天ヶ瀬さんのライブ当日は、空が久しぶりに青い一面を見せた日だった。クリスマス直前で、どこもかしこも緑と赤の装飾が目立つ街に不釣り合いな、雲ひとつない青ざめた快晴の空。時折吹く風はあいかわらず厳しくて身を切り裂くような寒さがするけれど、その風も今日ばかりは天から熱を持って東京の街を照らす陽の光が少しだけ緩和してくれている気がして、普段ほど憂鬱な気持ちにはならなかった。口から溢れた白い息が、北風に拐われて人混みの中へと消えていく。宙に舞っては風に煽られて消えていく白い吐息が日に日に純白になっている気がして、東京に初雪が降る日もそう遠くはないのかもしれないと思った。
「人、多いねぇ」
ニット帽を被り、薄いマフラーを首元にグルグルに巻きつけた恵美さんが、華奢な足を子鹿のようにガタガタと震えさせながら呟いた。寒いのならもっと防寒着を着れば良いのに、と思うけれど、莉緒さん曰く冬のオシャレは我慢が大事らしい。元読モの肩書きを持ち、常に流行を追い求める恵美さんもきっと莉緒さんと同じマインドなのだろうと勝手に自己解釈して、厳しい東京の寒さの中で無防備に晒されている恵美さんの綺麗な足へ密かにエールを送るだけで私は何も言わなかった。その隣で「そうだね」と相槌を打つ琴葉さんは、恵美さんとは対照的に、可愛らしいファーがフード周りに付いたダウンコートにタイトなジーンズと、素肌を徹底的に隠すような防寒対策をしている。
まさに“今時のギャル”といった感じのおちゃらけた性格の恵美さんと、今日はこの場にいないが底抜けの明るさを持つエレナさん、そして優等生で委員長気質の琴葉さん。高校生トリオの三人はプライベートでも非常仲が良く、劇場内外でも一緒にいることが多い。その三人の関係の中、今日はエレナさんに代わって私がいることが妙に違和感を生んでいるような気がしていた。
「志保は寒くないの?」
「私は……、そうですね。着込んで来たのであまり寒くないです」
勿論、恵美さんも琴葉さんも、私がエレナさんじゃないからといって変に気を遣ったり、ましてや除け者にするようなことはしない。こうして適度な頻度で話題を振ってくれたり、エレナさんと同等の態度で接してくれる。それが二人にとってなんら特別なことではないことも、理解はできていた。
––––でも。
恵美さんが、琴葉さんと天ヶ瀬さんをくっ付けようとしている。そしてきっと、琴葉さんもまた天ヶ瀬さんのことを悪くは思っていないのだと思う。そのことに気が付いてしまった私は、言葉では言い表せないような居心地の悪さを抱えたまま、二人とともに会場の開演を待つ列の中に身を投じていた。
「でも意外だったなぁ、志保ちゃんが一緒に来てくれるって言ったの」
琴葉さんの口から、白い息と一緒に溢れた何気ない一言で思わずドキッとする。当然、二人は私が恵美さんの思惑に勘付いていることも、私が天ヶ瀬さんに想いを寄せていることにも、気が付いていない。
突然のジャブを受けて、私は慌てて交わすように視線を下げる。今日のライブに来る前、莉緒さんが選んでくれた真新しいブーツのつま先が、少しだけ汚れているのが目に入った。
「それ、アタシも思った! ねぇねぇ、志保は誰が好きなの? あ、もしかして同じ歳の翔太?」
「べっ、別にそう言うわけでは……」
「翔太くん、弟って感じするけど女の子に優しそうだもんね」
私が勝手に恵美さんも莉緒さんと同じマインドで我慢しながらオシャレをしているのだと自己解釈したように、二人もまた勝手に私が翔太くん狙いでやってきたのだと自己解釈してしまった。「私は天ヶ瀬さんが好きなんです。だから琴葉さんには負けません」、なんて少女漫画に出てくる気の強いライバルのようなセリフが言えるはずもなく、私はいつものように冷めた大人のフリをしながら、つま先が汚れた新品のブーツで小さな小石を軽く蹴るくらいしかできなかった。
実際問題、天ヶ瀬さんは琴葉さんに好意を寄せているような様子は今の所は見受けられない。琴葉さん自身も、恵美さんの思惑に気付いているのかどうかも、また本当に天ヶ瀬さんに恋心を寄せているのかすらも不明だ。だけどもし仮に琴葉さんが私のように天ヶ瀬さんを想っていて、その想いを伝えたとしたら、天ヶ瀬さんは一体どんな返事をするのだろう。
嫌な想像が頭をよぎる。私はおでこに手を当てて、青い空を見上げた。
「冬馬さぁ、なんか最近またカッコよくなったよねぇ」
「分かるー! 大人の色気が出てきたってか、ちょっと子供っぽさ抜けたよね!」
私たちの後ろに並んでいる人たちの会話が、肌寒い風と一緒に流れてきた。私たち三人の後ろでは大学生のような風貌の二人組が“冬馬”と書かれた大きな団扇を握りしめて、甲高い声のトーンで興奮混じりで話をしている。二人とも綺麗な化粧をしていて、明るい色の髪も少し風に吹かれたくらいじゃ取れないほど強めに巻かれており、ザックリと開いた胸元には大きな膨らみが見え隠れしていて、だけど決して下品な感じをさせないようしっかりと今の流行も抑えていて、自己主張の強い露出と流行のバランスが絶妙だった。
琴葉さんも私から見れば十分魅力的な女性だけど、後ろの女性たちは琴葉さんよりも更に大人びて見えて、きっとそれは天ヶ瀬さんの綺麗な瞳にも同じ風に写っているのだろうなと思う。だとすれば私は––––、綺麗な眼差しで一直線に物事を映し出す彼の瞳に映る私は、どんな姿なのだろう。私の真上からは今の季節に不釣り合いなギラギラとした太陽が、私の胸の内を全てを明るみに出すかのように照らしていた。
答えなんて分かりきっている。琴葉さんや恵美さん、後ろの二人組に比べて中学生の制服に様々なモノを縛られている今の私は容姿も思考も、何もかもが子供染みていた。天ヶ瀬さんのようにこの青く澄み切った空を飛び立つ術も知らない、それでも彼と共にこの滑走路から飛び立ちたいと願う、絵空事を抱く子供なのだ。
万が一琴葉さんが想いを伝え、それを天ヶ瀬さんが拒絶したとして、それで私の何が変わるのだろう。私の胸の中で渦巻き続けている懸念が、実はとても見当違いなことだったのではないのかという気がしてくる。だって天ヶ瀬さんが彼の周囲にごまんと居る魅力的な女性ではなく、自分よりも四つも歳下の子供な私を選ぶなんて、とてもじゃないが考えられなかったのだから。
「あ、そろそろ開演するみたい!」
寒さのせいか、鼻が赤くなった恵美さんが元気な声で叫んだ。ゆっくりと私の前にズラッと並ぶ女性たちばかりの列が、会場内に向けて動き出す。期待と興奮が入り混じって、浮足立つ列の中でおそらくただ一人、私だけが少し歪んだ面持ちで歩を進めた。
この感情の正体に、私はもう気付いている。これは紛れもなく、ライアー・ルージュが教えてくれた“嫉妬”だ。
★☆★☆★☆★☆
立ち見席で椅子が一つもない薄暗い会場には、私や琴葉さんが数週前に経験したライブとは似て異なる世界が広がっていた。
ジュピターの存在を世に知らしめるキッカケとなった“Alice or Guilty”のイントロが流れると会場は黄色い歓声の爆音に包まれ、ステージ上にジュピターの三人が登場するとすぐさま歓声はメーターを振り切って、鼓膜が破れんばかりのボリュームの境地へと一瞬で到達する。激しく左右に揺れ動く緑色のペンライト、所々から湧き上がる甲高い声、アイドルのライブというジャンルでは一括りにできるのかもしれないけど、ファンの反応や会場の雰囲気はまるで私たちが体験してきた世界とは全てが異なっているようにさえ感じた。
それもそうだなと思う。ジュピターは既にある程度の知名度があるグループで、今日会場にやってきているファンたちは皆、当然彼らを一目見たくてやってきている。私たちのライブ会場にいたような、席を埋めるために招待された友人や興味本位でやってきたモノ好きなアイドル好きのような人種は、ここには殆どいないのだろう。皆、ジュピターが好きで、ジュピターが見たいが為にお金を払ってやってきた、れっきとしたファンたちなのだから。
当然ながら私たちが立った定例ライブとの温度差は明らかだった。それこそ会場の大小の差はあれど、私たちが会場の雰囲気を気にする余裕すらもなかった先輩たちのアリーナライブの時も、こんな感じだったのだろうなと思う。
(凄い、やっぱり凄い)
数曲を終えて、最初のMCで翔太くんに揶揄われて慌てふためく天ヶ瀬さんを遠目に眺めながら、私はペンライトのかわりにスカートの裾をギュッと握りしめる。アリーナライブで何もできずに、春香さんの背中を見つめていた時のような、圧倒的な実力差を私は痛感させられていた。
だけどあの時とは違う。今の私はただ劣等感を感じているわけではない。ステージ上で楽しげに話す天ヶ瀬さんも、真剣な眼差しで踊る天ヶ瀬さんも、全ての仕草がキラキラと輝いていて、それこそ幼少期に憧れた、冒険の国で果敢に戦う絵本の中の主人公のような彼の姿に、私は羨望の眼差しを向けているのだ。
天ヶ瀬さんと知り合って、色んな話をして、私と彼には多くの共通点があることを知った。片親のことも、病気の時に見せた強気の裏に隠した弱気の一面も、そして独り善がりで夢を叶えようとしていた傲慢だった過去も、彼は私の生き写しのように思えて、彼のことを知れば知るほどに私の中で天ヶ瀬冬馬が特別な存在になっていった。
天ヶ瀬さんのようになりたい、だけどなれない。私は彼の知る大空を優雅に舞う術を知らない。だだっ広い滑走路から天ヶ瀬さんを見上げ続け、時には理想と現実のギャップに不機嫌になって、失礼な態度もとって、それでも彼は太陽のような眼差しで空から私を見下ろして、「すげぇな」と言ってくれる。そんな優しい彼に私は物凄いスピードで惹かれていって、知らぬ間に小さな胸の中だけでは抑えきれないほどの感情を抱くようになった。
––––誰よりも輝いていて、神様がしるしを与えた天ヶ瀬さんは、いつかもっともっと大きな空へ飛び立つ。その背中を追っていけば、私もいつか彼の待つ広大な空へ辿り着けるんだ。
共通点の多い天ヶ瀬さんに自分を重ねて、いつしかそんなことを考え、願うようになった。
それは誰の手も借りたくない、一人で夢を叶えれる強い大人になりたい、そんな傲慢なことばかりを考え、人と距離を取っていた頃の私からは想像もできない変化だった。きっと過去の私なら、こんな考え方や思考を否定するだろう。誰かの力を借りないと叶えられない夢は、自分の力だけで勝ち取ったものではないと、一蹴するはずだ。
だけど不思議なほどに、天ヶ瀬さんに出会って少しずつ、でも確実に変化した今の私はそんな自分に嫌な気が全くしなかった。
「……やっぱり、好きだな」
聞こえるはずもない本音が口から溢れる。すぐに周囲の歓声に私の天ヶ瀬さんへの想いはかき消されたけど、その瞬間、ステージ上の天ヶ瀬さんと一瞬だけ視線が交錯したような気がした。
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「ねぇ、せっかくだから楽屋に顔出して行こうよ」
一時間ほどでライブは終了し、真っ暗だった会場に眩しい灯りが付き、退場のアナウンスが流れてから暫く経った頃、恵美さんが突然そんなことを言い出した。恵美さんはボンヤリと誰もいなくなったステージを眺めている。満員だった狭い会場は既に半分以上の人が退場していて、数も疎らになっていた。
「わ、私たちが楽屋に通してもらえるわけないよ」
「もー、やってみないと分かんないじゃん。一応招待券持ってんだからさ、ダメ元で行けば通してもらえるかもよ」
否定的な琴葉さんに、恵美さんはポケットから半券をひらひらと見せる。確かに残った半券には招待券の文字が残っていた。
「志保も翔太に会いたいでしょ?」
突然話が私に振られてきた。ニヤリと笑う恵美さんの大きな瞳は確信めいていて、その瞳と彼女が纏う独特の空気に流されてしまいそうなっている自分が分かった。
「いやっ、だから私はそんなんじゃ……」
「良いじゃん、良いじゃん! さっ、そうと決まれば早速しゅっぱーつ!」
「ちょ、ちょっと! 恵美ってば!」
「大丈夫大丈夫! 早く行かないと帰っちゃうかもよ!」
案の定、私も琴葉さんも恵美さんのペースに流されてしまった。有無を言わず、恵美さんは両脇にいた私たちの腕を掴むと、そそくさと出口に向かって歩き始める。会場の外で捕まえたスタッフTシャツを着た大柄な男性に恵美さんが声をかけると、凄く困ったような顔をしてタジタジしたため、結局恵美さんが北斗さんに直接電話をかけることとなった。
「時間あるから、三人ともオッケーだって」
得意げにウインクをして電話を切ると、恵美さんは再び私たちの腕を握り、最後まで困惑した表情のスタッフの隣を通って関係者通路を物怖じせず進んでいく。電話で北斗さんから楽屋の場所を聞いていたのか、恵美さんは一度も足を止めることなく“ジュピター 楽屋”と書かれたA4サイズの紙がテープで貼られたドアの前まで辿り着いた。
『俺たちはアンタのとこなんか絶対入らないからなっ!』
恵美さんがノックをしようと私たちの腕を離した時、見るからに薄そうなドアの向こう側から天ヶ瀬さんの吐き捨てるような声が聞こえてきて、ドアを叩こうとした恵美さんの動きが反射的に止まった。
何か揉め事でも起こっているのだろうか。さすがの恵美さんも物々しい楽屋のドアをノックする勇気はなかったようで、ドア前にかざした人差し指の関節を丸めた右手をそのままに、フリーズしてしまっていた。
『うん、では勝手にさせてもらおう』
興奮気味な天ヶ瀬さんの口調とは対照的に、次に聞こえてきたのは落ち着いた様子の男の人の低い声。北斗さんでもなければ翔太くんでもない、威圧感のある初めて聞く声だ。
「……誰か来てるのかな」
「関係者とかじゃないんですか?」
フリーズする恵美さんの背後で、私と琴葉さんは互いに顔を合わせる。するとすぐさま恵美さんが後退りするように私たちの横にやってきた。いつの間にか恵美さんの前で閉まっていたドアは開けられていて、ガッチリとしたガタイの大きな男がそびえ立つようして私たちを見下ろしている。季節感のない半袖のポロシャツはまるでサイズ感がないほどにピタッと身体にくっ付いており、そのポロシャツの上からでも分かるほどに立派に鍛えられた胸筋の部分には“315 Production”の文字がプリントされていた。
「ど、どうも……」
男の圧倒的な威圧感に息苦しさを感じているような、そんな口調で恵美さんが頭を下げた。男はジロリと私たち三人を一通り舐めるようにして見ると、大きな口元をほころばせた。
「うむ。君たちもいいパッションを持っているな!」
「ぱ、ぱっしょん……?」
なにそれ、と言わんばかりの表情で恵美さんが琴葉さんに助けを求める。琴葉さんは呆れたような表情で「情熱だよ」と、言葉の意味を教えた。琴葉さんの解説は正しいのだけれども、多分恵美さんが聞きたかったのはそういう意味じゃないと思う……、と内心突っ込んでいるうちに、大男は機嫌が良さそうに大きな声で高笑いしながら、私たちが来た静かな関係者用通路を肩で風をきるように歩いて行ってしまった。
「なっ、なんだったのあの人……」
「なんでも新興事務所の社長、らしいよ」
恵美さんの疑問に答えたのは、北斗さんだった。ドアにもたれかかりながら「チャオ」、なんてお決まりのセリフを聞いて、恵美さんの顔が一気に花開いてくいように明るくなっていく。もし恵美さんが犬だったら、きっと大きな尻尾をブンブンに振り回しているんだろうな、なんてイメージが容易につくほどの表情の変わりようだった。
「北斗っ! お疲れ様っ!」
「ありがとう。琴葉ちゃんと志保ちゃんも、今日は来てくれてありがとう」
「い、いえ! こちらこそチケットありがとうございました。ライブ、楽しかったです」
ほぼ同時に私と琴葉さんが頭を下げる。ゆっくりと顔を上げると、蓋が空いたままのペットボトルを握りしめる天ヶ瀬さんと目が逢った。汗を含んだ前髪の奥の瞳は、得意げに笑っているような気がした。「凄かっただろ」なんて言わんばかりの、いつもの余裕げのある瞳だ。ギュッと胸の奥が締め付けられて、熱い気持ちが絞り出されてくるような感覚が胸に走る。きっと私も犬だったら、天ヶ瀬さんに向かって無意識に尻尾を振ってしまうんだろうなぁ、なんて思ってしまって途端に少し恥ずかしくなった。犬ではなくて感情をコントロールできる人間で良かったなと、内心勝手に胸をなでおろす。
––––あれ、もしかして恵美さんって……。
ふと、先ほどの恵美さんの表情の変わりようと自分の心境を照らし合わせようとした時だった。恵美さんがその思考を断ち切るように、口を開いた。
「ねぇ、この後三人は予定あるの?」
私を見ていた天ヶ瀬さんの視線が、恵美さんへと移る。すぐに椅子に腰掛けていた翔太くんと目を合わせ、「俺たちは特になにもないけど」と北斗さんに同意を求めるように答えた。北斗さんもまた二人の意見に首を縦に振って頷いて、「ないけど、どうした?」と最年長者らしく三人の意見をまとめて、恵美さんに返す。
「もし三人とも疲れてなかったらさ、今からこのメンバーで少し遊びに行こうよ!」
え?
恵美さんの突然の提案に、今度は私と琴葉さんが目を合わせる。琴葉さんはパニクる寸前のように、顔を真っ赤にしていた。その様子から、「あぁ、やっぱり琴葉さんも天ヶ瀬さんのことが好きなんだな」となんとなく察した。驚いて動揺しているけど、決して恵美さんの提案を拒否しているわけではない、琴葉さんの表情に浮かぶのはそんな顔色だったのだ。
「おおっ! 良いねぇ、行こう行こうっ!」
そんな私たち二人を置いてけぼりに、恵美さんの提案に同調するかのように声を上げながら、翔太くんが両手を広げる。その時の翔太くんの眼は、いつも天ヶ瀬さんを揶揄う時のような何かを計算尽くした時の眼と同じように見えた。
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ここまで読んでくれた物好きな皆さん、感想ニキ、誤字脱字報告ニキ、みんなありがサンキュー!
一向に恋をはじめようって雰囲気にならない今作ですが、一応ここで物語はちょうど半分、折り返し地点です。
残りは4話(各話5部構成予定)と本編には全く関係ない追加シナリオを幾つか描ければなと思っています。
幾度にわたるプロット変更でここまでも予想以上に長くなってしまい、挙げ句の果てには連載開始当初に立てていたプロットの面影は最早見るも無残な姿になってしまいましたが、一応ここで簡単に今の状況を整理してみました。
冬馬→自分たちの今後の活動に向けて不安を抱き始めている。
志保→冬馬への気持ちに気付き、恋愛対象として彼を見始める。
恵美→琴葉と冬馬が両思いだと思っており、二人をくっ付けようとしている。
琴葉→冬馬のことが好き(そこらへんん掘り下げは次回の予定)。
翔太→あざとい。
北斗→チャラい。
といった感じです。
現時点で冬馬は志保を異性の対象としては見ていません。自分に尊敬の眼差しを向けて素直に応援してくれている、よき理解者兼ライバルのような立ち位置だと思っています。一方志保は既に自身の恋愛感情に気付いており、その気持ちの着地点を探し始めています。
ここからラストまでの4話で、恵美と琴葉の勘違い、北沢一家の問題、冬馬と志保の関係性、そしてジュピターの今後、等の内容をぶち込む予定のためかなり内容を詰め込むことになりますが、二人の気持ちの変化を含む物語の動向を楽しんでもらえれば幸いです。
ここまで約13万5000文字、完結時は20万字でとどめたかったけど多分ダメみたいですね。
それでは引き続きよろしくおねシャッス!
次回の初投稿でお会いしましょう!