HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。   作:涙姫

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コロナ感染のニュースが毎日飛び交ってて気が気じゃない。
そして必要なものを買うために出かけたら、ほぼ全員がマスクしてて、そのマスクも紙製のものから自作や洗えるマスクを使う方が増えたなと日々思う今日この頃。


HP極振りと極振り仲間

放課後を迎え、時間を合わせて自宅でゲームを開く。

 

「とりあえず…ログイン、っと!」

 

そうするといくつもの光に包まれ、いつものように始まりの街に着く。

 

「えっと…確かこの街で待ち合わせだったっけ…?服装どうしたらいいかな?

この装備、可愛いんだけど目立つし…いやでも、目立つ方が見つけてもらえるかな?

いや、私から話しかけた方がいいのかも?

う~ん…そういえば私、メイプルさんとは初期装備の時にしかあってないや。

なら初期装備の服に変えとこうかな」

 

そうして装備を変えたり、周りを見渡しながら、独り言を述べていく。

 

「あ、あそこの人、本条さんと白峯さんにそっくり…ていうか、本条さんにそっくりな方はメイプルさんか。

二人とも初期装備の状態だ。私も着替えおいてよかった。

とりあえず話しかけたらいっか。

頑張れ私、大丈夫、知り合いに話しかけるだけなんだから…

め、メイプルさ~ん!

(やっば!緊張しすぎて声震えちゃった!)

 

「あ!エテルノさ~ん!」

 

「え…」

 

 

「遅れちゃいましたか…?」

 

「ううん、大丈夫!私たちもついさっき揃ったところだから!」

 

「え…エテルノって、ことは_」

 

「あ、はい。

………えっと…とりあえず、なんてお呼びしたらいいですか?」

 

「あ、うん、私の名前は『サリー』でお願い。

名前をひっくり返してサリーにしてるの」

 

「はい、ではサリーさんとお呼びさせていただきます。

私はここではエテルノなので、お好きにお呼びください」

 

「わかった。じゃあエテルノって呼ぶね。

にしても…」ジー

 

「どうかしました、サリーさん?」

 

「いや全然姿違うなと思って…

顔のパーツとかはいじれなかったし」

 

「はい、髪色と瞳の色は身バレ防止で変更可能だったので、髪色だけは変えてますが、それ以外は特には」

 

「え、髪色だけ!?他はそのままなの?」

 

「はい、そのままですね」

 

「顔整ってるなって思ったことあったけど、まさかここまでとは…」

 

 

「身バレ…?」

 

「身バレ、つまりは自分の身辺がバレることです。

サリーさんが本名をアレンジして使っているのと同じ理由です」

 

「なるほど!

って、色変えれたんだ!私もすればよかった!」

 

「メイプルさん、見た目そのままですからね」

 

「メイプルはもうちょっと考えれば良かったね

さて、全員揃ったことだし、まずはちょっと場所を借りない?」

 

「そうですね、そして状況整理しましょう」

 

「私、いい場所知ってるよ!ここの近くに宿があるの!」

 

「いいね!エテルノもそれでいい?」

 

「はい!行きましょう!」

(誰かとゲームをやるってこんな感じなんだ…!

やっぱりこういうのも楽しいな)

 

 

 

そうして宿の一室を借りて状況を整理していくことにした。

 

「え!?エテルノさん、イベント2位なの!?」

 

「はい、お恥ずかしいですが…」

 

「へぇ~!すごいね!」

 

「メイプルさんも3位だったじゃないですか、十分すごいですよ!

それに表彰のインタビュー見てました。

とても愛らしかったですよ?」

 

「あれ見てたの!?うぅ…はずかしい…」

 

 

「じゃあ次は全員のステータスの発表でしょうか?」

 

「エテルノ、メイプルのステータス見て驚かないでね?」

 

「?は、はい」

 

「じゃあ、はい」

 

ピッ♪

 

 

「!?VITたっか!」

 

「メイプルはVITに極振ってるからね。

エテルノは……え」

 

 

「私の方も実はHPに極振りしてて…へへ」

 

「エテルノさんも極振りしてたんだ!」

 

「にしても、高すぎでしょ。HP3000超えって…」

 

「あはは…痛くてもいいので、HPで耐えきろうかなって思って」

 

「メイプルとは違う耐え方だね…」

 

「サリーは…へぇ~!ポイント、いろんなステータス振ってるんだね!」

 

「これが普通だから!」

 

「この振り方って、もしかして回避盾ですか?」

 

「そう!メイプルが耐えきる盾なら、私は回避盾かなって。

ただVITとMPとHPにもとりあえず今は振らないでおいたんだ」

 

「どうして?」

 

「全て回避してノーダメージならHPも防御力も特には必要ではないですからね。

魔法の方は今はどうするかわかりませんから、MPはとりあえず低めにした、というところでしょうか?」

 

「流石2位!わかってる!

それにSTR、攻撃力はある程度武器で補えるからね。

ただ素早さは欲しいから、AGIは高めに設定したんだ」

 

「全て回避するにはある程度の素早さは必要ですしね」

 

「いろいろ考えてるんだね…!」

 

「ふふふ…受けきってノーダメの人とは考える量が違うのだよ。

でも私も専用装備がほしいなぁ。

エテルノは持ってるの?」

 

「はい、一応。

【開演】!…これです」

 

「鍵盤…?」

 

「私は初期装備が楽器なので」

 

「そういえば、初期装備にハープがあったね。

あれを選んだんだ?」

 

「はい___」

 

 

 

そうして話を続け、本条さんこと、メイプルさんの作りたい盾の素材が南の地底湖にあることを知り、みんなで釣りをすることに決まりました。

ですが__

 

 

「ちょ、待って!速いよ~!」

 

「サリーさん、ちょっとゆっくり進んでください!

メイプルさんがついてこれてないです!」

 

「っと、ごめん!

これでも速かったか…

あ、じゃあ…

でもそうしたらエテルノが… 」

 

「私は別の手段があるのでメイプルさんを優先してください」

 

「そうなの?じゃあ__」

 

 

 

「はっや~い!流石AGI60!」

 

「モンスターが現れたらお願い!にしても__」

 

「回り続ける、歯車には成り下がらない

平均演じる、誕生から始まった地獄」

 

「別の方法ってこんな感じだったんだ…」

 

「遊び半分で、神が導いた、盤上の世界

no no no game no life

ぬるい平穏を、ばっさり切り捨てて

栄光への階段に、存在刻むんだ」

 

「すごいね、聞き入っちゃいそう」

 

「目に映るのは、完全勝利の運命

何もかも、計算どおり

変えてやる、染まらない空白で」

 

「それに演奏の影響なのかな?

モンスターが集まってきてる。

でも襲ってくるのは少ないや」

 

「それが多分楽器使いの特徴なんだろうね」

 

「We are maverick、救済なんていらない

どんな理不尽、襲おうとも

勝てばいいだけの話だろう

駆け引きと、才能が、無敗誘う

生まれ直した命で、楽しむさ

二人(じぶん)だけは、二人(じぶん)信じてる」




8/8訂正 誤字訂正

念のため言うと
メイプルのフルネームが本条 楓
サリーのフルネームは白峯 理沙
です。

【今回出てきたセリフの豆知識】
今回もこれといったセリフはないのでおやすみです。

【今回使用した楽曲】
「ノーゲーム・ノーライフ」より「This game」
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