HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
できるだけ早急に2層に戻り、依頼者の家に戻る。
コンコン
「失礼します」
「あ、騎士様!いかがなさいましたか?」
「これを」
そうして【祈りの大樹】で獲得した果実、【楽師の果実】を母親に渡す
「あぁ、騎士様!本当にありがとうございます!
どんなに大変だったことか…!」
「娘さんに使ってください。
大変かどうかより、娘さんが助かることが一番ですから」
「騎士様…!」
(まぁ、私持ってても使い道ない、っていうか使い方知らないもん)
そうして【楽師の果実】を母親に渡すと、果実は光に包まれ、その光は娘さんを包んだ。
「騎士様、これは一体…?」
「さぁ…?でも先程より顔が和らぎましたね」
(母親もまさかの使用方法わからなかったパターンなのか)
「ん…」
「!今、娘さんに反応が…!」
「………」
「って、起きないんか~い」
「娘はきっと悪魔と戦っている最中なのです」
「悪魔…ねぇ」
「でも、きっと娘もしばらくすれば目覚めるでしょう」
「そうですか」
ピロリン♪
エクストラクエスト〔願いの歌姫〕が発生しました。
「また、エクストラクエスト…でも内容違う。
【願いの歌姫】…?」ピッ
画面には【博愛の騎士】ではなく【願いの歌姫】という表示がされていた。
OKを出し、エクストラクエストに参加してみることにした。
すると、娘さんの体から光があふれ、文字が浮かび上がった。
「【失われた舞台】…?」
「この街の外れに、今はもう使われていない会館があります。
もしかしたらそこのことでは?」
「わかりました、そこに向かってきます」
そうして着いたのは、木々に囲まれた蔦の絡まった会館だったであろう建物だった。
「よし」
おそるおそる入るとそこには舞台があり、そこには謎の小瓶が転がっていた。
「なにこれ…?」
気になり、手に取り確認をすると【大天使の欠片】という表示がされていた。
「【大天使の欠片】、これでいいのかな…?
とりあえず、母親のとこに戻るか__」
そうして来た道を戻ろうとした。
「!?」
そうしようとしたのだったが、いきなりどこかから声がした。
声をした方を振り返ると、マーメイドドレスのような衣装を纏いベールで顔を隠した女性がそこにはいた。
「えっと…どなた?」
「ねぇ、あなた私のことが見えてるの?」
「え、あ、はい…?」
(なんだなんだ?ていうか見えちゃいけないのか…?)
「そう、あなたには私のことが見えているのね」
「えっと、あなたは…?」
「私のことはどうでもいいの。
今回出てきた【楽師の果実】は楽器装備のプレイヤーが挑んだ際に手に入るもので、【祈りの大樹】に触れた時の装備によってクエスト内容ももらえる果実も変わってきます。そして渡した果実によってエクストラクエストも変わります。
【今回出てきたセリフの豆知識】
おやすみ⊂⌒っ*-ω-)っスヤァ…