鬼滅の刃~太陽の化身~   作:怪獣馬鹿

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はい、と言うわけで大正ビギンズはこれにて完結です。

それでは皆さん。このクライマックスを楽しんでください。
どうぞ!
(クライマックスな人達は出ません)


大正ビギンズ クライマックス

津上夫妻が童磨をぶちのめしてる頃、士と大樹は志島と浅倉と戦闘していた。

アナザーディケイドと言う凶悪な力をコピーしているが士も負けじと互角に戦っている。

 

「さすが、俺の力だな。歯応えが違うぞ」

 

「その余裕がどこまで持つかな?」

 

拳に力を収束させて志島は士を吹き飛ばす。

壁に辺りゴロゴロと転がるが立ち上がり、ライドブッカーからカードを取り出し、バックルに入れる。

 

「コイツならどうだ?」

 

《kamen ride OOO》

 

士はオーズに変身してトラクローで斬りかかる。

何回か斬られるも志島は首を掴み上げる。

志島は本気で士の首を絞めてくるが士は次の手に出る。

再びカードを取り出して入れる。

 

《kamen ride kabuto》

 

《attack ride cast off》

 

士はカブトに変身し、キャストオフの衝撃で志島を吹き飛ばす。

 

《attack ride clock up》

 

超高速で志島を殴り、移動と攻撃を繰り返すが、志島は最初は耐えきれずに吹き飛ぶが徐々に耐えてくる。

その姿を不気味に思った士は決めようと全速力で志島に突っ込むが、なんと志島は分身し、分身を士の背後に作って殴り、作って殴り、そして完全に足の止まった士を殴り飛ばした。

それは以前、カブトの世界で士がクロックアップに対応したやり方にそっくりだった。

吹き飛ばされて士はディケイドの姿に戻る。

 

「どこまで俺を真似るんだ!?」

 

「偉大なる一歩は模倣から始まるのだ。そしてオリジナルを超えていく。お前をな!」

 

志島が自分から士に走っていき、殴り、蹴る。

士はそれを全て受けてしまいフラフラになってしまう。この隙を逃すまいと、志島が拳にオーラを溜めて殴りに行く。

だが、士は瞬時にライドブッカーからカードを1枚取り出して、バックルに挿す。

 

《kamen ride W》

 

士はWに変身して、志島の拳をいなしてそのまま無防備な顔面に蹴りを放つ。

見事なカウンターを喰らった志島。

浅倉ならばそのままやり返す根性を見せるがこの志島は争いそのものが弱い。

つまり、そんなのを返す根性などない。

千鳥足になる志島に士は殴る。

殴る。

殴る。

そして蹴る。

全てを受けてしまう志島。

アナザーディケイドの力だとすぐになんとかなりそうな物であるが、それほどに先ほどのカウンターが効いている。士の長年の闘い全てを模倣は出来ても本質までは模倣できなかった。

 

《form ride heatmetal》

 

《ヒート!メタル!》

 

ヒートメタルになり、メタルシャフトで志島の左膝裏を叩く。膝が曲がり、志島は片膝を地面に着かせてしまう。

 

《Final attack ride W》

 

隙だらけの顔面に思いっきり、ヒートメタルのマキシマムドライブのメタルブランディングをぶちかまし、ぶっ飛ばす。

本来ならば、メモリーブレイクをされ、ダミーメモリーは再び壊れてしまうが、志島の執念と云うべきかメモリーが吐き出されるだけで済んでいるのはなんと言う根性と言うか気合いと言うか、ともかくしぶとい。

志島は生身でゴロゴロと転がり、大樹をベノサーベルで吹き飛ばした浅倉の足元に行く。

浅倉は志島から吐き出されたダミーメモリーを手に取る。

変身を解除する浅倉に志島は足元に這っていく。

 

「浅倉、そのメモリーを早く私に・・・それが私になければお前は変身出来なくなるぞ!浅倉!」

 

志島の言ってる事は間違いではない。

しかし、浅倉は笑顔を志島に向けて自分の左掌を見せつける。

 

《ダミー》

 

メモリーを起動すると浅倉の掌になんとメモリーを挿すのに重要なコネクタが現れる。

 

「バカな!コネクタは1つの筈!」

 

「そんなの知るか、俺が言われたのはこれを使えばより祭りが楽しくなるってだけだ」

 

浅倉は自分にメモリーを挿す。

体がダミーに変化する前にデッキを前に突き出し、腰にベルトを装着する。

 

「変身」

 

浅倉は王蛇になる。

そして腰からカードを1枚出す。

そのカードは《ダミー》の記憶によって作られた《疾風》のサバイブカードだ。

 

「あれは!?」

 

「サバイブだと!?」

 

士と大樹もこの使い方に驚く。

杖型の召喚器のベノバイザーが左腕の盾型のベノバイザーツヴァイに変化して、蛇が模された口に疾風のカードを入れる。

 

《サバイブ》

 

ベノバイザーツヴァイから音がなり、浅倉は水に包まれながら、その姿を変えていく。

肩のアーマーから鋭い爪が生えて、体は一回りゴツくなり、顔がより蛇に近づく。

仮面ライダー王蛇サバイブの誕生である。

 

「そんな・・・私のメモリーが!?」

 

「もう俺のもんだ・・・お前、もう要らねぇよ」

 

《ソードベント》

 

ベノサーベルが召喚される。

本来ならば、サバイブによって更に変化した物が来る筈であるが浅倉はそこまでやらなかった。

王蛇サバイブのソードベントは鞭になり、浅倉的に使いづらかったのでそのままの方がやり易いからである。

浅倉の足元で絶望する志島。

 

「頼む・・・助けてくれ、死にたくない!」

 

浅倉に惨めにもしがみつく志島。

浅倉はそんな志島を蹴り飛ばす。

 

「うるせぇ」

 

そう言って浅倉は志島の頭を潰した。

血が大量に飛び散り、王蛇の頭から返り血を浴びて、本当に野生の生きてる獲物を補食してる蛇そのものに見える。

士も大樹もこの急な惨劇に動けずにワンテンポ遅れて浅倉に向かう。浅倉はそんな2人を横凪ぎにベノサーベルを振って2人を吹き飛ばす。

壁をいくつも破壊し、2人は変身を解除され、最初に鬼殺隊が集結していた広場まで飛ばされる。

 

 

 

 

 

 

 

●●●

少し前、明悟とカナエは何とか広間までやってこれた。道中、他の鬼に殺された隊士の骸だらけで2人は刀だけ回収してここまでやって来た。

鬼と奇跡的に遭遇しなかったのは明悟に宿るアギトの力に対して本能的に近づかない為だろう。

明悟とカナエは緊迫感に圧されながらも進んでいく。

そんな中、明悟が鉱山の道の次の曲がり角に何かがいるのを感じる。

敵か味方か、明悟には分からない。

カナエもその気配を感じる。

2人は警戒して、殺れるならば一気に殺れるように集中する。

 

深く息をする。

全身の細胞を活性化させて1秒でも早く、一瞬の隙を突き、一撃で相手を葬る為に・・・

静寂が場を支配し、上から落ちてきた水の滴の落ちた音が合図となり、2人も曲がり角にいる者も武器を振るうが、相手に当たる寸前で止まる。

何故なら、その相手とはしのぶとカナヲだったからである。

 

「義兄さん、姉さん!?」

 

しのぶは明悟とカナエに驚き、刀を鞘に戻す。

味方で安心するが一歩間違えれば死んだかもしれない状況に彼らに冷や汗が出る。

 

「しのぶ、カナヲ!」

 

カナエが2人を抱き締める。

1人死んだために遺してしまった家族。

色んな感情が出てくるがカナエはそんな事は考えずにただ単純に抱き締めた。

急な事にしのぶもカナヲも唖然とするが徐々に3人とも泣き始めて、明悟は彼女達に背中を向けて辺りを警戒していた。

暫くして、3人とも泣き止む。

 

「本当に姉さんなの?」

 

「うん、ごめんね。酷い事して」

 

「大丈夫よ、だって姉さんの妹だから」

「しのぶ・・・」

 

カナエとしのぶが話してると静かに黙ってカナヲがカナエに抱きつく。

カナエは微笑みながら頭を撫でてる。

明悟がそんな微笑ましい姉妹に近づく。

 

「申し訳ないけど、すぐにここから離れて見渡しの良い広間に行こう」

 

冷静に状況の説明を3人にする明悟。

3人ともすぐに仕事をする顔に戻り、それに頷く。

流石はプロである。

 

「しのぶ・・・この人がその・・・」

 

「津上明悟さんでしょ?大丈夫、もう知ってるから」

 

「あの、今しか言えないかも知れないから言わせて欲しいの・・・この人と結婚を認めて」

 

「「え?今やるの?」」

 

明悟としのぶが被りながらカナエにつっこむ。

カナヲも同じような顔をカナエに向ける。

カナエは明悟の腕に抱き付いてしのぶやカナヲを見る。

しのぶはそんな姉に呆れるが“笑顔“を向けた。

 

「もう認めてるよ・・・私からも姉さんをお願いしますね。義兄さん」

 

「あぁ」

 

「良かった~。しのぶ、ありがとう!やっぱりしのぶの笑顔は素敵ね!明悟さんもそう思うでしょ!?」

 

「ちょっと姉さん!」

 

「あぁ確かに素敵だよ」

 

明悟はカナエに言われて答える。

純粋にそう思ってただけで他意は全くないが、しのぶからしてみれば姉の前で言われて更に継子のカナヲの前なので結構内心恥ずかしい。

顔には全く出てないが姉であるカナエはそれが一発で分かった。

そしてそんな反応をするしのぶに近づいて抱き締めて、

 

「明悟さんには手を出さないでね、あの人のは全部私のなんだから」

感動の瞬間が台無しである。

明悟もそして視力が常人以上のカナヲもそのやり取りを確り見てて2人ともカナエに引いていた。

 

(何もこんな時に惚気なくても・・・)

 

そしてやられたしのぶは内心カナエに本気で呆れていた。

このままいると本気で危ないので4人で広間に向かう。

鉱山を進んでいくと、先を歩いていた明悟が疲れてアギトの力が鈍かったので曲がり角で誰かとぶつかる。

明悟はすぐに確認するとそれは零余子だった。

明悟はよろめただけで済んだが体格の小さい零余子はスッ転んで下着が見えていた。

すぐに気づいて隠すが顔を真っ赤にしていた。

因みに明悟はそれをチラリと見てしまったので気まずく目に手を当ててる。

 

「すまん」

 

そして耳朶をカナエに引っ張られる。

 

「い、痛い!」

 

「浮気は絶対に許しません」

 

「いや、違う!」

 

しのぶはいちゃついてる姉らを放っておいて、零余子に手を貸すが、零余子は1人で立ち上がる。

正直に言ってしのぶの持つ悪鬼滅殺の意思と言うか恨みが怖すぎて貸しを作りたくないのだ。

零余子と一緒に行動していた炭治郎達もやってくる。

 

「明悟さん!」

 

「ああ、炭治郎君。ってもういい加減にして!」

 

明悟がカナエの手を無理矢理外す。

 

「次は許しませんからね」

 

「だから、違うって」

 

「そうよ、こいつは好みじゃない」

 

零余子はカナエにそう言う。

めんどくさい事になりそうだったのでさっさと終わらせたかったのだが、カナエは余計にそれで火が付いた。

 

「なんでですか?明悟さんはかっこいいじゃないですか!」

 

「「どこにキレてるの?」」

 

明悟としのぶがカナエにつっこむ。

 

「私の好みはもっと保護欲が掻き立てられる男だ!」

 

「「なんで答えるの?」」

 

自分の男の好みを言ってる零余子に2人は更につっこむ。零余子は瞳を動かしてチラッと“善逸“を見るが眠った状態の善逸はそれに気づかなかった。

 

「それより、危ないからさっさと広間に行こう」

 

寝てる事で冷静になってる善逸の言葉に冷静になったのかカナエも落ち着いて全員で広間に向かう。

伊之助がさっきから仕切ってる善逸に怒鳴ってるが炭治郎が宥めていた。

そして初めて善逸を見たカナエは冷静な子だと勘違いして、何気に睡眠状態の善逸を見るのは初めてな明悟としのぶとカナヲは善逸が成長したと盛大に勘違いをしていた。

冷静に解説するが明悟が善逸と初めて仕事をしたのが鼓屋敷の時でその時、明悟は善逸の戦闘を見ていない。

列車でも善逸が本気で戦う前に明悟は別の車両に行き、吉原では確かに居たことには居たが暴走に近くて全く記憶になかった。

こうして誰もこの変な状況につっこみをいれないまま進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

他の柱達や隊士達や隠達も徐々に押され始めて、生き残ってる面々は広場まで戻ってくる。

轆轤も変身が解けてしまい、危うい。

大勢の隊士や隠がいるが、その数は最初の3分の1で100人を超えてるか超えてないか位だった。

 

四方八方を鬼に囲まれる。

 

「よし、てめぇら皆殺しにしてやる。掛かってきやがれ!」

 

実弥の威勢の良い掛け声に他の隊士や隠が鬨の声を上げるが、そんなんでなんとかなるほど戦闘は甘くない。

そして、そんな彼らを囲む鬼達の前に猗窩座、玉壺、半天狗、妓夫太郎、堕姫、そして王蛇サバイブの浅倉が囲む。

浅倉のサバイブや志島が居ないことに上弦の鬼達も疑問に思ってはいるがどうでも良いことなので聞かなかった。

 

ベンッ!

 

琵琶の音がなり、障子が現れて中から1人の男が出てくる。鬼と同じ赤い目に鬼と同じ障気を身に纏った邪悪・鬼舞辻無惨だ。

 

「無惨!」

 

唯一無惨を知っている炭治郎が無惨に吠える。

そして、全員が理解する無惨なのだと、コイツがいなければ全てこんな事にはならなかった。

恨みとか怒りとかそんな感情を超越した何かを無惨にぶつける隊士だが、無惨はそんなのを気にも止めない。

 

「黙れ、下等生物が・・・《青い彼岸花》は何処だ?」

 

無惨は《青い彼岸花》の事にしか興味がないが、それは鬼殺隊が流した嘘であり、この場で完全に騙されてるのは無惨1人だけである。

隊士は絶対に無惨にそれを明かさない。

少しでも長くこの場に居させる為に絶対に明かさない。

 

「まぁ良い。お前ら異常者を殺して手に入れれば良いだけの事だ」

 

「何?」

 

無惨の言葉に行冥が聞く。

 

「やれ家族を殺されたとか身内がどうとか、お前らは生きてるからそれで良いではないか、私のやってることは天災かなんかだと思えば良い。結局貴様らは生きたいとかそう言うのではなく、何かを殺したい根っからの異常者だ。もう異常者の相手は疲れた。ここで皆殺しにしてくれる」

 

あまりにも身勝手な言い分だった。

隊士達だけでなく、士や大樹もあまりの言い分に最早何も言えない。

一応、楽しいから無惨側についてる浅倉もバカだと思った。

全員の怒りが振り切れてもう何の感情も生まれない。

 

「ふざけんな!」

 

しかし、この男、津上明悟だけは違った。

 

「あ?」

 

「皆、必死に生きてる。いつかは皆死ぬ。それでも今に何かを残すために全力で生きたと納得する為に人は生きてるんだ。それを身勝手に奪っておいて何様のつもりだ!」

 

「死ねば全てが無駄だ。生きてる者がこの世で1番素晴らしい。つまり1000年生きてる私がこの世で1番価値があるのだ。貴様らの価値など石ころに過ぎない」

 

「石にだって魂は宿る。そしてそれは何年も何十年も何百年も何千年も時を越える意思になる。人とはそう言う物だ。生きてる事でしか何かを残せないならお前の“生きる“は何とも“薄っぺらい“な」

 

無惨は額に血管を大量に浮かべる。

明悟に言われた“薄っぺらな生“に死ぬほど無惨は腹が立った。

生きてるのが偉い。生きてるのが素晴らしい。だから長く生きてる自分はこの世で最も偉いと無惨は心の底からそう思ってる。無惨にとって誰かが自分に支配されるのは最早当たり前なのだ。

仮面ライダーの悪党は皆、誰かを支配したかった。

それは皮肉にもだが、全員が他者と言う者を少なくとも最低限の存在は理解していたからだ。

しかしコイツは違う。

他者と言う者を心の底から理解していない。

故にコイツの全てが“薄っぺらい“

 

「“意思“だと?そんなものは価値がない。現に私は1000年も生きてる。私の欲に比べれば貴様らの価値など何の意味もない!」

 

「そいつは違うな」

 

無惨の言葉に士が反論し、皆の前に出る。

無惨は突然遮った士を睨む。

 

「人は皆、誰かの意思を継いで生きてる。この男だってそうだ。自分の大切な人の意思を継いで戦ってる」

 

士は明悟を見る。

 

「それは自分と言う者を強くする。時には弱くなり、苦しむがそれを乗り越えた時に今よりもずっと強くなる。1000年も意思を継いで来たコイツらの意思に比べれば、お前の欲など取るに足らない“肥溜め“以下だ」

 

「貴様ぁ、一体何者だ!?」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」

 

士はカードを取り出す。

明悟もこの邪悪を倒すために前に出る。

2人ともベルトを腰に出す。

 

「「変身」」

 

《kamen ride decade》

 

「変身」

 

《kamen ride diend》

 

「変・・・身」

 

「変身」

 

大樹や轆轤、零余子も変身する。

五大ライダー集結である。

 

「この数相手に勝てると思ってるのか!?」

 

周りには大量の鬼がいてしかも上弦もいる。

唯一“黒死牟だけ居ない“がそれでも脅威である。

 

「海東、“あれ“でやれ」

 

「了解」

 

大樹は7枚のカードを出す。

そしてそれをネオディエンドドライバーに装填する。

 

《kamen ride hibiki》

 

《ibuki》

 

《zanki》

 

《touki》

 

《kirameki》

 

《nishiki》

 

《habataki》

 

仮面ライダー響鬼、威吹鬼、轟鬼、凍鬼、煌鬼、西鬼、羽撃鬼の計7大ライダーが召喚される。

 

「鬼だ」

 

「鬼だよな、あれ」

 

「鬼じゃねぇか」

 

鬼殺隊が響鬼達の存在につっこむ。

 

「鬼のライダーもいるのか?」

 

「どんなヤツでも誰かの為に戦えば皆ライダーだ」

 

「なるほど」

 

士の言葉に明悟が納得する。

パンッ!と行冥が手を叩いて全員を集中させる。

 

「誰であれ、悪鬼と戦うならば一先ずは味方だ」

 

行冥の言葉に他の隊士もとりあえず納得して共に構える。

 

「いけ」

 

無惨が鬼に命令する。

 

「行くぞ!」

 

明悟が仲間と共に敵に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

「岩の呼吸 肆の型 流紋岩・速征」

 

行冥が手斧と鉄球を振り回して鬼を殺す。

しかし、遠距離なこの型を掻い潜って攻撃を仕掛ける鬼が何体も行冥に向かっていくが、凍鬼が自慢の音撃金棒・烈凍でそれを宙に吹き飛ばす。

そして宙に吹き飛ばされた鬼を行冥が頭を鉄球で潰す。

鬼を憎んでる為に凍鬼に助けられても何も答えないが、遠距離は行冥が近距離は凍鬼がと息の合った戦い方をしていた。

凍鬼も吹き飛ばすだけでなく、烈凍で頭を潰してる。

 

 

 

 

「水の呼吸 拾壱の型 凪」

 

義勇が凪で近くにいる鬼の首を全て切り落とす。

鬼達が遠距離攻撃をしようと血鬼術の準備に入るが、煌鬼が自身の肩についてるシンバル型の武器の音撃震張・烈盤を投げて首を刎ねる。

この攻撃は鬼には効かずに再生されるが鬼を足止めするには完璧で義勇はその隙に近づいて、再生した鬼から首を跳ねていく。

 

(感謝する)

 

ここでも口下手は変わらず、言葉を言わずに目配せだけをする義勇。煌鬼は何を言おうとしてるのか理解したのか手で返事をしてしまい。

義勇の口下手が悪化したのは言うまでもない。

 

 

 

 

「風の呼吸 壱の型 塵旋風・削ぎ」

 

実弥が何体もの鬼の首を抉り斬っていく。斬った後の隙を付こうと他の鬼が突っ込んでいくが、威吹鬼が音撃菅・烈風で撃ち怯ます。

その隙に実弥が首を跳ねる。

 

「邪魔すんじゃねぇ」

 

どんな鬼でも関係なく憎い実弥は威吹鬼を威嚇してさっさと鬼を斬っていく。

威吹鬼はそんな事は全く気にせずに烈風でサポートしていた。

 

 

 

 

 

「霞の呼吸 肆の型 移流斬り」

 

無一郎が地面を滑り、相手の足元に行って首を刎ね上げる。

他の鬼がすぐさま無一郎に攻撃しに来る。

 

「獣の呼吸 肆の牙 切細裂き」

 

伊之助がその鬼の首を斬る。

前方位に六連撃の斬撃を浴びた鬼は首を刎ねられて倒れる。

 

「グハハ、どうだ!?」

 

「(変な頭)」

 

威勢が良い伊之助の被り物の頭に疑問を持ってる無一郎だが、すぐに鬼との戦闘に戻り、伊之助もまたすぐに戦闘に戻っていく。

 

 

 

 

「音の呼吸 壱の型 轟」

 

天元が二本のバカでかい日輪刀で鬼の首を刎ね飛ばす。

そして後ろでは轟鬼が自分の大剣の音撃弦・烈雷にバックルを装着させた音撃震・雷轟で斬っていた。

しかもその度にエレキギターの音が派手に鳴りまくってるので天元は内心その武器を羨ましそうに見ながら斬っていた。

 

 

 

「恋の呼吸 壱の型 初恋のわななき」

 

蜜璃が自分の“長く鞭のようにしなる日輪刀“を新体操のようにアクロバティックに体を動かしながら、常人以上の筋力と猫並の柔軟性で鬼の首を斬りまくっていた。

そして近くでは西鬼が音撃三角・烈節で鬼の首を絡めて地面に叩き伏せたり、顔面を殴ったり、これまた蜜璃に負けず劣らずの柔軟性を発揮してアクロバティックに鬼を相手にしていた。

 

(柔らかい体に野性的な男性、素敵)

 

西鬼を純粋に素敵と思いながら蜜璃は戦っていた。

 

(あの鬼、切り捨ててやる)

 

「蛇の呼吸 壱の型 委蛇斬り」

 

近くでは小芭内がアクロバティックに暴れまわり、蜜璃と連携してる西鬼に多大な嫉妬をしていた。

(恋とは恐ろしいね)

 

大樹もその隣で小芭内の中でひしめく嫉妬深さに引きながらも鬼と戦っていた。

 

 

 

 

 

「炎の呼吸 壱の型 不知火」

 

「なめるな!」

 

杏寿郎が大きな踏み込みと共に猗窩座に袈裟懸けをやるが猗窩座は弾いて杏寿郎に殴りかかる。

しかし、轆轤がその拳に対して自分の拳に光を纏わせて殴り、吹き飛ばす。

そして響鬼が自分の口から炎を出して猗窩座に喰らわす。

いくら再生すると行っても炎には違いないのでたまらず後退する。

 

「2人ともありがとう!」

 

「行くぞ!」

 

「勿論だ」

 

3人は猗窩座に向かっていく。

 

 

 

 

 

「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃・八連」

 

善逸が堕姫の首を斬ろうと居合い斬りを何回も堕姫に仕掛けるが、恐ろしいほど柔らかい首を斬れないでいた。

 

「そんなのが効くか!死ね不細工!」

 

帯が善逸に向かっていく。

 

「死なせるか!」

 

しかし、零余子がそれを受け止める。

光を手に纏わせて帯を落としていく。

 

「このクソ女!」

 

「うるさい女狐!」

 

堕姫と零余子の戦いに善逸は堕姫の隙を付きながら斬りかかっていた。

 

 

 

 

 

 

「撃て撃て撃て!!」

 

ショットガンを持った隠が同じくショットガンを持ってる玄弥の合図で上弦の肆の半天狗に弾をぶちこみ捲るが半天狗はあろうことかどんどん分身していく。

 

「死なねぇぞ!?」

 

「構うな撃て!」

 

本来ならば半天狗は血鬼術で吹き飛ばす事も出来るが休まずに飛んでくる銃弾の雨に想像以上に体を分離させられて思うように近づけなかった。

 

 

 

 

「花の呼吸 壱の型 飛び花車」

 

「ヒョヒョ、無駄無駄」

 

カナエの斬撃を玉壺はなんなくと避ける。

 

「速いね」

 

「そんな遅い攻撃なぞ当たらりはしませんよ」

 

余裕ぶってる玉壺。

 

「蟲の呼吸 蝶ノ舞い 戯れ」

 

しのぶが最速の突きを玉壺に放つ。

鬼殺隊で最速の突きに驚くが、玉壺はその突きを頭にかすり傷を負いながらも避ける。

 

「ヒョヒョ、無駄だと言うことが分からないのか!?」

 

「それはどうですかね?」

 

「何?・・・な!?」

 

玉壺の体がしのぶの日輪刀についてる毒で溶けていく。

しかし、玉壺は腐っても上弦。

なんとか毒を解毒してカナエとしのぶの姉妹を睨む。

 

「この小娘どもがぁ」

 

「私、既婚者なんだけどな」

 

「姉さん、それは関係ないんじゃ?」

 

姉妹は玉壺相手に戦闘する。

 

 

 

 

 

 

 

「ヒノカミ神楽 円舞」

 

「花の呼吸 漆の型 渦桃」

 

「血鬼術 跋扈跳梁」

 

炭治郎とカナヲの斬撃を防ぐ妓夫太郎。

 

「舐めんじゃねぇ!」

 

妓夫太郎は炭治郎とカナヲ2人に接近戦をして炭治郎を吹き飛ばす。

岩盤に叩きつけられそうになる炭治郎だが、羽撃鬼が飛んでそれを助ける。

 

「ありがとうございます!」

 

礼を言う炭治郎。

羽撃鬼は槍型の音撃吹道・烈空で2人と一緒に妓夫太郎に攻撃する。

 

 

 

 

 

「無惨!」

 

「アギトォ!」

 

明悟がバーニングフォームになり、カリバーで無惨に斬りかかる。

 

「てめぇの相手は俺だ!」

 

浅倉がその間に入り、ベノサーベルてそれを受け止める。

 

「お前!?」

 

「楽しもうぜ!」

 

「津上、志島のメモリーはそいつの中にある!」

 

士は明悟に《ダミーメモリー》が浅倉の中にある事を伝えて無惨に向かっていく。

 

「来るなぁ!」

 

無惨が手を鞭に変えて士に向かって撃つが戦士でない無惨の攻撃なぞ士には全く効かず、それを弾いてライドブッカーで何回も無惨を斬る。

鮮血が飛び散るが無惨はそれを瞬時に再生させる。

 

「離れろ!」

 

無惨が力任せに士を吹き飛ばす。

このままだと命が幾つあっても足りないので無惨は逃げると決める。

 

ベンッ!

 

琵琶の音がなり、逃げる為の障子が現れる。

 

「逃がすか!」

 

《final attack ride decade》

 

士はライドブッカーをガンモードにして障子目掛けてディメンションブラストを放つ。

ディケイドやディエンドの持つ能力は「設定無視」。

ありとあらゆるその世界の法則を破壊できる。

それゆえに血鬼術でできた障子を“破壊“する。

その爆風で無惨は吹き飛ばされる。

 

「何だと!?」

 

「今だ!」

 

吹き飛ばれた無惨に響鬼達、鬼が向かう。

羽撃鬼が自分達の技の“清めの音“を増幅させる鬼石を無惨に撃ち込む。

勿論、無惨は“清めの音“では死なないがそれでも時間稼ぎにはなる。

 

「音撃奏・旋風一閃」

 

烈空をフルートのように使い、清めの音を無惨に浴びせる。

さすがの無惨も音の攻撃は防ぎようがなく、耳を抑える。

 

「音撃殴・一撃怒涛」

 

腰の音撃鼓を空中に投げて銅鑼を出現させて、烈凍で叩く。

苦しむ無惨。

 

「音撃拍・軽佻訃爆」

 

烈盤をシンバルのように叩き、無惨に浴びせる。

「音撃響・偉羅射威」

 

烈節をトライアングルのようにして音を無惨に浴びせる。

 

「音撃射・疾風一閃」

 

腰に着けてる鳴風を烈風につけてトランペットのようにして無惨に音を浴びせる。

そしてすかさずに轟鬼が無惨の腹を轟雷で貫く。

 

「音撃斬・雷電激震」

 

轟雷をエレキギターのように激しく引く。体に直接撃ち込まれてるせいか、無惨は今まで以上に苦しむ。

 

「やめろぉ!」

 

轟鬼の雷電激震を無理矢理終わらせて轟鬼を吹き飛ばすが無惨はフラフラだった。

その時、響鬼の音撃鼓が無惨に打ち込まれる。

そして無惨の体で大きくなる。

 

「音撃打・爆裂強打!」

 

ドドン!

と特大の音を立てて無惨を吹き飛ばす。

無惨は地面を転がりながらもなんとか立ち上がるが、足からドンドン爆散していく。

 

「あぁぁぁぁぁぁーー!!!」

 

叫びながら、無惨はそのまま、爆散し、完全に肉片になる。

 

「やったか!?」

 

無惨のこの状態に誰もがそう思うが、これで済んだら1000年も生きていない。

無惨の肉片はくっつき始めてそして全裸の無惨が出てくる。

 

「おのれ、ゴミどもがぁ」

 

爆散しても再生する。

普通なら心が折れるような状況であるが、響鬼達が無惨に技をぶちこんでる間、上弦を抑えてた柱達と役割を交代して再生して油断してる無惨の首を取ろうと全柱が無惨に斬りかかる。

 

全方位逃げ場なしの斬撃が無惨に襲いかかる。

流石の無惨もこの攻撃はヤバイと感じたのか、自らの肉体を肉片から再生したにも関わらず、もう一度爆発飛散をしてバラバラにして回避する。

 

「冗談でしょ!?」

 

あまりの避け方に蜜璃は声を上げる。

 

ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!ベンッ!

 

琵琶の音が鳴り響き、全ての肉片を回収し、重要な戦力の上弦も一緒に回収する。

 

後一歩の所まで追い詰める事が出来たが結局逃げられてしまった。

 

鬼殺隊としてこれは痛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

一方その頃、浅倉と戦ってる明悟は互角だった。

カリバーとベノサーベルがぶつかり合い、想像以上の金属音が鳴り響く。

 

「楽しいなぁ!」

 

「お前は何で鬼の味方をする!?何で人を殺す!?」

 

「知るか、イライラが収まるからだ!」

 

バーニングフォームになっているが王蛇のサバイブはそれを越えて明悟を追い詰めていく。

 

「もっと楽しませろ!」

 

サーベルで明悟を吹き飛ばす。

明悟は壁を砕きながら、鉱山の外の崖まで吹き飛ばされてしまう。

浅倉もそれを追って、外でもうすぐ朝がやってくる夜空で戦う。

明悟も力は上がっててなんとか浅倉に攻撃は効くが度重なる激戦の上にサバイブになった王蛇の防御力、そして浅倉の常人以上のタフさに押される。

そしてカリバーを弾き飛ばされ斬り飛ばされる。

地面をゴロゴロと転がり、明悟は伏してしまう。

「もっと楽しませろ!」

 

倒れてる明悟に向かって斬りかかる浅倉。

 

「あなた!」

 

しかし、全力で走ってきたカナエがカリバーを持ってそれを防ぐ。

 

「カナエ!」

 

「なんだ、邪魔するな!」

 

浅倉はカナエをサーベルで吹き飛ばす。

カリバーで受け止めはしたが、カナエも地面に倒れてしまう。

しかし、カナエは気丈にも浅倉を睨む。

それを見た浅倉はイライラする。

 

「昔、同じ目で俺を見た女にそっくりだ・・・俺の中にお前が生きてるメモリーがあるって知ってんのか?」

 

浅倉はカナエにそう言う。

別に言わなくても良いが狼狽える姿は見て楽しいので言う。

 

「それがどうしたの?」

 

しかし、カナエの目に宿った輝きは変わらない。

 

「私がここで消えても、私の意思は伝わってる。だから構わない。それよりも大切な人を守れなかったら一生私は後悔する。だから私は戦う!」

 

その目に宿る光輝く刃のような意思・《光輝の意志》はカナエを立ち上がらせて、浅倉に対して対抗させる。

浅倉はその目に対してイライラし、カナエを殺そうとサーベルを振りかざすが立ち上がった明悟がカナエの前に来てそれを受け止める。

 

「お前!」

 

「あなた!?」

 

「俺だって、大切な人を守りたい。守れなかったら後悔する。お前には居ないのか!?」

 

「そんな物はいねぇ」

 

「なら、俺は負けない」

 

「あぁ!?」

 

サーベルに力を込めて斬り伏せようとするが明悟は全力でそれを離さない。

 

「離しやがれ!」

 

「誰かの為に戦うなら、それが俺の意志だ!」

 

明悟は浅倉にアッパーを繰り出して吹き飛ばすがなんなくと立ってほぼ無傷だった。

明悟はカナエを守ろうと体を浅倉に向けるが膝をつく。

 

 

 

《その時、不思議な事が起こった》

 

 

 

ついに朝日が出てくる。

そして明悟のバーニングフォームは太陽の光に包まれる。

オルタリングが太陽の光に反応して輝く。

浅倉もカナエもその強烈な光に顔を隠す。

 

バーニングの装甲がひび割れて中から光があふれでてくる。

そしてひび割れた装甲を弾き飛ばし、その姿が《変身》する。

マッシブな体型だったバーニングとは違い、バランスの取れたグランドに近くなり、装甲が光輝いてる。

 

仮面ライダーアギト シャイニングフォーム

 

光輝く刃の意志を持った彼に相応しい姿に進化した。

 

 

光が収まり、カナエと浅倉もその姿を見る。

浅倉は新しい姿に楽しくなり、カナエはその姿に見惚れる。

 

「カナエちゃん、君を守る為に戦う。それが俺の居場所だ!」

 

明悟はそう叫んで浅倉に殴りかかる。

バーニングとは比べ物にならないほどに速くなっており、浅倉はそのまま殴り飛ばされる。

 

「良いぜ、楽しもうじゃねぇか!」

 

浅倉はサーベルを捨てて明悟に殴りにかかるが明悟はそれを上手く受けて腹を殴る。

常人以上のタフさで再び殴りに行くが受け流されて、顔面に思いっきり回し蹴りを食らう。

浅倉はそれで倒れる。

 

「まだだ」

 

《ファイナルベント》

 

浅倉はカードをベノバイザーツヴァイに装填して最後の必殺技を放つ為に構える。

自身の使役モンスターのベノヴァィパーが現れる。

浅倉は飛び上がり、ベノヴァィパーはその浅倉を後押しするかのように毒液を放つ。

そして毒液を右足に纏った浅倉が明悟目掛けて飛んでくる。

 

 

明悟も自身の技を放つ為に腰を落とす。

アギトの紋章が宙に浮かび、明悟はそこを潜る形で飛び蹴りを浅倉目掛けて放つ。

 

「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」

 

2人のライダーキックが激突し、辺り一面に衝撃波を放つ。

他の隊士達もそれに気づいたのか柱や士や響鬼達も外に出てその光景を目にする。

 

そしてやがて明悟のライダーキックが浅倉を貫く。

 

「バカなぁ!!」

 

浅倉はもう死にかける一歩手前であるが持ち前のタフさで何とか立ち上がる。

そして地面に降りてきた明悟を後ろから襲う。

明悟はシャイニングカリバーを出現させて、二刀流のツインモードにしてその攻撃を弾く。

 

「花の呼吸 光の型 百花王蘭」

両手のカリバーを巧みに操り、明悟は浅倉を吹き飛ばす。

最後の明悟の攻撃を受けても意地で立ち上がる浅倉。

 

「フフフ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!楽しかったぜ」

 

しかし、とうに限界を越えた浅倉は倒れ、爆発してしまう。

《ダミーメモリー》もそれと同時に外に出るが爆散する。《ダミーメモリー》が爆散したことでカナエの体は光になっていく。効果が切れてカナエは再び《死ぬ》のだ。

 

「姉さん!」

 

「しのぶ、良いの。これが運命なの、私はあの世で待ってるからおばあちゃんになって来てね、約束よ」

 

しのぶがカナエに近寄るがカナエはしのぶにそう言って笑顔を向ける。

 

「カナエ!」

 

明悟が変身を解いてカナエに近づく。

カナエは明悟に真剣な表情を向ける。

 

「最後に聞きたい事があります、答えてくれますか?」

 

「何?」

 

「私といて幸せでした?」

 

「あぁ、君は?」

 

「幸せでした。私待ってますから」

 

「あぁ、絶対に行く。君に恥じない生き方をして、絶対に俺は君の元へ行く。」

 

「「約束だ(よ)」」

 

笑い会う2人。

そしてカナエが光の粒子になって、髪飾りとペンダントだけ落ちた。

明悟はそれを取り、ハットの鍔を目に当ててなく。

ハードボイルドな男ならばこれで泣くことが分からないが明悟は違う。

声を出してはいないが涙が頬に伝わり、全く隠せてない。

しかし、その涙は別れを悲しむだけではない。

また会うと約束できた事に対する嬉しさもある。

 

 

こうして、鉱山での激戦は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

3日後の産屋敷の庭。

士と大樹が耀哉と包帯を巻いた明悟や轆轤、零余子や柱達の前にいた。

 

「もう行くのか?」

 

「あぁ、俺の旅はまだまだ続くからな。邪魔して悪かった」

 

「本当ね」

 

「海東、お前のせいだと言う自覚はあるのか?」

 

「さぁね」

 

大樹はそのまま先にオーロラを作って去っていく。

士はそんな大樹に呆れるが、自身も旅を続けるために去ろうとするが懐から1枚の写真を取り出す。

 

「おい、津上」

 

そしてそれを器用に明悟に投げ渡す。

明悟はそれをまた器用に取る。

 

「またな」

 

士はそう言ってオーロラの中へ去っていった。

明悟は写真を見ると自分とカナエが笑いあってる姿が合った。

どこかぼやけてどこか重複して不思議な魅力を持つ写真だった。

 

「またな、“仮面ライダー“」

 

明悟はそう言って写真を懐にしまう。

胸には蝶のペンダントが光輝いていた。

 

他の柱や耀哉と一緒に屋敷に戻っていく。

彼らの戦いはまだまだ続く。

しかし、この数奇な幸運に明悟は感謝しながら、生きると心に誓ったのであった。




はい、1ヶ月位続いた大正ビギンズですが漸く完結です。
いやぁ、長かった。
文量も書きたいことが山ほどあって凄く多くなりました。
次回は今回の半分ぐらいでやりたいと思います。

それでは、諸々の整理といきます。



《アギトと鬼》
今作では両方とも火のエルから産まれたものであり、互いに別の進化をした存在となっております。
仮面ライダーは敵と同じ力を使うのが仮面ライダーたる条件ですのでここが難しかった。

《青い彼岸花》
原作で明かされてる設定を全て壊さずにアギトの力が集結して出来た物と設定しました。

《花の呼吸 光の型》
明悟だけのオリジナルの型で、アギトの力でやってるので花の呼吸と銘打つ事はしなくても良いが明悟にとってこの型はあくまでも今まで見てきたカナエの花の呼吸の動きの延長線上にあるのでそう言ってる。

《明悟の花の呼吸》
アギトの力で花の呼吸を再現している。
もはや呼吸でも何でもないがカナエの呼吸なのでそう言ってる。

《バーニングフォーム》
業火の力で戦う姿。
興奮して暴走ぎみになりやすい。
氷とか冷気を操る敵には最高の威力を発揮する。

《シャイニングフォーム》
アギトが更に進化した姿。
太陽そのものと言って良い輝きは下手な鬼だと触れるだけで倒せてしまうがまだ太陽の光を直接浴びないと変身できないので夜戦になる鬼との戦闘では変身できない。

大体、これが今回の大正ビギンズで明かした諸々の設定とかになりますかね。




ー今週の初期構想ー
作「はい、今週の初期構想の時間です。今回は大正ビギンズでも出てくれた門矢士と海東大樹さんに来ていただきました」

士「どうも!」

大樹「よろしくね。って早速聞いて良い?何で僕はあんなに影が薄かったの?」

士「俺もだ」

作「最初はもっと活躍シーンがあったんだけど余りにも長すぎて泣く泣く切った、そもそも出した理由が明悟に仮面ライダーと名乗らせたいだけだったから、ぶっちゃけると特に活躍シーンの配分とか考えないまま、行ってたら」

大樹「切るはめになったと」

士「バカか?」

作「バカですよぉー。まぁでも初期から出したかったから出せて良かったよ。おまけに話の展開も初期構想からほぼ一緒で良かった」

士「そりゃ良かったな」

作「今回も響鬼達だけでなく、電王を出したかったけど止めた」

大樹「理由は?」

作「長くなりすぎる」

士・大樹((こいつは正真正銘のアホだ))

士「何で響鬼達7人の戦鬼を出したんだ?」

作「鬼のライダーと言ったら響鬼だろ?出すにはちょうど良かった。組分けを考えてるのも楽しかったし」

大樹「整理すると、行冥が凍鬼、義勇が煌鬼、実弥が威吹鬼、僕と小芭内と蜜璃が西鬼、天元が轟鬼、炭治郎とカナヲが羽撃鬼、杏寿郎と轆轤が響鬼か?」

士「組分け方は?」

作「行冥と凍鬼は僧なので、義勇と煌鬼に関しては義勇が水の呼吸で煌鬼は水中戦をやってたから、実弥と威吹鬼に関しては風なので、大樹と小芭内と蜜璃と西鬼に関しては西鬼が虎がモチーフなのと蜜璃の呼吸が猫関連、そしてそれに合うように蜜璃には小芭内が、西鬼には泥棒繋がりで大樹がついた。天元と轟鬼に関しては派手派手なコンビに音の呼吸が雷の呼吸からの派生を生かしてこうなった。響鬼と杏寿郎に関しては炎繋がりで」

士「羽撃鬼は?」

作「実は最初は明悟と組み合わせて妻子ライダーコンビって感じだったんだけど、どうも明悟と一緒だと上手く処理できずに、そこで炭治郎とカナヲと言う若い2人におっさんにしてみた。飛べる能力からサポートに向いてるしね」

大樹「上手く言ってないよね」

作「やかましい!」

士「電王を出さなくて正解だったな」

作「本当、出したら絶対に処理できなかったもん」

大樹「まるで上手く言ってる言い方だけど出来てないからね」

作「うるさい」

士「さて、僻んでるコイツはほっとこう。次週は再び、ギャグ回らしい。なんとリアルおままごとをまたやるからな」

大樹「批判感想質問は随時受け付けているので気軽にどうぞ!」

3人「「「それでは皆さん。また会いましょう」」」








作「次週のリアルおままごとと初期構想にはしのぶと義勇が出るぞ」

士・大樹((しのぶの胃に穴が開くんじゃねぇ?))

大正ビギンズの主題歌は何にしましょうかね?(このアンケートはあくまでも読者の皆様に読んでる時にBGMとして聞いてほしいと思う曲を選ぶ物です。1番多い物はビギンズか終わり次第、章の名前に付け加えます)

  • ONE WORLD
  • Bright our future
  • 事件だッ!
  • Be the one
  • 我ら思う、ゆえに我らあり
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