はじまりの罪を背負う者達は…魔王達と共にあり   作:五月雨☆。.:*・゜

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はじまりの罪

2人の和解から数十分。

ようやく、ハジメが落ち着き、一同はハジメたちが拠点としている洞穴へと移動した。

 

 

ハジメは先程の自分の失態を思い出して恥ずかしがっていた。

そんなハジメに香織とユエが慰めていた。

そして、しばらく経つとハジメは楓のほうを見て、口を開いた。

 

 

「……楓。その悪かったな。くだらねぇ八つ当たりをして。自分でもドン引きするぐらいあれはなかったわ」

 

 

ハジメは悪そうに言うのに対して、楓は返した。

 

 

「気にするな。俺がお前の手を放さなかったら、そんな目に合わなくてすんだのは事実だしな…」

 

 

「い、いや!こっちこそ、わざわざこんなところまで来てくれて、ありがとうな……」

 

 

そう言うと、ハジメは恥ずかしくなったのか、再びそっぽを向いた。

内心では「やっぱり楓には敵わねぇな」と思っていた。

 

 

「照れてるハジメくん、かわいい♪」

 

 

「ん…」

 

 

「何言ってるんだ!香織!!ユエも頷くな!!」

 

 

「ハジメ、白崎さん。お前ら、お互いにお互いのことを名前呼びしているが、もしかして……」

 

 

「うん!そう!私たち、めでたく恋人になりました!」

 

 

「へぇ。良かったな…俺達と同じにならなくて…」

 

 

「……まぁな」

 

 

それから香織に雫のことを話した。

 

 

「そっか、もし雫ちゃんがいたら、さっきのハジメくんと闇野君みたいに私も暴れていたかもしれないから……。自分勝手な八つ当たりをしていたかもしれないから……」

 

 

「香織……」

 

 

ハジメは先ほど自分が暴れていたこともあり、説得力が無いため、声を掛けることができなかった。

それからしばらくは無言だったがユエは気になっていたことを楓に話し掛けた。

 

 

 

「ん、楓のその翼はなに?私と同じ吸血鬼なの?」

 

 

「俺も知りたい、お前のその姿はなんだ?」

 

 

「それに、ハジメくんと戦闘していたことに治癒魔法と檻も使ってたでしょ?教えて、闇野君」

 

 

「わかった……その話をする前に俺の秘密を教える」

 

 

「楓の秘密?」

 

 

「あぁ、信じる信じないはお前達の自由だが、俺には前世の記憶を持っている。」

 

 

「「「えっ!?」」」

 

 

楓の衝撃的な告白に聞いた3人は驚いていた。

 

 

「ちょっと待て!前世ってあの前世か!?」 

 

 

「他にどんな前世があるのか知らない、おそらくお前達の考えているやつで間違いない。それで前世で俺が何をしていたのかということだが、簡単に言えば、戦争に参加していたんだ。

平和な世界を作る為に彼女と共に…。」

 

 

「「「!?」」」

 

 

楓の告白にハジメ達は驚いた。

 

 

「前世では、世界は2つしか無かった。

天空に浮かぶ「白の王国」。

その真下に存在する「黒の王国」。

俺は、その黒の王国の出身で当時の闇の王の後継者だ。」

 

 

「後継者ってことは…」

 

 

「あぁ、ハジメが思っている通りだ。俺は、闇の王の後継者、闇の王子だった。だが、当時の黒の王国は腐っていた。白の王国の光の王は"世界の均衡を保つ為に守る"為に戦っていた。だが、闇の王は「光を滅ぼし、均衡を破壊して世界を闇で支配する」と言っていたが俺はそれに賛同出来るわけがなかった。」

 

 

「「「……」」」

 

 

「それからは、黒の王国は白の王国に攻撃を開始して俺は、彼女との約束を守る為に同族を倒すが…光の王、彼女は… 始祖のルーンと呼ばれる石を…そのものと王国を破壊しそのエネルギーを闇の王にぶつけることを…だか、ほんの僅か足りなかったがその時、前世の俺がトドメを刺して彼女と共に数万年の眠りについたと思ったらこの世界に転生していたんだ。」

 

 

「うぅぅぅ…」

 

 

「何故、泣いている。白崎さん」

 

 

「だって、だって、悲しすぎるよ。闇野君はまだ愛する人に会えてないんだもん…」

 

 

「大丈夫だ。彼女もこの世界に居ると分かっているんだ。いつかは会えるさ…そして、そのルーンの事だな。」

 

 

楓は首に掛けている光り輝く石を取り出した。

 

 

「あぁ、無意識だが俺を閉じ込めて治癒魔法を掛けてたな?」

 

 

「そうだ、この石は七つあるんだが、俺は3つ所持している。」

 

 

「他の4つは?何処?」

 

 

「他の4つは、彼女が管理しているんだ。彼女にあったら渡さないと行けないからな。

話を戻すが、ハジメを閉じ込めて治癒魔法を掛けたのはこの慈愛のルーンの力だ。

2個目は、破壊のルーン。攻撃力を上げたり出来るんだ。自分や味方のな。

3個目は、運命のルーン。俺達を正しい道へと導く力がある。数分先の未来しか見えないが…」

 

 

「あぁ、ありがとうな」

 

 

「うん。驚くことばかりだったけど、とりあえず理解はしたよ」

 

 

「……ん」

 

 

「それよりも1つ聞きたいことがある。ユエ、君は何者なんだ?」

 

 

「ん、話す。私は、吸血鬼族の生き残りでハジメと香織に助けられた…」

 

 

「吸血鬼はだいたい300年くらい生きるって聞いているが違うのか?」

 

 

「……私が特別。"再生"で歳もとらない……」

 

 

「そうか、ありがとうな。それよりもこれからどうするんだ?」

 

 

「「もちろん、先に進む」」

 

 

「だよな、これからよろしくな」

 

 

「「「うん/あぁ」」」

 

 

こうして、4人は奈落の底を進んで行く。




次回は、迷宮攻略です。
クラスメイトの迷宮攻略は原作通りなのですみませんが飛ばします。
ご迷惑かけて申し訳ありません<(_ _)>

闇野楓君の追加して欲しい技能

  • 夜目
  • バッドステータスを受け付けない(呪い等)
  • 戦い度に少しずつ攻撃力が上がる
  • 闇の憤怒、掌に赤黒い炎で全て灰にする力
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