HPに極振りの吟遊詩人になったら、別ゲーになりました。 作:涙姫
「こればっかりはどうしたものか、な…!」
弓の時よりあるが少ないAGIで何とか攻撃を避けていく。
すると__
「キィ―――!!!」
「…!あの欠片、今光った…?」
「キィ―!!」
「今度はあの欠片…」
「鳴く度に欠片が光ってる…?」
「キィ―――!!!」
「今度は最初のものと同じ欠片が光った」
「今度はあそこ…?」
「キィ―!!」
「やっぱりそうだ。
光る欠片のテンポ、それに鳴き声の音色が一緒だ。」
「最初の音がファで光る欠片がオレンジ」
「キィ――!!!」
「次がレでピンク」
「キィ―!!」
「その次がソで黄緑か」
「キィ――――!!」
「一度光ってるとこを狙いたいけど…近づこうにも__」
「キィ―――!!!」
「羽飛ばしてくるから危なすぎて近づけないし、遠距離攻撃しようにも弓は壊れてるし。
だからといって諦めるつもりはないんだけどどうしたら………あ。」
(そういえば前に森で演奏して終わった後モンスター集まってたけど、あの蜂さんとか毒とかかけてくることができたはずだけど、演奏してる時は攻撃が飛んでくることはなかったよね…)
「まさか__」
一度止まり、ハープを構える。
~♪~♪
「小さな人の子よ 森へ迷い込んだ
大きなこの羽が 見えないのね」
演奏を始めると、攻撃を続けていた『調魔』が止まる。
それと同時に鳴き声も止んだが、光る欠片はそのままだった。
「なにも知らない まあるいほっぺよ
ねむれやねむれ しずかな水辺においで」
(やっぱりそうだ…歌ってる間は攻撃してこない…!)
「ぼうやの夢は 竜の背に運ばれて
山の向こうへ消える」
~♪~♪
演奏をしながら『調魔』に近づき、欠片が光るタイミングを狙いハープで殴る。
「はぁっ!」
「キュゥィイイイ!!!」
「よし、これなら__いける!」
(でもこの曲は戦いっぽくないから、曲を変える!)
「戦を仕掛けるぞ!」
~♪~♪
「優雅に キメるぜ!さあ始めよう!
Let's fight!Judgment!」
(ハープの音色には合わないけど、そこはなんとか編曲して…!)
すると先程の曲では一切動かなかった『調魔』が今度は動き出す。
しかし、素早さは最初の比にはならない。
(これ、曲の完成度でモンスターの対応が変わるのか…!でもこれならまだいける!)
「今踊り出す 胸の鼓動 チリチリ火花が燃え盛り
インスピレーション 滾りだす
覚悟はいいかい? 楽しもうぜ」
演奏をしながら、ハープで『調魔』の光っている欠片を殴る。
(曲の完成度ってことは、歌も止めれなさそうだな…)
「過ぎた時は もうこの手に戻らない
後悔だけは するんじゃないぜ?
生きる意味を この瞬間に託し
始めよう! Judgment!」
殴る際には演奏は止まるため、せめてもの気休めとして歌うことはやめなかった。
「叫べ! 熱い思いすべて
握りしめたプライド賭けて
響け! 魂込めたメロディ
愛の反逆者のアンサンブル
譲れない信念が あるなら貫けよ
それを打ち砕くのが我ら"Knight Killers"」
何度も光る欠片を殴りながら、モンスターの上を駆け上がる。
そして__
「これで…どうだぁ!!!」
全ての力を振り絞って、光った頭部につく欠片を殴る。
すると『調魔』は『宝箱』を置いて、いくつもの光となって消えていった。
「これって__勝った…んだよね…?
やった……やったぁ!!!勝てたぁ!!!」
ピロリン♪
<SKILL>
【
ピロリン♪
<SKILL>
【吟遊詩人】が【
ピロリン♪
<LEVEL>
レベルが20に上がりました。
【今回出てきたセリフの豆知識】
『戦を仕掛けるぞ!』は「あんさんぶるスターズ!」より「月永レオ」のセリフです。
「あんさんぶるスターズ!」にはプロデュースの最中に「Dream idol festival」(略して「ドリフェス」)というシステムがあり、そこで他のアイドルユニットと相手のアイドルユニットと対戦します。そこでスキルが発動するとカットインと同時に出てくるセリフの一種です。
個人的に気に入っているセリフの1つで、戦前(すでに開始済み)で気合を入れるため使用しました。
【今回使用した楽曲】
「Re:ゼロから始める異世界生活」より「ぼうやの夢よ」
「あんさんぶるスターズ!」より「Crush of Judgment」
スキルの詳細と討伐報酬は次回になります。