久しぶりの1週間前投稿かつ文量も満足できる長さで嬉しくなります!
ではどうぞ!
最初の印象か?
うむ、凄く失礼な男だ!
そして、どこか飄々としていて鬼を倒す事ができる腕が確りあるのに柱にならないから、責任感がないのだと思ったが列車で共に戦い、考えを改めた!
その後、一緒に定食屋に行った時に思い切って柱にならなかった理由を聞いてみたら、「柱になったら、何柱様とか敬語で絶対に言われるのが嫌だから、それに一々訂正していくのが凄い面倒くさい」と返ってきた。まさかと言うような理由に俺もそして一緒に来ていた不死川や竈門少年もずっこけてしまった。
よもやよもや、柱になりたくない理由にそれを上げるとは予想外だった。
不死川は「そんなアホな理由で」と呆れ果てておった。
俺も同じだった!
帰る時にたまたま下級の隊士にあった時に「光柱様」と挨拶をされた時は凄く顔が歪んでてすぐに止めるように言っていたから本心なんだろう。
・・・胡蝶の事を聴いた時の顔は今でも覚えてる。快活に明るく振る舞おうとしていたが、ボロボロだったのはすぐに分かった。だがお館様は容赦無く聞いていて驚いたぞ。多分、2人しか分からない世界があるのだろう。
鉱山を終えて、元に戻った・・・いや前よりも良くなったな。責任感が増えたというか、あれが本来の津上なのだろう。
え?話が長くなってるだと?
そこまで話していたかな?
よもやよもや、最近はどうも時間が短く感じてしまう。
そうだな、俺と津上の関係は’’仲間’’だ。
今でもそう思っている。
これは俺の’’仲間’’の物語だ。
あいつの名前は津上明悟。
またの名を’’仮面ライダー’’
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最初に仕掛けたのは猗窩座だ。
確実に殺す為にまず轆轤の頭を狙いに来る。
轆轤は素早くミラージュアギトになり、それを受け止める。杏寿郎はそうして掴まった猗窩座の首を斬ろうと刀を振るうが空いてる手で受け止められる。轆轤はそれを見て手のブレードを出現させてガラ空きの胴体を真っ二つにしようとするが猗窩座はそれを足で止める。
渾身の力で3人とも押し切ろうとするが膠着する。
轆轤はベルトを光らせて、猗窩座が逃げられない様に受け止めてる手を離さない。杏寿郎もそれに気付き、自分の刀を受け止めてる腕の手首を捕まえる。
だが、猗窩座は両腕を自ら引きちぎって光を多少受けただけで済ませてまた構える。
「破壊殺 乱式」
近距離で叩き潰そうと乱打戦に持ち込む猗窩座。
轆轤と杏寿郎もそれ等の攻撃を捌く。
「炎の呼吸 壱の型 不知火」
杏寿郎が猗窩座に突っ込み、袈裟がけを喰らわせようとするが避けられ、猗窩座の殺人拳とも呼べる拳が杏寿郎の頭に向かっていくが、轆轤が腕の刃を2人の間に入れ、拳や腕を真っ二つに斬りながら、刃を猗窩座の顔面に向かわせる。
斬られた拳は2つに分かれ、杏寿郎の頭とは違った方向に向かう。
猗窩座は向かってくる刃をバク転して避けて、今度は脚で轆轤の顎を破壊しようとする。
「炎の呼吸 伍の型 炎虎」
杏寿郎が轆轤の顎に向かってくる脚を斬り落とす。
猗窩座は追撃されないように回転の勢いを使って離れる。片腕は拳から二の腕にかけて切り裂かれ、片脚も切り落とされたがすぐに元に戻る。
「相変わらず、強いな」
元に戻った部分を軽く解しながら笑顔で2人を見る猗窩座。2人は猗窩座の笑顔が分からなかった。猗窩座は突っ込み、殴り掛かる。だが杏寿郎は柄で攻撃を受け止めると轆轤がすかさずに刃で首を斬ろうとする。猗窩座さそれを避けるわけでなく口で白羽取り、止める。
「(刃を口で止めるんじゃねぇ!)」
杏寿郎は隙を突こうと斬りに行くが蹴り飛ばされる。
ガラ空きの轆轤の体目掛けて猗窩座は拳を構える。
轆轤は猗窩座から刃を離させようとするが猗窩座の方が早い。
「破壊殺 乱式」
拳を轆轤の体に叩き込む猗窩座。
杏寿郎がいる方に轆轤も吹き飛ばされる。
2人は膝に手を付きながらも立ち上がり、構える。そんな2人を見て猗窩座は満面の笑みを向ける。
戦闘に高揚し、立ち向かう気力が全く衰えない2人に嬉しくなった。
愛しくなった出来れば永遠に戦いたい。
もっと自慢の剣術で自分の血鬼術を超える剣を味合わせて欲しい、もっとアギトの力を自分に叩き込んでほしい。猗窩座はそんな‘‘矛盾’’した思いをしながら2人に向かって歩く。
手を左右に軽く振り、杏寿郎と轆轤は警戒しながら間を空けて挟み撃ちしやすいようにする。普通なら絶対にここの間には来ないし、そもそもそんな事をさせないように鬼の身体能力を使って突っ込んで混乱させれば良いが、猗窩座はあろうことか2人の真ん中に堂々と来る。
少し空間を開けた2人が驚くほどに軽い足取りで来て、手をフラフラとさせて無駄な力を抜いている。
最初に動いたのは轆轤だ。
猗窩座のニヤついた顔面に目掛けて蹴りを入れようとするが腕で防がれる。そんな猗窩座の背後から杏寿郎の刀が首目掛けて来るが斬られる前に頭を下げて避ける。上げてきた猗窩座の頭に轆轤は右拳を振るうが避けられて顔面に裏拳を入れられ、反対から向かってきた杏寿郎の膝を蹴って止め、その場でバク転し、その回転を使って両足で轆轤を蹴り飛ばし、杏寿郎の頭を潰そうと拳を付き出す。杏寿郎はその手を掴み、猗窩座を背負い投げしようとするが猗窩座は投げられる前に杏寿郎の曲がりかけの腰に手を当て無理やり伸ばし、逆に猗窩座を大外刈りで倒す。倒れた杏寿郎の腹に蹴りでも入れようとするがそうなる前に吹き飛ばされた轆轤が飛び蹴りを猗窩座に喰らわし、離れさせる。
杏寿郎もすぐに立ち上がり、2人で攻撃する。
轆轤は左足で下半身を杏寿郎は刀で首を斬ろうとするが猗窩座は右足で轆轤の蹴りを止めるとそのまま杏寿郎の肩を蹴り、攻撃の流れを止める。
少し体勢がグラつく杏寿郎の援護に轆轤は猗窩座にタックルし、密着した状態で膝蹴りを腹に何回も喰らわすが無防備な背中に肘打ちをされて投げ転がされる。
「炎の呼吸 参の型 気炎万象」
弧を描くような斬撃で杏寿郎は猗窩座の首を狙うが猗窩座は両腕でそれを防ぐ。腕ごと斬ろうと力を込めるがとてつもない筋肉の絞まりによって少しも動かない。
猗窩座は杏寿郎の刀を側面から殴りへし折り、杏寿郎を蹴る。杏寿郎は30cmぐらいの小刀並みになった日輪刀を見て、構え直す。
猗窩座は杏寿郎に飛びかかるが立ち上がった轆轤が猗窩座の脚を掴み、地面に叩きつけ、そのまま何回も壁やら床やらに猗窩座をぶつけるが掴んでる手の甲を踵で蹴られ、離してしまう。
猗窩座は轆轤の顔面に飛び回し蹴りを放つが、杏寿郎がその前に猗窩座に飛び蹴りを喰らわせて、轆轤を守る。
蹴られた猗窩座はゴロゴロと転がり、笑いながら2人を見る。
「良いぞ、最高だ!きっとお前たちを倒せれば俺はまた更に強くなる!」
大声で話す猗窩座。
喜んでいるようで2人はその姿にどこか滑稽さを感じていた。
「強くなって、次はどうするんだ?」
「は?」
轆轤の言葉に猗窩座は訳が分からなかった。
「何を言ってる?」
「強くなって次はどうしたいんだ?誰かを守りたいとかそう言うのは無いのか?」
「弱い者を守って何になる?奴らはゴミだ。死ぬべきだ」
猗窩座の身勝手な言い分に杏寿郎が反論しそうになるが轆轤がそれを止める。止められた杏寿郎は轆轤を見るが1回頷かれたので言うのを我慢した。
「お前の言う弱いってのは何だ?力が弱いか?立ち上がらない事か?」
「違う・・・弱い奴は卑怯だ。毒を使ったりして陥れようとする、弱い奴はクズだ。人を苦しめるだけで約束を守れない。弱い奴は我慢が出来ない・・・だから俺は殺すんだ。皆、殺してやる」
猗窩座の矛盾だらけの言葉に轆轤と杏寿郎は確信した。
「お前、それさっきから自分が当てはまり続けてるの分かってるな?」
それは、猗窩座が自分でも気づかない程に死に向かっている事だった。
轆轤からの指摘に猗窩座は睨んだままで何も答えない。
「以前記憶を見た時から思ってた。お前は戦闘狂ってよりも死にたがりってな。記憶の中にあるあの死んだ日を味わう前に師範から殴られて止めてくれた事が忘れられないし、嬉しかったんだろ?自暴自棄で暴れる自分を止めてくれて・・・だから今もやってる」
「うるさい」
「強い奴と戦い続ければいずれは殺されて終わるから、だから強い奴に拘る」
「黙れ」
「現に今もそうだがどんどん人としてが強くなってる。聞こえてんじゃねぇのか?大切な人の声が・・・」
轆轤の言葉に猗窩座はふいに後ろを向く。
そこには轆轤の指摘通りに居た。
全力で止めてくれた師範と愛してた師範の娘の恋雪が優しくも悲しい笑みを浮かべていた。
「止めろ・・・来るな・・・来るな!・・・俺を惑わすな!」
手を振り、2人を消そうと暴れる猗窩座。
近くで見ていた轆轤と杏寿郎には猗窩座が1人で怯えて暴れてるようにしか見えなかった。
幻の恋雪が近づいてくる。
手を振って消そうとするが消せずに後退し、怯え続ける猗窩座は遂に恋雪の腹に拳を突き出す。
その拳は貫通し、恋雪は血反吐を吐いた。
猗窩座の顔面が血反吐で血塗れになる。幻の筈なのに生暖かった。
恋雪はそのまま猗窩座を哀しげな目で見ながら消えた。
「フフ、フフフフフ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!やった・・・・やったぞ!・・・俺はやった!・・・遂に殺せた!・・・清々しい良い気分だ・・・あぁ、最高だ」
猗窩座は今まで以上の笑みを2人に向ける。
轆轤も杏寿郎も猗窩座の豹変に警戒する。
「何をやったんだ?お前・・・」
「殺したんだ・・・あの女を殺せた・・・最高の気分だ・・・俺はこれでまだまだ強くなれる!そう、この身の全てを俺は無惨様に捧げる!」
「お前「芦原、もう無理だ!これ以上やっても意味はない!彼はもう手遅れだ!・・・止めるぞ」・・・分かった」
構え直す2人に猗窩座が突っ込んでくる。今まで以上に速く、正確無比な攻撃をしてきて、完全に捌けない。轆轤も杏寿郎も肋が折れる。轆轤が刃で攻撃しようにも猗窩座は余裕の表情でそれをへし折る。
「破壊殺 終式 青銀乱残光!」
猗窩座の技に轆轤も杏寿郎もいくつかは捌けたが想像以上の拳を叩き込まれ、膝を付き倒れる。
あちこちの骨が無事ではすまないほど強烈な拳打によって動く事が出来ない。
「凄い、今まで以上に強くなった・・・お前達に感謝するよ。これで俺は最強に近づけた・・・殺して肉を食ってやる。お前達だけでない、他の鬼殺隊もだ。老若男女関係なしに食って食って強くなる。まずはお前らから・・・じゃあな」
猗窩座は轆轤に向かって拳を上げる。杏寿郎よりも轆轤のアギトの力の方が脅威だから先に轆轤を殺そうとする。
「破壊殺 砕式 万葉閃柳!」
渾身の力を込めた拳打が上からの轆轤に向って来る。
だが、轆轤も諦めずに手に光を込めて殴りに掛かる。
拳と拳がぶつかり合い、衝撃と光が3人を包む。
轆轤と杏寿郎は暗い所にいた。
辺りは何も見えず、ただ暗く2人は当てもなく歩く。
そうしていると檻が見えてくる。
骨組みだけの檻で中には人がいた。
美しくどこか儚い印象を受ける女性 恋雪だった、彼女は檻を壊そうとしていた。
轆轤と杏寿郎は彼女の前に立ち、檻を壊すのを手伝おうとする。別に大層な意味はない。ただ人が檻に入っているのに気分が悪くならない人間はいない。
「ご婦人、今助けます!」
「貴方は?」
「俺の名前は煉獄杏寿郎です!」
「俺は芦原轆轤だ」
恋雪は2人の名前を聞き、檻を握ってる2人の手の上に自分の手を重ねる。長い事抵抗していたせいなのか血だらけで爪も剥がれていて肌もボロボロの悲惨な手だった。
「お願いします。この檻は私が自分でやりますので手出ししないで下さい」
「「な!?」」
「私は貴方達が猗窩座と呼ぶ者の妻です!こんな檻など壊してみせます」
恋雪はそう言うと再び檻を壊そうと力を入れる。
どう見ても無理だと感じた。
だが、恋雪の気迫に2人は圧された。
「聞かせてくれ、あんたまだ愛してるのか?」
轆轤は恋雪に訊ねた。
猗窩座は殺したと言った。
殺されてるのになぜ、ここまで出ようと必死になるのか轆轤は知りたかった。
「当たり前です。私が心の底から好きになった人だから・・・」
恋雪はそう言うと再び力を入れた。
するとどういう事か、骨組みがミシリミシリと鳴り始め、大きな音と共に恋雪はボロボロになりながらも檻から出てきた。
「よもやよもや、お見事・・・天晴だ」
「すげぇ・・・陳腐な言い方しか出来ねぇが、すげぇ」
檻から出てきた恋雪は、フラフラしながら座り込んだ。
そして2人を真剣な眼差しで見つめた。
「私だけでは助けられません。だから・・・貴方方には虫が良いかも知れませんが手伝って下さい」
恋雪の言葉に頷く2人。
2人は恋雪を立たせようと手を出し、恋雪もそれに応じる。手を繋いだ3人を光が呑み込んだ。
轆轤と杏寿郎は現実に戻って来ると目にしたのは頭を抑えながら暴れる猗窩座だった。
「止めろ、来るな、来るなぁ!」
暴れる猗窩座を見て、轆轤と杏寿郎は立ち上がる。
「煉獄、アイツを止めるぞ」
「あぁ、あのご夫人の願いだ」
立ち上がり、杏寿郎は折れた刀を轆轤はボロボロの腕を上げて構える。
そんな2人に猗窩座も気づいたのか2人を睨む。
「貴様ら、まだやるのか?一体何でそこまでやる?」
「止めるのを手伝う約束をしたからな!」
「そう言う約束は守るんだよ!」
「何を世迷言を!」
飛びかかって来る猗窩座の拳を受け止める轆轤。杏寿郎が短くなった刃で首を斬ろうとするがまた蹴られ止められるが轆轤が腹に膝蹴りを喰らわし、殴り飛ばす。
体勢を立て直しす猗窩座は2人の方に向かおうとする。
「止めて、狛治さん!」
鬱陶しい声が聴こえ、それを消し飛ばそうと聴こえた方向に裏拳をするが誰も居ない。
猗窩座はなぜ、自分がこんな行動をしてるのか分からなかった。
轆轤と杏寿郎はその隙を付いて、轆轤は蹴りを杏寿郎は致命傷にはならないが斬撃を喰らわせる。猗窩座は瞬時に反撃しようとするも、
「お願い、止めて!」
その声のした方に蹴りや裏拳を入れては空を切って、隙を自ら作っていた。杏寿郎や轆轤もそこまで分かりやすい隙を逃すわけなく、斬撃と拳打を打ち込む。
そこから、状況が逆転した。
2人掛かりでも押されていたが猗窩座だったが、誰も居ない所に攻撃しては隙が生まれ、そこを突かれていた。
そして遂に杏寿郎の短くなった刀が猗窩座の首を捉える。猗窩座はすぐに杏寿郎の頭を潰そうと右手で殴るが杏寿郎はそれを左手で受け止める。ならガラ空きの胴体を貫こうと猗窩座は左手で突きに来るが轆轤がそれを左手で止め、轆轤は自分の右手に光を込める。
「何なんだ!?お前ら、何なんだ!?」
何度倒しても立ち上がってくる2人に猗窩座が叫ぶ。
決着が着いたと思ったら、振り出しの連続だった為に2人が何なのか分からなくなる。
「俺は炎柱 煉獄杏寿郎!」
「俺は芦原轆轤 仮面ライダーだ!1つ言えるのは、嫁さんが気張ってんのに何時までもグタグタしてんじゃねぇ!!」
轆轤の渾身の拳‘‘ライダーパンチ’’が猗窩座の顔面を捉えて吹き飛ばす。猗窩座は顔を吹き飛ばされ、ゴロゴロと転がり倒れた。
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視界が消し飛ばされて、猗窩座は走馬灯を見ていた。
病弱な父親の為に盗んで奪ってそれを薬にしてたのに父親が自殺し自暴自棄になって暴れてたら、拳法家の師範に止められ、弟子にしてもらい、1人娘の病弱な恋雪と互いに想い合って幸せになる筈だったのに父親の墓参りに行ってる最中に対立していた剣術道場の人間が井戸に毒を入れ、2人を殺し、怒りに任せてそいつらを素手で惨殺し、心が壊れてた所を無惨に付け込まれ、鬼になった。
「(弱い奴は嫌いだ・・・卑怯で大切な者を全部奪っていく・・・弱い奴は辛抱が出来ない・・・罪人でも助けてくれ、懸命に教えてくれた拳で殺して、全部台無しにする・・・守るって約束したのにその拳を全部壊してしまう)」
「猗窩座、何をしている?」
不意に猗窩座の耳に無残の声が聴こえる。
「私の為に拳を捧げるんだろ?何を勝手に死んでいる?」
「(そうだ、俺はもっと強く・・・なって何をするんだっけ?)」
「お前は私の手足だ。私の命を守る者だ」
「(・・・・・あぁ、そうだ俺は・・・)」
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現実で杏寿郎と轆轤はまだ完全に灰にならない猗窩座に警戒していた。すると猗窩座の首無しの体が動き始め、そこから首が再生されようとしていた。
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「やっと再生を始めたか、ゴミが・・・この程度の事、何故できない?私の素晴らしき力をどうして人間は扱えない?無能共が」
無惨は姿を現し、冷酷かつ自分勝手で幼稚な言葉を言いながら、猗窩座の髪を掴み上げて乱暴に扱う。
猗窩座は人形のように動けなかった。
糸が切れた人形のように猗窩座は倒れたままだった。
「さっさと戦「いい加減にして!」・・・何?」
猗窩座は自分の前に立った人を見た。
自分より病弱で優しくて大切にしてくれた恋人 恋雪が無惨に対して猗窩座を守るように立っていた。
「・・・恋雪・・・さん・・・」
「狛治さんにはこれ以上、指一本でも触れさせない。この人の拳をこれ以上私利私欲に使わせない!」
無惨相手に啖呵を切る恋雪。
そんか恋雪に対して無惨は腕を鞭に変えて恋雪を殺そうとする。猗窩座・・・いや狛治はその時、勝手に体が動いていた。
「猗窩座!!」
そして無惨の鞭を弾いて、そのまま無惨の顔面をぶん殴り飛ばした。
「猗窩座ァ!!!!」
無惨はそう叫びながら消えていった。
残っていたのは狛治と恋雪だった。
狛治は無事な恋雪の方を見ると一目散に走って抱き着いた。涙を流しながら、許しを乞うていた。
「ごめん、ごめん!守るって約束したのに・・・ごめん、ごめんなさい!ごめんなさい!」
「守ってくれたじゃないですか・・・狛治さん、守ってくれたじゃないですか、たった今・・・約束守ってくれてありがとうございます・・・一緒に天国は無理ですけど、私は何処までも今度は一緒に居ますから・・・」
狛治を抱き締める恋雪。
2人の周りには大量の火が出できた。
地獄の火だった。
そして2人は苦痛に叫ぶのでも悲しみに暮れるのでもなく、今度こそ一緒になれる事を幸せに感じながら、燃えた。
●●●
現実では立ち上がり始めた首無し猗窩座の体に首が再生し始めていた。
杏寿郎と轆轤は互いにボロボロで今度こそ、相打ち覚悟で立ち向かおうと構える。
猗窩座の首が再生され顔も再生され、片目が出てくると、その目は涙を流していた。
涙を流し続け、猗窩座は2人を視認したら笑みを浮かべ、そして膝を付く。
そして今度こそ、完全に灰化した。
杏寿郎と轆轤も緊張の糸が切れたのか座り込んでしまい、残った猗窩座の服を見ていた。
「終わったな」
「まだ終わりではないぞ。芦原・・・俺達は彼を止められたのか?」
「俺達は何もしてねぇよ。全部、アイツの嫁さんがやったんだ」
杏寿郎の疑問に轆轤は間髪入れずに答える。
「あぁ、素晴らしい人だった・・・羨ましい位に・・・」
「お前にもいい出逢いがあるさ」
轆轤の茶々に杏寿郎は笑う。
轆轤もそれに釣られて笑う。
立ち上がり2人であるが、轆轤は杏寿郎と違って徹底的に鍛えてないせいか、フラフラだった。
だが、そんな轆轤に杏寿郎は肩を貸した。
「良いのか?元鬼の俺にこんな事して」
「不味いだろうな・・・だが、共に戦ったお前はもう俺の大事な仲間だ!仲間を支えるのは当然だ!」
杏寿郎の言葉に轆轤は嬉しくなった。
元鬼で人を食いまくって血塗れなのにそれでもこう言ってくれる杏寿郎が強く逞しく、そして心の底から尊敬出来た。
「(俺の首を斬るなら、お前が良いな・・・・だが、まずは無惨だな・・・)」
轆轤はそんな事を考えながら、杏寿郎と一緒にまた戦いに戻っていく。
はい、というわけで猗窩座戦は終わりです!
次は明悟と黒死牟の戦いです!
気がつけば結構長い事書いてなかったのでがんばります!
完結まで恐らくあと、4話だとおもいますが頑張ります!
計算すると設定集を抜いて今話を入れて43ですので47くらいで完結になります。
BLACK RXや鎧武と同じ話数ってのが何とも感慨深いです。
完結まで頑張ります!