HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
一人だと普段周りを気にして歌わないような歌も歌えるのっていいですね。
「さて、これでよし…
……やっぱり詠唱カッコよぉ」
エテルノはしばらくしてから時間差で悶えていた。
あんなに様々な楽曲を堂々と演奏しているがエテルノも1人のヲタクなのだ。
「1度言ってみたかったんだよね…!
また機会があれば言いたいなぁ…!
まぁ、周りから見たらイタイ奴なんだろうけど」
そうしながらしばらく歓喜に震えていた。
悶えること数分後、エテルノの思考は元に戻っていた。
「さて、そろそろスオーノ起こそうかな。
【覚醒】」
そう言うとエテルノは【絆の架け橋】に触れながら【覚醒】を使うと。
「フワァー」
「おはようスオーノ」
「オハヨー。ヨクネター」
「うん、よく寝たね。結構久しぶりな気がするよ。」
「ヒサシブリー」
「さて…銀のメダルが今何枚だ…?」
「ナンマイー?」
「えっと…いーち、にー、さーん、しー、ごー、ろーく…」
「ナーナ、ハーチ、キューウ…イチマイタラナイ」
「こら、それ怪談。あとまだあるから。
えっと……10…11…12…13…14…15。
15枚か結構貯まったね。」
「イッパイ!イッパイ!」
「うん、いっぱいだね。
目標枚数も達成したから、もう終了で残りどこかに身を隠すのでもいいんだけど、この枚数だからもうちょっと集めても良いかも」
「イイカモー!」
「よし、もう少し頑張るか」
「ガンバロー!」
「と、その前に」
「ピ?」
「スオーノもレベル上げ頑張ろうか」
「ガンバルー!」
「スオーノ!【ついばむ】」
「アイヨー!」
そうして地道にモンスターを倒しながら、スオーノを育成していくと…
「よし、あ、レベルアップだよ、スオーノ」
「ヤッター!レベルアップ!」
「うんうん。
あ、何か覚えてる。
【ボイスインパクト】…?」
「ピィ?」
確認していると『バクハツテントウ』が集団になって、こちらに向かっているのが見えた。
「早速試しに使ってみようか、丁度いい相手がいっぱい来たし」
「ウン!」
「よし、スオーノ【ボイスインパクト】!」
「スゥ………キィイイイイイイイイ!!!」
「!?!?!?」
【ボイスインパクト】を使用すると、スオーノから爆音かつ超高音が鳴り響く。
その音にエテルノは即座に【旋律のヘッドホン】で耳を塞いだ。
「やっば…耳塞がなきゃ本気でやばい」
そうしていると『バクハツテントウ』にも変化が出始めた。
「あれ…『バクハツテントウ』同士が戦ってる…?」
そう、一同エテルノとスオーノを襲おうとしていた『バクハツテントウ』が何故かお互いを戦っている。
「もしかして混乱状態にするのこれ…?」
そうしているとHPが減っていったのか、『バクハツテントウ』がいくつもの光となって消滅した。
「キィ……ドウダッタ?」
「すごいね……ホントに…すごいね…」
「スオーノ、スゴイ?ヤッター!」
「これ、協力する時は周りにも気にしなきゃな……いきなりやったら驚きそうだし、まず耳塞がないと大変だ…」
「ピィ?」
スオーノ、お久しぶりの登場です。
なのでちょっとスオーノ中心にさせていただきました。
最後に登場したの1ヶ月ぶりくらいですかね…もうすぐ2ヵ月になりかけでしたけど。
あまり出せなくてごめんね、スオーノ。
ちなみに【ボイスインパクト】のモデルはポケモンのわざの【ちょうおんぱ】と【ハイパーボイス】で、この2つをを混ぜ合わせたような感じです。
ちなみに実はスオーノ、まだスキルを1つ持ってたり。
【今回出てきたセリフの豆知識】
「ナーナ、ハーチ、キューウ…イチマイタラナイ」は「皿屋敷」というお話で、怪談でもありますが、落語としても有名です。
怪談で有名なものでも、江戸を舞台にした『番町皿屋敷』と、播州姫路を舞台にした『播州皿屋敷』の2種類あります。
様々な結末があって調べてみると結構面白いですよ。