鬼滅の刃~太陽の化身~   作:怪獣馬鹿

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第3話です。
意外に早く書けて良かったです。
リハビリなので無理をせずにゆっくり書いていきます。読んでくださる読者の皆様、遅筆で申し訳ありません。


風の戦士

火花と鮮血を散らしながら、アギトになった明悟と轆轤は狭い廊下で戦っていた。互いに徒手空拳な為か実力は拮抗していた。

轆轤の右拳を明悟は左手で逸らしながら右拳を轆轤の顔面にぶちこもうとするが、轆轤も同じやり方でやり返す。

互いの攻撃が当たらなくなる。

拮抗している状態で2人の拳がぶつかり合いとてつもない音がなり、周りにはその衝撃の余波が出る。

 

「やるな」

 

「それはどうも」

 

明悟は拳に光を纏わせて殴りに掛かるが轆轤、そこは流石は下弦の弐。一瞬でどういった攻撃かを勘で理解して離れた。

 

「血鬼術 指銃」

 

轆轤が人差し指を明悟に向けるとその指が飛んできた。まるで弾丸のように速く飛んできた。明悟は間一髪で避けるが、その指の当たった先にある柱を綺麗に貫通していた。

 

(凄い威力・・・)

 

「血鬼術 指銃連弾」

 

両手を突き出すと指がドンドン飛んできては生えてを繰り返し、大量の指・・・いや弾丸が明悟を襲う。

四肢に光を纏わせて叩き落としていくが徐々に圧されていき、大量の弾丸を喰らう。

明悟は轆轤から離れようとして後ろに下がり、廊下の曲がり角に逃げる。

 

「血鬼術 指術曲弾」

 

なんと轆轤から発射された弾丸が曲がり角を曲がり、明悟に直撃する。

 

「ここで確実に殺させて貰う」

 

明悟はこの予想外の状況にどう対応するか考える。

そもそも癸の隊士2人との共同任務で何故にこうも理不尽に十二鬼月と出くわすのかが理解できない。

対処しようがないわけではないが、この狭い廊下では無理だ。寧ろ弱体化してしまう。

そんな事を考えてると鼓の音が聞こえて明悟と轆轤は違う場所に移動する。

そこは広い部屋だった。

かなり広い部屋だった。

明悟はこれに対して内心安心した。

これなら轆轤の血鬼術に対処出来るからだ。

明悟はベルトの両腰についているスイッチの左側のスイッチを押す。

するとベルトの真ん中の“オルタリング“が青色になり、左腕と胸が青色に変わる。

明悟は“アギト ストームフォーム“に変わった。

左腕をオルタリングの前に持ってくるとベルトから青い棍棒が現れて、手に取ると柄が伸び両端の畳まれていた刃が展開する。

“ストームハルバート“と呼ばれる薙刀状の武器になった。

 

「血鬼術 指銃連弾」

 

大量の弾丸が明悟に飛んで行くが、彼は横にただストームハルバートを振る。すると突風が発生して強力な風の壁が出来て全ての弾丸の勢いが殺されて落ちる。

この事実に轆轤は眼を見開く。

 

「何!?」

 

明悟は驚いてる轆轤の隙を付く。

ストームフォームに変身したことで俊敏性が上がり、一気に轆轤の目の前にまるで時間を止めたかと錯覚するほどの速度で突っ込む。

突っ込みながら、ストームハルバートでたたっ斬ろうと体を捻る。

しかし、轆轤は両腕を合わせた状態で指を明悟に向ける。

 

「血鬼術 指銃衝撃砲」

 

束ねた指が一緒に明悟に向かって飛んでいく。

明悟は咄嗟にストームハルバートで防ぐも今までとは段違いに違う血鬼術の威力に吹き飛ばされる。

手が痺れたのか明悟は手をぶらぶら振る。

 

「私のこの血鬼術でもその程度か・・・」

 

冷や汗を欠きながら、轆轤は一気に明悟から離れる。

明悟はストームハルバートを構えて轆轤をアギトの赤い眼で睨む。

 

「悪いが稀血が優先なので退かせて貰う」

 

「そんな余裕があるとでも?」

 

明悟は轆轤に突っ込んで行くが、その時、鼓の音が鳴り、轆轤は明悟の前から消えた。

 

「くそ!逃げられた!・・・マズイ、早く行かないと・・・」

 

明悟は一先ず部屋を出た。

 

 

 

 

 

●●●

一方そのころ、炭治郎は屋敷の外で怯えていた兄妹の妹のてる子を守りながら、屋敷の中を歩いていた。

 

「てる子ちゃん、俺から離れないでね」

 

「うん」

 

(一体、明悟さんやてる子ちゃん達のお兄さんは何処だろう?)

 

持ち前の嗅覚を頼りに炭治郎は廊下を歩いていく。

すると炭治郎の鼻に鬼ではない、独特な血の匂いを感じる。てる子と一緒にそこに向かう炭治郎。襖を開けると奥に鼓を持ち、脚を怪我した少年がいた。

 

「お兄ちゃん!」

 

「てる子!」

 

少年も元へ行くてる子。

どうやら、探していた兄らしい。

炭治郎は鬼殺隊である事を話すとこうなった経緯・・・鬼達が誰が彼を食べるかと殺し合いになった事を聞きながら、少年の傷の手当てをした。

 

「これでよし、しかし何で鬼達はそんな事を?」

 

「何か、稀血がどうとか・・・」

 

「稀血?」

 

「稀「稀血とは珍しい血の持ち主で鬼からすれば1人で100人分の人間を食べたと同等の価値がある血である」・・・な!?」

 

炭治郎の鎹烏の台詞が奪われる。

炭治郎達は声のした方を見るとそこにはアギトに変身してる状態(ストームフォームではなく、通常の黄金の姿のグランドフォーム)の明悟がいた。

突然現れた異形の戦士に兄妹は怯え、炭治郎は日輪刀を構える。

 

「誰だ!?」

 

「炭治郎君、人の声は覚えておこうね・・・お兄さん、少し傷ついたよ」

 

何ともマイペースな明悟に炭治郎は漸く目の前の異形が明悟であることに気がついた。

 

「明悟さん?」

 

「そうそう、津上明悟だよ。この姿はまぁ今度ゆっくり話すよ。それよりも急いでここから早く出よう」

 

脚を怪我してる兄をおんぶする明悟。

 

「明悟さん、鬼は?」

 

「流石に今の君の状況じゃ、荷が重すぎるよ。それよりもこの子達の安全が優先だから一先ず退いて、後は柱に任せよう。十二鬼月が2人も相手だと分が悪い。それよりも屋敷の外で日が出てる所で屋敷から鬼が出ないように監視する方が良い・・・「ポン!」・・・けど無理そうだね」

 

突然鳴った鼓の音により、4人はまた部屋を飛ぶ。

明悟は少年を下ろした。

 

「炭治郎君はその子達と一緒にいて」

 

「明悟さんは?」

 

「俺はこれから来るお客さんの相手かな?」

 

襖が開かれるとそこには轆轤がいた。

 

「また貴様か・・・」

 

「今度こそ倒させて貰うよ」

 

ストームフォームに変わる明悟。

ストームハルバートを轆轤に向ける。

炭治郎や兄妹達は明悟の突然の変化に驚く。

 

(姿が変わった!?明悟さん、貴方は一体・・・)

 

「炭治郎君、急いでここから逃げて!悪いけど今の君は足手まといだ」

 

「血鬼術 指銃衝撃砲」

 

強力な弾丸を放つ轆轤だが、明悟はそれを防ぐ。

その衝撃による周りの空気の揺れは炭治郎達に伝わる。

 

「速く逃げろ!」

 

「はい!」

 

炭治郎は兄妹を連れて別の部屋に逃げて落ちてた鼓を叩くと炭治郎達は別の場所に飛んだ。

 

「血鬼術 指銃連弾」

 

明悟は弾丸をストームハルバートで弾きながら間合いを詰めて、ハルバートで轆轤を攻撃する。轆轤も負けずに避けて至近距離で血鬼術を使う。

互いに互いの攻撃を避けては反撃する。

一度、体勢を立て直そうと離れた瞬間、鼓の音が大量に鳴り始める。

そしたら、部屋が突然変わったり、回ったりが繰り返される。

明悟も轆轤も空中に飛んで、掴み合いながら殴り会うがやがて鼓の音が完全にやむと二人は離れた。

 

「響凱め、死んだか・・・」

 

「これで残る十二鬼月はお前だけだな」

 

「ふん、あいつは十二鬼月ではない。あのお方からお祓い箱にされた哀れな役立たずだ」

 

明悟は轆轤を倒そうと構える。

 

「稀血は惜しいがお前の相手は骨が折れる。今日は退散させて貰う。それに稀血はまだ探せばある」

 

「日はまだ出てるのに?」

 

「響凱がわざわざ真夜中に稀血を捕まえたかと思ったか?この森に日差しの当たらない箇所なぞ無数にある。もうすぐ日も暮れるだろう。そうなったら貴様には追い付けまい」

 

「試してみる?」

 

ハルバートの刃の部分に風が纏わりつく。

それを自分の体を軸に回し始める。

突風か吹き荒れて周りの空気が明悟に向かっていく。そしてスッと刹那の瞬間に一気に轆轤に詰めより、ハルバートで斬ろうとする。

 

「血鬼術 指銃狙撃」

 

轆轤はなんと高速で動き、振りかざしてくるハルバートを目掛けて弾丸を放つ。見事に放たれた弾丸はハルバートに当たり、ハルバートの軌道は僅かに反れる。轆轤はハルバートをギリギリで避けてそのまま屋敷の壁を壊して外に出た。

まだ日差しが出てるのに外に出るのは自殺行為も甚だしいが明悟にはアギトの感覚でわかった。轆轤は生きている。決して少ないダメージではないが、確かに生きている。

追いかけようかと迷ったが、炭治郎達の事が心配なので明悟は炭治郎達の所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

轆轤は森の光の当たらない場所で隠れながら、日差しの元へ出たことによる大火傷を直していた。傷はとても深く片腕と片足が無くなっていた。後数秒、影に入れなければ死んでいただろう。

 

「アギトか・・・」

 

肩で息をしながら、傷を直していく轆轤。

 

(稀血よりも価値がありそうだ。あの力・・・あの方の為に・・・)

 

完全に回復した轆轤は決して日差しの欠片ほども当たらないように森の中へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

明悟は変身を解除しながら、屋敷の外へ出た。

炭治郎や善逸の体が心配なので回復するまで藤の家に居よう。んで自分も少しゆっくりしようと心に決めながら家に出ると、炭治郎と猪頭が喧嘩をしていた。

善逸は炭治郎が背負っていた禰豆子が入ってる箱を抱えて鼻血をてる子に拭いてもらいながらその喧嘩を見ていた。

 

「どうなってんの?」

 

「明悟さーん!!助けてください!変な猪頭が炭治郎の大事な箱を斬ろうとして護ってたら、炭治郎がキレて猪頭が喧嘩を吹っ掛けて、炭治郎も猪のあばらを折ったりして止まりません!」

 

「あばらを折った!?」

 

驚きながら、二人の喧嘩を見る。

 

「ちょっと落ち着けぇぇぇ!!」

 

炭治郎が猪頭に頭突きをする。

でかくて鈍い音がなる。

 

「うわぁぁぁぁ!!音!頭蓋、割れてない!?」

 

「2人とも止まって!」

 

猪頭の猪の被り物が落ちる。

 

「え!?嘘!?女!?えっ!?」

 

中から出てきた猪頭の素顔はこれまた凄いと云えるほど美形だった。かなりの女好きである善逸が一瞬、女と誤解するほどである。まぁ明悟には全く効果がないが、美形なのには間違いない。たぶん女装したら下手な人間や鬼なら簡単に騙せると明悟は内心思った。

 

「なんだ?俺の顔に文句でもあんのか?ジロジロと見やがって」

 

頭から血を滴ながら、猪頭は善逸や炭治郎を睨む。善逸は完全にビビり、明悟の後ろに隠れる。

 

「なんだ、てめぇは?」

 

猪頭は明悟を睨む。

明悟は善逸の前にちゃんと庇いながら、猪頭を見る。

 

「俺の名前は津上明悟!鬼殺隊の甲だ!君は一体誰だ!?」

 

「俺は嘴平伊之助!鬼殺隊だ!」

 

「なら、隊士同士の争いは御法度だ!今すぐに止めろ!」

 

「はん!そんなのしった事・・・か・・・」

 

伊之助は突然、泡を吹きながら倒れた。

 

「えっ!?嘘!?死んだ!?」

 

「頭を強く打って、脳震盪を起こしたんだ」

 

「凄い衝撃だったからねぇ」

 

冷静に分析する明悟と炭治郎。

 

(えっ?炭治郎どんだけ頭固いの?血も出てないし・・・てか何で2人ともそんなに冷静なの!?)

 

善逸は内心、2人にビビっていた。

炭治郎や善逸は自分の羽織を被せたり、頭の下に敷いてあげた。

明悟は何もやらなかった。何故なら、コートもハットも輝哉とあまねの贈り物の為にやってあげる気は無かった。

屋敷の中にあった無惨に食い残された死体を炭治郎や善逸、被害者の三兄妹と供養していると伊之助が起きた。

 

「うわぁ、起きた!」

 

「勝負、勝負、勝負!!!」

 

善逸を追いかけ回す伊之助。善逸はてる子の後ろに隠れる。この情けなさ過ぎる行動に明悟は鉄拳でお仕置きした。

 

「痛い!」

 

「流石に情けなさ過ぎるよ」

 

「・・・・うぅ・・・・」

 

「そんな眼をしても駄目」

 

「ちくしょう」

 

明悟と善逸がコントを繰り広げてると伊之助が突然と喚きながら屋敷の中へ入っていった。

気になり炭治郎から聞くとどうやら伊之助も供養を手伝うらしい。明悟は随分と良いやつだなと思った。耳の良い善逸はコントを繰り広げながらも、伊之助と炭治郎の話を聴いていた。真実は供養を理解できない伊之助を炭治郎がナチュラルに煽りまくって伊之助をやる気にさせただけである。

何ともアホらしい話である。

 

数時間後、全ての供養を終えた面々は山を降りろと鎹烏からの指令を素直に聞くことにした。

三兄妹は烏が喋ってる事実に困惑するも今日は色々と疲れたと思いながら、もう考えるのをやめた。

 

三兄妹と別れる時に何故か善逸がずっと屋敷の時にいた次男の正一から離れようとしなかったが、炭治郎が気絶させて別れることに成功した。

善逸は明悟が背負いながら、炭治郎と伊之助と一緒に山を降りていく。

 

「勝負だ!俺は必ず隙を見てお前に勝つぞ!」

 

「俺は“お前“じゃない。竈門炭治郎だ!」

 

「かまぼこ権八郎!お前に勝つ!」

 

「誰なんだそれは!?」

 

「お前だ!」

 

「違う人だ!」

 

口喧嘩をする炭治郎と伊之助。

明悟は肋骨が折れてるのに元気だなと本気で思った。因みに眠らされて背負われてる善逸は2人の口喧嘩の煩さにキレた。

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

藤の家紋が門に刻まれた屋敷“藤の家“についた一向。

 

「休息!休息!負傷につき、完治するまで休息せよ!」

 

鎹烏の言葉に炭治郎は素で驚いてた。そりゃ大怪我をしながら戦う羽目になったんだ。驚いてもしょうがない。伊之助は鎹烏を食べようとしていた。明悟は伊之助の鎹烏ってすでに伊之助の胃袋の中なのでは?と思った。(実際には影から伊之助を見ているだけであるが)

 

門が開き、中から老婆が出てくる。

 

「もし、鬼狩りの方ですか?」

 

優しい声で尋ねる老婆。

 

「あの・・・夜分遅くにすみません」

 

「ひぃ、お化けだ!」

 

「コラ!」

 

「何だ、お前は?弱そうだな」

 

「伊之助君!」

 

失礼な事を言う善逸と伊之助に怒る炭治郎と明悟。

しかし、老婆は気にせずそのまま中に一緒に入る。

着替えだったり、料理だったり、達人並みとしか云えない仕事の早さに善逸が妖怪と言ってたが炭治郎に鉄拳制裁されていた。

四人で食べる晩飯は米と天ぷらの盛り合わせと味噌汁に治部煮だった。

 

味噌汁から飲み始める炭治郎。

天ぷらとご飯から食べ始める善逸。

天ぷらをガツガツと手掴みで食べ始める伊之助。

お茶を飲んでから治部煮を食べ始める明悟。

 

それぞれがそれぞれの食べ方で食べていた。

途中、伊之助が炭治郎を挑発しようとしてわざと炭治郎の天ぷらを食べ始めたが、炭治郎には全く効果がなく、治部煮まで渡そうとする炭治郎。これに伊之助はイライラしていた。明悟は伊之助が食べた種類の天ぷらで自分の皿に残ってたのを炭治郎に挙げていた。

 

「明悟さん、いりません!」

 

「若いのに爺臭い事は言わないで食べて良いから」

 

「おにぎりも貰っているのにもう貰えません!」

 

「良いから」

 

「俺は長男ですから、我慢できます!」

 

「俺よりは年下でしょ」

 

平行線な2人。

 

「んじゃ、俺が貰うぞ!」

 

「ちょっと止めろって!」

 

人の天ぷらに手を伸ばそうとしている伊之助を善逸は止めていた。

結局、明悟が「人の好意を無下にするなんて」と嘘泣きも兼ねて言いくるめて渡した。アギトのせいか炭治郎は明悟の感情を上手く嗅げなかった。

 

 

 

 

 

●●●

騒がしい晩飯を終えるて寝室に行くと布団が4つ敷いてあった。善逸がまた喚くが炭治郎が制裁していた。何気にボケとツッコミが定着していっていた。

伊之助もまた挑発しようとするが全く炭治郎には効果がなく枕を投げた。それは何故か善逸にぶつかった。

ワイワイと騒いでる中、老婆が医者を呼んできてくれて、4人は診察をして貰うと明悟以外重傷だった。

そう言われたら炭治郎達は落ち着いて寝始める。

明悟も一緒に横になる。

 

「まさか明悟さん以外、皆あばらが折れてるとは・・・」

 

「俺は腹より、頭がいてぇ」

 

伊之助の頭にはドでかいタンコブが出来ていた。

 

「お前、俺に謝れよ。ボカスカボカスカ殴りやがって痛かったんだぞあれ、謝れ!」

 

「断る」

 

「謝れよ!」

 

「断る!」

 

「謝るんだ!」

 

「伊之助君、謝りなさい!」

 

「断る!!」

 

「そんなんじゃ、もう一緒にご飯食べてやんないぞ!」

 

「はぁ!?なんだそりゃ?」

 

「ご飯は皆で食べた方が美味しいんだぞ」

 

「そうだぞ」

 

「確かに皆で食べるご飯は美味しいよね」

 

「お前ら、頭大丈夫か?」

 

「お前に言われたくねぇ!」

 

その後は色々とそれぞれの身の内話だったりして何となくだがお互いを知ろうとし始めてた。

善逸が炭治郎から箱の中にいる鬼の禰豆子の事を鬼だと分かっていながら庇っていたりしていた事に炭治郎は感激していた。善逸も気持ち悪いほどに照れていたが・・・

 

「明悟さん」

 

「どうしたの、炭治郎君?」

 

「明悟さんのあの姿って何ですか?」

 

「何なんだろうねぇ?」

 

「分からないんですか?」

 

「分からないし、興味が無いからね。まぁ鬼殺隊の当主は知ってて俺を隊士にしてるから問題はないから安心して」

 

「分かりました」

 

「え?あの姿って何?」

 

「面白そうだな、教えろ!積木むかご」

 

「積木むかごって誰!?俺は津上明悟だって・・・まぁ当主から口止めされてるから他言はしないでね・・・14の時から血鬼術とは違う変な力に目覚めてね。体が変化するようになったんだ。日差しの下を問題なく平気で歩けてるし、飢えも感じないから鬼とは違う力なんだと思う。人を一回も襲ってなかったから当主からは出来る限りこの分けの分からない力は他の隊士には見せないで欲しいって言われていつか自分から隊士達に話すよって言われてるんだ」

 

明悟の隣で横になっていた善逸は露骨にビビり、一番遠くで横になっている伊之助は明悟に対して興奮していたし、明日力を見せろと言うほどだ。

戦闘無しの条件付きで明悟は了承し、伊之助は明日を心待しながら寝始めた。

善逸はビビりながらもおぶってくれたり、おにぎりをくれたりなど色々と優しくして貰ったのも明悟なのでビビらないようにすると明悟に言っていた。

まぁ明悟はそれ言っていいの?って内心思いながらも真摯に向かい合おうとしてくれる善逸に感激していた。

 

その後、禰豆子が夜になった事で外に出て、善逸がビビったり、禰豆子に見惚れてたり、炭治郎の妹ではなく彼女だと勘違いして嫉妬全快で日輪刀を抜いて炭治郎を追いかけ回していた。

明悟は本当に元気な隊士達だなと思いながら寝た。

 

明悟と彼らが出会い、これからどんな道を行くのかまだそれは誰にもわからない。




はい!
遂に炭治郎達と本格合流です。
次は山の前に一回、日常回を挟んでから行きます。

明悟のキャラが自分でも段々と決まりつつなって来ました。日常回でも平常運転で行きたいと思います!

どっちが目当てで読んでます?(今後の流れに影響します)

  • 鬼滅の刃
  • 仮面ライダーアギト
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