鬼滅の刃~太陽の化身~   作:怪獣馬鹿

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第2話です。
とりあえず、柱会議まではある程度の流れが思い付いたので週一ペースで頑張りたいと思います。


二人の剣士

明悟は一人のんびり、団子屋にいた。

ここでのんびりいるのに今回はまともな理由がある。

今回組むことになった竈門炭治郎と我妻善逸を待っているのだ。

しかし、一向に来る気配はない。

明悟は待ち合わせに遅れたかな?と思いながら、30皿目の団子を食べる。

鬼殺隊の甲の為に金には全く困ってなく、日輪刀は竹刀袋に入れて誤魔化してる。

まぁダスターコートとカトルマンハットなんてアメリカンな格好をした男が団子屋でそんなに団子を食ってたら目立ってしまうが明悟はその事を一切気にしなかった。

因みにこの2つの明悟の一張羅はお館様が明悟が20歳になった時に祝いとして渡した物だ。

コートがお館様からでカトルマンハットが夫人のあまねからだ。

明悟も二人に簪と羽織を渡した。

以来、明悟にとってこの2つは何がなんでも守りたい物の1つだ。

 

「あの~、すみません。津上明悟さんですか?」

 

明悟の元に一人の箱を背負った少年が来る。

明悟にはアギトの超能力でその中に鬼がいると感覚的にわかった。

 

「そうだけど、君は?」

 

「俺の名前は竈門炭治郎です!階級は「ちょっと待って」・・・はい?」

 

炭治郎の言葉を明悟は遮り、炭治郎の耳に自分の口を近づける。

 

「俺達は政府に認可されてない非公式の組織。こんなところで関係のある言葉は言わないで」

 

「すみませんでした」

 

「さて、団子でも食べる。“君と背中の鬼の子も“」

 

その言葉に炭治郎の体にとんでもない冷や汗が一気に溢れ出る。

明悟は炭治郎の耳から口を離して、眼と眼が向き合う。

炭治郎には明悟が恐ろしい人物に見えるが明悟の眼には年相応に怯えた少年に見えた。

 

「いる?」

 

「いりません」

 

「そう?ご主人、勘定お願いします!!」

 

明悟は団子屋の主人に勘定を払って、先に進むことにした。

善逸に対しては遅れた事もあるし、それよりも炭治郎の方に明悟の興味が行った為に烏には合流出来なかったと言うつもりだった。

 

 

 

 

●●●

田舎道を歩く2人・・・3人かな?

とにかく彼らは田舎道を歩いていた。

炭治郎は足と肋骨が折れてる為に少し歩き方がぎこちなかった。

沈黙が長い。

 

 

「さて、周りに人がいないし、聞いても良いかな?背中の人は誰?」

 

「・・・妹です、お願いします!禰豆子は決して人を襲いません!2年も眠り、人を1人も食べてません!どうか、信じてください!」

 

背中の箱を下ろし、頭を下げる炭治郎。

その姿は本当の真実を話しているだろうと明悟は直感した。

柱や他の鬼殺隊の隊士では彼の願いを聞けないだろう。鬼を心底憎み過ぎたし、身内すら手にかけて冥土に送った隊士もいる。

恐らく禰豆子だけが特別な存在なのだろう。

妬みや憎しみに近い感情が普通の隊士なら沸く。しかし、明悟にはその感情がない。鬼を恨んでもいなければ身内を手にかけた記憶もない。それ以外の記憶すらも・・・故に明悟からしてみれば炭治郎の言ってる事がわからない。

まるで自分が禰豆子を殺そうとしてるような雰囲気になってるのに明悟は少し引いていた。

 

「ちょっと、そんな人殺しに躍起になってる人みたいに言わないでよ。俺は別に禰豆子ちゃんだっけ?・・・殺さないよ」

 

明悟の言葉に炭治郎は頭を上げる。

 

「本当ですか?」

 

「うん、だって俺には殺す理由が無いもん。ほら立ってさっさと任務に行こう」

 

何の問題の欠片もないように話す明悟。炭治郎は持ち前の超人的な嗅覚を使って明悟を嗅ぐがよく分からない。優しいのか厳しいのかどんな匂いをしているのか炭治郎には分からなかった。

 

「どうしてなんですか?」

 

「だって、俺は鬼に恨みも怒りも無いから、殺す理由がない」

 

炭治郎は思った、鬼に恨みがない人間がどうして鬼殺隊に所属しているのか・・・

 

「何で鬼殺隊にいるんですか?」

 

「鬼に恨みがないのにかい?・・・ここが俺のいるべき場所だからかな?」

 

「いるべき場所?」

 

「誰だっていつかはその場所を見つけると思う。けどそこに行くには色んな事がある。それを探してたらここに着いちゃったって感じかな?」

 

「ずいぶん・・・「適当?」・・・・すみません」

 

「良いよ。自分でもそう思うしね。とりあえず、俺は禰豆子ちゃんを攻撃する気はないよ」

 

大きく胸を伸ばす明悟。

禰豆子に対してもう何も言うつもりは無いのだろう。

前を歩く明悟。

炭治郎はとりあえず、禰豆子には何もしてこないと判断した。

匂いは相変わらずよく分からなかったが、まるで太陽のように感じた。

太陽のように光を人に当てるがそれが自分を照らす物が焼き付くす物が誰にもわからない“太陽“のような感じがした。

 

「さて、炭治郎君が遅れたのは足の骨と肋骨の問題からかな?」

 

「分かるんですか!?」

 

炭治郎は話していない骨折の事を言われて驚く。

 

「歩き方が少しぎこちないし、さっきからの受け答えを見るに根は堅物って程の生真面目。体に不調がある。歩き方で足の骨折、無意識に浅く息をしてる事から肋骨の骨折もね。まぁもともと浅い息の仕方なのかも知れなかったから、肋骨に関しては山勘かな?」

 

山勘でも恐ろしいくらいの的中率である。

炭治郎は明悟に隠し事は無理だと悟った。

不安が強くなったが道中を歩いていると明悟がただの人の良い人間だと分かってきた。

料理が好きで偏食が殆どない。

外国の知識も豊富で極めて冷静沈着。

好きな小説が昔、新聞で連載されていた『血染め壁』と森鴎外が翻案した『病院横町の殺人犯』。

自分でそのまま別の小さい綴方草稿帳に書き写して持ち歩いていた為にそのまま炭治郎に貸した。

分からない文字は無いが、いかんせん言葉使いが難しくてわかりずらかったが明悟はそれを丁寧に教えた。

あと、かなりの達筆だった。

 

そんな中で無事に打ち解けるようになった時に雀が一羽3人の元へやってくる。

炭治郎は雀の話してる事を理解したが明悟には出来なかった。まぁ、大分必死で何かを伝えようとしてるのが分かった。

雀に先導されて後を追う炭治郎。

明悟はその後を付いていく。

するとそこには金髪の炭治郎と同じ年くらいの鬼殺隊の隊士が一人の女性に汚い高音の泣き言を言いながら、しがみついていた。

炭治郎がすぐに近づいて女性から金髪の隊士を引き剥がして明悟もそれを手伝った。

 

「何してるんだ、道の真ん中で!!その子は嫌がってるだろう!?それと雀を困らせるな!!」

 

「あ、隊服・・・お前は最終選別の時の・・・」

 

「お前みたいな奴は知人に存在しない!知らん!」

 

「えー!!会っただろうが!会っただろうが!お前の問題だよ!記憶力の差!」

 

明悟はコント染みた事をやってる二人をほっといて女性に近づく。

 

「もう大丈夫ですよ。安心して家に帰ってください」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「おい~!!」

 

明悟は金髪の隊士が何かを言う前に口を塞ぐことにした。めんどくさいから・・・

 

「この人はこうやって抑えてますので」

 

「ありがとうございました!さようなら!」

 

女性はそのまま去っていく。

明悟は女性の姿が見えなくなると金髪の隊士を離した。

 

「待ってよ~、見捨てないで~。」

 

「お前、もうやめろ!」

 

「何だよ!何で邪魔すんだよ!お前らには関係ないだろ!」

 

炭治郎は金髪の隊士のやってる事に対して引いていた。明悟も少しだけ引く。

 

「やめろー!なんでそんな別の生き物を見るような目で俺を見てんだ~!お前ー!責任取れよ!お前のせいで結婚できなかったんだからーー」

 

炭治郎は金髪の隊士の言い分に遂にゴミをみるような目で見る。明悟も完全にドン引きしていた。

 

「なんか喋れよ!」

 

「とりあえず、その性格じゃ結婚は無理だね」

 

ナチュラルに人の琴線に触れる明悟。

 

「いいか!俺はもうすぐ死ぬ!次の仕事でだ!俺はな!ものすごく弱いんだぜ!なめるなよ!俺が結婚できるまでお前らは俺を守れよな!」

 

「俺の名は竈門炭治郎だ!」

 

「そうかい!ごめんなさいねー!」

 

「俺は我妻善逸だよ~!助けてくれよ炭治郎~!」

 

その後の事は割愛する。

善逸は借金して育手の師匠に肩代わりをして貰い、鍛えられて選抜試験に放り出されて何故か生き残ってしまい、精神的に疲れた所でさっきの女性に心配の声を掛けられたら、勘違いしてああなっていたとの事。

 

「何とも運が良いのやら悪いのやら・・・あ、俺は津上明悟。階級は甲だよ」

 

「甲って柱のすぐ下の・・・」

 

「そう、その甲」

 

すると善逸は明悟にしがみついてきた。

 

「お願いします!助けて!助けて下さい!守ってください!お願いします!!」

 

明悟は頭を掻く。

別に守る事に関しては了承する気だが、ここまで強烈に悲観的だと守るよりも最低限の命を守るだけにした方が身のためになるのでは?とわりとキツイ事を考えてた。

 

「とりあえず、任務に行こう。怖かったら見るだけで良いから」

 

明悟は善逸を立たせる。

善逸は明悟からの言葉に安心したのか泣き止んだ。

 

「ほら、炭治郎君も善逸君も任務に行こう」

 

「はい!」

 

「・・・はい」

 

明悟からの言葉に反応が違う二人。

めんどくさく感じそうだが、明悟は意外にも楽しんで二人を見ていた。

性格が違いすぎるから関わってても飽きないと言うマイペースな考えからだ。

歩き始めると善逸の腹がなる。

 

「善逸君、どうしたの?」

 

「すみません。安心したら腹がへって」

 

「じゃあ、これ食べるか?」

 

炭治郎が自分の懐から笹の葉でくるまれた1つのおにぎりを出す。

 

「ありがとう」

 

善逸はそれを取る。

 

「炭治郎は食わないの?」

 

「うん、それだけだし俺は良いよ」

 

すると善逸はおにぎりを綺麗に割る。

 

「ほら、半分食えよ」

 

善逸はそう言って半分のおにぎりを炭治郎に差し出す。

炭治郎もそれを貰い、食べる。

明悟はそんな二人の様子を微笑ましく見ていた。

ぶっきらぼうだし、変に上から目線な感じで言ってるけど厳しい生真面目で優しい善逸とどこまでも優しい炭治郎。

明悟は懐から笹の葉でくるまれたおにぎりを出す。

 

「二人とも、それだけだと体力が持たないからこれも食べて良いよ」

 

「「いいんですか?」」

 

「良いよ、俺は団子を結構食べてるから」

 

「「ありがとうございます」」

 

二人とも同時に食べる。

明悟は何だが弟が二人いるように思えてきた。

こうして彼らは任務に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

●●●

山奥の屋敷に着く明悟達。

途中で善逸が鎹烏にビビると言うコントはあったが特に問題もなく屋敷に着いた。

しかし、屋敷を見るなり明悟、炭治郎、善逸の目が変わった。

炭治郎は自信の嗅覚が屋敷から漂う強烈な血の臭いに冷や汗を欠き、善逸は異常に発達した聴覚で屋敷内の様子にビビり、明悟はアギトの超能力で屋敷の中から漂う気配に目を開いた。

 

「血の臭いがする」

 

「臭い?そんな事より変な音がしないか?」

 

「これはちょっと癸の隊士にはキツイ任務になるね」

 

明悟が辺りを見渡すと一組の兄妹が怯えながら明悟達を見ていた。

 

「君達、こんな所で何をしているんだい?」

 

明悟の言葉に怯える兄妹。

炭治郎は善逸の雀を借りながら、兄妹と打ち解ける。

何でも兄妹の一番上の兄がこの屋敷の怪物に連れ去られたらしい。

 

「最悪に近い状況だな」

 

明悟は顎に手を当てながら考える。

 

「なぁ、さっきから気持ち悪い鼓の音が聴こえて」

 

善逸は怯えながら言うと突然と屋敷の2階の障子が開いた。

全員、開いた障子を見ると中から血塗れの男が出て来て地面に落ちた。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「何がありました!?」

 

明悟と炭治郎が男に近づく。

 

「クソ、やっと出られたと思ったのに・・・」

 

男はそう言って息絶えた。

炭治郎が男の為に涙を流し、明悟は屋敷を静かに見ていた。

 

「ねぇ、君達この人は・・・」

 

「違う。兄ちゃんじゃない」

 

怯えながらも囚われた兄ではないと話す兄妹。

炭治郎は男に手を合わせる。

 

「明悟さん!善逸!行きましょう!」

 

「ちょっと待って炭治郎君!まずは屋敷の周りを見るんだ!」

 

炭治郎の言葉に明悟が応える。

 

「何故ですか!早く行きましょう!」

 

「冷静になるんだ!この人は漸く屋敷から出られたって言ったんだ!ここから見たところ普通の屋敷。てことは入ったら簡単に脱け出せない迷路になってる筈だ!血鬼術かそれともそういう造りか判別する為にも外周りや中の造りを確認しないと死ぬぞ!」

 

明悟の言葉に炭治郎は冷静になった。

自分が死んでは意味が無いからだ。

明悟は裏に周り、裏口がない事を確認した。

炭治郎は屋敷の扉を開けて決して中に入らないようにしながら中の造りを確認するが至って普通の屋敷だった。

明悟が裏から戻ってくる。

 

「外の造りは至って普通の造りだった」

 

「中も変わった様子はありません」

 

「これは・・・入ったら鬼が出そうとするか倒す以外に脱け出せる道はないな。2人には更にキツイ事を言うけど、この感じ・・・十二鬼月が“2人“いる」

 

「ひぃぃぃぃ!!!」

 

無惨の最高戦力の十二鬼月が2人もいる事実に善逸は完全に怯えきっていた。

 

「2人とも俺が行くから絶対に来ないで」

 

「そんな!?」

 

「わかりました!」

 

炭治郎は明悟の言葉に驚愕し善逸は賛成の声を出す。

 

「それじゃ、助けて来るよ」

 

明悟はそのまま中に入って扉を閉める。

炭治郎がすぐに追いかけようと扉を開けるが明悟はもういなかった。

 

「善逸、明悟さんの後を追うぞ!」

 

炭治郎はすぐに着いていこうとするが善逸は首を横に振りまくる。

 

「そうか、もういい」

 

善逸は炭治郎のドスの聞いた声にビビり、しがみつく。

 

「ちょっと待ってよ!何でそんな般若みたいな顔してんの!?行くよ!」

 

善逸も中に入る事を決めた。

炭治郎は怯えている兄妹の所に行き、背中の箱を木陰に置く。

 

「もしもの為にこれをここに置いておく。これは2人の事を守ってくれるから?」

 

兄妹にそういうと、炭治郎と善逸は屋敷の中に入る。

最も兄妹も中からカリカリと聴こえる音にビビり、一緒に入ってしまうが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

明悟は一体の鬼と対峙していた。

 

「まさかここで下弦の弐の相手をするとは思っていなかったよ。目的は何だ!?」

 

「答える義理はない。ここで死ぬからな」

 

「やってみる?」

 

明悟はベルトを出す。

 

「何だ、それは?」

 

そしてベルトから光が溢れ出る。

下弦の弐の轆轤はベルトからの光に少し火傷を負うもすぐに回復する。これ以上、下手な事をされる前に殺そうと拳を振るうが明悟はそれに対して鳩尾にカウンターをする。

轆轤は飛ばされて鳩尾を抑えながら明悟を見ると明悟の姿はアギトに変わっていた。

 

「お前は一体何者だ?」

 

「アギト」

 

互いに走り、右拳を相手の胸に叩きつける。

アギトからは火花が轆轤からは鮮血が飛ぶ。

 

「ここでお前を倒す!」

 

この闘いが何をもたらすのか、まだこの時は誰も知らなかった。




はい、第2話で原作の主人公の炭治郎も登場です。
後、善逸も登場です。

それからオリジナル展開で下弦の弐も登場させました。
まぁもうほぼほぼオリキャラに近い魔改造をする気です。

最後に小話として明悟の好きな小説の2つは『緋色の研究』と『モルグ街の殺人』の翻案です。
いやぁ、大正時代で翻案されてると断言出来たのがこの2つぐらいしかなかったので・・・単なる小遊びです。

批判感想質問は全て必ず返信しますので気軽に送ってきて下さい。

仮面ライダーネタどうしよう?

  • アギトだけ入れてよし
  • 入れてよし(世界観は壊しません)
  • 入れるな
  • それよりも別ネタを寄越せ!ジョジョとか!
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