HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
無理のないようにたまに気を抜きつつも、ちゃんと感染予防をして生活してくださいね。
それから数日後
「確かここのはずだよね」
「うん。あ、イズさん!」
「あら、2人も来たのね。
もしかしてエテルノちゃんに誘われたのかしら?」
「はい!」
「それにしてもすごい人ですね、これ全員が?」
「ええ、本当にすごいわね」
メイプルとサリーも第2層を攻略し、そのことを聞いたエテルノに誘われ【失われた舞台】に訪れていた。
「こんなに人数が集まると、なんだかイベントみたい」
「確かにクエストというよりイベントの方が確かにあってるわね、この人数だと」
そんな会話をイズ、メイプル、サリーの3人はしていた。
一方その頃【失われた舞台】の舞台裏ではエテルノとクロムが話をしていた。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「どうした?」
クロムは舞台袖で堂々と立っていたが、エテルノは小鹿の如く足をプルプル震わせ、ボロボロのカーテンの裏に隠れている。
「え~っと流石に__」
その目線の先には10人どころか30人以上のプレイヤーが集まっている。
「__人数、いすぎではありませんかね?」
「確かにそうかもな」
「お兄ちゃん見てよ、この足」プルプル
「おー、見事に震えてんな」
「………」
「………
…まぁ、頑張れ」
「…他人事だと思って!
ていうかお兄ちゃんが呼んだんじゃん!
第一にどうやったらこんなに集まったわけ!?」
「ネットの奴らに軽く呼びかけたらこうなった。
まぁこれでも少しは減った方なんだぞ?」
「うそぉん…」
「つーか、お前もすげぇ奴呼んでんじゃねぇかよ」
「質より量の方がヤバいもん…
おにいちゃーん、へるぷみー」
「無理だぞ」
「My cousin, help me.」
「英語にしても効果ねぇぞ。
無駄に発音良いが」
「
「いろんなの混ざってんぞ~」
「うぅ…むぅりぃ~!!」
「とりあえず、人集めのクエストなんだろ?
これだけ集まれば十分だろうし、話しかけてきたらどうだ?」
「うむ…」
そうして近くにいた依頼者の女性のもとに行く。
「え~っと…あ、いた。
これで大丈夫ですか~?」
「えぇ、十分だわ。
これだけ観客がいればで十分に舞台ができるわ。
ありがとう」
「よかったよかった。
これでクエスト完了でいいのかな?」
「__じゃあ、始めましょうか。
覚悟はいいかしら?」
「覚悟…?」
「?あなたが舞台に立つ覚悟よ?」
「ぶたいにたつ…?わたしが…?」
「私はきっと1人で舞台に立つことはできないわ。
だから、あなたに頼みたいのよ」
「え…ま、そんなクエストだったのこれ!?
ちょ、確認確認!」ピッ
クエスト〔紡がれる詩〕
【失われた舞台】に観客を10人以上集め、舞台の上で演奏を行う。
(集める観客はNPCでも可)
「マジカヨ…ナンテコッタイ…」
「覚悟はいいかしら?」
「そんなの聞いてないもん、そんなの知らなかったもん。でもこんなに人集まったのに逃げたら迷惑になるというか、まず逃げれないじゃないか…
………もうやってやろうじゃん!
緊張なんか何のその!人なんかじゃがいもか大根だかなんだと思えばいいんでしょ!知ってる!人って大量に手に書いて飲み込めばいいんだよね!これも知ってる!私はエテルノ!やる時はやる女じゃい!
よし、お兄ちゃーん!私はやってやるぞー!」
「お、おう?
よく状況がわからんが、頑張れ」
〔紡がれる詩〕のクエスト内容、実は集めるだけじゃなく演奏も含まれてました。だから装備が楽器でない人は受注できない特別クエストになってます。
てことで次回、大演奏会です!
【今回出てきたセリフの豆知識】
( ๑´•ω•)੭_ソッ[布団]ε¦)zzz