鬼滅の刃~太陽の化身~   作:怪獣馬鹿

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無茶苦茶遅れて申し訳ありません!
言い訳は後書きで書きます。


轆轤編 誰かが君を愛してる
轆轤


彼は山で猟銃を持って歩いていた。

しがない腕もあまり上手くはない信楽焼職人で、それだけだと家計が非常に苦しく、年老いた母親を養えないので、こうして猟をして食いぷちを稼いだり、毛皮を売って二束三文の金にして何とか生きてる。

 

彼の名前は《芦原轆轤》。

 

この蕪前岳に病に犯された母親と2人で一生懸命、貧乏ながらも生きていた。

そしてこの日も山の中を懸命に猟銃を持って進んでいくが獲物なぞ見当たらず、空手で帰る羽目になったのでキノコなどを取って帰ろうと下に注意しながら進んでいくと、とある木の根本に血があった。

それは木の裏側に続いていて轆轤は猟銃に散弾が入ってるのを確認して構えながら、裏側に行くと女がいた。

男物の着物をして足や肩や腹にクナイが刺さって瞳が閉じてた。轆轤は脈を見ると動いてたので生きてるのがわかり、見捨てると後味が悪かったのでおぶり家に連れていく。

村で常駐してる医者に助けてもらい、今度信楽焼の湯呑みをただでやると言う話でつけて手当てをさせる。

クナイには毒が塗られていてどうなるかと思ったが彼女が毒に耐性があったのか奇跡的に命は助かり、看病した。轆轤からすれば年老いた母親ともう1人追加されただけなので自分の分を減らすだけで良かったし、母親も人助けをした息子の轆轤を誇りに思い、了承した。

彼女が目覚めて警戒したが母親が持つ人の暖かさに警戒を解いた。すぐに出ていこうとするも傷だらけでボロボロの上に追われてると言ったが傷だらけの彼女を見捨てるほど轆轤はクズじゃなく、回復するまで居ろと言い、そのまま居ることになり、回復すると彼女はそれまでに追っ手が来なかった事から追っ手が死亡と判断したんだと認識した。

出ていこうにもこれまでの貸しが大量にあり、申し訳なかったので彼女は猟をした。轆轤は蕪前岳で生まれ育ったので自分よりは少ないと思っていたが自分よりも遥かに多い量の物を収穫してきた。

母親も彼女が気に入ったし、轆轤もありがたかった。そして何処に行こうか決まるまで居て言いと一家の主の母親が言い、彼女は泣きながら「居させて下さい」と言った。

それ以来、轆轤は家業である信楽焼に専念できるようになり、彼女も猟をして稼いだ。

轆轤の腕もめきめきと上がり、母親の医療費をこれまでは捻り出していたがそれの心配が無くなる程だった。

轆轤は彼女に感謝した。彼女が居なければ母親の医療費が払えなくなり、より苦しむ所だったところを彼女は助けてくれた。

彼女もまた轆轤の優しさに感謝した。

2人は夫婦になった。

そして母親もこれを祝福したが、彼女にはある問題があった。

《毒で子供が産めなくなっていた》

医者からそう言われて轆轤も母親も気にするなと言ったが彼女は轆轤が家業を誰かに継がせたがっていたのを知っていた。

落ち込ながらも彼女は稼いだ金で米を買いに行った。

とにかく食べて明日考えようとしていた。

そんな時に彼女は悪徳警察官《蛭川》に目をつけられた。蛭川は彼女を村の離れの小屋に連れ込み、手足を手錠で拘束して乱暴を働いた。

彼女が帰ってこない事に不審に思った轆轤が探しに来て蛭川を殴り蹴りまくり意識不明にして病院送りにした。

警察が轆轤を逮捕して、刑務所送りになる。

裁判をやる前に蛭川が病院でそのまま死んだので轆轤は殺人者となった。

刑務所の中で轆轤は彼女から手紙が届く。

母親の病が悪化したのだ。

轆轤は刑務所から出ようとしたが出られるわけもなく絶望の中にいた。

 

そんな轆轤にアイツはやって来た。

 

「恐ろしい~、人間とは恐ろしいものだ」

 

人間ではなかった。

常に怯えていて不気味な存在だった。

コイツの名前は“半天狗“。

十二鬼月の上弦の肆である。

半天狗は過去に死刑にされそうな状況の中を無惨に助けてもらったので、刑務所の中にいた轆轤に同情した。

そして轆轤を鬼にして脱走させた。

一晩で轆轤は人智を越えた鬼の肉体を駆使して蕪前岳にいる家族の元へ行く。

 

しかし、彼女達は死んでいた。

 

「うぁぁぁぁぁ!!!」

 

全身の骨と言う骨が折れて“奇怪な形“で拘束されており、口から2人の小さな小さな聞こえないと思うほどの小さな悲鳴だけがずっと出ていた。

轆轤は絶望した。

そして悲鳴を出し続けて残酷に殺された2人を彼は“食った“。

鬼の血の進行と2人を何とかしようと言う思いが最悪の融合をしてしまい、轆轤は愛する家族を食べた。

そして人としての記憶も失い、轆轤は鬼になった。

 

これが轆轤が明悟と鼓屋敷で出会う前の過去であり、20年前の出来事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

明悟と轆轤、零余子は明悟の自宅にいた。

そして炭治郎達もいた。

炭治郎はヒノカミ神楽の事を調べていて杏寿郎に協力してもらっていたが一向に進展していなくて埒がいかない状況になり、焦ったところで出てこないので明悟の家で善逸や伊之助や禰豆子とのんびりる事になって、明悟は伊之助に付き合い特訓、善逸は零余子と一緒に禰豆子に花を渡すために庭で花摘をしていて、轆轤と炭治郎と禰豆子は居間にいた。

会話は無かった。

そもそも零余子は無害と判断した炭治郎であるが轆轤に関してはとりあえず味方と言う認識であり、轆轤もまた鬼殺隊はあくまでもとりあえずの味方であるので仲良くする道理など無かった。

 

趣味とか休日にやりたい事なんてない轆轤はダラダラしていた。

そのダメ親父としか思えない姿に余計に炭治郎の中での轆轤の株が下がっていく。絡む理由も無いので炭治郎は日輪刀の手入れをしようと刀剣油や打ち粉を用意する。

ボロボロの刀身でこれまでの激戦を物語っている。

炭治郎が油を湿らした布で刀身に触れた瞬間、

 

ポキッ!

 

遂に限界が来たのか、折れた。

 

「なぁぁぁぁぁー!!?!?」

 

「な、なんだ!?」

 

炭治郎の絶叫に轆轤が起き上がり、炭治郎を見ると折れた自分の刀を抱えていた。

 

「どうした!?」

 

明悟を初めに屋敷にいた全員が居間に来る。

 

「炭治郎君、どうしたの?」

 

「刀が折れました・・・」

 

全員が突然の事に驚く。

とりあえず、怪我が無かったので明悟も刀の修理の依頼の現状がどうなったか知りたいので龍悟に頼んで2人の手紙を持っていってもらう。

 

 

3時間後、龍悟が1通の手紙を持って帰ってくる。

明悟と炭治郎がそれを受けとる。

他の面々は各自好きな事をやってる。

 

「ありがとう龍悟」

 

「これ以外にはないな?」

 

「あぁ、いつも悪いな」

 

「気にするな」

 

隊士と烏の対話に周りは聞こえなかった。

 

「堂島兄貴!」

 

「天王寺か」

 

炭治郎の烏の天王寺松衛門が親しそうに話しかける。

 

「兄貴、お勤めご苦労様です」

 

「おう」

 

「え?龍悟って鎹烏だと結構偉いの?」

 

明悟が初めて龍悟と他の烏の絡みを見て首を傾げる。

 

「偉くないぞ俺は、他が勝手にそう呼ぶだけだ」

 

「そんな!?俺を舎弟にしてくれるって」

 

「言ってないぞ」

 

「俺に娘さんを紹介するって」

 

「いや、それはアイツの自由だろ」

 

「ちょっと待って!」

 

明悟が龍悟と松衛門の会話を止める。

 

「龍悟って娘が居たの?」

 

「おう、今霞柱の烏で息子もいるぞ」

 

「息子ぉ!?てかそもそも結婚してたの?」

 

「あぁ、お前の女房の烏とな」

 

「何時から?」

 

「お前らが喧嘩してる時にもう交尾やってたぞ」

 

「はや!?」

 

「お前らが遅いだけだ」

 

「因みに息子は?」

 

「今、カナヲって隊士の烏をやってるぞ」

 

「世間って狭いんだな」

 

「それよりも早く帰りてぇからもう帰るぞ」

 

龍悟はそう言って帰っていき、松衛門も後を追っていった。

 

「烏ってなんでしょうね?」

 

「なんだろうね?」

 

明悟はそう言いながら、手紙を開ける。

そしてそれには

 

『お前らにやる刀はない』

 

『よくも折ったな。よくもよくもよくも』

 

『死んで償え!』

 

『竈門の不運で津上の刀が脆くなった。許さない許さない許さない』

 

『万死に値する』

 

血で書かれてた。

 

((うわぁ~、完全にキレてる))

 

完全に怒り心頭な2人の鍛冶師の蛍に対して明悟と炭治郎は冷や汗を掻いていた。

2人は蛍に謝る為に好物のみたらし団子を持って後日向かう事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

後日、明悟、炭治郎、轆轤、零余子は隠に連れられて刀鍛冶の里へと向かってた。

明悟と炭治郎は刀を打って貰う為であるが、他の面々は何故に行くのかと言うと、2人ともあくまで明悟の監視があるから自由に動けているのであってその明悟が居ないと家から出れなくなるので、付いていった方が楽だからである。

鉱山の時に一緒に戦った轆轤と零余子であるが鬼殺隊の甲から下の隊士達に存在が知られてどうなるかと思われたが、他の隊士達は何も言ってこなかった。絶対に2人の被害者がいない分けないので鎹烏を使って調べると2人とも鬼の姿から人間に戻ったので他人の空似だと思われてた。

おまけに血鬼術が使えなくなってるので確認の方法もなく、更に柱や耀哉などから協力しろと命令が降りてるので下弦の鬼に似てる別人だと思われてた。

 

訂正すると暴動が起きそうだったのでこのまま無惨を倒すまでこの状態で行くことになった。

 

 

 

 

 

●●●

刀鍛冶の里は巧妙に隠されている。

何名もの隠と何匹もの烏によって複雑に進んだ先に里がある。そして烏も隠も頻繁に交代する為に誰もそこまでの道を覚えきれずにいる。

炭治郎も明悟、轆轤、零余子は隠におぶられながら進んでいく。明悟達は目隠しに耳栓に鼻栓と徹底されていた。更に明悟や轆轤、零余子の鼻栓には特殊な薬草が染み込んでいてこれまた強烈であり、アギトの超感覚を狂わしていた。

 

そして里に着き、全員が目隠しなどを外されて明悟、轆轤、零余子は思いっきり近くの茂みにゲロを吐いた。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

炭治郎が心配してくるが決して大丈夫ではない。

3人ともゼーハーとなりながらもなんとかなったのでそのまま隠に礼を言って長である鉄珍の家に行く。

 

実は明悟と轆轤と零余子のはヤバい位に危険な物でもしも炭治郎にこれがされてた場合、絶対に途中で我慢できずに堪えられなく程であり、例え堪えきれても2日は役に立たなく成る程の強烈な物で作ったしのぶでさえも流石に不味いのではと思った程であるが、先日のどっちが兄かで喧嘩して尚且つ子供達のあれが悪化した事に対する個人的な私怨で耀哉が許可を出したのである。

 

(耀哉~!覚えてろよ!!今度あったらタコ殴りにしてやる!)

 

後で絶対にやり返す気満々な明悟であった。

そして轆轤や零余子はこの2人の下らない争いに完全に捲き込まれていたが、

 

((ここまでやったらそりゃ、わからないよな(ね)))

 

とここに来るのは初めてな為に盛大な勘違いをしていた。

 

 

 

 

 

●●●

4人はそのまま、里の長である鉄珍の家に行き、客室で正座してる。

前には鉄珍と鋼蔵と他にも2、3人の刀鍛冶がいた。

 

鉄珍が言うには今、蛍は何処かへ雲隠れしてしまい、他の鍛冶師達も探してるらしく、かなり血気盛んな状況で全員が引いていた。

 

そしてそんな状況でも炭治郎は鉄珍と世間話をするほど仲良くなってこれはこれで凄いと明悟達は思った。

 

暫く雑談して明悟達は全員で名物の温泉に入ると決めてそこまでの道を歩いていく。

楽しみにしながら、温泉への道を進んでいく。

 

「あ、津上さーん!炭治郎くーん!芦原さーん!氷川さーん!」

 

温泉の方から浴衣を着た蜜璃が半分泣きながら、降りてくる。

 

「聞いてよ、聞いてよ~、私今そこで無視されたの~、挨拶したのに無視されたの~、酷いと思わない?私柱なのに~、お風呂上がりのいい気分がもう全部台無し!!」

 

めそめそめそとしていてなんとも柱には見えないような行動である。

 

「あ、もうすぐ晩御飯が出来るみたいですよ。松茸ご飯だそうです」

 

「え、ほんと?」

 

炭治郎が晩御飯の話題を振るとすぐに上機嫌に戻って下に降りていった。

明悟達も早く温泉を浴びてゆっくりしたいので急いで上に行き、零余子と禰豆子は女性なので明悟達と別れた。

因みに禰豆子は最初は男風呂の方にするべきかとなったが零余子が一緒に入りたがり、禰豆子も同じ感じだったので別れた。

 

明悟達が温泉に入ろうとすると、たん玄弥がそこにいた。

何やら口に手を当てていて、何をしているのか分からなかった。

 

「不死川玄弥!」

 

炭治郎が声をかける。

 

「死ね!」

 

間髪入れずに罵倒する玄弥。

炭治郎は諦めずに服を脱ぎ、温泉に入りながら近づく。

 

「元気にしてたか!?」

 

「気安く話しかけんじゃねぇ!」

 

炭治郎の頭を掴んで無理矢理喋りを止めて不機嫌になりながら、玄弥は温泉から出た。

 

出るときに明悟と轆轤には何も言ってないが頭は下げてたので、嫌いなのは炭治郎だけかと明悟と轆轤は思い、温泉ではゆっくりする事にした。

 

どっぷりと湯に浸かって3人とも体をゆっくりほぐしていた。

 

一方その頃、零余子と禰豆子は2人でワイワイとはしゃぎながら楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

●●●

温泉から出て、蜜璃と合流して食べれない禰豆子は近くでゴロゴロし、他は一緒に晩御飯を食べるが蜜璃もそうであるが明悟、轆轤、零余子も食べる量がかなり多い。

明悟は元々大食いであるが轆轤と零余子に関しては鬼の時に食べれなかった事がまだ辛いのかそれを取り戻すかのようにガツガツの食べてた。

 

「皆さん、凄い食べますね」

 

炭治郎が素直に感心する。

 

「え、そう?今日はそんなに食べてないんだけどなぁ」

 

「そうか?」

 

「そう?」

 

「炭治郎君もどんどん食べて育ち盛りなんだから」

 

「はい!」

 

全員でたくさん食べて一息付くと蜜璃が自分の日輪刀の調整の確認をしに別れた。

明悟と炭治郎は翌日、雲隠れをした蛍を探しに行くために寝ることにし、轆轤や零余子もやることが全くないので寝ることにした。




無茶苦茶遅れた上に量も少ない上に話も進んでないと言う状態で本当にすみません。
もう仕事で火曜か水曜の予定が遅れた上に触りしか出来ないので書く気力が起こらずに遅れてしまいました。
次回は絶対に来週の日曜には出すようにします。

初期構想は休みです。


批判や感想や質問は気軽にお願いします。
いや本当に遅れて申し訳ありませんでした。
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