鬼滅の刃~太陽の化身~   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!
ではどうぞ!

タイトルからメインは誰と誰かはわかると思いますがw
楽しんでください!


長男VS長男

初めて会ったとき、よく分からない人だった。

鼻が昔から良かったから大体の人はどんな人かかぎ分けることが出来たけど、あの人はよく分からなかった。

 

そしてすぐに禰豆子の事が知られた時は焦ったし、怖かった。禰豆子は2年間の人を襲ってもないし、食べてもない。斬らせない為にも俺は地面に頭を擦り付けて言った。最悪の場合、禰豆子を連れて全力で逃げようとも考えていた。

けど、あの人はそんな事はしないと言った。むしろ、嘆願する俺に引いていて何だか気が少し抜けたのを今でも覚えている。

 

善逸と一緒に任務をやってる時にアギトだと知ってもあの人は変わらなかった。

伊之助や善逸に説明して4人で療養しながら楽しんだ1ヶ月を俺は絶対に忘れない。

 

柱会議でも禰豆子を守ろうとしてくれた。禰豆子の為に腹を切ると誓ってくれた。それに対する恩は一生かけても返せない。蝶屋敷での回復訓練にも手伝ってくれて頼れる”先輩”だった。

 

列車で轆轤さんや零余子さんにあって鬼から人に戻すのに鬼として強くなければいけないと云う事実を聴いた時には悔しさがあった。猗窩座との戦いで加勢できなくて不甲斐なくて、過去を見て立ち向かえなくなった。

あの人は迷って良いと言った。

けど、悪人や外道も助ける覚悟を持てと言った。

それまで見たことない程、鋭く見て気合いを入れ直した。

 

遊郭であの人の大切な人を殺されていた事に初めて知って、あの鬼の言葉に我慢できずに言った。否定された気がしたから、あの人の生き方を・・・それを見過ごせなかった。

 

これは俺の”先輩”の物語。

あの人の名前は”津上明悟”。

 

またの名を”仮面ライダー”。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

炭治郎は無限城の中を走っていた。

無惨の匂いを嗅いで進んではいるが、あちこちから鬼の匂いがして炭治郎は取り敢えず、近くで1番血の匂いが濃い所まで走っていく。

 

廊下に何体もの鬼が襲いに来るが炭治郎はヒノカミ神楽を使って切り捨てる。

 

どんどん濃くなる血の匂い。

 

炭治郎はそこに向かう最後の障子を蹴飛ばして入る。

 

「お前かぁ」

 

居たのは上弦の妓夫太郎ただ、眼は肆だった。

辺りには鬼殺隊士の無惨な亡骸が転がっている。

 

「上弦の陸・・・」

 

「・・・今は肆だ、てめぇとは吉原から嫌な縁が続いてる」

 

イライラしてる妓夫太郎に対して炭治郎は無言で構える。

妓夫太郎も自分の武器の鎌を構える。

 

「ここで殺す」

 

「俺は絶対に負けない」

 

妓夫太郎は血の斬撃を炭治郎に向かって飛ばす。炭治郎も水の呼吸の足さばきで避け、妓夫太郎の首に向かって突き進む。

 

「ヒノカミ神楽 円舞」

 

問答無用で妓夫太郎の懐に入り、赫灼の日輪刀で首を斬ろうとするが鎌で防がれる。

しかし、赫灼の日輪刀のおかげか血鬼術で作られた鎌に綻びが出てくる。妓夫太郎は左の鎌で日輪刀を抑えながら、右の鎌で炭治郎の眼を狙う。

 

「ヒノカミ神楽 幻日虹」

 

炭治郎は捻りと回転による足運びで避け、そのままもう一度懐に入ろうとしたが、それよりも先に妓夫太郎が間合いを詰めて、鎌で斬りかかる。反撃しようにも日輪刀と鎌ではそもそもの間合いの長さが違い、思うように体が動きにくくなるが、炭治郎だって何も超接近戦の経験が無いわけではない。明悟と組み手をするときは決まって超接近戦になる事が大半だ。その経験を生かして、妓夫太郎の膝を蹴る。蹴られた妓夫太郎の膝は曲がり、片膝を地面に付けてしまう。一瞬止まる妓夫太郎の攻撃、この隙に炭治郎は首を斬りに行く。

 

「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡」

 

左右に振り首に迫ってくる刀を妓夫太郎は背中を仰け反らせて避け、炭治郎の腹を蹴る。

炭治郎は倒れ、妓夫太郎も無理な体勢で蹴ったので倒れる。

 

「血鬼術 飛び血鎌」

 

「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽」

 

妓夫太郎の血の斬撃を炭治郎素早く体勢を立て直して全て切り捨てる。そしてそのまま突っ込んで行き、炭治郎は妓夫太郎の首を切り落とす。

 

普通なら、このまま妓夫太郎は死ぬがそうはいかない。妓夫太郎と妹の堕姫は2人で1人。すなわち2人とも首を切り落とさないといけない。妓夫太郎は上弦の肆に堕姫は上弦の伍に成り上がったがその特性に関しては変化なしだ。

 

妓夫太郎は首が地面に落ちる前に手で掴んで首に繋げる。

 

「残念だったなぁ」

 

憎たらしそうに炭治郎に笑みを向ける。

 

「(どうすれば、こいつを倒せるんだ!?)」

 

炭治郎と妓夫太郎は互いに武器を構えてまたぶつかり合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

一方、妓夫太郎の片割れである堕姫は零余子と戦っていた。

 

「死ね!」

 

「あんたが死ね!」

 

堕姫が帯で零余子の体を貫いて殺そうとしても零余子は手に光を溜めて全て弾きながら堕姫に近づき、顔面をぶん殴るが堕姫は寸前で顔をずらして避けて、零余子の腹を左足で蹴る。零余子も負けじと左足で蹴る。

2人は互いの蹴りで吹き飛ばされ、倒れ、腹を押さえる。

先に立ち上がったのは堕姫だ。

堕姫はまだ倒れてる零余子を蹴り飛ばす。

そして帯で刺し殺そうと伸ばすが零余子はそれを掴み、ぐるぐると堕姫をジャイアントスイングする。

あちこちの壁やら床やら障子やら関係なく、ガンガンとぶつけまくって堕姫の体に無数の傷がつき、投げ飛ばされる。転がり、勢いが無くなる頃はあまりの痛みに立ち上がれない。

零余子は瞬時に詰めて、自分の拳で隙がある堕姫の体を貫く。光の力でそこから堕姫の体が崩れていく。

堕姫は悲鳴を上げながらも逃がさないように体を貫いてる零余子の腕を掴み、無防備に近い零余子の体を蹴る。横からの攻撃に堕姫の体を貫いていた腕が抜けて今度は零余子がガンガンと周りを壊しながら吹き飛ばされた。

 

「殺さないと・・・殺さないと・・・」

 

堕姫の頭には産屋敷襲撃直前に無惨に言われた事を思い出す。手柄を上げなければ殺すと言う内容であるが、無惨は堕姫にはこう言った。

 

(手柄を上げなければ、お前の兄をお前の目の前で惨殺してやる)

 

それは堕姫にとっては最悪の言葉だった。堕姫はすがった(それだけは嫌だ、お願いします)としかし、無惨は聞き入れなかった。

 

確実に手柄を上げないといけない。

アギトを殺し、禰豆子を捕まえる。

それが、堕姫に残されてた唯一の選択肢だった。

 

「私がやるんだ。私がお兄ちゃんを守るんだ・・・」

 

傷は完全に回復してない。だが、兄を思う純粋な気持ちで堕姫は歩いていた。

 

零余子はボロボロになりながらも立ち上がって堕姫と向かい合う。

 

「何で立ちあがんのよ、いい加減に死ねば良いのに何でそこまでして立つのよ」

 

「約束したから、また遊ぶって禰豆子と約束した・・・だから、絶対に私は諦めない!」

 

手を構える零余子。

フラフラで堕姫には滑稽に見えた。

 

「そんなの潰してやる。あの雑魚は無惨様に捧げる。あんたの大事な物、全部壊してやる」

 

「禰豆子には手を出させない・・・皆を守る・・・私だって”仮面ライダー”だ!」

 

啖呵を切る零余子。

堕姫は鬱陶しくなってきたので帯で一思いに殺そうとした。零余子はギリギリ避けて帯を掴み、堕姫を近くに寄せる。また蹴りで牽制してくる堕姫であるが零余子は上手くかわして後ろに回り込み、スープレックスを喰らわす。終わると今度は前に回り込み、無防備な堕姫の頭を光を込めた蹴りで消し飛ばす。また頭が生えてくるが零余子は堕姫の体ごと吹き飛ばす。

 

 

 

 

 

 

●●●

「・・・梅!」

 

妓夫太郎は妹の堕姫が危ないと感じた。

炭治郎はまだ攻めてくるが、いつまでもやってると取り返しのつかない事になるのは経験が言っていた。

 

「血鬼術 跋扈跳梁」

 

血の斬撃で全方位を多い、炭治郎のヒノカミ神楽の攻撃の流れを止めて、妓夫太郎は堕姫の方へ走る。

 

「逃げるな!」

 

炭治郎もそれを追い掛けながら、ヒノカミ神楽をやるが、妓夫太郎もそれを避けてやり返す。

移動しながら斬り合う2人。

そして突然、走ってる2人の横の壁が崩れて、飛ばされた堕姫が妓夫太郎とぶつかる。妹を受け止める妓夫太郎は炭治郎と吹き飛ばした零余子を睨む。

 

「零余子さん!」

 

「炭治郎、大丈夫!?」

 

「俺は大丈夫です!」

 

炭治郎と零余子は妓夫太郎と堕姫に対して警戒し、構える。

妓夫太郎と堕姫もまた決着をつけようと2人に向き合う。

 

「私はあの女狐をやる・・・炭治郎、信じてるよ」

 

「俺も信じてますよ」

 

「俺の相手はあの小僧だ、信じてるぜ」

 

「私はあのブサイク・・・任せて、お兄ちゃんの妹だもん」

互いに互いの敵に向かって行き、またやりあう。

炭治郎と妓夫太郎は刀と鎌で、零余子と堕姫は蹴りあっていた。

 

炭治郎はヒノカミ神楽を駆使して攻めているが妓夫太郎はギリギリの所で致命傷にならずに済んでおり、2人の実力は完全に互角だった。

 

「てめぇ、いい加減にくたばれ!」

 

妓夫太郎は炭治郎の腹を蹴る。

肋が折れて倒れる炭治郎。

 

「俺は負けられない、無惨を倒すまで」

 

だが、炭治郎の闘志は折れてなかった。

 

「分からねぇな、どうしてそんなに抗うのか・・・」

 

「分からないのは俺の方だ、虚しくならないのか?人を殺し続けて」

 

妓夫太郎は炭治郎の疑問に鎌を下ろした。

炭治郎は警戒を続けてる。

「昔、くそみたいな所に男が生まれた。男は妓夫と名付けられた。痣をもって醜い顔で嫌われて、人間ってゴミがうようよしてた。そんな中、妹が生まれた。美しくて梅毒を捩った名前がつけられたが、美人で最高の妹だ。

男は剣才と醜い顔を使って借金の取り立てをガキの頃からやらされてた。順調だった。全てが幸せだった。だが、ある日妹が燃やされた。経緯は分からねぇが遊女としての仕事中に客の眼を潰して燃やされた。生きたまま燃やされた。男は死にかけの妹を死なせない為に一緒に鬼になった。それが俺達だ・・・その時、嫌って程理解した。この世は力だ。力さえあれば生きていける。蹴落とす力だ」

 

血の涙を流す妓夫太郎。

憎しみと怒りと哀しみと悔しさが入り交じっていて、炭治郎が分かったのは、もう無理だと云う事だけだった。

 

「違う。蹴落とす力だけで生きた先にあるのは虚しさだけだ」

 

立ち上がる炭治郎。

 

「てめぇ、まだやる気かよ」

 

「俺の出会って来た人は厳しくて、皆何かを喪っててそれでも真っ直ぐに生きていた。そんな人達に出会えて俺は幸福なんだと思う。だから、はっきり言う。人の力は蹴落とす力なんかじゃない。人の真の力は人の為に生きれる力だ・・・人を信じ、己を信じ、そして共に立ち上がるのが本当の力!」

 

闘志を込めた眼で炭治郎は妓夫太郎を見て、構える。

 

「人を信じるだと・・・人のせいで俺達は・・・俺の妹は・・・」

 

妓夫太郎は歯ぎしりしながら鎌を構える。

本気で炭治郎を殺す気だ。

 

「そして俺は無惨を倒して禰豆子と一緒に帰る、だから負けられない!」

 

「そんな甘い考えで妹を守れるか!」

 

炭治郎がヒノカミ神楽に移れないように妓夫太郎は間合いを詰めて、鎌で斬りに行く。

だか、炭治郎は妓夫太郎の攻撃をしのぐ。

 

「血鬼術 円斬旋回・飛び血鎌」

 

飛び血鎌を螺旋状に大量に放つ妓夫太郎の最大の血鬼術が炭治郎に迫る。

 

「(落ち着け、慌てるな。匂いで感じとれ、絶対に隙はある。集中するんだ、深く呼吸して見極めるんだ。正しい呼吸と正しい型で)」

 

そう念じながら、突き進む炭治郎。

額の痣が濃くなり、見える世界が変わってくる。

相手の骨格、筋肉、内臓。

必要最低限を見て見極める”透き通る世界”。

元々、炭治郎は刀鍛冶の里以前から痣は発現していた。それが鍛えた事と呼吸により、見えるようになってきた。

 

必要最低限呼吸と足さばきで飛んでくる斬撃の中を突き進む炭治郎。

妓夫太郎にはまるで斬撃が炭治郎を避けてるような錯覚に襲われる。

 

「(動きが変わりやがった・・・だが、これならどうだ!?)」

妓夫太郎は炭治郎ではなく、炭治郎の下の床、周りの壁、天井を自分の足場ごと無作為に破壊する。

あちこちが崩落し、妓夫太郎も無限城を落ちていく。だが、鬼である故に回復するが炭治郎は違う。

妓夫太郎は勝ったと心から思った。

 

だか、炭治郎は崩落してる瓦礫を上手く使って逆さまになりながらも妓夫太郎の後ろに回り込む。妓夫太郎もそれに気付き、鎌で殺そうとするが炭治郎の方が早く、妓夫太郎の片腕を切り落とし、首目掛けて刀を振るう。

妓夫太郎はそれを防いだ時に眼を開いた。

自分の鎌の刃にぶつかっていたのは炭治郎の刀の刃ではなく、峰だった。

 

「(しまっ・・・)」

 

気づいた時にはもう体を止められず、妓夫太郎は炭治郎の刀を弾く。炭治郎はその弾きの力も利用して1回転し、今度こそ妓夫太郎の首目掛けて刀を振るう。

 

「ヒノカミ神楽 斜陽転身」

 

妓夫太郎は炭治郎に再び首を斬られる。

また手を伸ばして戻そうとするが妓夫太郎も落ち続けているため、首に届かない。

 

「お兄ちゃん!!」

 

そんな妓夫太郎に零余子と戦っていた堕姫が飛んでいく。だが、後ろには零余子がクロスホーンを開いて足に光を溜めていた。

 

「バカ!構うんじゃねぇ!逃げろ!」

 

妓夫太郎がそれに気づくが時は既に遅く、堕姫がそれに気づく前に零余子のライダーキックが堕姫の体を貫く。

光の力で堕姫の体が灰になっていき、妓夫太郎の首も灰になっていく。

 

零余子は炭治郎の手を掴み、落ちてる瓦礫を足場にしながら、安全な所まで跳んでいく。

そこに着いた2人は落ちていく妓夫太郎と堕姫を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

●●●

妓夫太郎は泣いた。

もう無理だと云う事を悟っただけでない。

あれだけ守りたかった妹を守れずに死んでいくのが悔しくて悔しくて涙が出ていた。

何も出来なかった事に対して謝りたくて声を出そうとした時、堕姫は泣き顔を妓夫太郎に向けた。

 

「お兄ちゃん、ごめんね。守れなくて・・・情けない妹でごめんね」

 

「何言ってんだよ!何言ってんだよ!・・・情けないのは俺だ・・・兄貴なのに・・・ごめんなぁ、ごめん。俺は、お前を不幸にしてばかりだ」

 

泣きながら言う妓夫太郎。

堕姫もまた泣きながら話す。

 

「私、お兄ちゃんの妹で幸せだったよ・・・だって、お兄ちゃん優しいもん・・・」

 

堕姫の脳裏にあるのは寒い雪の中で一生懸命暖めようと体を包んでくれた兄の優しさだった。

 

「梅・・・梅・・・」

 

「お兄ちゃん、私・・・どこまでもずっと一緒にいたい。ずっとお兄ちゃんの妹だからね」

 

「・・・・・梅・・・ありがとうな・・・」

 

2人は互いに笑顔を向けて、そのまま灰になった。

それを上から見てた炭治郎と零余子は手を少しだけ合わせて次に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

●●●

善逸はある鬼を探していた。

耳を駆使して突き進んでいた。

目当ての音を聞き分け、善逸は障子を乱暴に蹴飛ばす。

 

そこに立っていたのは上弦の陸と刻まれた眼をしている鬼だった。

 

「何だ、お前か・・・」

 

「本当に鬼になってたんだな・・・獪岳!」

 

「相変わらず貧相な体してんなぁ、久しぶりだなぁ」

 

刀を肩に乗せて笑う獪岳。

善逸は獪岳を睨む。

 

「壱の型以外使えるようになったか?」

 

「おこぼれで上弦になったのがそんなに嬉しいか?」

 

笑いながら話す獪岳に善逸が叫ぶ。

 

「じいちゃんが死んだんだぞ!?あんたが鬼になった責任を感じて介錯もせずに苦しんで・・・何でじいちゃんがを裏切った!?」

 

「そりゃ、決まってんだろ?じじいがてめぇと俺の2人で後継者にさせようとしたからだ。何で塵のお前と一緒なんだ?俺の方が長く弟子して呼吸も上手く出来てたのに・・・なんで壱の型しか出来ないてめぇと一緒なんだ?・・・俺が裏切ったって言ったな?裏切ったのはじじいだ。俺を裏切ったから鬼なったんだよ!」

 

「じいちゃんは裏切ってなかったぞ!ずっとあんたを誇りに思ってたのに・・・愛情を仇で返した!」

 

「俺とカスのお前を一緒にした報いだ!」

 

「俺がカスならあんたはクズだ!後継に恵まれなかったじいちゃんが不憫でならねぇ!」

 

「てめぇと一緒にすんじゃねぇ!」

 

獪岳は刀で斬りに行こうとするがその前に善逸が獪岳の左腕を切り落とす。

ボトッと落ちた腕を獪岳は無言で見る。

 

「遅ぇんだよ、クズ」

 

善逸が壱の型の体勢で獪岳を睨み、獪岳も腕を再生させて今度は無言で善逸を睨む。

 

「お前は、雷の呼吸で始末をつける。じいちゃんの呼吸でな!」

 

次の瞬間に辺りに響いたのは落雷のような轟音だった。




はい!と言うわけで今回は炭治郎VS妓夫太郎です。

もう吉原の話からずっとこの2人を一対一で闘わせたくて、色々と弄ってましたから、やれて良かったです。
ただ、失敗もあって吉原からここまで炭治郎と妓夫太郎ってそんなに絡んでないんですよね。
精々、鉱山でやりあった位でもう一回、絡ませておくべきだったとちょっと後悔してます。

実はボツにしましたけど2人のメイン回を想定していた上にプロットを書いてた話があって、それはギャグ回で炭治郎と妓夫太郎が互いの妹の為にかんざしを取り合う為に正々堂々戦うって話だったんですけど、期間が空いてた時期もあったし、そもそも妓夫太郎が逃げれるかな?と思って止めまして、それは止めて良かったと思ってますが、やっぱりもう一回絡みを作るべきだった・・・


次回は善逸と獪岳、鳴女と柱達の攻防の話になると思います。

次回『迅雷』
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