き締めあってる所で、まるで自分なんて《何の価値》もないかのような状況と生まれてくる様々な感情に耐えきれずに、
(ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!)
《精神を崩壊》させた。
感情と言うものが心の底から理解できなかった怪物が1人の男と出会い感情を手に入れたが、最後の最後まで《良心》と《愛》と言う感情だけは手に入れられなかった。こうして童磨は1人だけ地獄に落ちていく。永遠に《欲しい物》が手に入れられず、しかも彼は既にカナエの虜であり、自分なんて最初から既に《負けていたと言う事実》は童磨にこの上ない苦痛を与え、灰となる。
最後まで地獄を味わいながら・・・
●●●
上弦の弐を漸く倒せて、因縁にも終止符を打つことが出来た明悟。カナエと抱き締め会うが明悟の変身が解けてその場に座り込む。
「大丈夫!?」
カナエが心配して明悟に尋ねると明悟はカナエに愛想笑いと言っていいか、苦笑と言っていいか、分からないが安心させるために笑顔を向ける。
「大丈夫、ただあの姿は疲れてね」
「そう、良かった・・・あの、ずっとあなたに酷いことしてごめんなさい!」
カナエが明悟をボコボコにした事、そして苦しめた事に謝るが明悟はただ黙ってカナエを抱き締める。
「別に良いよ。それよりも俺はこれが良い」
カナエも明悟の背中に手を回し抱き締める。
2人の時間がゆっくりと過ぎていくが鬼との戦闘中であるため、1分したら2人とも離れる。
「皆を守る為に手伝ってくれ」
「はい!」
カナエはそう言ってすぐに立ち上がるが明悟は疲労が溜まっていたのか中々立ち上がれない。カナエは明悟に肩を貸して立たせる。
「ごめん、役に立てないかも」
「大丈夫です。あなたはこれくらいではへこたれませんもの」
「君には敵わないな」
明悟はアギトの力を回復に使ってなんとか1人だけでも立って歩けるようになる。
カナエもそんな明悟を見て先に進もうと足を進めようとするが明悟に手を掴まれる。
「どうしたの?」
「ちょっと待って」
明悟はハットから先日つけた桜色の蝶の髪飾りを外して、何も着けてないカナエの髪に着ける。
明悟にとっては見慣れた姿になった。
「やっぱり、君はこっちの方が似合ってる」
カナエはその言葉に嬉しいが恥ずかしくなり、顔を染めるが先ほど奪い返したペンダントを着ける。
「どうですか?」
「綺麗だ」
「ありがとうございます」
2人はこうしてお互いの欠けた時間を取り戻すかのように鉱山の道の中を歩いていった。
はい、と言うわけでカナエは無事に助けることが出来ました。そして2人の力で童磨を倒しました。
結構な事は童磨の死亡に関してです。
最初はペンダントを奪い返して退けるだけにしておこうかなと思いましたが、わざわざ無限城で同じ事をやってもと思ったのでこうなりました。
これで明悟と黒死牟の戦闘コースはほぼ確定になりましたので悪しからず。
ーーー今週の初期構想ーーー
作「はい、新企画。今週の初期構想です。それではゲストの方に来てもらいましょう。今作の主人公とヒロインの津上夫婦です。では入ってきて下さい!」
明「え?なにこれ?」
カ「初期構想と今の変化を読者に教える新企画ですって」
明「大正コソコソ話?」
作「あれは現時点での設定話なのでこの企画では初期構想と今の違いを暴露します。まぁ言ってみれば裏設定ですね」
明「それってそんなに違うの?」
作「あんたら夫婦に関しては完全に初期構想に無かったよ」
明・カ「「ええ!?」」
作「元々、明悟と耀哉とあまねの三角関係をやろうとしてたんだけどあまりにも耀哉もあまねも明悟もウダウダと構想から暗くなったんで止めた、でヒロイン無しと考えてたんだけど、あまりにもちょっと・・・」
カ「ちょっと、どうしたの?」
作「炭治郎を初めとする他の面々がタフすぎて誰と絡めても明悟が微妙になると言う」
明・カ「「あぁ~」」
作「そう考えてて、鬼滅とかライダーって結構と言うかかなりの確立と言うかほぼ確実に大事な人を喪ってる人が多いじゃん」
明「まぁ、そうだな」
作「なら、何もない男が手に入れるけどまた喪ってそれでも生きる話にすればいいんじゃない?って思ったらこうなってた」
カ「それで原作でも死亡してる私に白刃の矢が当たったってわけね」
作「そう言うこと」
明「俺とカナエの関係の描きかたが某ワニの奴に似てるって感想にあったけどあれってもしかして」
作「途中から練り始めたから、回想と言う形でしか2人の関係を描けなかっただけ。まぁヒロイン死亡とか読んでて嫌な気分になるから出来る限りさっぱり出来るのを考えてたらこうなった」
明「1つ、今回の話で聞きたいんだけど、なんで上弦の弐があんな性格に?」
作「どのみち、戦闘するしかないし、あんたらを夫婦にするには絶対に絡むし、だったら明悟を色んな意味で狙いまくってる変態にすれば面白いだろうと思ってやった」
カ「掘り下げが下手でしたけどね」
作「やっぱり、恋愛を書く腕もなければそう言うのを上手く理解できる気質でもないんだな。俺って」
明「恋愛物大嫌いだからな」
作「喧しい、イチャコラしてるのは見てて笑えるから好きだが、さっさとくっつけば良いのにウダウダしてるのは見ててつまらん!」
カ「いや、私達そうだったよね!?」
作「あれのメインはその後の本編だからぶっちゃけるとあそこら辺の感覚は幕間の話の感覚、アニメのジョジョで例えるなら、黄金の風のヨットの上のダンスシーン」
明・カ「「幕間って、」」
作「だから、ガッツリな本編の過去編って過去編と銘打ったあの2話だけなんだよね」
カ「私、ヒロインなのに」
明「てか、それよりもディケイド編って次回で終わるのか?」
カ「それより?それよりってどういう意味?」
明悟の耳を引っ張るカナエ。
明「痛い、痛いって!」
作「実を言うと前々回の反省を生かしてあまり情報量は少なくやろうと前回と今回をやったけどやり過ぎてかなり詰め込まないといけなくなった」
明・カ「「おバカ!」」
作「ディケイド編の後が心配なんだよなぁ。刀鍛冶編から最終章までの間をどうしようか考え中」
明「決まってる話はあるの?」
作「毎度お馴染みのおままごとwithしのぶとしのぶと蜜璃と零余子の美人3人組の話、後はあまりにもタフすぎて主役以外だと影が薄くなる炭治郎達とそれから明悟の烏の堂島龍悟の話は確実にやる。後は明悟と耀哉の出会いと友情は前後編になっても絶対にやる」
明「他に俺達で初期構想と違うところってある?」
作「特に、夫婦になってるのが1番の違いだけどそれ以外は構想通り・・・他の面々に皺寄せが来てるはめになってるけどね」
明・カ「「頑張って・・・」」
作「それでは次回は1週間後か2週間後かは気分によって決まりますので気長に待ってください。流石に2週間以上は待たせません」
明「批判質問感想は気軽にお願いします」
カ「励みになっているのでぜひ」
作「それでは皆さん。さようならさようならさようなら」
特報
貴方に心はありますか?
「どうして俺と一緒にいてくれるんだ?」
「居場所がないから」
《絶望》を《乗り越えろ》
刀鍛冶編・・・・・
・・・轆轤編
近日始動!
「絶対にお前は殺す」
家族への愛を貫け!
明「え?これはなに!?」
作「新章の予告」
カ「轆轤編って私達は!?」
作「完全にサブだね」
明・カ「「そんなぁ!?」」
作「因みに主題歌は考え中」
明「どんな主題歌にするつもりだよ!」
作「アマゾンズのarmor zoneとかかな」
明「他にないのかよ!?」
カ「もしも読者の皆様の中にこの曲が良いと言う人がいれば感想欄ではなくメッセージボックスに送ってください。規約違反になりますのでご了承下さい」
作「因みに作者的に1番好きな主題歌は真仮面ライダーのFOEVERだ。あの恋愛編にぴったしだし!」
明「こりゃ、最終章はForest of rocksか?」
作「いや、違う。てかあれは使えない」
明・カ「何で?」
作「ラスボスの風格が違いすぎて使えない」
明・カ「「確かに」」
大正ビギンズの主題歌は何にしましょうかね?(このアンケートはあくまでも読者の皆様に読んでる時にBGMとして聞いてほしいと思う曲を選ぶ物です。1番多い物はビギンズか終わり次第、章の名前に付け加えます)
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ONE WORLD
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Bright our future
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事件だッ!
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Be the one
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我ら思う、ゆえに我らあり