HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
そして大丈夫だというコメントをくださった読者の方々ありがとうございます。
これまで以上に忙しくなるのであまり無理のないようにできるだけ尽力しますね。
「あ、はじめましてぇ…」
「あ、はい。はじめまして」
「ハジメマシテー」
スオーノがいることで落ち着きやすかったのか、いつの間にかふよふよと浮かんだぬいぐるみのような生物が用意された机を挟んでイスに対面で座っていた。
ちなみにぬいぐるみのような生物とスオーノと同じくらい小さいので2人(匹?)はちょっと高めである。
「えっと…エテルノです」
「スオーノダヨォ」
「存じてますぅ…
えっと私の名前は『ケル』ですぅ…
一応、この家の執事をしてますぅ…」
「ヒツジー?」
「うぅ…ひつじじゃないですぅ…執事ですぅ…」
「スオーノ、めぇーって鳴く動物の方じゃないよ。
執事は家事及び部下の使用人の指揮管理を担う役割を持つ役職の人のことだよ。
まぁ上流階級の家にしか基本いないんだけどね」
「ジョーリューカイキュー?」
「といってもほとんど使用人もいないので、ほとんど僕がしてるんですけどねぇ…」
「ってことは、ここって結構お金持ち…?」
「エテルノー、ジョーリューカイキューってなに~?」
「大きな富とか政府などの権力と近い地位を持った地主や企業オーナーなどからなる社会階級のことだよ」
「シャカイカイキュー…」
「まぁ簡単に言えばお金持ちの偉い人だね」
「オカネモチ…エライヒト…?」
「まぁ、まだわからなくてもいいや」
「えっとお話戻しても大丈夫でしょうかぁ…」
「あ、ごめんなさい。
あといろいろありがとうございます。
それにもしかしてここ、誰か住んでいるんですか?
そうであれば本当に申し訳ないです」
「いえいえぇ…
主人の方も特に気にしていないようなのでぇ…」
「それでどうしてここに?」
「あ、えっとぉ…
掃除中だったのとぉ…
物音を気にした主人がちょっと様子を見に行ってほしいって言ってましてぇ…」
「なるほど…」
「__あ」
そうして話をしているとケルの目が一瞬赤く染まった。
「どうかしました?」
「今主人から連絡がありましてぇ…
ちょっとあなた方をお呼びのようですぅ…」
「連絡…?
そんなのができる機器は見当たらないんだけど」
「ちょっと特殊な連絡方法なのでぇ…」
「トクシュ?」
「まぁ、とりあえずここの主人が呼んでいるんですね」
「はい、ちょっとお出迎えの準備ができたようですぅ…」
「オデムカエー?」
「あなた方が来てから、ご主人があなた方を出迎える準備をしていたようでしてぇ…」
「そんなわざわざ…
なんかありがとうございます」
「いえいえ。
あなた方は主人にとって、大事なお客様ですからぁ…」
「大事な…?」
「まぁまぁ…ではでは早速案内しますぅ…」
そう言うとケルはふわっと浮き、部屋を移動し、扉を開けて出ていった。
「ア、マッテー」
「スオーノ!ちょっと待って!」
それを追いかけて出ていってしまったスオーノを追いかけるように、エテルノも追いかけて扉を出ていくのだった。
2/6 誤字訂正
段々ちょっと物騒になっていきまーす