HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
「あなた歌は好き?」
「え、まぁ、はい、好きですよ…?」
「そう、そうなのね」
(……マジで一体誰?)
「私ね、舞台の前で歌えないの。
怖くなってしまったの。
人の目が、何故か恐ろしくなってしまって」
「なるほど…」
「でも何故かしら。
あなたからは何かを感じるの。
ねぇ、もし良かったら、私に協力してくれないかしら?」
ピロリン♪
クエスト〔紡がれる詩〕
現在行っているクエスト〔願いの歌姫〕を中止し、切り替えますか?
「え、まさかのクエスト発生!?
ただ私、クエスト攻略中だしな…
……ちょっと、ごめんなさい」
そうして選択肢にある〔NO〕を押す。
「そう…残念だわ。
でも、また来てくれると嬉しいわ」
「はい」
そうして【失われた舞台】を出た。
・・・
出てしばらくし、建物が見えなくなった後、エテルノはしゃがみ込み__
「__めっちゃ申し訳なかった」
軽く落ち込んでいた。
「何あのイベント*1
めっちゃ内容気になるし、そしてなんでクエスト中に来るの…!
もう今のクエストが終わったら、すぐ行こう」
そうして母親の待つ家に着き、取得した【大天使の欠片】を取り出す。
「騎士様、それは…?」
「私もよくわからないのですが、きっと役立つに違いありません」
(だって、きっとこういうクエストだもん)
「大丈夫でしょうか…」
「試す価値はありますよ」
(だって、きっとこういうクエストだもん(2回目))
そうして持っている【大天使の欠片】の瓶を割る。
すると瓶から光がこぼれ、眠っている娘さんの方からも光がこぼれだした。
それは段々人型のようになり、羽衣を纏ったまさに「大天使」となった。
「わお、べっぴんさん」
「騎士様、これは!」
「ありがとう。
私は悪魔からこの子を守っていたのですが、力を奪われ、逆にこの子から離れられずにいたのです」
「ほえぇ…」
「危うくこの子の命を奪ってしまうところでした」
「それは流石にまずいでしょ、もうちょい頑張れ大天使様」
「お礼にあなたに私の力の一部を差し上げます」
そういうと大天使はいくつもの光の粒となって消えていった。
そして大天使が消えたと同時に眠っていた娘さんが目を覚ます。
「…あれ…おかあさん…?」
「あぁ…!良かったぁ…!」
「まぁこれでクエスト終了。一件落着ってことかな…?」
ピロリン♪
<SKILL>
〔願いの歌姫〕を取得しました。
「これがこのクエストのクリア報酬でいいのかな?
とりあえず、娘さんとお母さんに話聞いておこう」
そうして近づき、話しかける。
「お母さん、良かったですね。
娘さんが助かって」
「これもすべて騎士様のおかげです…!
本当にありがとうございました!」
「娘さんも大丈夫ですか?」
「はい、騎士様。
ありがとうございます、この御恩一生忘れません」
「うむうむ、これで一件落着だね。
これ以上クエストが続く様子もないし。
じゃあ__
__行きますか、あの女性のところへ」
やっと長かった親子クエスト終わった…!
めっちゃ話数が多くなってしまった。
ただ、また新しいクエスト開始ですw
【今回出てきたセリフの豆知識】
働きたくないでござる _(-ω-`_)⌒)_