HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。   作:涙姫

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ついにプリキュアやワンピースにも放送延期が決定してしまった。
コロナの終わりが見えなくって辛い。


HP極振りと運営

運営に返信を送るとすぐ返信が来た。

そのメッセージには話し合いの日時とマップが表示され、マップには始まりの街から少し離れた位置にマークが記されていた。

どうやら話をするための場所をゲーム内にあちらが用意をしてくれるらしい。

リアルで会う必要がないのはこちらとしてもありがたく、日時も問題なかったので了承の連絡を送って、楽曲を作りながら当日が来るのを待った。

 

そうして迎えた当日。

マップに記された場所に行ってみると普通の一軒家があった。

 

「えっと…ここであってるよね?とりあえずノックしてみるか」

 

 

コンコン

 

シーン

 

 

「反応なし…?日時もちょっと早いけど合ってるはず…一応もう1回」

 

 

コンコン

 

 

「コンコン金剛力士像…なっちゃって」

 

「プッ!」

 

「!?」

 

 

ガチャ

 

 

「お待ちしていました。エテルノさんですね」

 

そういって現れたのは兎のような姿をしていびつな顔をしているキャラクターだった。

 

 

「あ、はい!そうです!えと、運営様でしょうか?お待たせしてしまい申し訳ありません」

 

「いえいえ、依頼したのはこちらですからお気になさらず。ではこちらの中へどうぞ」

 

「お、お邪魔します」

 

 

 

「まず、今回の依頼をお受けしていただいて誠にありがとうございます」

 

「いえいえこちらこそありがとうございます。

ゲーム、楽しませていただいています」

 

「そういっていただいて何よりです。

では、本題に移らせていただきたいのですが大丈夫でしょうか?」

 

「あ、はい!大丈夫です!」

 

「第一回イベントにてあまりの演奏に衝撃を受けました。

そこで初の試みとなるのですが、運営一同よりプレイヤーの方に楽曲提供していただきたいと思いました。

ここまではご理解いただけてますでしょうか?

また質問はございますか?」

 

「はい、大丈夫です。

質問も特にはないです。

ではまずこちら仮の楽曲データになります」

 

「え、もうできてるんですか!?」

 

「はい、ですが一応仮なので気になる点がございましたらおっしゃってください」

 

「ありがとうございます。聞かせていただいてよろしいでしょうか?」

 

「はい、どうぞ」

 

 

~♪~♪

 

 

「とてもいい楽曲ですね…!」

 

「ありがとうございます」

 

「昔から作曲を…?」

 

「いえ、結構最近なんです。

アニメやゲームのキャラクターに作曲ができるキャラクターがいて、どんな気持ちだったのかなって思って作り出したのが最初でして…」

 

そう、私の大体のこと基本的な始まりはこれである。

好きなキャラクターの気持ちを知りたくなって同じことを始めるの基本なのだ。

VRMMOに興味を持ったのも、好きになったキャラクターがゲームをするタイプだったので、どのようなものか気になったのだ。

 

 

「そうなんですね…でもこれは素晴らしい才能ですよ!」

 

「ありがとうございます。

では質問なのですが、こちらとこちらではどちらの方が良いでしょうか?」

 

「そうですね、僕はこっちの方が好きですね」

 

「ふむ、なるほど…

ありがとうございます。

このような場が用意していただけて本当に嬉しいです。

あの…提案なのですが」

 

「なんでしょうか?」

 

「他のプレイヤーの方にも同じような場を設けてもらえませんか?

私だけに設けてもらうのはちょっと申し訳ないですし。

それにいろんな方が作った楽曲、私聞きたいんです。

例えば演奏専用の場所を設けたりとか。

そうすればいろんな方も演奏が楽しめると思うんです」

 

「なるほど…それは面白い意見ですね。

では、この意見を今度提案させていただいても?」

 

「大丈夫です!」

 

「ありがとうございます」

 

 

そうして提供した楽曲が新たな大ヒットを生むことを彼女はまだ知らない。




【今回出てきたセリフの豆知識】
『コンコン金剛力士像』は「プリパラ」より「黄木あじみ」のセリフです。
彼女はとても変わった言葉を使い、何かしらの語尾が最後にはいっえいます。そんな彼女の描く絵は独創的ですが、その実力は素晴らしいもので、高校生と言っても成り立つような見た目でありながら、美術教師をしています。
(なお、自由人すぎて普通の授業じゃない)
また、友達を思う気持ちは人一倍あります。ただその思いは重すぎて、とあるキャラに恐怖症すら植え付けました。
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