HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
よろしければどうぞ。
無事『キングオーク』を倒し、転移ゲートを通ると木々が広がっていた。
「うむ、戻ってきた。
でも最初のところとちょっと違う…?」
たどり着いたのは森の中。
しかし木々の種類や道などが違っていた。
「ふむ…転移ゲートで飛ばされるのが元の場所とは限らないのか」
ある程度周りの様子を把握すると、1日目同様に【銀鱗の鍵盤】で楽曲を作りながら歩いていく。
「ここはこうして…いやちょっと違うか。
やっぱりギターだけって物足りないよね。
ドラムとかベースとかも欲しいな。
あ、クラシックだとヴァイオリンとかもいいな。
和テイストなのになると三味線とか尺八とかもありだよね。
考えただけでもいっぱいあって、楽しいなぁ。
……ん?」
【独奏夜想曲】で周りを確認していると、他プレイヤーの反応が感知できた。
だが【独奏夜想曲】でわかるのは状況のみで誰かわからないため、知るために【独奏夜想曲】を解除をすると__
(なんかめっちゃイタい*1人がいるんだけど…
しかも姿が木の陰に隠れて全然見えない…)
きえぇええええい!」
そう言って勢いよく木の陰から現れたのが緑色の髪をした少し上等な装備をした青年だった。
青年は意気揚々と襲い掛かろうとしたものの、エテルノの姿を見た瞬間一気に青ざめた。
「え、嘘だろ、エテルノ…!」
「うん、エテルノですよ~。
ってことで、バイバ~イ自称白薔薇の騎士。
今度全部一度見直して、黒歴史にしてきな~」
そうして自称、白薔薇の騎士ことクリスマスローズは【和音の障壁】に吸い込まれていった。
「う~ん…やっぱギターに変えとこう。【和音の障壁】使うのもったいないし」
装備を【弾奏のギター】に切り替え【独奏夜想曲】を発動すると、今度は猛スピードでこちらに迫ってくる3人の反応が感知できた。
「しかし我らも成長した!」
「そして楽器使いに防ぐすべはあるまい!」
そして猛スピードでこちらに向かっていたプレイヤーが奇襲を仕掛けてきた。
しかし__
「よいしょ!っと」
__振り返ると同時にエテルノは【詠唱水晶】で奇襲を仕掛けた全てプレイヤーの攻撃を受け止めていた。
「うんうん、ジャストタイミングだ。
それにしても不意打ちとは面白いね。
でも、いきなりレディに襲うのはいただけないね。
てことで、お仕置きの……彗星ホームラン!!!」カッキーン
【弾奏のギター】でバットのように振り、【詠唱水晶】を野球の球のように飛ばすと同時に、近くにいたプレイヤーを飛ばしたのであった。
「奇襲を仕掛けるのはいいけれど…
……敵はある程度、選んだ方がいいですな。
ドンマイ、見知らぬプレイヤー達」
そういって【旋律のヘッドホン】に触れながら独り言を呟いた。
6/23 タイトルの変更
アニメで第2回イベントにクリスマスローズ達の活躍はなかったんで、入れてみました。といってもかませ犬っぽくなりましたけどw
【今回出てきたセリフの豆知識】
『彗星ホームラン』は「僕のヒーローアカデミア」の「麗日お茶子」の必殺技の一つです。
数々の瓦礫を、浮かせた柱を使って相手にドカンとかっとばします。
まぁ飯田天哉には「ホームランではなくないか!」と言われていましたけどねw
今回はエテルノちゃんは数々の瓦礫を【詠唱水晶】に、浮かせた柱を【弾奏のギター】に変えてます。