色々と詰めてたら遅くなりました!
ではどうぞ!
最初に会って思ったのは何ともだらしなく、そして逃げてる男だと感じた。
お館様に対する無礼もさることながら、数々の問題行為は悲しむどころか怒りが出てきた。
すまない、今でも思い出すと怒りが出てきてしまう。
・・・カナエの件には心が痛んだ。そして、津上に対してこの上ない程に殺意も出たし、怒りも出た。責任能力がないと心から感じたからだ。後日のお館様との謁見の際に声色を聞いてると怒りよりも恨みよりも哀れみを感じていた。道化のように振る舞ってる津上が哀れに思えた。ただ、鉱山で戦い、無惨に対しての言葉だけでなく、カナエとの会話を外から聞いて間違ってたのは自分だったと改めた。2人は互いに信頼し、愛し合っていた。私のこの怒りもただのエゴだった。
まぁ、津上に関しては時折、叩きたい程に怒りが出るがそんな風に自分を出せる彼を羨ましいと思う事が・・・・・無いな、流石にあれはなりたくないな。
これは、私の‘‘同僚’’の物語。
彼の名前は津上明悟。
またの名を‘‘仮面ライダー’’
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無限城の奥で戦闘をしていた。
明悟に無限城を壊しながら、激闘を繰り広げ、遂に上弦の壱である黒死牟を倒した。
無一郎、実弥、玄弥、行冥、伊之助、カナヲの計7名で戦い、明悟は左腕を喪いながらも倒した。
「教えろ、お前はなぜ戦うのだ」
やられ、体が灰になってきてる黒死牟がフラフラの明悟に最後の疑問をぶつける。
●●●
事は10分前、明悟と黒死牟は戦闘を始めていた。
シャイニングを超えて更に光が強くなり、夜でもほぼシャイニングと同等以上の力が出せるようになったサンシャインフォームと言う明悟が今できる最大限のフルパワーで黒死牟に攻撃していたが、黒死牟も黒死牟で自分の血鬼術で作り上げた刀を大太刀化させて3つの刀が更に生えた3又で相殺していた。
カリバーを繋げ、サーキュロスモードにして黒死牟に向って投げるが、即弾かれる。そのまま、別方向に飛ばされるカリバーだが、明悟は手を翳して手元に戻す。
「月の呼吸 弐の型 珠華ノ弄月」
飛んでくる3つの斬撃を明悟はサーキュロスモードのカリバーで殴り、弾きながら突き進んでいく。
「月の呼吸 壱の型 闇月・宵の宮」
明悟の首を斬ろうと黒死牟の居合斬りが来るが明悟はそれを右手の手甲で受け止めて左手に持ってるサーキュロスモードのカリバーの刃に光を纏わせて回転させて、黒死牟の首目掛けて振る。
「月の呼吸 伍の型 月魄災禍」
刀を振らずに飛んでくる無数の斬撃によって明悟は、弾き飛ばされる。と云うよりもそのままいると死ぬと云う直感に従い、自分で後ろに飛び、被害を軽減するがそれだけで終わらず、カリバーを投げて黒死牟の腕を斬り落とす。
ゴロゴロと転がりつつもカリバーを手元に戻して再び構える明悟と腕を再生させて睨む黒死牟。
明悟の体には無数の傷が出来ていたがベルトが光、明悟を包むと治った。だが、明悟は肩で息をしていた。
「流石は上弦の壱って所か・・・手強いな」
「貴様は確かに鬼からすれば厄介な力を持ってるが弱いな」
「・・・否定はしない」
「鬼と同じような回復が出来るが体力の消耗が激しい。後、何回もやれば体力が尽きて死ぬだろう。だが、私は違う・・・何とも欠点だらけの力だな」
黒死牟の言葉は当たっていた。明悟もそれを感じていた。アギトの力は確かに進化し続けるがそれでも間に合わないと感じる程に戦いが苛烈であり、どう考えても回復を簡単に出来る程、進化するのはすぐには無理だと悟っていた。前回の回復・・・遊郭の時に片腕を回復させていたがあれは怒りによる暴走と興奮でアドレナリンが出まくっていて痛みを余り感じなかった上にその後、すぐに終わってしまったので体力の減りを深刻には感じなかった。
「欠点こそ、進化の兆しだ」
「違う・・・屈辱の極みだ」
平行線の話をして互いに間合いを掴もうとにじりと近づく。斬撃を飛ばせるので2人とも下手に突っ込む必要が無いが得意な間合いは接近戦。下手に近づけば明悟は斬撃、黒死牟は光の餌食になる。
決定打を与えようと緊迫していた。
そんな中、唐突に天井が崩れ落ちる。
明悟も黒死牟も顔を上げて見ると、
「猪突猛進!」
何故か伊之助が落ちてきた。
「伊之助君!?」
明悟は伊之助に声を出す。黒死牟も突然出てきた珍獣に少し驚く。
「獣の呼吸 参の牙 喰い裂き」
黒死牟に向って落ちていき、そのまま首を斬ろうとするが黒死牟はその斬撃を避けて一太刀で伊之助を真っ二つにしようとする。伊之助は感覚でそれに気づき、避けようとするが間に合わなかった。だが明悟が間に入り、カリバーで黒死牟の刀を受け止めて、ベルトから光を放ち、黒死牟の体を焼く。
「獣の呼吸 玖の牙 伸・うねり裂き」
伊之助の片腕の斬撃が黒死牟に向かっていく。
紙一重で黒死牟は避けようとするが、6つある目の内の1つが斬られる。
違和感を感じ、黒死牟は伊之助の腕を見ると肩と肘の関節を外して無理やり伸ばしていた。
「ちっ、やっぱり上手く行かねぇか、まだまだ修行が足りねぇな」
バチンと音を立てて関節を元に戻すと2本の刀を構えた。
黒死牟は本来ならば喰らうはずは無かった。痣を発現させて‘‘透き通る世界’’と云う更に上の段階まで来ている黒死牟は筋肉の動きを見て相手の動きを予測出来る。それは鬼になってる事で更に鍛えられてきた。しかし、鬼になった弊害でアギトの光に弱く、その光に当てられると感覚すらも狂う。更に云えばアギトに変身した事で‘‘透き通る世界’’の効きが悪い。これも下手な鬼だと触れるだけで倒せるシャイニングよりも強力なサンシャインフォームになってる故に鬼の黒死牟の血鬼術の効果が薄れてるからである。
「忌々しい獣風情が・・・だが痣も発現してないのにその強さは中々だな」
「なかなか見る目あるじゃねぇか、伊達に6つも目ン玉が付いてるわけじゃねぇな」
猪の被り物をしているが中では絶対にドヤ顔だと云うのが声でわかる。
「鬼になれば更に強くなれたろうに」
不意に黒死牟はそう呟いた。命乞いをして役に立てそうな奴は見つけたが、どちらかと云うと黒死牟は狗窩座のような反発心のある奴の方が好きなので呟いてしまった。
「お前馬鹿か?鬼になったら天ぽら食えねぇじゃねぇか、それに仲間と食い合うのもアホだ。折角一緒に食って楽しいのに何でそれを捨てるんだ?そんなアホな事を俺は選ばねぇ」
明悟も黒死牟も理由に呆然となる。
そして明悟は笑い、黒死牟は伊之助を睨む。
「伊之助君、やっぱり君っていい奴だね!」
「そんな愚かな理由で人を選ぶとは頭も獣並だな」
「鬼よりは全然いいぜ」
刀を振るう黒死牟。
明悟はその刀を受け止め、光で感覚を狂わせながら攻撃を伊之助に任せて戦う。
●●●
そんな中、この戦いを影から様子を伺っていたのが3人いた。
無一郎、玄弥、カナヲである。
3人とも明悟と黒死牟が轟音を鳴らしまくってる戦いの音を頼りに来てみたは良いが拮抗していたので下手に入ると不味かったので様子を見て隙きを探していたが伊之助の登場で突っ込み易くなっていた。
そして伊之助の型に嵌まらない攻撃と明悟の光で黒死牟が吹き飛ばされる。
「今だ!」
無一郎の合図でまず、カナヲと無一郎が突っ込み、玄弥は持ってる銃で黒死牟を打つ。
黒死牟はそれを弾くが、カナヲと無一郎が突っ込んで来ていた。
「花の呼吸 肆の型 紅花衣」
「霞の呼吸 肆の型 移流斬り」
黒死牟は迫ってくる2人を斬り捨てようと刀を構えるが、明悟が光を放ち、血鬼術を狂わせる。
意地と気合で何とか避けるが片腕をまた落とされる。
「おのれ・・・」
すぐに腕を治し、全員殺そうと刀を振るいかけるが、その前に明悟のサーキュロスモードしたカリバーが飛んでくる。
当たる寸前で弾くが今度は玄弥の銃弾が飛んできてそれも何とか弾くと今度は伊之助、カナヲ、無一郎の3人が斬りかかってる上に明悟が光を放っている。
ギリギリ首を斬らせずに引いて生き残る。
「(面倒な・・・他は雑兵なのにあの津上と名乗るアギトの光が私の体を尽く狂わせる。下手な鬼なら死んでる程の光・・・私でさえ、命の危険を感じてしまう)」
黒死牟は明悟を警戒しながらも劣勢を打破しようと刀を構える。
そんな黒死牟の頭上から鉄球と斧が降ってくる。
「岩の呼吸 伍の型 瓦輪刑部」
上の階から降りてくる行冥が鉄球やら斧を操って黒死牟の周りの4ヶ所に落とす。
「風の呼吸 伍の型 木枯らし颪」
行冥の後ろから更に実弥まで降りてきながら、動きが止まってる黒死牟を斬ろうとする。
「月の呼吸 捌の型 月龍輪尾」
落ちてくる2人に対しての特大の斬撃でさっさと殺そうとするが明悟が斬撃と2人の間に入り、カリバーに光を溜めて受け止めようとするもあまりにも威力が高く、明悟は2人も纏めて飛ばされる。
明悟と行冥の2人は飛ばされながらも鉄球とカリバーを投げる。
黒死牟は鉄球は上手く軌道を反らせたがカリバーに関しては明悟の意思によって動く為、拮抗してしまう。
「皆、頼む!」
明悟の言葉に全員が頷き、無防備に近い状況の黒死牟に伊之助、カナヲ、玄弥、無一郎は首を斬ろうと突っ込んで来て、明悟、実弥、行冥も突っ込んでくる。
「月の呼吸 伍の型 月魄災禍」
黒死牟の振らない無数の斬撃を全員が喰らう。
防御は取れていた上に明悟のカリバーの影響で思うように斬れず、全員致命傷に出来なかった。
それでも皮は切れて、肉にまで到達しそうと言えるくらい大きかった。
体勢の立て直しをしようと黒死牟は回復させるが明悟が関係なく突っ込んでくる。
黒死牟は明悟を斬り殺そうとするが明悟も黒死牟の刀を避けてやり返し、黒死牟もやり返す。
相手よりも速く斬り、相手にとって一歩でもやり難い場所に体を移動させて隙を伺う。
そこに行冥と実弥、無一郎、伊之助、カナヲ、玄弥まで加わる。行冥の剛力による戦いによって黒死牟は更に押し込まれ、実弥の縦横無尽な斬撃によってドンドン削がれて、無一郎の一瞬の隙を付く戦いから身を守る為に精神を疲労させ、伊之助やカナヲから殺そうと刀を振るうも伊之助は肌の感覚でカナヲは目でそれを避け、玄弥の遠距離からの銃撃も鬱陶しい。
すぐに殺そうと呼吸を使おうにも明悟がずっと光を放ってるので思うように動けなかった。
「(負ける?・・・この私が?)」
頭でそう感じずにはいられないほどにかつてない苦戦。しかも徐々に斬撃が黒死牟の髪や服を斬っていたのが皮に行き、肉にまで行く。
「獣の呼吸 壱の牙 穿ち抜き」
そして遂に伊之助の全力の突きが黒死牟の体に刺さる。
「この・・・獣風情が!」
伊之助に刀を振ろうとするが、明悟、行冥、実弥の3人が詰め寄り、伊之助をどうにかできない。精々、日輪刀でも関係なく締め上げれる筋肉で刀を止めるぐらいしか出来ない。
「花の呼吸 参の型 泰山朴」
「風の呼吸 捌の型 初烈風斬り」
「霞の呼吸 壱の型 垂天遠霞」
カナヲ、実弥 無一郎の3人が黒死牟を倒そうと呼吸を合わせる。黒死牟は避けようとしたが、行冥の鎖で体を巻き上げられた上に行冥と明悟の剛力が更に動きを止める。
「いい加減にくたばれ!」
伊之助がそう叫び、全力で刀を締め付けていた肉ごと斬り裂き、3人の刀が黒死牟の首に迫る。
黒死牟の首に漸く刀が届いたかと思った。
「舐めるなぁ!」
叫ぶと同時に何と全身から刀が生えてくる黒死牟。
最早、化け物そのものと化していた。
「素晴らしい・・・遂に私は刀そのものになったのか」
ただ、体を振り回すだけで月の呼吸と同等の力を出せる。その攻撃に全て吹き飛ばされる。
3人の斬撃だけでなく、行冥と明悟による拘束もこれまでの追い込みさえも。
だが、こんな良くある事でへこたれる者はいない。
明悟はアギトの紋章を浮かばせて、そこを潜り、黒死牟に向って飛び蹴りする。
黒死牟はそれを迎撃しようと刀と化した手を振るう。
蹴りと斬撃がぶつかり合う。
相手を倒そうと拮抗し、そしてぶつかる場所が力同士の衝突によりずれて明悟は左腕を切り飛ばされる。
「(勝った!)」
勝利を確信する黒死牟。
だが、明悟にとってこの攻撃は本命ではない。
「岩の呼吸 壱の型 蛇紋岩・双極」
行冥の放った鉄球が本命であり、それは勝利を確信していた黒死牟の顔面前まで迫っていた。
「(なっ!?いつの間に!?)」
黒死牟は非常に大きな誤解をしている。
明悟は確かに鬼には天敵とも言える能力が使えるがそれ以外はただの男であり、特別に強靭な体質でも無ければ剛力でもない。
けど、行冥は違う。
生身でありながら、明悟と互角に戦える鬼殺隊であり、柱の中でも最古参。明悟はそもそもアギトと云う反則に近い力で鬼を倒していたので腕ならば行冥の方が上である。
黒死牟は警戒する人間を間違えたのだ。
自分の力をしつこい位に狂わせ続けた事により、日輪刀の警戒が薄れたのだ。常に警戒しなければいけない筈の物を超えた存在が現れた事により、杜撰になり負けたのだ。
それが証拠に明悟と戦ってきた上弦で明悟に追い詰められた、苦戦させられた鬼は色々といたが、明悟の攻撃によって殺された上弦は実を云うと一人もいない。
行冥の鉄球により、黒死牟は顔を吹き飛ばされる。
首から鮮血が飛び、本来ならばこのまま灰化する筈なのにボコボコと断面の肉が浮かび上がってくる。
「首を再生させるぞ!」
「上等だ、なんべんでも斬ってやらぁ!」
そして黒死牟は首を再生させる。
全員、すぐにもう一度倒そうとまた突っ込む。
命の危険を感じなければおかしい状況で黒死牟は快感を感じていた。
「(素晴らしい。遂に私は首をも再生させた。これでもっと強くなれる・・・永遠に強くなり続ける事が出来る・・・緑壱、私はお前を超えるのだ!そして本当の日ノ本一の侍になるぞ!)」
自分よりも優秀で特別だった弟の緑壱が生まれて以降、味わった事のない極上の快感が黒死牟を支配していた。向かってくる者を殺してまだまだ強くなると決意し、1番最初に突っ込んてきてカリバーをシングルモードにしてる明悟と対面し、アギトの太陽のような輝きを放つ瞳に映ったのは、侍とは程遠い‘‘鬼’’だった。
「(何だあれは?私なのか?・・・これが侍?・・・夢に見た侍だと言うのか?・・・ただの化け物ではないか・・・違う、私がなりたかった侍はこれじゃない)」
映った自分の姿に呆然としている黒死牟。
その隙を容赦なく突き、首を斬り落とす明悟。
斬られた体は倒れ、灰化していく。
黒死牟は虚ろな目で明悟を見ていた。
「お前はどうして戦うのだ?」
黒死牟はそう明悟に聞く。
最後の最後で知りたくなった。
ここまでの化け物に向かって来続けて鬼と同等以上の力を持った同じ‘‘異形’’に聞きたかった。
●●●
明悟は黙って黒死牟を見ていた。
左腕から流れる血は止めたが再生はしなかった。
もうそれに使う体力も残っていなかった。
「教えろ、お前はなぜ戦うのだ?」
「大事な兄弟がいる。本当の兄弟じゃねぇし、俺よりも腕は弱いし、不器用だし、人の嫌な事にずけずけと入ってくる馬鹿な兄弟がいる。けどあいつは俺よりも強い。どんだけ逆境の中にいても例え最前に立てずに見守る事しか出来なくても決して諦めない。だから俺はアイツを死なせたくない。その為ならどんな戦いも行く」
「そんな理由で戦うのか・・・」
「難しい理由が無いと納得出来ないなら勝手に考えてて、俺はこれ以上の理由がない」
「・・・羨ましい、兄弟愛だな」
「冗談じゃない。アイツの言動にどれだけ振り回されたか、勉学から逃げる為に俺を囮にするわ、ノコギリを壊しまくって一緒に叱られる羽目になるわ、寝相が悪くて寝てる時に絞め殺されそうになるわ、ろくでなしだよ。でもそんなんだから、俺が付いていないとアイツはダメなんだよ。あんたには居なかったの?喧嘩を繰り返す程に仲の良かった奴は?」
明悟の容赦のない愚痴に行冥と実弥、無一郎はまたかとなり、耀哉の実体をあまり知らない玄弥とカナヲはこんな時でも言いまくる明悟の性格に引いていた。
明悟の言葉に黒死牟が頭に浮かんだのは、嫌いで嫌いでしょうがない弟の緑壱だった。浮かんでくる顔は音の鳴らない笛を貰って笑顔を向けた緑壱の顔だった。
自分でもなぜ、緑壱が浮かんでくるのか理解出来なかった。
「喧嘩ってさ、誰だって嫌な気分になるよ。ギスギスするし、しんどいし、自己嫌悪に陥って情けなくなってくるし・・・けど本気で本音で言い合っての喧嘩ならもうしょうがないじゃん。それすらも言わずにギスギスしてても辛いだけだよ。まぁだから俺とアイツは良く下らない事でやるんだけどね」
「・・・そうか、私は兄弟喧嘩から逃げてただけか・・・」
黒死牟はそう呟いて今度こそ完全に灰になった。
明悟達は軽く手当をしてから、無惨を目指した。
●●●
無限城の中心とも言える場所で無惨は球体を作り、回復していた。
明悟によってボコボコに破壊されまくった体も今では絶好調とも言える状況にまで上げる事が出来た。
球体の周りにいた隊士達は何時でも斬り殺せるように警戒を続けいていたが、急に球体が弾き飛び、その中から現れた無惨によって警戒に当っていた何十名もいた隊士は皆殺された。
「誰も彼もが役立たずのゴミだらけ、やはり私が1人でやるのが最も確実だな」
体を変化させて無惨はそう言う。
そしてそのまま、人の気配を探して歩いていく。
●●●
炭治郎と零余子は無惨の所に向って炭治郎の鼻を頼りに進んでいた。
アギトの感知の力が鬼の中だと全くの役に立たない為である。
そんな中、琵琶の音が鳴り響く。
また変化する周りに警戒する炭治郎と零余子。
集中する2人の前に現れたのは無惨だった。
「(鬼舞辻無惨!)」
無惨を見た炭治郎ははち切れんばかりの怒りが蠢くのを自分の中で確り感じた。
「異常者に裏切り者か・・・今宵、お前ら化け物を殺して終わりにしてやる」
無惨の口から出た暴論に炭治郎は怒りが落ちていくのを感じた。もう何を言っても無駄だと本気で思い、冷たい感情ととてつもない恨みだけがあった。
「炭治郎、行くよ」
「元下弦の裏切り者めが、今更人助けか?そんなのをやって何になる?それで罪が消える訳でもないのにこれだからお前達は無能なのだ。生き恥を晒して逃げてるゴミクズだ」
自分の事を棚に上げてよくここまでの事が平気で言える。全て自分に返ってきてるのを理解していない。言葉は通じるが話が根本から通じていない。
零余子は別に許して欲しいとか思っていない。どのみち地獄に行くのは決まってる。今更、人助けをして正義の味方を気取るつもりもない。ただ、このまま死んだらのうのうと生きる無惨を想像するのも嫌な上に友達の禰豆子を守る為に零余子は戦ってるのである。
だから、別に今更どうこう言われようが何も感じていない。庇われる資格すらも無いと自虐しながら、
「お前が言うな!」
だが、炭治郎がそれについて無惨に怒鳴る。
「零余子さんも轆轤さんも自分の罪から逃げてない。俺は2人の今までを許せるほど寛容じゃないけど、それでも懸命に生きようとしてる2人はお前よりも遥かに気高い!悪鬼が人の生き方をコケにするな!」
炭治郎の言葉に無惨は何を言ってるのか理解出来なかった。寧ろ、訳のわからない事を言ってる炭治郎が本気で化け物に見えてさっさと殺そうと決意するほど、人としての何かが壊滅していた。
「炭治郎、ありがとう・・・絶対にあんたを禰豆子の元に帰す!」
「自分でやるのでご心配なく!長男ですから!」
「なら、勝手に守る!」
刀と拳を構える2人。
無惨も手を触手にして2人に向ける。
「そうはいかない。化け物は早く殺すに限る」
「やってみなさいこの頭無惨な生き恥クソゴミの最低変態自意識過剰男!もうアンタなんか怖くない!絶対にアンタにもうこれ以上、奪わせはしない!」
「貴様、何様のつもりだ?」
「私は氷川零余子・・・仮面ライダーだ!」
突っ込む2人。
迎撃しようとする無惨。
1000年を超える戦いが終わりに近づいていた。
大正の時代。
現れた3人の仮面ライダー。
彼らが向かう先は幸せな結末か?
それとも絶望が支配する破滅か?
運命の結末まで後、3話!
やっと黒死牟が終わりました!
いやぁ、長かったです!
元々はこの戦いの前に1回明悟と戦わせようと考えてましたが書くにつれて、てか原作を読んでるとあれ?このおっさんからどうやって負けたのに逃げるの?無理ゲーじゃん。
って思って止めました。
因みにコソコソ話なのですが黒死牟が鉱山の戦いに参戦してなかったのは、無惨があれだけ居れば問題ないと思っていたのと、興奮した浅倉が相手がいるのに勝手に黒死牟とやり合う可能性が高いと思ったからです。
普段の臆病な性格が浅倉相手だと予知夢?並みになってたので黒死牟と浅倉を無惨はできる限り会わせたくなかったのです。実際、1度事を構えたと聞いた時に2度と会わせないようにしようと半ば黒死牟を追い出してました。喧嘩でやりあったら無駄でしか無いので。
つまり、全て無惨のせいです。
本日、キメツ学園のバレンタイン編のアニメが公式から上がってましたが、職員室に響凱がいて、この内訳の理由が知りたいなぁと改めて思いました。
面白いからまぁ、そんなに突っ込んでもと思いつつ、知りたくなった今日このごろ。
追記、最近ファンブックを買ったので、ちょっとそれにあやかって遊びます。
津上明悟の柱の印象!
胡蝶しのぶ
「小言が煩い。無理してでも笑顔をしてて不気味だったけど最近の笑顔は本当に美人!日に日に肌荒れが酷くなってるから、美容に良い温泉を紹介しようとしたらまた蹴られた。理不尽!」
冨岡義勇
「凄い無口。何となく暗い理由も鬼殺隊に入ってるから想像つくけど、それでも暗すぎる。皆と一緒に鮭大根を食べにいけ!てか、なんであのおままごと好きなの?」
煉獄杏寿郎
「元気!爽やか!たくましい!完璧超人と思いきや、ひなちゃん達と遊んだ時、比較的やりやすかった時のを引いた顔は凄かったよ!わかりやすい位にホッとしてて、ひなちゃん達に弄ばれないか心配!」
甘露寺蜜璃
「よく食べるね!伊黒君と上手く行くことを願ってるよ!因みに伊黒君みたいなタイプは押して押して押した方が良いと思う!」
伊黒小芭内
「仲はそんなに悪くないと思う。蜜璃ちゃん関係だとポンコツだから色々と心配。拗れない事を祈ってるよ!」
宇髄天元
「派手!けど、嫁さん関係だと余裕が無いのがたまに傷な残念さ!酒の飲みすぎ買い過ぎで怒られないようにね」
時透無一郎
「静か毒舌!あまねちゃんと悪口対決をしたら良い勝負をしそう!」
不死川実弥
「何でそんなに毎回キレるのかわからない。けど良い人なのはわかる!おはぎの件は本当にありがとね!」
悲鳴嶋行冥
「怖い!え?なんか俺、悪い事した!?なんで嫌われてるの!?」
他の柱による明悟の印象
蟲柱
「一応、義兄なので義兄さん呼びですし、悪い人では無いですけど、時々来る暴言は許せません!今度、コブラツイストをしようと思います!」
水柱
「良い奴だ。今度の超おままごとはいつだ?」
炎柱
「アギトの力も素晴らしいが、それ以上に徒手空拳の才が凄い!型に嵌まらない柔軟な考えは勉強になる!」
恋柱
「伊黒さんに負けない位、優しい人!恋の先輩として尊敬してるわ!格好良い、素敵!」
蛇柱
「冨岡と同じかと思ってたが話せばわかる良い奴だった。知らず知らず仲良くなってた。不思議だ」
音柱
「俺より派手でムカつく!けど嫁相手だと余裕がないのがたまに傷な残念さ!で何故か親近感がわく」
霞柱
「悪童を大きくしたら、こうなるって思った」
風柱
「苦手。嫌いな程、悪い奴でもねぇが一緒にいると疲れる」
岩柱
「嫌い。尊敬してる部分はあるし、根が優しいのも知ってるがあの飄々とした態度が鼻につく」
以上で追記を終わります!